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■ 防御反応。
親の過剰な愛情から来る過保護に ほとほと疲れ切っていたあたしを 救ってくれた人は あたしには微塵の恋愛感情など持たなかったけれど
けれども、少しの情と欲によって あたしを確かに、救ってくれていました。
今ならそれが 憐憫のようなものだと解るのだけれども あの時のあたしには 幼すぎるあたしには それがどうしても必要で 確かに救われていて あの手が差し伸べられてなければ 今頃どうなっていたのかは 皆目見当がつきません。
だから今 あたしがあなたに縋りつきたくなるこの気持ちも 見て見ぬふりをできないあなたのことも 昔よりは冷静に観れているのだけれども それでもやはり いまこの瞬間に あなたの手が必要で どうしても、必要で それは最早 感情とかそういうものを全部飛び越して 本能だと、思うのです。
自分で自分を壊さないための防御本能が きっとヒトには備わっていて あたしはそれを そのスイッチをあなたに預けていて
きっとまた未来に 過去の自分に感謝する日がきっと来る。
今はただただ あなたの笑顔を思い出して眠りたい。 何も考えずに。
2024年07月27日(土)
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