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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2007年03月08日(木)
なんでまだ君をわかれないままなんだろう。


出前がすき。電話一本で自宅に、頼まなくちゃ届かないような料理が届く魔法。
但しその為の電話はやっぱいや。受け取る時の、寒い玄関口でのやり取りも苦手だ。
店に食べに行くのも好きだしものによっては自分で作ったりもして、それでも出前もすき。選択肢の一つ。
そんな自分に向かって彼はこういうのだ。
旨さの絶頂たる作り立てからどんどんと時間を掛けて不味くなるだけのものを、おまけに運送料やらなんやかやで値段も上がっていると噂のものを、敢て頼む理窟が理解らないと。
ま、そう言われりゃそうなんだけど、さ。なんかむなしいな。
些細な事を穿り返すのがすき。誰も気にも留めやしない瑣末にスポットライトを当てている自分が変人と一線程度の差しか無い偉人にでも思えるんだろうか。そも、そういった真実を、言わなきゃいいのに、言わなくても判っている暗黙の了解、舞台に引き摺りだすのは概ね自分の役目であるというのも。
その基本構造からか、その不変を覆されるからか、単純に飯前のテンションが下がるからか、そう言われたって出前の人を付き返したりはしないしおいしく食べるけど。なんかむなしいな。

面白いって言われたら、たったのそれだけでいいんだろうか。満足して終わりを求めても、いつまでも何処までも苦しむなんて、阿呆らしくていやになる。それならどうして抜け出せないのかといえば、まだ終わりだと、云われないからだろうか。それとも認めて、いないからだろうか。


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