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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
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2006年12月24日(日)
聖なる夜とかこれっぽちも思ってない。


現在自分が平日受け持っている早朝の時間帯というのは人気が低く、主婦層の方々はお子さんの世話がありますし大体は夜勤の型が延長して下さっているのですがお一方だけめげずにいやいや別に何にへこたれる訳ではありませんけれども、引き受けて下さりだからこそ最近親密になったモエさんと共にやる曜日は、そういう地域なのか他の曜日より客の数も少なく、割とのんびりしています。
といってもただレジに突っ立っていればの話であって、やる事は色々とあるのでこなしていればそりゃもう目まぐるしく過ぎていく訳ですが。

うちの店では年中おでんが置いてありますがつまりそれが売りな訳で、この時期ともなればおでん重視、かなり盛んにこれに力を注いでいます。
味を保つ為に何度か汁変え、文字通りスープを変えたり器を洗ったりする作業で、自分は出来ればやりたくない、理由は眼鏡が曇る、外せば具が認識出来ない、現実的にも少し都合が悪いもので、いつもパートナーの方がそれを行なっています。
そんでもってコンビニでありながら何故か皆様レジに立つのが好きじゃないらしく、モエさんは自分と同じで特に好きも嫌いも懐いていませんが夜勤の方はいやなのだそうで、大半自分はレジ周りの作業を行なう事で時間一杯過ごしています。モエさんとの間は彼女がレジを兼任してくれるので店内を回る仕事を。
彼女は殆どの時間帯でやった事があるそうで、朝は人がいなくて楽ちんねー、と感想。お昼時は兎も角午前中も午後も割合手隙な時間は多いのですが、朝はそれが矢鱈と顕著で、混む時はわっと混みますしそうでない時は途切れない程度に。
故にその意見は正しくもあるのですが、なんだろう、かちーんと、思ってしまう時もあったり。
別に誇りも何も懐いてはいないのですが高がバイトですからね、それでもなんだろう、結構齷齪絶え間なく、暇な時が無いよう自分は動いていて、制限時間一杯無駄に過ごさないようというそれも一種の貧乏性、日々効率を考えているのに、あっさり簡単と言われてしまうと、なんだかすこぶる、言い難い気持ち。
怒りとかではないのだけれど、そう思うのならば思うなりにテキパキ動いてくれたらいいのにと。
いえね、モエさんにとってのお仕事と言えばおでんとレジとで手一杯ですから他にどうしようもありませんし時間内に終わらせる為に早くから出勤しているのは素晴らしいと思いますしなんつって自分も規定より早く来て作業しているんですがそこは作業が鈍足なので取っている措置であってモエさんにしてみればおでんが途中でも誰かしら引き受けてくれますから絶対の必要があっての事じゃない、自主的な精神は皆尊重しています。いい事だと思います。
であっても、そういった努力がいるのならそこまで簡単に、暇だね、と言って欲しくなかったというか。
そう、まるで自分がずっとやってきた事もあんたの手際が悪いだけなのよと言われているみたいでその通りとぐうの音も出ない時だってあるけれど、一緒にやっていくのなら、飲み込んで欲しかった。
神経質とか繊細とか冷やかしが入りそうですが、なんだろう、思っても言わない事が、配慮なんじゃないかと何処となく、考える部分がある訳です。

しかし翌日つまり今日、輪を掛けて人が来なかったのでうっかり自分も暇とか呟いてしまいました。
相手はモエさんではありませんが、その方もおでんで手一杯で、つまり自分はレジに張り付いていないといけない訳で、それでもやる事探せばあるんですが、今着手してきちんと終えられるのかという微妙な時間を取る作業が殆どで、なんというか、結構無駄に過ごしてしまったのが癪。暇と言ってしまったのが癪。しゃくしゃく林檎よりは梨が齧りたいです。え、何の話。


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