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■ ナンパ。
そんなにベタベタくっ付くものなんですか。
簡単に「キスしよう」とか言えるんですか。
・・・自分の知らない世界を見てしまいました。
少しだけ、ぞっとしてしまった。
抱きつかれて、腰に手を回されたけれど、
嫌悪感が、まったくない。
心地良くも、悪くも、ない・・・とても、不思議な。
まるで身体と心は別のように、感じていた。
眼鏡、はずした方がいい?
・・・それを言ったのは、貴方で三人目。
なんだか、少年漫画の世界じゃありません?
ああ、緊張すると敬語になる悪い癖。
でも、この場合はそれでいいのかな。
動揺と、不審、揺らぎ、つくり笑い。
差し障りのない会話をして、
それなりに身を任せて、拒んで、
目的、なんなんですか?
身体?まっさか。
魅力ないと思うんですけど。
どう対処すべきかを、必死で考える。
こんなの、遠い世界の事だと思ってた。
少なくとも、自分には絶対ありえないと思ってたのに。
さあ考えろ、考えろ。
さっさと断ってどっか行こうか。
ああ、でも私の性格が邪魔をする・・・、
「すみません、急いでますので。」
その一言が、出てこない。
鋭い、無遠慮な視線。身じろぐ。
・・・やっぱり、私は人と接するの、苦手だ。
2002年10月23日(水)
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