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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2006年12月31日(日)
終わる頃にもう一度。


遠くへいけないのなら、何故何処かへいきたいなんて願うんだろう。
明確じゃ無い何処か、足を動かしてへこたれるぐらい歩き通して。
山なんかだと明確な終わりがあっていいかもしれない。
もう何年も前にハイキングコース程度の山を登った時、達成感があったのかどうかなんて思い出せない程度の思い出、それでも少し高い位置から見る絵は素敵なものかもしれない。期待しない程度で臨めば、期待以上のものが叶うかもしれない。
海へ行くのもいい。水着よりはウェットスーツで。穴場なんて知らなくたって広がる海に溶け込んでしまえばそれでいい。見知らぬ土地でも住み慣れた街のいつもは曲がらない角の先でも、いってみたい、そんな気がする。
どうせ遠くへ、いけないのならどうして。

なんてぶつくさ言っていてももう年末です。だからどうしたといわれればまさにその通りであり寧ろ自分から率先してそういった気の無い発言を繰り返したりもしますが、営業時間が短くなるお店や手の冷えが強く増してくると、それなりに期待と不安が入り混じったかどうかは本人の塩梅、たった一日を越えるだけで、たった一つの数字が変わり、たった一つの年を過ごしただけで、おめでとうと猛る街。
馬鹿みたい、すかす事も有るけれど、きらいじゃないよ。そうさ、きらいじゃ、ないんだ。


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