+++恋の味+++



 昔の彼女

奥さんでなく、昔の彼女。

そういう存在が、当然だけれど彼にはいる。

ずっと、忘れられなかった女性らしい。



「一番好きだった」って、
最初の頃、よく言っていた。

「もしかしたら、今でも一番好き」って。


今は、わたしが一番らしい。
昔の彼女と一緒にいた時間より、
わたしと一緒の時間が長くなったからね。

ま、それはいいとして。



彼は、結婚して○年、
ほんの1年前まで、彼女のことが一番好きだった。

逢えないと、時間って止まるものね。

実らない恋って、引きずるものね。


昔の彼女とは、彼の決断で別れた。
嫌いになったから…とかじゃなく、
恋愛感情とは別の理由で。

だから、よけいにずっと好きでいた。


お互いに好きでも、
続けられない恋はいっぱいある。



彼は、また、わたしに恋してる。

また、忘れられない思い出になるのかな?
ずっと何年も、「一番好きだった」って、
そう思っているのかな?

最後の恋になるのかな?



それが、望みだったはずなのにな。
やっぱ、あんまり嬉しくない気もするな…。


2002年04月10日(水)



 ふりんではないけれど…【2】

彼氏のいる彼女
彼女のいる彼氏




彼女たちには直接何も言えないけど、
  その状況を長く続けないで。
  早く、どちらかを選んで。
そう、思ってる。

今だから、
まだ結婚していないから、
子どもがいないから、
選択できる余地がある。

どっちを選んでも、自分と彼と、
2人が傷つくだけ。

子どもができたら、
もう、選択はできないんだよ。

どちらの彼を取るか、
どちらの彼女を取るか、
そういう選択じゃなくなっちゃうんだよ。

子どもを殺すのか、捨てるのか、
子どもを育てていくのか、
そういう選択になっちゃうんだよ。

まだまだ…って思わないで。
本当は、今すぐにだって、
その選択を迫られるかもしれない。

もし、自分の子どもがいたら、
簡単に捨てられないでしょう?
“好きだから”、“嫌いだから”、
それだけじゃ行動できなくなるんだよ。

それだけで簡単に行動できたら、
子どもがいて、
好きな人がダンナさんや、オクさんの他にいて…、
そういう人がこんなに悩まないもの。

いっそのこと、簡単に捨てられる存在なら、
ずっと楽でいられるのにね。

夫婦2人で育てていく子どもは、
簡単には捨てられない。
オクさんだけ、あるいはダンナさんだけ、
取り替えることもできない。

だから悩むんだし、
切ない思いをするのだし、
苦しんでるんだ。




だから、言いたいんです。
   その状況を長く続けないで。
   早く、どちらかを選んで。


2002年04月09日(火)



 ふりんではないけれど…【1】

ふりんではないけれど…

彼氏のいる彼女、
彼女のいる彼氏を持ったことはありますか?

わたしは、彼に会うまでありません。

結婚をしていない、恋人の場合、
2人の間にあるものは…
“恋愛感情”だと思うのです。

わたしがいつでも、そうであったかと言うと、
ちっともそんなことはないのですけど。

彼とは、お互いに好きで、
いつでも一緒にいたいと思っても、
ずっと未来のことを語ろうと思っても、
それはできません。

すぐそこに“別れ”が見えるから。
2人が“別れなきゃいけない”と思っているから。


八つ当たりみたいに、
ただ恨めしくおもうだけなんですが。
“好きで、好きで仕方ない”
その気持ちが、2人の間にあって欲しい。


彼氏のいる彼女
彼女のいる彼氏

そういう知り合いがいます。

“2人ともが好き”
そういう気持ちを、わたしは知っていました。

Kさんと、彼と。
彼がとても好きだと気付いても、
Kさんとなかなか別れられなかったのは、
Kさんのことも好きだったから。
ずっと、別れたくないと思ってた。

“どちらも選べない”
その気持ちを知っていたはずなのに、
今はその葛藤を思い出すたけで、
そのときと同じ切なさはありません。

けれど、きっとそれと似た気持ちなんだろうと思う。
どちらも、まだ選べない。


2002年04月08日(月)



 好きになってく

会いたいなぁ…と思うほど、会えない。

けれど、会えないときの方が、
彼のことばかり考えてしまう。

彼と一緒にいるときよりも会えないときの方が、
好きだと感じるなんて。


でも、会えない一日が終わってしまうと、
寂しいのももう平気になってしまう。

“いつもなら一緒にいる時間”
そのときが、一番寂しい。


なので、もう寂しくないです(笑)

2002年04月07日(日)



 誰かに会いたい

なんだか知りませんが、
春先ってどうしてこんなに人恋しいんでしょ。

わたしを口説くつもりのある方なら、
春先を狙うのがベストです。
なんだか、妙に寂しいので(笑)

学生時代は生活の区切り…ということも
理由の一つだとは思いますが、
彼の他に付き合ったことのある人は、
ほとんどが、春からでした(笑)
(彼とは、秋からかな?)


春だからといって、ずっと寂しいわけじゃありません。
なんとなく、寂しくなる時間があるんです。

誰かに会ってみようかなぁ…なんて思ったり。


寂しさを穴埋めしたいのかな?
寂しくて彼のことばかり考えるの、
やめたいのかな?


そうは思っても、「会う人」がいないのよね。

一番いいのはKさん。
会ったことあるし、安心だもん。

けどね、やっぱり本当に会う勇気はない。

一度は好きだった人、
Kさんも、わたしを大切だと言ってくれた。
だから余計に会えないというのもあるけれど、
それ以前に、本当に会いたいの?
そんなに寂しいの?って聞かれると、
そうでもない気がしてしまう。

寂しくてしょうがないときは、ふとんにもぐって、
「会ってみようかなぁ」なんてことばかり、
考えているのに。

今、会いたいのは彼だけなので。

それが、嬉しいような、悔しいような。
だけど、ふりんという形だからこそ、
彼に会わなきゃいられない自分には
なっちゃいけないとも、思うのです。


2002年04月06日(土)



 手がつなぎたい。

初めて手をつないで歩いたのは、
去年の春頃。

遠出をして、遠くの街で手をつないで歩いた。

その時は、握った手をずっと離さなかったし、
かくれて、いっぱいちゅうもした。

その時間は、本当に少しだったのだけど、
初めてのことにドキドキして、すごく楽しかった。



2人でいる時間が多くなって、
いろんなところにも出かけた。
家から遠い場所に行くと、手がつなげる。

遠出が楽しみなのは、手がつなげるから

道ばたでだきしめても、ちゅうしても、
かくれなくてもいいから。



前より、彼のことが好きになって、
前より贅沢になった。


遠くの街にいたって、
彼の知り合いがいないとは限らない。



いつ、誰が見ていたって不思議はないのだ。




頭の中ではわかっているけどね、
いつでも、手をつなぎたいよ。
付き合い始めたばかりの恋人みたいに、
ずっとくっついてたいんだよ。


だんだん、「もっと、もっと」って、
要求するものが大きくなってくる。


わたしはバカだから、時折は泣かないと、
彼が結婚してること、忘れそうになってる。
「結婚してる」って思っていても、
それを忘れちゃってる。

やっぱり、Kさんに会っていたのは、
無駄じゃなかったんだなぁ…なんて、今更思ったり。
Kさんに会っていた頃は、月に一度は泣いてたもの。
彼が結婚してること、絶対に忘れなかったもの。


2002年04月05日(金)



 一週間の恋人 【追記】

さて、それで…、
果たして彼が、その人の状況だったらどうしただろう?

そう、考えてみた。



結果…

多分、ヤっちゃってたんだろうな…(爆)


今の、わたしを知っている彼なら、止めてくれたと思う。
でも、会った頃なら止めてくれなかったと思う。

彼は、今ならわたしが子どもに対して、
どんな思い入れがあるのか知っていてくれる。
子どもができることに対して、必要以上なほど、
恐怖心を持っているのも、今なら知っている。

だから、今、同じ状況なら止めてくれるだろう。



けど、会った頃なら、
「止めてくれる」と言い切れる自信がない。

もし、子どもができたら、
「堕ろせ」と言うことはないだろう。
けど、「産んで」と言うこともないだろう。

「きっと大丈夫」
ただ、そう思うだけで、
できた時のことは考えないと思う。
そのころは、わたしに
そこまでの思い入れがなかったし。


そういう甘さが、今でも好きじゃない。


好きじゃないけれど、
その甘さに流されてしまっているのも現実。



「ナマでしてもいい?」って聞かれたとき、
「好きだ」って言ったとき、
「愛してる」って言ったとき、

嫌なことの『区切り』はたくさんあった。
「もう、これ以上はダメだ」って思うときは、
いっぱいあった。

わたしが嫌だと拒否し続けても、
そのことを何度も要求した。

それで、結局その要求に負けてしまう。
彼の『甘さ』に負けてしまう。


それが「好き」だということ。
甘さも弱さも、嫌なところまで、
ごまかして、彼だけを例外にしてしまう。



それが恋なのだろうけど、恋さえなければ、
もっと確実な人生歩めるのかもなぁ。

2002年04月04日(木)



 一週間の恋人 【6】

そのまま、その彼とは、1週間後に別れた。
付き合った期間、2週間。
けれど、次の日からほとんど連絡もせず
やり過ごしていたので、実質1週間。

まさしく、やり逃げ状態。

けど、本当にそう。
ただ、遊ぶだけの相手なら、
自分の一生を左右させることのない人なら、
どうだって良かった。

自分が病気にならず、妊娠もしなければ、
そんな相手はいたって、いなくたって
どうでもいいのだ。

けれど、その人はちがってた。
ちゃんと、「付き合おう」って言った。
「結婚したい」って言った。

そのために必要なものはなんだろう?

愛、勢い、誠意、経済性、甲斐性…。


わたしが欲しいのは、
「恋人」である以前に、信頼のできる人。
頼って、頼られて、
お互いに支え合っていける、パートナー。

わたしは、10代や20代前半の
まだ人間形成がしっかりしていないときならいざ知らず、
30代後半、もう人としても一人前になって
「デキちゃいました」そんな事を言う人は信用できない。

エッチすれば、子どもができる。
避妊していたってできる可能性はあるのだ。
なのに、「結婚したい」とまで考える相手が、
突然妊娠してしまったら…
それを考える余裕はないのだろうか?

「責任を取れる自信があったからじゃない?」

友達には、そう言われた。

けれど、その責任以前に、考えることはないの?
わたしの気持ちは?
わたしは、あなたの子どもを生みたいと言った?

子どもを生んだら、育てていく自信はある。

けれど、もしその人との子どもができていたなら、
わたしは「父親のいない子」を選んでいたと思う。

「妊娠」そのことに関して
なぁなぁで済ませてしまう男性は、
(あるいは、女性もそうかもしれないが)
生活、全てにおいてそうなのだと思う。

すべてにおいてツメが甘い。
自分に優しい。
厳しくならなきゃいけない場面で、
そうすることができない。


もう、今ではすっかり忘れてしまっている人だ。
すぐに別れられて良かった。

2002年04月03日(水)



 一週間の恋人 【5】

それからふらふらと夜の街を徘徊し、ホテルを探した。
何件かまわって、やっとのことで空室を探し当て
ホテルに入って…




もう待てないんだー!!!





と、ばかりに押し倒される。
いえ、わたしも抵抗らしい抵抗はしてないので、
そのことについては良いのですがね。


そのときのチュウが…

にんにく!


くさいのなんのって!!!
焼肉のニンニクどころじゃない。
ニンニクそのものの味、におい。

チュウされながら…
「ニンニクくさい…、お願いやめてぇぇぇぇぇ」
(;_;
心のなかで叫んでた。

なんとか顔を反らし、しつこいチュウが終わる。
まぁ、そのあとアレやコレやで、色々したんだが、
ハッと気付けば、その人はそのまま入れようとしてる。





…おい、ちょっと待て!

「ゴムは?」
「つけた方がいい?」
「…うん」

(当たり前だろーーー!!!
このっボケっ!!!
いつもに増してガラの悪くなる心の中の声を抑えて、
かわいく、言ってみた。

それで、つけてはくれたが…。


途中で、
「パチンッ」
て、音がした。

その後から、すべりのよくなる感触。





…そう、破けちゃったんです。


わたしは、破けたら止めてくれることを疑わなかった
相手のことを考えたら、そのままなんてしないと思ってた。
普段優しくて、細かいことまで気をつけてくれる人だった。
年齢も、30代後半だし、責任も、頼りがいもあると思ってた。

けど、その人はそのまま止めてくれない。



その後からは、もうやる気なんてなかった。
ナマでしてる、
それだけのことなんだけれど、
気持ちいいより、気持ち悪い。
早く離れて欲しかった。

されてる間中、どうやって別れようか考えてた。
とりあえず、今日はこのままなにもないふりをして帰ろう。
それから、どうするかゆっくり考えよう。



…ピル、飲んでいて良かった…。





そればっかりぐるぐる思い返してた。
わたしはその月ピルを飲み始めたばかりで、
その時はきちんとピルが効いているはずだった。
ピルを飲んでいることは誰にも言ってない。
彼にも、Kさんにも、もちろんその人にも。



2002年04月02日(火)



 イッタ…

本日、PCが逝ってしまいました。

復旧作業に約5時間…。
復旧できて良かったわ…。

2002年04月01日(月)
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