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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2006年11月23日(木)
君の事が好きだった日。


簡単な振動でマウスが動いたり、或いは弛んでいるコードが自重で徐々に徐々に下がっていって、
諸々理由はあれどしょっちゅうスタンバイにしていた筈のパソコンはいつの間にか稼動している。
特に最近は猫の秘密通路が本体真横に出来ていたりしてそこを通るたんびに起きますし、
なんで開通しちゃったかなぁ。そこから通じる道は剥き出しのビデオテープに彩られたコードの本山。
つまり無闇に寝転がられて引っこ抜かれでもしたら況して小便垂れられたら困る訳です。
但し寝床に決まっている位置にはそういった粗相を仕出かさないので、まぁ自爆的感電は無い方向で。
考えたいという希望的観測でもありです(笑)。いやまじ勘弁願いたいのですが。
それもこれも元はといえば、何故か毛嫌いされている父君様を使っての甚振りがあまりに楽しくって
毎日と言っても過言では無いくらい頻繁にシャーシャー叫ばせていたせいで、
現在の主な寝床が安住の地では無いと流離わせてしまった、結果なのかもしれませんが。
したらもうこれ完全な過失ですね。だっても、あんまり楽しいんです。この生粋のサドめ。よく言われる。
顔見るだけでどころか足音で完全に区別が付いているようで、分厚い扉に閉ざされた玄関の時点で
自分の場合はお出迎えもあり、兄上様の場合は一瞬びくっと立ち止まっては知らん振り、
そして宿命のライバルか天敵と言って過言では無い嗚呼なんて悲しい拾い主には
すぐさま逃げ出して家の一番端っこを陣取ります。そこもまた彼女の一つのスペース。
牙向いて耳ぺったんこに引っ込めて体丸くして唸り声上げて怯えてます。超可愛い(酷)。
ちょっかい出してから三十分してもまだ唸ったりしてるんですよ。いやぁ一体幼少期何をされたのか。
よく言うじゃないですか、三ヶ月だか三歳までで決まると。取り敢えず三って数字はあった気がする。
今日も今日とて、今度は新しい場所から追い出す為に頻繁に虐め倒してますが、
これも一つの愛情表現だとしたら、自分の行く先は女王様しかないのだろうかと
たまに本気で心配されます。父母両方に。頼むからもう少し健全な妄想を願いたいもんです。
自分でする分にはそれこそご勝手にですが、他人に彼是考えられると、
どうも現実味を増している気がしていやだ。自分以外の第三者もそう思っているのだと知ると、
ほら、リアリティといいますか、それこそ本気で心配される進路なのかと。ね。
なったらなったでお気楽極楽、そういったものが厭だとかいう訳でもなく、
又到ってジョークではありますが。が。嗚呼なんだか危ういなぁ。そんな危ういっていやだよ僕(笑)。
ちなみに我が家で観測された記録によれば、父君様の帰宅五時間以内は滅多に姿を現さないという。
データも無く適当に口にしたそれを一週間掛けて見守っていると本当にそれっぽいので素敵。


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