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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
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2007年11月06日(火)
形作る要素。


主人公の属性は、大抵火か風ではなかろうか。
えらいどうでもよさげな話でしょうか。実際身になる話ではないのでしょうが。

一応四大元素の上で今回は考えをのたまっていますが、属性なんて色々分割されたり例えば星座を元にしてみたりと力も多種多様ありますからそれらは又別途として。
尤もそのどれにも入っているのが四大元素であり、FF5の考え方で恐縮ですが、火、水、風、地。
自分の苦手とする熱血主人公も多く含む、火が矢張り主役級な事が多いような。派手な印象、攻撃的なイメージからでしょうか。
ただ、プリーティアでそれに相当するリーフェナイトが熱気であった時、自分は始めてそこに火がある不自然さを感じたり。
水も、風も、地も、ただただそこに始めからあるものだけれど、火だけは、何かしらの作用が働かなければ、間接的にしか起こり得ない訳です。
マッチをするなり、雷が落ちるなり、きっかけが必要であって、最初からあり続けはしない。目から鱗です。豪凄い。豪はナイトの名前です。一応ちなみに。
寧ろそんなところにも惹かれて火の力を操る主人公が多いのか兎に角、多いったら多い。

次の風は全くの主観で、いや火だって主観ではあるのですが、若しかしたらエアギアのイメージが付いているのやもしれません。尤も彼は大空系でしょうか。リボーンのツナもそうですね。
空と繋がるパイプだからか、全てを翔ける事の出来る自由度からか、例えば水は地に阻まれてゆけない場所も多く、地もまた然りです。一応はそのどれにも邪魔立てされない位置付け。
更には目に見えないくせに一番なければならないもの、という点もポイントでしょうか。一応自分の脳内話彼是の中にも風主人公がいるのであまり突っ込んで話したくないのですが(じゃあやめればいいじゃないか)、水が無くなっても、何日かは生き延びれますし、大地が無くなっても(という事は基本的には水(もっと言えば海)の中に落ちると言う考えの下)何時間かは生き延びれますが、風、風が含む空気、つまり酸素がなければ何分も生きてはいけません。これって最強じゃないでしょうか。
火というのが熱気に相当するのだとしても、例えば体温の低下が招く死より窒息死の方が確実に早いかと。矢張り酸素を含む風より重要度が高いとは思えません。

逆に、水や地の主人公と言うのは、少数と言うのみならず癒しや育みを主とする展開を以てしか進まない、防御や受動系が故、抜擢されないのかなぁと。
更に言えば女性が多い気がします。癒し属性というポジションからでしょうか?
レイアースの風ちゃんはその名の通り風を癒しにも駆使しますが、風はそういった両面的性質を持っていても不自然無く、逆に火が癒しにはなり難いかなと。精々壁とか。
地は、地と言うよりそこに根を張る植物的な力が多く、これも両面的に当たるでしょう。地自体の力って、あまり特筆された記憶がありません。大地を割るとか、岩を出せるとか、それくらい? 知識不足です。
両面的に関しては勿論水もですが、寧ろ水こそ両面的なのでは無いだろうか。
取り敢えずここまでぐだぐだ考えていて主人公に火が多いのは、そういった自然界を取り入れるに当たって一番の攻撃力を誇ると見紛う属性を他の仲間や敵に与えるとピンチっぽくなるからでしょうか。蝶邪推。
また人が道具から作り起こせる力、というのも重要か。歴史の教科書なんかで荘厳に教わった気がします。
風が息、水が彼是、地はちょっと思い当たりませんが、そうして自らは生み出せない力、けれど道具を使って生み出せる中では即座に武器として使える力。風は精々団扇とか使ってのそよ風程度じゃないかなと。
切っても切れぬ仲ってやつなのでしょうかね。それって火だけじゃなく全部そうですが。意味合いとして、実際に切れないとしても。


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