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しもさんの「気になる一言」
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2018年11月13日(火)
直接見ると感動しますが、写真だと若干気持ち悪さが・・

わが課のスタッフには、柿田川のアユの遡上と産卵シーンを
直接、現場で見てくるように指示を出した。
他市町、全国からの観光客、もしかしたら外国人に訊かれても、
その様子が伝えられないとしたら、それは恥ずかしいこと。
いくら「わが町の宝、日本の宝」と口にしたところで、
この川の凄さを自分の目で確かめないと、わからないから。
ところで、見てきた感想は?と訊ねたところ、
「直接見ると感動しますが、写真だと若干気持ち悪さが・・」
そうだよ、そのとおり、と素直な感想が嬉しかった。
柿田川の凄さは、写真では表現できない気がしている。
ものすごい勢いの湧き間も、写真ではなかなか難しいし、
産卵のため遡上したアユの大群も、写真では真っ黒の塊。
やはり、動画の方が、この川はわかり易い。
しかし、その感想は「感動」にまでは辿り着かない。
やっばり「現場で直接見る」に勝る方法はないと思う。
その場の空気感や緊張感などを味わいながら、
アユの遡上と産卵シーンを眺めると、本当に感動する。
「いまだけ、ここだけ、あなただけ」
直接見るってことは、そういうことなんだよなぁ。



2018年11月12日(月)
「還暦女子旅」はターゲットだな

今年もわが町の芸術祭に、怖いもの知らずで参加した
中学校の同級生だけで楽しんでいる「混声合唱団・風の会」。
2月から11月まで、月に一度の練習、それも約1時間、
言い換えれば、年間10時間の練習で、芸術祭に参加してしまう
とんでもない「還暦男女」たちである。
今年の発表曲は「なごり雪」と「負けないで」の2曲であったが、
まぁ、それなりにハモれたのではないかと思っている。(それなりに)
その後「反省会」と称する打ち上げで、近況報告もしながら、
ランチを楽しんだ。
その中で、女性陣の一人から、今年は「還暦イベント」が多い、
先日も「還暦女子旅」に行って来た・・という話が、
なぜか私のアンテナに引っかかった。(もちろん、私も還暦60歳)
単なる「女子旅」ではなく「還暦女子旅」。
還暦を迎えた人達は、何か記念に・・と行動を起こす。
それは「60歳・3回目の同窓会」から「記念旅行」まで。
大学の卒業旅行とは、ちょっと趣きが違い、
子育てを終え、親の介護まで、ほんの束の間の自由時間、
いままで忙しくて行けなかった、仲のよかった友達との旅行も、
還暦を迎えた今だからこそ、ちょっと贅沢に・・のイメージがある。
観光地巡りではない、ゆったりした旅行を望む「還暦女子」。
観光業にとって「還暦女子旅」はターゲットだな。(汗)



2018年11月11日(日)
鮎って、こんな色になるんだぁ

柿田川の最上流部に設置されている、柿田川公園(舟付場)で、
1ヶ月ほど早い鮎の産卵を眺めていると、
多くの観光客が、驚きの声を挙げる。
まずは、その多さに驚き「うぁ、魚がいっぱい!!」
とくに男性陣の中からは「なんという魚だろうね」が多い。
「鮎ですよ」と私が伝えると、必ず不思議そうな顔をして
「鮎は、あんな色をしていないよ」と言い返す人もいる。
「実は、オスは産卵前になると『婚姻色』になるんです」
こう説明しても、納得しない人が意外と多いのも無理はない。
先日は、その場で若い人がスマホで「婚姻色」を調べ始め、
「婚姻色とは魚類や両生類、爬虫類などの一部の動物種で
繁殖期に現れる平常時とは異なった体色や斑紋だそうです」と
偶然居合わせた人たちに説明したのには、ちょっぴり感動した。
「こんな色の鮎、見たことがない」と首を傾げながら、
それでも「鮎って、こんな色になるんだぁ」と呟いた男性は、
「普段は滅多に見ることのない、天然鮎の産卵シーンを
眼の前で見ることができて、大満足だな」と喜んだ観光客。
これが柿田川の凄さなんだ、この魅力を伝えなくちゃ・・と
改めて「柿田川の魅力をお裾分け」を心に決めた。



2018年11月10日(土)
割り切れる? 人生が・・

文豪の恋愛短編小説を映画化したオムニバス・ドラマ(6編)、
「BUNGO ささやかな欲望」の1編。
映画「BUNGO〜ささやかな欲望〜握った手」(山下敦弘監督)から。
原作は「坂口安吾著『握った手』」。
主役の男女で「生き方」の話になる。
「人生を割り切っているだけなんだよ」
「割り切れる? 人生が・・」
「割り切るべきなんだよ、割り切ることを薦めるね」
この会話がなぜか、気になって仕方がなかった。
そして「割り切る」という単語も。(笑)
「割り切る」とは「割り算で、端数を出さないで完全に割る」
「(例外などを無視して)きっぱりと結論を出す」
「こだわらずにやる」などの意味がある。
要は、あまり小さいことにこだわって生きるより、
ダメなものはダメ、不可能なことは不可能、と判断して、
違う選択肢を見つけることも、生き方のひとつ。
そんな意味で「人生を割り切って生きる」方法もあるよ、
って言いたかったのかなぁ。
人生をいくつで割ったら割り切れるんだろう、
「2」かな「3」かな。(汗)



2018年11月09日(金)
PCのハードディスクがお腹いっぱい

基本的には、朝の通勤時と昼休みに「柿田川の今」を撮影し、
Facecbook ページ「『柿田川公園』最新情報お届け隊」と消し、
写真をスマホからアップ。
動画は、帰宅後、スマホからPCに取り込んで、
Facecbook ページ「柿田川evol」の管理人としてアップする。
ほぼ毎日のことなので、作業にストレスは感じないが
最近、困ったことがてできた。
例年より、産卵のための鮎の遡上が1ヶ月ほど早く、
毎日、撮影する写真と動画が、莫大な量になり、
PCのハードディスクを圧迫している。
一言でいうと「PCのハードディスクがお腹いっぱい」
このままではいけないま、と自覚し、
外部記憶装置にもパックアップをとっているが、
それでも、毎日のように増え続ける、柿田川の「写真と動画」。
整理して削除すればいいのだが、撮り続けきた作品は、
ピンボケでも、愛着が湧きなかなか削除できないのが私。
誰が、写真の整理の仕方、教えてくれないかなぁ。



2018年11月08日(木)
ウソが写すのは、人の心そのものだから

映画「祈りの幕が下りる時」(福澤克雄監督)から。
阿部寛主演、東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編。
映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」(土井裕泰監督)との関連も
気になりながらの鑑賞となった。
冒頭、映像ではなく、文字で場面説明がある。
「仙台に田島百合子が、たどり着いたのは1983年の冬だった」
「母親の恋人、綿部俊一の消息をつかめぬまま16年の月日が流れた」
「現在」「東京都葛飾」・・・
もちろん作品の中で、年代を遡っていくとは思ったけれど、
やはり、最初に文字を読まされた感じは、違和感があった。
書籍を意識してのことなのか、脚本の妙なのか、私には分からない。
タイトルと台詞を繋げるフレーズは、演出家の浅居博美役を演じた
松嶋菜々子さんが呟く。
事件は「異聞 曾根崎心中」の公演初日くらいから話が展開し、
公演最終日に解決するような仕掛けに、ちょっと笑えた。
「もうすぐ幕が下りますね」
「やっと下ろすことができます。長い悲劇でしたけど・・」と。
その台詞をフォローするように、また文字が登場。(笑)
「ウソは真実の影、その影に何をみるのか。
それはきっと悲劇だけではない。
ウソが写すのは、人の心そのものだから」
映画で伝えたいことを文字にするのって、どうなんだろうなぁ。



2018年11月07日(水)
お酒を飲んでも優等生は大変らしいよ

飲み会の帰り、いつものように「最近どうですかか」と
タクシーの運転者さんに声を掛けた。
今回は、ちょっと笑ってしまう下品な話なので、
女性には、不快な気分をさせるかも知れない。(汗)
「先日乗せた、若いお客さんとの会話だったんですがね」と
口を開いたと思ったら、笑いながらこう言った。
「お酒を飲んでも優等生は大変らしいよ」
酔っ払ってもハメを外せない、ということらしい。
年を重ねた経験豊富な運転手さんが、ピンクと言えば
「ロンドン」とか「ハワイ」などに代表される、
キャバレーの話をしたらしい。
それを真剣に訊いていた乗客が、驚いたと言う話。
「どこを触っても怒られないなんて信じられない」と。
その話を教えてもらった私も、大笑いした。
「飲み放題・食べ放題ばかり行っているから、
こんな話になるんですね」と運転手に声を掛けた。
「つまんねぇ世の中になっちゃったねぇ、お客さん」と
相づちを求められて、またまた大笑いだった。



2018年11月06日(火)
紙は便器へ

東名高速道路・海老名SAの大便トイレで見つけた。
「紙は便器へ」がデカデカと貼られ違和感があった。
日本人なら、お尻を拭いた紙は「便器」に落とし、
あとは「大」か「小」を選択して流すだけ、だから、
小さい子どもでも理解しているはず。
それが「英語・韓国語・中国語」で書かれていて、
特に「中国語」は、これでもかってくらい強調されている。
ということは、裏を返せば、
「紙を便器に捨てない外国人がいるってこと」なんだと思う。
慣れない異国の文化だから、仕方ないのかもしれないが、
私の次の疑問は「便器に捨てなければどこへ捨てるの?」だし、
そもそも、シャワー付き便座が外国人に使いこなせるだろうか、
そんな疑問さえ残っている。
外国で販売されている「日本」の旅行ガイドブックには、
この便座の使い方って書いてあるのかな?
一番大切な部分なので、誰か教えて・・。



2018年11月05日(月)
今日からだ、俺はお前のもんだ

映画「私の男」(熊切和嘉監督)から。
全体的には、私の好きなタイプの映画ではないが、
さすがに、原作がしっかりしているので、
安定したストーリーで観終った感じがする。
(原作・桜庭一樹による第138回直木賞受賞作)
いつものように、タイトルが気になっていたので、
作品中に見つけようとメモをしようと待ちかまえたら、
意外にも冒頭、北海道奥尻沖地震で孤児になった少女に、
彼女を引き取った遠縁の主人公が呟くシーンがあった。
「今日からだ、俺はお前のもんだ」
その言葉を胸に刻んだ少女が大きくなって、
「私の男」として、物語は思わぬ方向へ展開していく。
「俺も家族が欲しいんですよ」「だって親子でしょ?」
「あれは、本当の家族ってもんだ」「同じ血が流れてんだよ」
鑑賞後にメモを整理すると、家族とか、親子という単語が
頻繁に使われていることに気が付く。
いろんなタイプの家族・親子があるんだなぁ。



2018年11月04日(日)
愚かだね、人間は・・

映画「不能犯」(白石晃士監督)から。
「やっぱり、この一言ですか?」と言われようが、
この作品を思い出すには、このフレーズが相応しい。
松坂桃李さん演ずる「思い込みやマインドコントロールで、
ターゲットを殺害する『不能犯』の男」が、殺害したあと、
その殺害を依頼した本人が嘆き悲しむシーンの後に呟く。
(実は私のメモだけでも、3回は記録に残っている(汗))
でも「なぜ、彼はこんなことをするのかな?」と思っていたら、
物語の中に、しっかり会話として残されている。
「あなたの目的はなに? 何なの?」の問いに
「人間のもろさと強さ、知りたいんです。
どちらが本当の人間の強さなのか」と答える。
強がっている人に限って、もろい面を持っている、
そのもろさを隠すために、強がって見せている、
だから、どちらがその人の本性なのか、知りたい、
ということなのだろうか?
どちらにしても、自分の欲の為に殺害を依頼するなんて
「愚かだね、人間は・・」。