愛より淡く
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2002年11月29日(金) 思いっきり夫婦ゲンカ  その1 意固地な女



そういえば、昨日はうちらは、思いっきり夫婦ゲンカをしたんだった。


私の何気なく放った一言が夫の逆鱗に触れてしまったもよう。

熱々の味噌汁を口に運んでいる時に

「なんだとぉ!!!」と

後ろから頭をはたかれたので、

熱々の味噌汁がその拍子にこぼれて、
左手と左足とテーブルの上にあったチョコレートパンの上に
モロにかかった。

あじーーー!なにすんのん!あほ〜

熱さと痛さと驚きで思わずそう叫んだ。

「なんでよりによって味噌汁飲んでる時にはたくのんさ。
わざとやって大やけどさせるつもりやったんやな。
ぎゃあぎゃあぎゃあ」

パニックになって、ヒステリックに泣きわめいていた。



中略(しばし激しい言い争いが展開される)




「せやったらひと思いにはよ殺せ〜殺しなよ〜
死んだほうがましやわ〜ぎゃあぎゃあぎゃあ」←すみません。半狂乱状態^^。


「あんた冷静になってよう考えてみなよ!何で俺を
ここまで怒らせたんか、考えてみなよ!」

言い過ぎたのはよくわかっていた。しかし引っ込みがつかなくなってしまっていた。

「私はなんも何も悪くない。あんたが、あやまれ。あやまれ。あやまりーさ。やけどしたやんか。」

もうハチャメチャだった。

「その熱さに懲りてもう人を傷つけるようなことは
言わんことやな」

そう言って夫は向こうの部屋に消えた。


「逃げるな!あほ、おに、ぎゃおぎゃおぎゃお(支離滅裂)」

夫は戻ってこなかった。

落ち着きを取り戻してから、私は夫を相当傷つけてしまったのかもしれないと思って反省した。だけどもう遅い。どないしよう。


数時間後


夫が買い物から帰ってきた。

機嫌の方はすっかり元に戻っていた。

そして私を見るなり照れくさそうにうれしそうにして

「あんた風邪やからこれでも着てあったまってもらおうと思ってさ」

と言いながら、今買ってきたらしいものを袋から取り出して私に見せた。

それはセラミック織りの肌着(2枚組み)だった。

私は、素直に「ありがとう」と言うべきだったと思う。

なのになのになのに、またここで






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夫は、すごく悲しそうな顔をした。

ごめんなさい。ここに深く懺悔します。って意味ないですよね。

あああ。


つづく






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テキスト庵さん