嫌いな食べ物「キュウリ」
感覚が私に追いついて行かない、ことが時折起こる。
嗚呼こういったときに、あの時私は何をしてただろうか。
そういやこんな風に友達に言ったこともあった。
「その頭が、このまま角に当たって血が吹き出たらどんなに楽しい」
そうして其の侭行方知れずだ。
やぁ、と笑って会えるのが良い。もう、其れ以上望むのは痛い、余りにも。
じゃぁこう言おう。
私は大人になったのでは無い、私は大人なのでは無い、私は落ち着いたのじゃぁ無い、私は静けさに漂うのでは無い、唯、もう、あれ以上、あれ程、何かに没頭するという気が無いだけだ。
こういう時に浅はかに私の端くれを揺さぶるものに出くわすと、私はそっと振り向いて笑うしか術を無くすのだ。
こっちだ、こっちだ、あと何時間。御前は其処に居るつもりだ、と。
さて。クロード、君は私の言うことが分かるか。分かるか。
さくま