enpitu



オトナの恋愛考
INDEXpastwill


2018年05月26日(土) 夢のつづき


美味しい自然食のレストランで食事をした後
私たちは知らない土地を地図を頼りに山道を走った。

けして表向きは綺麗とは言えない田舎のモーテル
ひとつひとつ部屋を物色しながらぐるりと回った
どの部屋の写真も毒々しい場末のラブホテルの作りだったが
最後の部屋だけモノトーンの装飾と陽の光が差し込む明るいバスルーム
「ここがいい」
私が言うと彼はにっこりしてそのガレージに車を入れた

あれは夢のつづきだったのだろうか

私たちはシャワーもそこそこに
モノトーンのアラベスク柄のカバーがかかった
広いベッドで抱き合いながら戯れた

お互いの柔らかく愛しい体を深く愛しながら
尽きる事なく時間が過ぎるのも忘れて抱き合っていた

あれはあの夢のつづきだったのか。


2018年05月13日(日)


夜明け前とても鮮明な夢をみた。

私はひろに手を引かれて都会の知らないビルに入っていった。
階段を登っていくと広々としたフロアに出た。
そこは淫猥で淫靡な空間が広がっていた。

毒々しいネオンに彩られた世界。
行き交う人々は色街の住人たち。
私たちは場末の見窄らしいホテルのエントランスの前まで行った。
私はそのドアを入っていくものだと思っていたが
ひろが踵を返しその横にあったエレベーターに向かった。

ああ、やめたんだ。どこにいくのだろう。
そう思っているうちに着いたのは緑が広がるビルの屋上の庭園だった。
柔らかな芝生に私たちは微笑みながら寝転んだ。
戯れあいながら抱き合いながら。

ここで私たちは愛し合うのかな。
良いかもしれないな。
でも嫌。誰かに見られる。そっとひろの腕を解こうとしたが
さらに力を入れて抱きしめられた。


なぜかそこで目が覚めた。時計をみると4時前だった。
なぜあんな夢をみたのだろうか。

いまだに続いている終わりがやがては訪れる私たちの物語。

あの楽園は夢に見る二人だけの桃源郷だったのか。


夢うさぎ |MAIL

My追加
エンピツ