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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2007年10月06日(土)
優しくない奴みんな果てちゃえ。


それでも世界は回るのだから。でも物騒だよ。
守銭奴で偉そうで糞生意気な奴の御高説など聞く耳持たないと迷惑を蒙った被害者と認めてすらくれない。
そりゃそうだ、事情も内情も知らず自分の勝手な都合だけで口を挟むなんて恥知らず、失礼極まりない。口さがないよりは諦めにでも黙っていた方が、余程。
大体にして罪は認められても罰を受ける度量もない奴に期待する事なんて何一つない。
この場合の罪が計画性のなさと何処までも甘ちゃんな性格にあるなら、受けるべき罰は振り回された者の悲鳴を聞く事だけだろう。
言われていやな事は自然聞かないようにするものだし、苦言を呈されても有難くは無いものだ。
金を貸さない奴の話なんかより一層聞きたくないだろうし仮に貸してくれるのだとして仕方がないと、それでも矢張り聞き流すんだろう。
晦渋に喋っていなけりゃ収まらない、程でもないのだけれど。

まぁ、仮に自分に優しくない人を排除したところで、実際大差は無いでしょう。何故なら大半は優しいも何も見も知りもしない、どうでもいい。そういうものなのだから。
だけど確実に変わった世界で生きていたら又、優しくない奴も出てくるだろう。それらもいちいち取り除いて行く方がより困難で労力も計り知れない。
排除したって意味が無いんだ。乗り越えるとか、抜本的な改革とか、しもしないで。

でも尻の毛まで毟られて文句一つ言えないって何。
いつからそんな間柄になったというの。いつの間にそんなにも優位に立たれたというの。
いつかの罪を忘れ当たり前のように過ごしている事が、奇跡だと何故思わないのだろう。
無気力と無関心と、ある意味では欠けているが為に保たれている安寧の意味も知らずして。


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