|
|
2021年01月28日(木) ■ |
|
東海って「4県」だったよね |
|
ややローカル的な話になるけれど、 私が記憶している「東海」って、愛知・岐阜、三重・静岡の4県。 インターハイの予選も「東海4県」だった。 しかし、コロナ禍の中、全国各地の自治体がある一定規模で、 検討された緊急事態宣言は「愛知・岐阜・三重」を称して、東海3県。 えっ、東京・神奈川の首都圏、愛知の間に位置する「静岡」は、 まさしく、東海ベルト地帯だったはずなのに、 なぜか、今回は東海の定義から姿を消したのかと、感じてしまった。 鉄道の「東海道本線」「東海道新幹線」をはじめ、 高速道路の「東名高速」「新東名高速」は「東京・名古屋」を結ぶ道路、 だから「東海」から外れることは、考えられなかったので、 ニュースで「東海3県」という文字、声を耳にした時、違和感を感じ、 思わず「東海って『4県』だったよね」と呟いてしまった。 言い慣れた言葉に固執するつもりはないけれど、 子供たちが勉強する「社会」「地理」にだって影響するはず。 今まで使ってきた言葉を、新しい意味で使うのであれば、 「周知・説明」が必要だよなぁ。私たち小市民にとっては。
|
2021年01月27日(水) ■ |
|
宇佐美りん(小説家)の大学・学歴は? |
|
芥川賞を受賞した「宇佐見りん」さん。 インターネットでは、彼女の生い立ちを始め、 これでもかってくらいの情報を集め、ブログにアップしている人が 予想以上に多く、その反響の大きさと、話題性に驚いた。 しかし、誤字脱字を見かけると、ちょっとがっかりするのも事実。 先日、偶然見つけたブログでは、 「宇佐美りん(小説家)の大学・学歴は?学生時代のエピソードも紹介!」 けっこうのボリュームで書き綴り、興味に合わせて読み切った。 数日後、もう一度、読み直そうと思ったら、見つからないので、 気になっていたら「宇佐見りん」を「宇佐美りん」と紹介していた。 確かに、私の知人にも「宇佐美」さんはいるので、打ち間違いだと思うが、 経歴を間違えるより、主人公の名前を間違えたら、台無しとなる。 このこと、気がついたら、なんの面識もない、単なる一読者の私が、 「名前、間違っていますよ」と指摘してあげるべきなのか、 ちょっと困ったなぁ、と思いながら、この一言を書いている。 私だったら、どうだろう。面識のない人に 「ネットにアップした記事、間違ってますよ、と指摘されても、 「見つけてくれて、ありがとうございます」と感謝できるかどうか。 う〜ん、微妙だなぁ。みなさんは、どうですか?
|
2021年01月26日(火) ■ |
|
ついてこなければ成敗するだけだ |
|
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」から。 いよいよ、残すところあと2回となったが、 たぶん最終回の「本能寺の変」は一気に駆け抜けるので、 その前の「本能寺の変」に噂される諸説のどれを採用するか、 それが楽しみだったのだが、諸説、全部取り入れそうだ。(笑) それにしても、信長を殺そうと企んでいる人の多いこと。 どうして、こんなに人の恨みを買うことになったのか、 それは、信長の性格に寄るところが多そうだ。 前回の放送で「信長」と「光秀」のこんな会話があった。 「わしは、白黒はっきりさせたいだけじゃ」 「それでは、人はついて参りません」 「ついてこなければ、成敗するだけだ」 味方か敵か、その中間なんてのはありえない。 どちらにもいい顔をするなんて、もっての外だ、 そんな考え方が「信長の残虐性」として強調され、 裏切られても、殺されても、それは自業自得、仕方ない、と 方向づけがされている気がしてならない。 小さい頃から、人を信用できなかった「信長」が迎える最期、 多くの人の反感の中で死んでいくには、ちょっと寂しい気がする。 これじゃ、どっかのクレーマーと変わらないなぁ。(汗)
P.S. 一年間の疑問、「麒麟」とは誰なのか。それとも、いないのか・・。 あと2回、見逃すわけにはいかない。
|
2021年01月25日(月) ■ |
|
得られる水量が気象条件によって左右される度合いが少ない |
|
先日「湧水ってなに?」って訊かれて調べた中で、 「石灰岩等の炭酸塩岩類の洞窟は、 地下水による浸食で形成されたものであり、 現状においても内部に水流が見られることが多いことから、 鍾乳洞(石灰洞)の洞口も湧水地点となることがある。 気象条件・人為作用などにより地下水位が上下することで、 湧出量が増減したり、時には枯渇したりする。 しかしその変動は、一般的には河川水におけるそれよりも小さく、 得られる水量が気象条件によって左右される度合いが少ない、 言い換えれば安定した水資源となっている例が多い。 砂漠では湧水によりオアシスが形成されることもある」 という説明もあった。 たしかに、ここ柿田川の水が供給されている私たちは、 全国各地「水不足」で大騒ぎしていても、他人事のように そのニュースを眺めているだけだった気がする。 水不足を気にしないで生活できるなんて、 これだけで「移住・定住」の要素になり得るではないか。 本当に、恵まれたところに住んでいるんだよなあ、私たちって。
|
2021年01月24日(日) ■ |
|
あたしは推しを、きちんと推せばいい。 |
|
書籍「推し、燃ゆ」(宇佐見りん著・河出書房新社刊・125頁)から。 話題の本は、巷の騒ぎが少し落ち着いてから・・が私の読書法であるが、 今回は、マスコミ各紙の「沼津出身」(隣市)の見出しに心が惹かれ、 大型書店が4店もある「本の町・清水町」に恥じないよう(汗) さっそく地元書店で購入して、なんと数時間で一気に読み終えた。 ネタバレになるので、あまり詳しく書かないが、読み易さは類をみない。 それもそのはず、毎日、SNSの投稿を読んでいる私にとっては、 その延長戦のような感じで、抵抗なく読めたのかもしれないが、 逆にいうと、申し訳ない、あまりメモするような台詞は少なかった。 アイドルグループの追っかけをしている女性の日記、 色々なことに悩みながらも、生き続ける姿を盗み読みしてしまったような、 なんとも複雑な想いが私の心に残った。 「ネタがそうあるわけでもないのにブログを毎日更新した。 全体の閲覧は増えたけど、ひとつひとつの記事に対する閲覧は減る。 SNSを見るのさえ億劫になってログアウトする。 閲覧数なんかいらない。あたしは推しを、きちんと推せばいい。」 SNSに繋がっていると、ついつい閲覧数も「いいね」の数も気になるが、 それを敢えて振り切ろうとした決意が私の共感を生んだ。 SNSは、単なる「推し」方法のひとつであり、全てではない、 目的は「推す」対象を、きちんと「推す」ことであり、 他人の意見に惑わされない・・そんな想いが伝わってきた。 今風の文体だから、賛否両論だろうな、この作品。
|
2021年01月23日(土) ■ |
|
朝七時に犬を車の助手席に乗せて、国道六号線を走って原町に向かう |
|
書籍「JR上野駅の公園口」(柳美里著・河出文庫刊・181頁)から。 「全米図書賞受賞!」という話題性からも、すぐに読んでみた。 私の知らない「浮浪者」「ホームレス」という世界を、丁寧に再現され、 資料収集・取材の大変さを実感したが、 本書「あとがき」にも、本人が書いた取材のこぼれ話が紹介されていた。 強烈だったのは「あんたには在る。おれたちには無い。 在るひとに、無いひとの気持ちはわからないよ」と言われました、というくだり。 そして「彼が描いたのは、屋根と壁・・家でした」 ゆっくり休める「家」があるということが、どれだけ幸せなのか、 地震や台風などの自然災害、そして原発事故・・などなど、 好むと好まずに拘らず、突然、家がなくなるということの大変さは、 どんなに取材しても、きっと分からない・・と言われたことだろう。 さて、気になる一言に選んだのは、 「朝七時に犬を車の助手席に乗せて、国道六号線を走って原町に向かう」 有名作家の話題作なので、多くの出版関係者が読み、何度も校正を繰り返したはず、 だから、誤字脱字なんてあるわけがない・・と思っていた矢先、 「国道六号線」という単語を見つけたので、メモをした。 国道は「六号」であり「六号線」ではない。県道などは「ケースバイケース」。 以前、私も間違って使っていて指摘されたから、調べ直したら、 国道には「〜号線」とは言わないことが掲載されていた。 大したことではないかもしれないけれど、発行部数の多い書籍だからこそ、 改訂(再版)するとき、正式に直して欲しいなぁ。
|
2021年01月22日(金) ■ |
|
未来にワクワクする子どもが増えればいいな |
|
午後3時半過ぎ「師匠いますか?」と尋ねてきてくれる 地元小学校の子供たちは、柿田川について調べ学習をしているが、 質問に答えている私に、彼らの「ワクワク感」が伝わってくる。 今度はどんな新しいことがわかるんだろう・・ そんな気持ちなのかもしれないが、とても嬉しい。 私が柿田川に夢中になった頃は、この町で働くならば、 自分の知識として、柿田川のことを知らなければ・・と思った。 そのうち、誰かに伝えたくなり、一緒に活動したくなり、 「柿田川大楽」を作った。 さらに、今では「柿田川」を通じて、 「未来にワクワクする子どもが増やしたい」と思うようになった。 やはり、子どもたちの好奇心って無限大だし、 対応している私も「ワクワク感」を共有できる。 いくつになっても「ワクワクする」って気持ち、大切だなと思う。 あっ、湧水だから「湧く湧く感」かな。
|
2021年01月21日(木) ■ |
|
還暦以上は、口を出さずに盾となれ |
|
どこかのまちづくりの看板で見つけたフレーズだったと思う。 (横断幕だったような・・情報源、そこまでしかわかりません) 62歳の私のアンテナに引っかかった。 「還暦以上は、口を出さずに盾となれ」 えっ、もう口出しちゃいけないんだ・・と思いながらも、 でも、その通りだな・・とメモをした。 若い時に比べたら、体力・気力も驚くほど落ちているのは、 自分が一番知っている。(もちろん、記憶力も・・) だけど、長年の経験値を活かして、もう少し・・と欲張る。 それが間違いのもと、と肝に銘じたい。 助言(アドバイス)も、頼まれたら、する程度でいい。 頼まれもしないのに、助言(アドバイス)をするのはやめよう。 さらに、若い人たちが突拍子もないことを始めようとすると、 必ず、口を挟んでくる人たちがいる。(特に年配の人・・) その人たちの圧力を遮る「盾」の役割が求められる。 いいじゃないですか、若い人たちに任せましょう・・と。 さて・・面白くなってきたぞ。
|
2021年01月20日(水) ■ |
|
「柿田川」の次は・・「沼津・千本浜」です |
|
先日「しもさんの柿田川好きはわかっているけれど、 柿田川の次に好きな場所はどこですか?」と訊かれ、 意外とすぐに思いついたのが「沼津市・千本浜」。 実は以前から「千本浜」へは何度も足を運んでいる。 目的は、少し前なら「ポケモンゲット」して遊んだし、 今なら、富士山と駿河湾を眺めたあと、 青空に舞うトンビの鳴き声を聴きながら、 錯覚しそうなほど、斜めになった松の中を歩くこと。 数多くの松が、何かに引っ張られた気になるのもここだけだし、 建物などの人工物も視界に入らず、癒される空間としてお気に入り。 また、海岸沿いの堤防を富士市に向かって歩くと、 次第に、富士山の姿が大きくなってきて、これまた嬉しい。 海岸沿いは、20キロ近く、信号機なしで歩いたり走れるようだ。 (20キロのレンタサイクルがあったらいいな。事故の心配ないし) こんな環境は、柿田川では作り出せないし、本当に羨ましい限り。 私の好きな探検イベント、オリエンテーリングをやりたい、 心からそう思った。地図とコンパスを握りしめて。
|
2021年01月19日(火) ■ |
|
博物館は「無目的」「無計画」「無制限」 |
|
お気に入りのラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」。 今回のフレーズは「キリンの研究者」の郡司さんから教わった 博物館の基本的な考え方。 いろいろなものを、解剖し保管する役目がある博物館は、 解剖の狙い、理由などを決めながら、将来的に役に立ちそうなものを 効率よく集めていく施設と理解していた私は、面食らった。 100年後に役に立つかもしれない、そんな可能性を考え、 博物館が収集、保管の考え方は「無目的」「無計画」「無制限」。 どれだけ広いスペースが必要なんだ・・と思いながらも、 今の時代に求められる「「目的」「計画」「制限」とは真逆。 だから、とっても新鮮に聞こえた「博物館」の考え方かもしれない。 展示しているのは、ほんの僅かな部分。 バックヤードには、その何十倍、何百倍の資料が積まれている。 そう考えたら「博物館」に足を運びたくなってきたなぁ。
|
|