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レンアイチュウドク
チェリィ
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2001年12月08日(土)
やさしい気持ち

秋が終わる頃
彼の仕事が忙しくなってきた。
大きい仕事にとりかかってるらしい。
うまく連絡がとれなかったり疲れてたりで
いらついていた。
機嫌が悪いと一方的に電話を切ってしまう。
あたしは素直に受け入れてた。
本当はさみしくてかまってもらいたかったけど
何よりも仕事を優先してもらいたかった。
あたしのせいで仕事に集中できなくなるのはイヤだった。
機嫌が良くなるまで
仕事が落ち着くまで。
我慢しよう。
自分の気持ち抑えてできるだけ明るくしていた。

あたしなんなんだろう。

彼の為を思ってやっても
機嫌が悪いと相手にされず。
それでもいつかくるかもしれない電話を待って。

ちょっとだけ 疲れた。

心開いて欲しかった。

疲れててもいい。
愚痴でもいい。
言って欲しかった。

この距離では話を聞くことしかできないの。
なにもしてあげる事ができないのに
自分から壁つくるのはやめてほしかった。

雪がちらついてきた頃
ようやく仕事が落ち着いたようだった。
大きな仕事一つやり終えて彼は満足そうだった。

ほっとした。
またいつもの彼に戻ってくれる。

何かの話からか 最近泣いた事ある?
なんて会話になって
最初はだれが泣くか。なんていってたけど
ん・・・一回だけある。って彼の答え。
いつ?・・・・聞かなくてもいいこと聞いてしまう。

大きい仕事終えてほっとした事と
子供ずっとほったらかしにしてた事
考えたら泣けてきたらしい。

・・・・あたしは何を期待してこんな事聞いたんだろぅ。

聞かなきゃよかった。

今度は自分から壁をつくってしまった。

所詮あたしの存在はこんなもんだ。

さらにちっぽけな自分。

自分の位置を確認した寒い冬の日。


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なけない女のやさしい気持ちを
あなたがたくさん知るのよ
無邪気な心で私を笑顔へ導いてほしいの
ぎゅっと私を抱きしめて

そう、いいかげんな男が あなたの理想だとしても
この愛が自由をこわすって?
でも勝手だってしからないで

なれないあたしとあなたの間に
こんなにわがままいいですか?
言葉でいわなきゃ今すぐいわなきゃ
そんなのしらないわ
もうあたしをとめないで

ラララ あたしと踊ろう 毎日ちゃんと
この手をムネをこがすような あなたのその存在が
もうあたしをとめられない

手をつなごう 手を ずっとこうしていたいの
おねがい ぎゅっとあたしを抱きしめて
もうあたしを離さないで

手をつなごう
愛でも何でもキスでもいいから色々してたいわ
もうあたしをとめないで もうあたしをとめないで

ーCHARA やさしい気持ちー






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