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しもさんの「気になる一言」
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2020年01月29日(水)
気象予報士の「まずは、ごめんなさい」

毎朝の徒歩通勤は、イヤホンをしながらの
NHKラジオのアプリ「らじる★らじる」を聴いている。
ニュースあり、天気予報あり、音楽あり、と幅広い話題で
約15分の道のりだけど、貴重な情報源となっている。
先日、面白いコメントがあって、思わずメモをした。
気象予報士が、ただの気象情報を読み上げるだけでなく、
天気に合わせた歌を選曲したり、いろいろ工夫されていて、
私の一番好きなコーナーとなっている。
そんな時、お天気キャスター(気象予報士)が、
「まずは、ごめなんなさい・・」と切り出した。
たぶん昨日の天気予報で「今日は傘はいらないでしょう」と
伝えたのに、その後、天気が急変して雨がパラパラだったのか、
濡れてしまった人に向けてのメッセージがあった。
「天気予報はあくまで予報。傘を持っていくのも行かないのも、
全て自己判断だから、謝る必要なんてないのに・・」と思った。
だけど、その気遣いが嬉しかった。
私の予報を信じてくれたのに、迷惑かけちゃったね、
そんな気持ちが伝わってきたから。
顔も知らない「気象予報士」だけど、
「毎朝、楽しみにしています」って伝えたくなっちゃった。



2020年01月28日(火)
「相手が欲しいものを売る」のが「デザイナー」

横文字の職業って、どうも区別がつかなくて苦手だったけど、
これは、なるほどなぁ・・だったので、ご紹介。
(すみません、情報源は新聞とかネットとかいろいろでした)
「自分が売りたいものを売る」のが「アーティスト」
「相手が欲しいものを売る」のが「デザイナー」
カメラマンも、仕事として頼まれた写真を撮るのは、
「商業カメラマン」と呼ばれたりしているのと同じかな。
自分の撮りたいものをとって、収入になれば一番だけど、
それは、ごくわずかな「アーティスト」に限られるから、
貴重な存在なんだろうなぁ。
毎日「柿田川・柿田川公園」を撮り続けている私は、
趣味のレベルだから「デザイナー」にはほど遠く、
「自分が撮りたいものを撮る」という意味では、
「アーティスト」に近いんだろうなぁ。
一番いいのは、撮りたいものを撮って、
相手が欲しがってくれれば、最高ということだな、きっと。
やばっ・・自分で、ハードル上げてしまった。(汗)
これも、歳を重ねた特権かもなぁ・・自己満足だけど。



2020年01月27日(月)
明日のために、早く寝ようっと。

夕食を済ませ、雨音を聴きながら、久しぶりに、私の呟き。
帰宅する時間頃から、パラパラと小雨が降り続き、
荒井由実の「冷たい雨」を口ずさみながら、
今晩、雪にならないかなぁ・・と歩きながら祈った。(汗)
滅多に降らない「雪」が、明日の朝、もし積もっていたら、
普段目にすることがない「柿田川」の雪景色が待っている。(笑)
いつだったか、富士山を撮らせたらこの人、と言われている
写真家「大山行男」さんが、荒天になるとワクワクする、と
笑いながら、話していたことを思い出した。
それ以来、台風一過の早朝とかを楽しみに早寝していたが、
今回は、雪景色の中の「柿田川」が撮れるかもしれない。
それだけで、もう嬉しくて仕方がない。
明日は、晴れていても長靴を履き、雪解けの道を気にせず
撮影ポイントに足を運ぼうと思っている。
と言っても、特別な場所ではなく、誰でも撮影できる場所で、
誰にも撮れない風景を撮れたらいいな、と。
雪国の人には、申し訳ないけれど、何年かに一度の雪景色、
どうか、積もっていますよ〜うに。
だから、一言は「明日のために、早く寝ようっと」
まだ午後9時前だけど、おやすみなさい・・(汗) 



2020年01月26日(日)
ほっとけ、ほっとくしかないんだ。

映画「星めぐりの町」(黒土三男監督)から。
作品の中に「東日本大震災での津波により家族全員を失い、
心に傷を負った少年」が、遠く離れた愛知県で、
再び大きな揺れを体験し、フラッシュバックしたのか、
忽然と姿を消すシーンが設定されている。
町をあげて捜索している中、世話をすることになった主人公は、
「捜索に行かないの?」と言う娘にこう答える。
「ほっとけ、ほっとくしかないんだ。
男にはな、誰も手を出していけない時がある。
誰の手も借りず自分1人で、歯を食いしばって、
戦わなきゃならん時がある。今、その時だ。
誰かが手を差し伸べて、あいつを助けたら、
これから先、生きていけない。
もっともっと、人として、男として辛いことがいっぱいある。
それに負けない男にならなきゃ。
今、あいつは、どこかで泣いてる。雨に濡れた野良犬みたいに、
もう生きてるのが嫌で悲しくて悲しくてきっと泣いている」
監督が伝えたかったのは、これかな、とメモをした。
日本列島を大きな地震が何度も襲い、その度に、
家族を亡くした子供たちにクローズアップされるが、
最後は自分が置かれた現状を受け入れて、生きていくしかない。
そんな子供たちへの応援歌作品として観終わった。
ほっておくことも大切な時があるんだよなぁ。



2020年01月25日(土)
私、没1(ボツイチ)

巷では、一度結婚して、その後離婚した人に対して、
「×1」(バツイチ)と呼び、もう数年前から市民権を得てきた。
結婚に失敗したという意味あいがあるけど、
私は「×(バツ)」という呼び名が、あまり好きではない。
しかし、配偶者が病気や事故、災害などで他界した場合、
あまり適当な呼び方がないなぁ、と感じていたら、
「私、没1(ボツイチ)」という女性がいて、メモさせてもらった。
今は確かに配偶者のいないシングルだけど、
(バツイチ)ではなく(ボツイチ)。
相手と仲が悪かったわけでもないからこそ、
一緒に括られることにも抵抗があるかもしれない、
そんなことを思いながら、没した人を思い出した。
私たちの世代、これから歳を重ねるごとに、「没1」が増えるけど、
離婚と違って「没2」「没3」の人は、なかなかいないから、
そういう意味では、「没1(ボツイチ)」って単語は、流通しないかも。



2020年01月24日(金)
それ、今する質問じゃないでしょ。あんたがされたらどう思うの?

映画「新聞記者」(藤井道人監督)から。
作品の中に「インタビュー」のシーンが数多く出てくる。
日本では当たり前のようになっている、
事故、事件、災害などの被害家族に対して、
これでもか、というくらい辛辣な質問を浴びせて、
スクープでもとる勢いで、食らいついていく記者に怒りを覚える。
だからこそ、同じ報道側の「新聞記者」が、噛み付いたシーンが
私の脳裏には、鮮明に残った。
「それ、今する質問じゃないでしょ。あんたがされたらどう思うの?」
一番、辛い思いをしている人に対する思いやりは、
こんなところに表現されていた。
「新聞がこんなネタ出すのっておかしくないですか?」
「そういうのはテレビにまかせておけばいいだろう?」
「嘘をでっちあげるんですか?」
「嘘か本当かを決めるのは国民だ、お前じゃない」
「頓挫ってことは、もうこれ以上追うなってことだ」
「この国の民主主義は形だけでいいんだ」・・・
新聞社の内部事情は知らないけれど、なんとなく納得してしまった。
「記者として真実を届けたい、それだけです」
「そんな理由で、自分で自分を納得させられるんですか」
こんなことを考えて仕事をしてくれる報道関係者ばかりならなぁ。

P.
主役の「松坂桃李」さん、映画「娼年」に続けて観たので焦った(汗)



2020年01月23日(木)
先生に、余命30年って言われちゃってさ

焼肉を囲みながら、メモしてしまった台詞をもう1つ。
地元の役員と言っても、私が若い方から4番目くらいで、
それ相当の年を重ねている人たちばかりなので、
どうしても、健康や病気の話題になる、それは仕方がない。
「先日、病院へ行ったら、ポリープが見つかってさ」
そこまで、神妙な顔つきで話すので心配になって
「ビールとか飲んでも大丈夫なんですか?」ち訊いたら、
検体に出したら良性だったらしく、
「先生に、余命30年って言われちゃってさ」と笑うので
「それじゃ、老衰と変わらないじゃないですか」と返した。
たぶん先生は「大丈夫でした、でも健康には注意してね」
そんなアドバイスをしたと思うのだが、さらりと言い変えて
「65歳過ぎて、余命30年」って発想が、面白かったので、
慌ててメモをした。
これも、どこかで使えるネタだよなぁ、きっと。(笑)



2020年01月22日(水)
大丈夫、大丈夫。腹が痛くなっても俺じゃないから

地元の集まりで、久しぶりに「焼肉」を食した。(笑)
お酒が入ると、面白い話が溢れて、私のメモも増えた。
今回引っかかったのは、ホルモンを焼いていた時のこと。
人それぞれお好みの焼き具合があるのだが、
レアが好きな人は、網に載せてすぐに食べてしまう。
えっ、まだ生に近いですよ・・と言っても、気にしない。
そこで、周りの人もちょっとビクビクだけど、
あまりに美味しそうに食べるので、真似してみようと、
「これ、もう大丈夫てすかね?」と訊いたら
「大丈夫、大丈夫。腹が痛くなっても俺じゃないから」
一同、呆気にとられたが、なるほど・・と大笑い。
俺の意見はあくまで参考、食べる・食べないは、自己判断。
だから、食べてお腹が痛くなってても、知らないよ、
そういうところを、さらっと表現するところがいい。
このフレーズは、いろいろな場面で使えるなぁ。



2020年01月21日(火)
ちょっとやりたいことには、手を出さない

長年続けてきた、メルマガ終了まであと11日。
本当なら、また違ったメルマガサイトに乗り換えて、
細々と続けていくことも可能だけれど、
ここは思い切って「メルマガ配信」を止めることにした。
ほぼ毎日「気になる一言」を書いて、それをコピペして、
メルマガの形に編集して、配信する。
そのあと「要望」を受けて始めた、Facebookへのコピペ。
この作業開始から終了までの約20分は、
長年のライフサイクルになっているから、苦ではないけれど、
この20分すら、残り少ない人生には、貴重に思えてきた。
まだまだ、やりたいことはいっぱいあるけれど、
どれも中途半端になり、達成感が得られない気がしているから、
今の自分にとって、一番やりたいことを最優先し、
「ちょっとやりたいことには、手を出さない」と決めた。
「続けることで失ったもの」「続けることで得られたもの」
いろいろあったけれど、あと残りの10日間分もマイペースで
配信していこうと思う。
メルマガ読者の皆さん、もうしばらくお付き合いのほどを。



2020年01月20日(月)
詩人の原民喜(はら たみき)を知っていますか?

映画「羊と鋼の森」(橋本光二郎監督)から。
職業としての「調律師」については、今まで知らない世界だったので、
「納棺師の仕事」を描いた、映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)と
似たような感覚で鑑賞した。
当然ながら「ピアノの音」に関しての問答が繰り返されて、
私は、楽しみながら、メモをした。
新米の調律師、外山は、尊敬する調律師、板鳥さんに訊ねる。
「どうしたら調律ってうまくできるようになるんですか?
板鳥さんはどんな音を目指していますか?」と。
そんな彼に向かって「目指す音ですか?」と反復した後、
「外村くんは、詩人の原民喜(はら たみき)を知っていますか?」と言い、
「その人がこう言ってます。明るく静かに澄んで懐かしい文体。
少しは甘えているようでありながら、厳しく深いものを湛えている文体。
夢のように美しいが、現実のように確かな文体」と呟き、
「私の理想とする音を、そのまま表してくれている」と彼に伝えた。
世界のピアニストにも認められるような調律師が例えた表現(音)、
調律師という職業、奥が深そうだな、と読み返した。
出版社の辞書編集部を舞台にした映画「舟を編む(石井裕也監督)も、
ハマってしまったし、普段知ることのない「職業」って、私、好きかも・・。

P.S
観賞後に、すぐに「ハラタミキ」を検索してしまう私の映画鑑賞、
自分でも呆れるくらい、好奇心旺盛です。(汗)