天国の扉
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2010年01月27日(水)




23日
ナチュラルハイは落ち着いたようだ。
睡眠は浅かったらしい。
痛みは痛み止めで治まっているが、体を動かすと、攣るように痛むらしい。
午後一番には両手の点滴が取れ、湯冷ましを飲む。
飲みこむのが恐かったとのこと。
ちゃんと飲めて一安心。
ガスも出る。やたらとお腹がすいているらしい。
咳は出るけど、痰があまり出ない。
これは良いことなのか、悪いことなのか。
肺はとても綺麗な状態だったらしい。
そりゃ煙草辞めてもう20年以上になるものね。
家で煙草を吸うのは私だけだったし。でも、私も主人や子の前では吸わなかったし。
立ち上がり、歩く練習。部屋の前の廊下をちょっと歩いてすぐに戻る。
夕食には全がゆ。おかずは生姜焼き。
いきなりお肉が出てきてびっくりした。
おかずはまったく普通なんだもの。
おそるおそる一口二口食べて終了。
やはり夜眠れなかったらしい。
私はと言えば、前日簡易ベッドで腰が痛くなったので、主人の病床の隣の床に新聞紙をひいて布団を敷いた。
手を握ったりできて、よかった。痛かった腰や足がずいぶんとマシになった。
最初からここで寝ればよかった。

24日
6時に目が覚める。
朝ご飯は完食。点滴抜けているから水分をいっぱい取るようにと指示を受けたので、ポカリを何本か買って常温のままにしておく。
お通じはまだないとのこと。
午前中にドレーンと尿道カテーテルもとれる。
これで残るは痛み止めだけ。
痛み止めの錠剤も処方されて、毎食後飲むように指示される。
午後には少量だけどお通じもあったようだ。
この日は3回廊下を歩く。ちょっとずつ距離を伸ばしながら。
部屋に戻るとどっと疲れるのか、痛みが走るらしい。
見ていることしかできない。
せめてもと、足のマッサージ。
昼食も夕食も完食。
順調。
でも、夜はやはりよく眠れないとのこと。

25日
痛み止めがとれる。
これで繋がっている物はすべてなくなり、身軽に。
痛みはまだ続いているが、長時間ではなく、身体を捻ったり、疲れると攣れるような痛みが起こるらしい。
食事はすべて完食。自分でトレイを運ぶ。
廊下を歩くのも辛そうではなくなった。
熱も平熱に。
予定通り私は帰宅。
トマト鍋を作って、塾から帰ってきた子どもと遅い夕食。
眠れそうになかったのでビールを買ってきて飲んだのだが、眠れずに日記書いたりしていた。

26日
朝、主人からの電話で起こされる。
泊まり込みで疲れたのか、夕べのビールが残っているのか頭痛がする。
洗濯機を仕掛けて、生協さんの用紙を書く。配達日は今日なのだ。
頭痛がひどく、書き終わった後、少し横になったら、いつの間にか寝てしまっていた。
子どもの帰宅で起こされるが、まだうつるつらと眠い。
昼頃までうとうとして、ようやく頭痛が治まり、昼食準備。
主人からは何時に来るのかと何回もmail。
一通り家事を済ませてから行くから遅くなると返事をしたら、今日はお風呂に入れるから、私が来てから入ろうと思っていたとのこと。
先に入っていて下さいと返事をして、午前中回していた洗濯物を干す。
夜、駅前で待ち合わせをして一緒に帰ろうと約束して、子どもを塾に送り出した。
その後、生協さん。食材を受け取る。
お風呂に火を付ける。夕べはビールを飲んで寝てしまったので入っていない。
泊まり込み中も、軽く部屋のシャワーを使っただけだったので、髪も身体も満足に洗えていない。
寝室の湿気を飛ばすためにストーブを付ける。この家は本当にしけっぽくて嫌だ。主人が帰ってくるまで、湿気を逃がさなければ。
あれこれ済ませて病院に到着したのは17時になっていた。
主人は持って行ったノートPCで遊んでいた。
何やら会社の同僚から携帯にmailが入ったらしく、焦って返事をしている。
「おい、社長が来るって」
マジですかorz
結局、その後のやり取りで社長は会議で都合が付かず、実際に来るのは部長になりそうだとのこと。ほっと胸をなで下ろす。
明日はお見舞攻勢があるらしいとのこと。
その前に帰ってこようっと。
売店にのみものを買いに行ったり、夕食の様子を見たりして、面会時間の終わりまで一緒に過ごす。
夕食は普通のご飯になっていた。
駅前で子どもと待ち合わせ。
子どもと一緒に居酒屋でちょっとおいしいものでも……と思っていたら、閉店時間を過ぎていたので、コンビニ弁当になってしまった。
代わりにお菓子やジュースを大盤振る舞いでサービス。
タクシーに乗って帰宅。現在に至る。
少しは子どもも気晴らしになっただろうか。
私も眠れるかな……寝てみよう。

2010年01月26日(火)




22日手術当日。
昼過ぎに病院到着。
主人はすっかり術衣に着替えて待機してた。
今回は術後は個室にしてもらうように手筈していたので、引っ越し荷物もすっかりできていた。
13時の予定が13時15分になりますと言われ、予定時間に前回と同様に徒歩で手術室へ入る。私は入口で見送るだけ。
部屋に戻り、引越先の病室が空くまでしばし待機。
その間に、とてもよくしていただいた向かいの方に挨拶をする。
看護師さんが一緒に荷物を運んでくれ、病室の引っ越しもスムーズに終わった。
棚に荷物を詰めながら、ただ待つよりはこうして動いてる方がずっといいなと感じた。
ちなみに個室は冷蔵庫がついていて、使用料が無料(大部屋はテレビカードから使用時間に応じて料金が引き落とされる)。
洗面所にお風呂も専用。
テレビも大部屋の物よりよいものだった。
椅子2脚とテーブルもあり、荷物を置くのに十分の広さがある。

引っ越しがすっかり終わってしまうと、やることがなくなり、本を取り出して読みながら待つ。
うつらうつらする。
本を落として目が覚める。
これではいけない、と携帯のGameをやる。
うつらうつらする。
携帯を落としそうになり、ハッと目を覚ます。落とさなかった。

何度目かのうつらうつらのあと、主人がベッドで戻ってきた。
術後の処置の間、部屋から出て待つ。
時計を見ると、17時を過ぎたばかり。
予定では全部で6時間と言われたのだが、すごく早く終わっている。
今回は麻酔の覚めもよかったらしく、しきりに声がする。
看護師さんが部屋を出た後、主人の側へ行くと、すごくはっきりと目覚めていて、それだけでも前回とは全然違っている。
「痛む?」と聞いたら、「いや、そんなに」との返事。
まだ麻酔が効いているものね。
2人で話しているところに主治医の先生がいらっしゃって病状説明。

いつになくしゃべりまくっている主人。気管挿入されていたので喉が痛いと言いながらもしゃべり続ける。
ナチュラルハイ?
夜、やはり発熱。アイスノンを何度か取り換える。



      

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