戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
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2007年10月19日(金) ■ |
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我が愛の一角。 |
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誰が一体楽しみにしているのやら最新漫画購入情報。しかし最新ではない漫画も入ってます。時折、時折古いのに手が出したくなります。 中でも、ここ六回程タイトルに惹かれ手にとってしまう本があり、絵も好み、裏表紙のストーリー粗筋も面白そうだとは思いつつも、一巻と言うところが踏み止まらせます。 お前何を今更ですがもうそれだけ引っ掛かっているなら買うべきだろうか。寧ろ覚えるべきなんでしょうが。次回も手に取ってしまったら考えます。 ただ位置が変わらないので直近の六回目は若しかして……と実は疑ったのでした。あるのか次回。 更に余談をいえば、購入を迷った際裏表紙に粗筋が無いものはやめておきます。個人的には、あった方が良心的だなと。尤も、あっても微妙そうであれば矢張り購入は取りやめるのですが。そして無くても気に入れば買うのですが。埒が明かない!
・シューピアリア 5巻 キターーー!! エクサ、エクサ、エクサ!! やばいよなんだよこのラブコメ!(その表現は果たしてあっているのか) 念の為言っておきますがエクササイズをしている訳では御座いやせん。 あんまり善人善人過ぎるが故悩みや迷いを知っていても疑いそうになる中、幾ら御して見せても正義感だけではないと、いいよねそこ! ハイパー・エクサの誕生を大手を振って祝おうではありませんか!! 勿論一番のポイントは収録ラストの赤面エクサ。くっそー、なんだこのラブコメ!(だからその表現は略) そして一番の問題点であり重要点でもある事実に、これからどう向かってゆくのか。ここが暗示されだしたという事はもうすぐ終わってしまうのかしら? いつもいつでも物語の終わりというのが匂い出すと、一抹の寂しさと、だからこそ知りたいと言う矛盾が生じます。後無闇にだらだらやって打ち切りになるくらいならと言うハイスピード希望と、出来るなら長くその終わりまで見続けていたいと言う矛盾も。 ところで魚を焼いて食べるのはエクサ的にありなんでしょうか。いやまぁ、生きる為なら仕方ないですし、エクサが何処かでそんな事を言ってれば納得はしますが。あれだけ無殺論者なのだからして一種の矛盾ではあるのかなと(それは意地悪というものだ)。脱字が気になるとかは内緒内緒。忙しかったんだきっと。
・ヴァンパイア十次界 9巻 これが今更本です。買ったんだと思っていたら怪しい雲行き、特にこれは本誌で内容を知っていた分、より。仕方が無いので兄上様に確認を取ったところ読んでないそんなスパイラル最終巻と同じに分厚いラストなんて読んでないと文句を言われたので揃えました。 好みなのは事実ですが、というか余すとこなく好みばかりですが、矢張りぐっと苦しくなる話です。スパイラルといい、原作者には虐められているような、趣味が丸バレなような、ピンポイントに急所ばかり突かれて困っています。 救いのあるとされる、けれど残された者に与える痛みの程といったら、バッドエンドに程近く、何故この人はこうなのだろうと。重ね重ね言いますがそこんところまで自分は愛してますよ。
・OVER TIME 3巻 今更漫画二本目。しょっちゅうタイムの部分をドライブと間違えます自転車漫画の。あれもすきです。実は買ってますが最新刊との間に何巻抜けているのやら把握出来ずちょっとどつぼです。十巻は買った気がするけど、その前を買った気がしないってのはどういう了見なんだ一体。 それは兎も角、やっぱり、もうちょっとどうにかならなかったんだろうか。画力も話の造りも好みだったのでもっとちゃんと見たかったです。スポーツ撲滅派の自分が敢てわざわざ買ってるんですからそれはもう期待したのですハンプティダンプティ。 そんな哀愁から最終巻を買ってなかったのですが遂に、とうとう、揃えてみました。カインといい、初めから集め始めてみたジャンプ系が脆くも崩れ去っているのでまるで呪いのようです。
・この向こうの向こう側 5巻 ヴィリッドの運命はきっと、彼の願い通りでは無いのだろうと。特攻前に今度結婚するんだとか言い出す人並みに匂いは感じていましたが、それでも矢張り、報われない。 なんでかなぁ。そういうもんだと。いや不穏なフラグの方程式話ではなくて、多分人生の始まりから、そういうものだったんだ。でも、人と出逢う事で変調の兆しを見せるのも運命の名であり、彼にして出逢いからが人生であり、であっても迎える結末こそ運命の名であり。 ほのぼのしている筈なのに織り込んでくるシビアさの一端であるヴィリッドが、ある意味では過酷を極め一つの終焉を見た以上、此方もじきに終わりが見えてくるのやもしれません。はぅ。
・君と僕。 4巻 緩々ほのぼの日常ギャグ、とでも言うべきか、四駒からすきだったのですが、その四駒自体が相当量があったように感じるのは単なる気のせいだろうか。四駒掲載時はレースみたいに他のギャグ作家(と思っているんですがどうだろう)と頁を争う節があり、毎月載っていた訳でもないから矢張り思い込みかな。 なんだかもう、畜生可愛いなぁと、見ている方に学園生活を髣髴とさせるというのはそういう学生漫画として大成功なんじゃなかろうか。尤も自分の場合としては髣髴より想像のが正しいのか? 祐希と花代のメモリアルはなんかもう歯痒過ぎて悶えてしまう。恥ずかし過ぎず、でも地道に浸透している感覚、嗚呼悶える。何故変態っぽい発言しかしないのか。いや出来ないのか。問題だ。
・成城紅茶館の事情 どんな理由でだか忘れましたが何故か検索中辿り着いた異性化に付いて研究する頁で絶賛を受けていた漫画だと気付いたのは一話目を読み終えた辺りでした。遅いんだかどうなんだか。 かなりハードで何故年齢指定を設けていないのかと疑るぐらいですがいやきっとギリギリ微妙なところを保ってるんだろ、う?(疑問系) はっちゃけっぷりは好みです。 が、どうも尻切れトンボで終わった感が否めないような、もう一話二話ラストの締めくくりに欲しいような、物足りない感じ。濃厚な漫画なのにその読後感、いやだからこその感傷やも。 取り敢えずかなりのジェンダーフリーっぷり、というか同人誌っぽい匂いがぷんぷんです(笑)。
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