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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2007年08月24日(金)
気紛れ日和。


お財布を忘れてしまってさぁ大変。
いや家に忘れて来てしまったというだけなので大した事でも無いようでいて、鍵付きなので(他に日常的に持ち歩くもので鍵を付けられるものが見当たらなかった)(でもどっちも無くしたらかなり困るから変えた方がいいんじゃないだろうか)(身に染みました)朝は家に居た兄上様が出掛けでもしたら金も無いのに外で時間を潰さなくてはならないのでやっぱり大変です。
幸いケータイだけは持っていたので出掛けるなら財布を届けてくれと連絡、そして働いている最中彼がお店にやってきました。

兄上様「例のブツですぜ、旦那。」
氷室「うむ、御苦労。今回の働きは上の耳にも入る事だろう。」
兄上様「有難き幸せ……」

まぁ何やってんだって会話。お客さんが途切れていて暇だったという事もありますが二人の間でただ受け渡すだけではつまらないという電波が通い合ったのでしょう。
いつでも何処でもこの調子でボケあっています。時に出したボケをツッコみ合います。いや兄上様はTPOを選びたがりますがたまには羽目を外したいんでしょう。
しかし横でその会話を聞いていたマネージャーとしては不審過ぎてどうしたもんやら困り顔でそっと話しかけてきます。

マネージャー「ねぇ、それ、何?」
氷室「見ての通りのものです。」
マネージャー「いや、でもさ、なんかこう、会話が……」

男性陣の中で唯一とも呼べる、親しみ易いマネージャーですからもっとからかってやろうと思いつつ引っ張って白い粉の取引とか思われたらいやなので正直に告白してみましょう。

氷室「財布を忘れたんで届けて貰ったんです。」
マネージャー「いやでも、会話が……」
氷室「兄と自分はいつもあんな感じです。」
マネージャー「………へぇ。兄妹、なんだ……………」

なんなんでしょうかこの反応は。そんなに似ていなかっただろうか。昔は似てるねぇなんて誰も彼もがお世辞で言って下さったものですが。
別にお世辞とも特に取れないあれでしたが修学旅行の写真を見て似過ぎている事実を考えるともっと微妙になります。
それは兎も角、以後数分なんだかマネージャーが微妙な視線を送ってきたのは、さては仲間に加わりたかったんだな?
引かれたとかそんな事知らない気付かない気にしない知らない気気にしない付かない!orz


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