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2008年12月29日(月)

ガッカリだよ



今シーズンのグランプリシリーズ、そしてグランプリファイナル辺りからうっすらと頭の片隅にあったのだが、この前の全日本選手権ではっきりと自覚した。


フィギュアスケートが面白くない


先シーズン辺りからのルール改正(改悪)で、回転不足がじゃんじゃん取られるようになった。ロングエッジ、つまりジャンプの際の踏み切りのエッジの使い方も厳しく取られるようになった。
フィギュアもスポーツなんだから、技術を正確に、という姿勢は分かる。それには賛同する。

だがしかし。

肉眼で見て回転が足りてる・スロー再生で見てもこっちの角度から見たら足りてるように見えてる(解説者が「今のは足りてますね」と言っていても、実際のジャッジでは不足になっていることがよくある)ものも、多角度から見て少しでも足りてなければ回転不足と判定するのはいかがなものか。

それだけならまだしも、例えば3回転ジャンプの回転不足と判定されたとすると、「できの悪い2回転」となり、3回転からのマイナスではなく、2回点からのマイナスとなるってのはどーよ?
コンビネーションジャンプの2回目のジャンプが回転不足とされると、単独ジャンプよりも点数が低くなることもあるんだよ。

そらぁ怖くて3回転ー3回転なんて跳べなくなるわな。3回転ー2回転を確実に跳んだ方が点数が圧倒的に良いんだから。

このルールのおかしな点がさらにあって、「回転しきっていれば手を付いても、転倒しても認定される→3回転からのミスに留められる」ということ。

一口に3回転ジャンプと言っても6種類あって、当然難易度が違うわけ。
最高に難しいのはアクセルジャンプで、ルッツ、フィリップ、ループ、サルコウ、トゥループのと続く。

ちなみにショートプログラムでは、規定でダブルアクセルとステップからの3回転、3回転からのコンビネーションジャンプをそれぞれ1回ずつ入れなくてはいけない。トップスケーターたちは、この3回転にルッツやフィリップを持ってきている。全日本では下位グループのスケーティングも観たが、トゥループやサルコウだった。やはりこういうところが上位と下位の違いなんだと思った。

閑話休題。
コンビネーションジャンプの2回目3回目は、ループかトゥループが用いられる。当然、ループを持ってくるほうが難易度は高い。しかし、難易度が高いということは「回転不足を取られやすい」ということだ。
なので、例えば3フィリップー3ループをクリーンに降りてもループがほんのわずか回転不足とジャッジされれば、3フィリップー3トゥループでバランスを崩して降りてきたりお手付きをしたりしても後者の方が得点が高くなってしまう。

どうです?
フィギュアが面白くなくなってきたでしょう?
クリーンに降りて、肉眼や1つのカメラのスロー再生で見ても回転が足りてるように見える難易度の高い3回転ジャンプをしてる選手よりも、目で見てはっきりよろける・手を付くなどしてる難易度の低いジャンプをしてる選手や2回転の選手の方が高得点。

これ、はっきりいって浅田真央の独走をつぶす作戦なんだと思う。
今まで回転不足を取られてなかったジャンプがどんどん認定されなくなってきている。せっかくトリプルアクセルを2回入れても、「トリプル」と認定されなければ「できの悪いダブルアクセル」なのだ。

真央ちゃんは本人比で毎年レベルの高いことに取り組んでいるし、ジャンプ以外のところでは確実に成長している。
なのに、得点は低迷している。一時期200点も超えるか(全日本では200点越えしているが国内大会なので参考記録)といった勢いがあったのに、今は180点越えるのがやっと。

いやね、それでもいいのよ。ジャッジが公正ならば。
回転不足を取るなら全員同じように取れよ。ロングエッジ判定するなら、全員同じように判定しろよ。
でもそうじゃないところが納得できねぇ。

さらに今のルールの曖昧な所。「加点システム」
各技の「できばえ」によって加点がつけられるのだが、これもジャッジのさじ加減ひとつなんだよね。
グランプリファイナルで、真央の「イーグルから入って、着地後にそのままステップに繋げているダブルアクセル」とキムヨナのダブルアクセル、加点が多いのがキムヨナの方ってどういうことよ?
キムヨナの加点に関してはその他全てそうなんだけど、高すぎだよ。

そしてこれはキムヨナだけのことじゃないけど(まあキムヨナに多いんだけど)、間違ったエッジでジャンプしてるのにロングエッジ判定されずに加点まで付くなんておかしなことも起きている。
こういうこと(ジャッジの主観によって採点が違う)がないように、採点方法を変えたんじゃなかったのか?

でも真央の凄いところは、「真央潰し」ともとれるルール改正(改悪)にもかかわらず、それに対応できちゃうところだ。ルールやジャッジに不平を言わず、真央はどんどんレベルアップしていける。ルールに胡坐かいてジャッジに文句つけている某国の選手は伸び代がほとんどないだろう。

それを思うとまだまだフィギュアファンでいたいと思うが・・・

フィギュアって各選手それぞれ違うプログラムで滑ってて、転倒した選手の方がノーミスで滑った選手よりも得点が高い、なんてことはよくある話。
それはジャッジがおかしいわけじゃなくて、元々の「構成点」が違うから。
こなさなきゃいけない要素は同じだけど、選手によってできる技とできない技がある。難易度の高い技ができる選手の方が構成点が高いのは当然なわけで。簡単に言えばA選手は(ノーミスなら)120点満点のプログラムで滑ってるのに対し、B選手は95点満点のプログラムしかこなせない。
いくらB選手がノーミスで滑ってもA選手には敵わない。A選手がミス連発しても100点取れればA選手の勝ちなのだ。
前回の世界フィギュアで真央が大コケしても優勝したのはそういうこと。ゆかりちゃんがスタンディングオベーションもらえるようないい演技したけど表彰台に乗れなかったのもそういうこと。
それぞれ持っている力量が違うんだから仕方ない。って言うか、それこそ公正なんじゃないか?

今回の全日本、フリーで真央ちゃんのトリプルアクセルは2回とも回転不足判定だった。しかし全体的なプログラム構成はどの選手よりも濃密で高難度の技満載だった。
それなのにフリーだけで見ると村主さんの方が得点が高いのだ。
えええええ〜〜〜〜!!!!の一言に尽きる。
サルコウとループ入れてないじゃん!!フィリップだって肉眼で分かるほどの回転不足だったじゃん!!ルッツだってロングエッジだったじゃん!!
しかしあら不思議、サルコウは回転足りてると認定され、ルッツも注意に留まった。

だから全員公正にジャッジしろと。
なぜ日本スケート連盟は村主さんに毎回毎回甘い判定をするのか分からない。
これほど国際大会と国内大会での評価が違う選手はいないよ。高下駄履かせてどうするつもりなのか?トリノ前の全日本と同じだ。あのとき村主さんに有り得ないほどの高得点を与え、優勝させた。そしてトリノでは全日本以上の演技をしたと思う。本人比では最高の演技だったと思う。しかし結果は4位。いや4位でも立派です。だけど気の毒なのは、「全日本では真央にも勝った。同じトリノ代表の荒川さんにも勝った」ことにより、正しい自己分析が出来なくなってしまったということじゃないだろうか。
荒川さんは新採点方式に対応するために「勝つため」のプログラム構成にしてきた。ひとつひとつレベルを取れるように、得点を積み重ねられるようにと(もちろん荒川さんの実力がそれを可能にした)。しかし村主さんはなまじ全日本で高得点を獲得してしまったために、このままで新採点でも通用する、世界でも通用すると思ってしまったんじゃないだろうか。(五輪4位は立派に通用してますが)
その証拠に、トリノの結果について彼女は「どうして負けたか分からない」「負けたとは思っていない。歯車が噛み合わなかっただけ」などと発言している。
そりゃそうさ。全日本であんなに高下駄履かされてしまったんだからね。おかげで彼女は五輪4位という立派な結果、そして直後の世界選手権で銀メダルという輝かしい結果を残し有終の美を飾れる所を、諦めきれずに「バンクーバーで金メダル」などという目標を掲げてしまったのだ。

でも、はっきりいって、今の村主さんでは今の世界には通用しないと思う。年齢だって重ねている。五輪で金なんて他のTOP選手たちがバタバタと倒れる以外に到底ありえない。グランプリシリーズでは表彰台に乗ったとはいえ、その大会のレベル自体が低かったし、村主さん自身の得点もそう高いものではなかったよ。

バンクーバー五輪の枠取りがかかってる世界選手権。
真央は別格として、残りの2人は安定しているゆかりちゃんか鈴木明子に行ってもらいたかった。安藤でもいいが、彼女は怪我もしてるし波が激しいので安心して任せられないところがある。なのでせめてもう一人はゆかりちゃんか鈴木で・・・。つーか、フリーの内容からいっても跳べるジャンプの種類からいっても鈴木選手を派遣するのが妥当だろう。
ゆかりちゃんは今回ミスが多かったので仕方がないが・・・NHK杯・グランプリファイナルと連戦で疲れもあったろう。
しかし国際評価としては村主さんよりも高い。世界選手権に3年連続上位入賞しているナカノではなくスグリが来た、となれば喜ぶのは他国だろうに。


あ〜〜〜というわけで採点基準もおもしろくないし、ジャッジの不公平さもおもしろくない。日本のマスコミが不必要に真央を下げてキムヨナを上げるのもおもしろくない。
次の世界選手権は心臓にも悪そうだし、ホント観るのやめようかな・・・

今のフィギュアが面白くないって思ってる人、他にもたくさんいると思うな〜

ご賛同いただけたらお願いします



2008年12月15日(月)

もやもやもやもや・・・・



今回のグランプリファイナルは言いたいことが山ほどあるんだけどキリがないので、ポイントだけ書いておくわ!!

・真央ちゃん、優勝おめでとう〜〜〜!!ずぇーーーったい2位だと思ってました、色々と。実力でもぎ獲った金メダル、そして歴史的なトリプルアクセル2回認定!!こんな快挙を成し遂げたのに「まだまだやれることはある」ってどんだけ男前なの、真央ちゃんてば!!

・小塚クン、初出場ながら銀メダルおめでとう!!フリーでは転倒が残念だったけど、ショートで1位で守ることも考えられたのに4回転に挑戦したのは感動しました。完璧な4回転ではなかったけど、国際大会で認定されて嬉しいです♪

・ゆかりんもトリプルアクセルに挑んだのが良かった!今回のフリーはちょっと精彩を欠いてしまったけど、こういう挑戦する姿勢が好きです。

・ミキティも4回転に挑んだ!!4回転だけじゃなく他のジャンプもダウングレードされてしまったりして得点は伸びなかったけど、本人が気持ち良く滑ってるのが分かって良かったです。

・って、これだけ日本人選手が頑張ったというのになんじゃい、マスコミは!!某国選手を持ち上げる話題ばかりで。試合前も真央との対決を散々煽って不愉快だったが、終わってからも尚酷い。ムキー!!
某国選手は嫌いではなかったが、今後は素直に応援できなくなったよ。(はっマスコミはこれが狙いなのか?!>まさかね)


まあ他にも相手がノーミスなら勝てないとか、観戦マナーとか、ジャッジのこととか色々アレコレたくさん書きたいことはあるけれどやめておきます。


とにかく日本の4選手は全員頑張った!!
またすぐ日本選手権が始まって連戦で大変だろうけど怪我のないよう、それぞれのベストを尽くせますよーに!

あ、これだけはどうしても言いたい。

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アレだけ体全体を使って表現しとるやんけ!!スポーツなんだから顔でだけ表現するのが表現力じゃないだろ・・・



2008年11月30日(日)

実は券をいただいたから行けたの



今日は12年目の結婚記念日です。絹婚式というらしいです。なんかやっとキレイな名称になった気がするわ(笑)

記念日当日には何もしなかったのですが、28・29と別所温泉に行ってきました。
観光地観光地してなくて、のんびりするには良い所でした。若い人は見かけなかったわね(笑)まあ、平日だしね。
泊まった旅館は温泉地随一の高級老舗旅館で、まーすごかった。かしづかれることに慣れてない私としては、身の置き所がないというか・・・(苦笑)
今まで何回か良いといわれているホテルや旅館に泊まったことはあるけれど、どこかしらガッカリすることはあった。たいしたことじゃなくても。例えば部屋の隅っこにゴミがちょっと落ちてたとか、大浴場の蛇口周りが錆びてたとか。でも今回泊まった旅館は一切そんなことはなかったな〜

お風呂は、本館と別館、それぞれに大浴場があって、貸切風呂もあって、お部屋にも露天風呂が付いているという・・・でも貸切風呂に入るまでもなく、大浴場では他のお客とバッティングすることはありませんでした。夜中に大浴場の露天風呂に入ったときはちょっと怖かった(^^;

夕飯は部屋食じゃなく個室に通されて。6時から始めて終わったのは8時ごろだったかな?もちろんいっぺんにお膳が用意されてるヤツじゃないので、まー長いこと長いこと。先付け、前菜から始まり、デザートまでお品書きは13種類。フレンチやイタリアンのフルコースよりボリューミーじゃね?でも日本食の良いところは、食べ過ぎても長いこと胃もたれすることはないってとこね。これがフレンチやイタリアンだったら大変なことになってたであろう。

とっても美味しかったんだけど、やはり量が多すぎて完食できず。
お昼にお蕎麦食べて、そのあと前山寺というお寺で「お接待」のくるみおはぎをいただいて(これがまた素朴なあじわいで美味かった〜〜〜!)、もともとお腹あんまり空いてなかったんだよねー(--;
あーもったいなかった。最後に出てくるご飯モノ、大根菜飯も凄く美味しかったんだよー。でもお腹いっぱいで2口3口しか食べれなかった・・・o(T^T)o

もちろん翌日の朝ご飯も美味しくて、なんで普段は食べないのに旅行の時はこんなに食っちゃうのかねー?実際美味しいから食べちゃうんだけど。オットは「米が美味い!」と朝っぱらから三膳も食べてましたわ・・・


夕飯が終わって部屋に戻ると布団が敷いてあって、いつもなら卓袱台が端っこに寄せられて、布団にゴロリとなっちゃうとそのまま寝ちゃって・・・ってなっちゃうけど、居間と寝室が別になってたのでそういうこともなく。はーこれで温泉もまた満喫できるってもんよね。
あ、そうそう特筆すべき(?)は、お部屋にマッサージチェアが置いてあったことよ!はー極楽だわー

この旅館に長逗留して湯治したいっ!!

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でも1週間くらいはのんびりしてみたいー
1週間はムリでも、絶対リピートしたい宿でした!いつかまた来れるように頑張るぞー!!
(そのときは是非紅葉の時期に。別所温泉がある上田市は山に囲まれてて、もう紅葉は終わってて茶色かったんだけど、これがシーズンだったらさぞかし見事だろうなあ〜と思わせてくれました)



2008年11月18日(火)

続けざまにフィギュアネタですみません(でもこれからも続く)



あー涙出てきたー

ネットで高橋大輔の過去の映像を色々観てたんだけど、06-07年のフリープログラム「オペラ座の怪人」はいいわー。

世界選手権での気迫のこもった「オペラ〜」はもちろん最高なんだけど、グランプリファイナルで体調最悪、吐き気と腹痛をおして滑ってたのがねぇ。こんな状態でよくジャンプ跳べたよなあ。ミスはあったけど転倒はひとつもないんだよ。4回転だって跳んでるんだよ。最後のストレートラインステップなんてへろへろでさ〜。ステップ王子の異名を取る高橋からは考えられないステップで。
得点が出るまでキス&クライに居なきゃならないルールとはいえ、もう吐きそうなのに座っていられるのもどうかと思うわ。モロゾフが背中さすってあげててさ。

で、この最悪な体調の中、銀メダルだったんだよね。
あーもー泣くねー。すげーよ高橋。頑張ったよ。
この頃のモロゾフとの関係も凄く良さそうでさ。
今季からいろいろあって決別しちゃったけどさ。
新しいコーチと振付師の元で頑張っててさ。

こんなに頑張ってる高橋なのに、怪我で今シーズン棒に振るってさー、なんて残酷なのよ(/_;)

ああ、もうホント何度でも言うけど、怪我を完治させて、見事に復活することを祈ってるよ〜〜〜〜!!



2008年11月17日(月)

涙、涙・・・



高橋大輔の状況はどうなってるんだ?と日記に書いた昨日から明けた今日、フィギュアスケート関連のサイトで「今季の出場はなし」との記事を見つけた。
今季ということは、NHK杯も全日本も世界選手権もなしということだ。

ああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜恐れていたことが〜〜〜〜〜〜〜
五輪の出場枠を掛けた大事な世界選手権なのに〜〜〜〜〜〜〜〜〜(涙)
でも一番悔しがってるのは本人だろうしな・・・今季は棒に振るけど、ゆっくり怪我を治して万全の体制でオリンピックイヤーを迎えてください!

そして・・・いやが上にも高まる小塚への期待。プレッシャーは大丈夫だろうか??

真央にしろ小塚にしろ、二十歳にも満たない子がとてつもない重圧にさらされてるなんて、おばちゃん心が痛むわー。
いや、実際の話、彼らが試合で滑ってるのを観てて、胸が苦しいのよね。もの凄くドキドキしてんの、私。

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んなわけないww




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