それでも、人が好き - 2002年03月05日(火) 久々な人に久々に会ってみると、会ってなかった時間が 一瞬で縮まるから、とても面白い。 何気ない会話の一つ一つにも、程良い距離感があって、 本来、気の置けない人と会って話をすることの醍醐味は、 ここに尽きるんじゃないか、と思う。 自分は比較的人と距離を置く方で、その割には自分の 持ち札を一挙公開してから会話に挑む(挑むってのも なんなんだが)し、加えて相手の話を一通り受けてから 応えを返すのだが、自分が返す言葉が相手の望み通り なのかどうか?ということは最近よく考える。 要点をまとめて、上手く内容を組み立てて、答える ということは、とりあえず仕事である程度のコツを 掴んだような気もするのだけれど、何気ない会話に わざわざそんなことを持ち出すこともあるまい。 だが、何を自分に求めているのかは、常に意識している。 人との出会いは一期一会。確かにそう思う。 永遠なんてものは、ありえない。 それでも、ただすれ違う人が圧倒的多数の中で、 何らかの因縁で以て誰かと出逢うということは、本当に 奇跡的だ。 時間はお互いに限られている。限られた時間がどれくらい 「忘れられない時間」になるか?そのために、 出来うる限りのことはしていこう。 今までが、あまりにもおざなり過ぎたから。 ちょっと前の自分からは想像するのも甚だしいのだけれど、 人と会って話をすることが、今は非常に、楽しい。 それが仕事の取引先への電話であっても、相手の反応を ある程度予測しながら話を進めていくのって、ゲームみたい。 会話が上手く噛み合うと、思った通りにいくことが多い。 予想外の展開になるのは、自分の引き出しに情報をちゃんと 仕入れていなかった場合だ。 先にも書いたとおり、持ち札を全て公開してから会話を始める タイプの自分は、予想外のものに対しては弱い。 そのためには、引き出しへの仕入れを怠りなく。 常に好奇心と向上心を持つこと。 常にあらゆるものに目を向けること。 常に何かを発見できたことに喜びを感じること。 常に道筋を多く持っていること。 そんなわけで、自分は散歩が趣味だったりするのだ。 ...
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