愛より淡く
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夫が時々持って帰ってくるキャンディーがある。
星型をしたとっても美味なキャンディーなのだ。
私は特にエメラルドグリーン色のキウイ味が好きで、
キウイ味が口の中にある間、めちゃめちゃはっぴーな気持ちになれるのだ。
もうね。それはいっしゅのエクスタシーに近い感覚で、
「やん、なんておいしーのーーしあわせ〜らららら」
と、あまりのおいしさに、小鳥になって大空を羽ばたきたくなるくらいなのだ。
「おいしーおいしー」なんてさえずりながら。
きっと、キウイ味を食した瞬間に、私の脳の快感物質が過剰に分泌されるのかもしれない。
で。
夫にそのことを、めいっぱい感情豊かに伝えた。
「あんな。ときどき例の場所から持って来てくれる飴ちゃんあるやろ? あの飴な、これこれこうでかくかくしかじか(以下めいっぱいの感情表現で伝える)やねん。また持ってきてな〜ゥ」
そしたら、言ってみるものだ。
その翌々日くらいに、袋いっぱい持って帰ってきてくれたのだった。
もうめちゃめちゃ喜んでみせた。
それでも、夫の顔色はいまひとつ冴えなかった。って、いうかボヤかれてしまった。。
「この飴とるために、わざわざ入らないとこ行ったんや。もっともうかるところに行くつもりだったのに。」
というような内容だった。
私はなんとなくその心持ちがうれしかった。
私のために、美味なるキャンディーをもらおうとして、わざわざ入らないP屋さんに行ってくれるなんて!!!しかもかなり遠方らしい。
そこに「愛」のようなもの?を感じて、温かい気持ちになれたのでした。
おーまいハッピーキャンディー
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