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オトナの恋愛考
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2010年05月31日(月) P.S.) I love you.






日曜出勤のひろから昨日もキチンと「おはようメール」
会社から昼過ぎにも又メール。

「今日はちゃんと飲んだよー。」ときた。

「明日からの出張にもちゃんと私の代わりに(笑)持ってってね。」と返信した。

「ちゃんと持って行くを用意したよ。出張先からまた電話するね。
 また駄々こねるかもしれないけどね。」

よしよし。あまりうるさく言わなかったせいなのか
金曜の真夜中の電話のせいなのか
やっと自分からプログラムを真剣にやり始めたひろにもう一押しで、

「あのね、キチンと3日から1週間続けられれば
 必ずいいことがひろの身体に起こるよ。私を信じてね。
 もし、ちゃんと出来たら今度逢った時にご褒美に
 ひろが望むことを何でもしてあげるからね♪」と送ったら・・・

「ホント?うん、頑張る!」だって。

恋する男にはなんだかんだと説明するよりも
これが一番効果的らしい(笑)。

深夜、私から「おやすみメール」を送ったら

 今、僕もメールしようと思って携帯を開いた途端に
 うさちゃんのメールを受信したよ。

 おやすみ、うさちゃん(ちゅ)


 愛してるよ。





「愛してる」だなんて初めて言われた。


2010年05月29日(土) ミッドナイト・コール







 今大阪です。

 >愛なんて言葉を鵜呑みにするほどコドモでもないし
 >割り切った恋ができるほどオトナでもない私はどうなんでしょう。

 僕なら、愛という言葉を信じます。
 それが嘘でも信じたい。
 こんな僕をどう思いますか?


こんなやり取りを私たちはブログ上で交わす。



彼がこのコメントを残した直前に初めて深夜の電話があった。
たまには声を聞きたいからと言う私のお願いの通りに。

ワンコしてくれたらこちらから電話すると
家人のいる家の中から移動時間を考慮しなければいけない環境なのに
彼からのコールは鳴り続けた。

自分の仕事部屋の窓際で電話に出た。
大阪のどこかの居酒屋のような喧騒が彼の声の後ろで聞こえた。

「ワンコで良いって言ったのに。」
「あ、そっか。じゃあ後で又電話して良い?」
「うん、ホテルに戻ってからしてね。」

それから1時間後ピッタリに今度は駐車場の車の中で
彼の電話を受け取った。

「今戻ったところだよ。」
「お風呂はもう入ったの?」
「ううん、まだ。うさちゃんに逢いたいよ。」
「私だって逢いたい。」
「いますぐこっちへ来て。」

大阪と私の住む場所は400kmの隔たりがある。

「うさちゃんに逢いたいよ。」
「もう私だって今すぐそこに行きたいよ。」
「うさちゃんをポケットに携帯して連れていきたいよ。」


かなりお酒の入ったひろは酔った勢いでワガママを言う。

「私の写真を見たって2人の?それとも私だけの?」

ちょっと話をそらした。

「ん?うさちゃんのセミヌードと下着の写真。
 あれすごく良いと思うよ。」

酔っ払いの声で甘えるひろが私の問いで
時々素面に戻るのがおかしかった。

「今度、朝まで一緒にいたいなあ。」
「うん、僕もゆっくりうさちゃんと眠りたい。」
「今度一泊でこっちに来れる事ある?」
「そうだね。出張だと言って今度予定を立てるよ。」
「無理しないでね。仕事とご家族が最優先で
 時間に余裕があればで良いからね。」
そんな会話の途中で
私がちょっと現実的なことを言うと
途端に

「うさちゃんに逢いたいよ〜。」と繰り返す。

30分ほどで休まなくちゃいけないひろの事を思って
「もう寝ようね。ちゃんとお風呂に入ってベッドに入ってね。」
「うん、わかった。うさちゃんのブログを見てから寝るよ。
 おやすみのキスして。」

酔ったふりしているのかいないのか(笑)泥酔ではないようだ。
私は携帯電話に唇を押し当てて
「チュッ」と音をたてた。

「あはは。ありがとう。おやすみ、うさちゃん。」
「おやすみ、ひろ・・・。」

愛してる。と言う言葉は飲みこんだ。


せつない想いで部屋に戻ってお風呂に入って布団に入った。

次の朝、起きてすぐにPCの前に行きサイトのブログを開くと
私の記事のコメント欄にひろの言葉が残っていた。

私たちはまだ一度も「愛」なんて語り合った事はない。




でもね、
私だって嘘でも良いから「愛」を信じたいよ、ひろ。


2010年05月28日(金) モウソウ






出張の夜は声が聞きたいから
メールじゃなくて電話して。って

ちょっと甘えてみた。昨日のいつもの朝メールで。

いいよ。と返事が返ってきたのに
昨夜は「おやすみメール」さえ来なかった。

寝不足だったから居眠りしながら必死で起きていて
こっちからするのもシャクだったから
携帯電話を握りながら寝てしまった。

今朝はちゃんと「おはようメール」がきた。

「ごめんね。飲みすぎてベッドに横になったら朝だったよ。」

とちゃんと謝ってくれたから

「いつでも良いの。日頃が寝不足なんだから
 たまに休める日はよく眠ってね。」なんて

それまでは何だかモヤモヤしてて
そろそろ新鮮味がなくなってくる頃で

私との関係も優先順位が下がってきたんだろうな。とか
もしかしたら金沢のほかの女と昨夜は一緒だったんじゃないだろうか、とか
私なんかより本当はもっと若くてきれいな女の方がいいんじゃないか、とか
なぜ彼は私を選んだりしたんだろうか、とか。
きっと年上で甘やかすから楽チンなだけなんじゃないだろうか。とか
ジェラシーの妄想が妄想を呼んでしまって
もうどーでもよくなった事にしてしまいたいと思った。

寧ろ、今日着信していた大ボス・J氏からのミーティングの方が気になって

「ああ、男に振り回されてる場合じゃなかった。
 私にはビジネスの方が大切だった。
 どうせ一時のお遊びの男の事なんて考えるのはよそう。」

・・・だなんて本当に心にもないんだけれど
恋をすると、途端にそれが私の世界の中心になってしまうような
過去の過ちをもう繰り返さないようにしなくっちゃ。だなんて
本気で考えながら一日中、仕事をしながら考えていて
やっぱり男の事を考えている自分にちょっと嫌気がさして
でも早めに帰宅して、仕事もそっちのけでまた彼の仕事関係の事を
ネットで検索してしまった自分が今はちょっとまた好きになった。

結局

この2ヶ月間で彼が定期便メールをくれなかった日は2〜3回だった。
忙しい今週だってフォルダを調べてみたら放置されたのは昨夜だけで、
今朝はちゃんとメールをくれたんだから
そんな事でなんだかんだと一日中機嫌が悪かった自分を反省。

それにしても今夜改めてまた調べたら、
彼が卒業した大学も今の会社の彼のポストも
ひろって本当にエリートなんだと実感。

私と一緒の時は口下手で大人しくてちょっと甘えん坊で
ちょっとエッチで何だか頼りないなただの男なんだけどなあ。

まあ、彼の現状を考えてあげたら
あまりワガママを言っちゃいけない事だけは確かなようだ。

今夜は東京へ帰るか大阪に泊まるか悩み中と
金沢からの移動中の時間にメールがあった。

いっそ○○(私の住む町)に泊まっちゃう?
と半分ホンキ半分ジョーダンで送ったら

「泊まりたいけどうさぎの写真見て我慢する」だって。

先週末のホテルで撮った私のセミヌードの画像の事。


「たまには朝までゆっくり一緒にいたいなあ。」と一言送信した。

「うん、一緒にゆっくりマッタリしたいよ〜。」と返信がきた。


それで良い。ワガママなモウソウはもう(よ)そう。(笑)

私達の恋の行方は神のみぞ知ること也。









2010年05月26日(水) 覚え書






ひろの今週の予定

月曜日 東京 (飲み会 県人会)

火曜日 東京  残業

水曜日 仙台→東京(飲み会)

木曜日 金沢 泊まり

金曜日 金沢→大阪 泊まり?


2010年05月25日(火) プログラム






先週末のセミナーの話のつづき。

セミナー会場から出た後は新宿まで移動した。
それからは2人だけの時間を過ごすため。

セミナー会場のあるビルのエレベーターで2人きりになる度に
私を抱きしめるひろを嗜めた。

「だめ。誰がドアが開いた途端にいるかわかんないでしょ。」
「そお?僕の会社があるビルじゃない」とニコッと笑う。
「私が所属する会社のビルだよー(笑)」と抵抗しても身体を離さない。
クールな外見からは考えられないくらいイタズラ好き。

いつもは黒い大きなバッグにビジネススーツで
日本中を忙しく駆け回っている彼だけど
この日はお気に入りのエディバウアーの
ピタッとしたTシャツにコットンパンツ。
筋肉質で締まった体型に短めの髪がとてもよく似合っていて
お堅いIT企業の管理職にはとても見えなくて
主催者の男性に「お仕事はゼネコン関係ですか?」なんて言われて
「いいえ、ITです。黒いのは地黒です。」なんて茶目っ気たっぷりに
答えていたひろをちょっと距離を置いてみることが出来て
なんだか私の知らない彼を見ることが出来て
でもテーブルのゲスト側に座っている彼はとても堂々としていて
カッコよくてハンサムで私はもう一度惚れ直した感じ。

ホテルの部屋でなし崩しに抱き合ってしまう前に
プログラムの説明をもう一度して
聞いているのかいないのかちょっと心配になってけど
まあ彼を信用することにした。

ベッドで照明やらなにやらのスイッチをあーでもないこーでもないと
いじっているうちにそのまま抱き合ってしまって
またシャワーも浴びないうちにお互いを激しく何度も求め合ってしまった。
私のセミヌード写真と2人で抱き合っている姿を鏡越しに画像で切り取った。

毎回いきそうになる度に
ひろは意地悪をして動きを止めて私にこう言う。

「誰ともセックスしていない?」
「ああん、してないよ。」
「本当に?僕以外の男としちゃダメだよ。」
「うんうん、しないしない。あ〜ん」

なんて、これって言葉責めなのかしら(笑)
こんなにひろに夢中な私が他の男に抱かれるわけがない。
彼には強気でかわいくない事ばかり言うけれど
恐るべし。こんな風にしてしまった恋のパワーは最強なのだ。

昨夜は県人会の飲み会の帰りにメールがあった。
会場のビルから撮影した東京の美しい夜景の画像を添付して。
一緒に見たかったと書いてあった。

明日は午後から日帰りで仙台へ行く予定。
木曜からは金沢へ出張で一泊二日で東京へ戻ってくる予定。

ひろからの今朝の「おはようメール」の返信で
私にしては珍しく彼に二つのお願いをした。

私に代わりに出張先にもプログラムサプリを連れて行って。
時間に余裕があれば声が聞きたいからメールじゃなくてたまには電話して。

午後3時過ぎにメールが着信していた。
「うさちゃんサプリはちゃんと連れていくよ。もちろん電話もOKだよ。」

もう出張先に着いて仕事中だろうから返信はしなかったけど

ありがとうね、ひろ。
今夜寝る前にまたメールするね。



2010年05月24日(月) セミナー






先週末の土曜日に3週間ぶりにひろに逢えた。
今回は彼の健康を改善するための講座に誘うことが名目だったけど。

この提案をメールで伝えた時に
私の気持ちが十分に伝わらなかったズレを感じて少し後悔をした。
彼のレスポンスが微妙に変化した事に気が付いて
誠心誠意に正直に私の気持ちをメールにしたためた。

会場の最寄のメトロの出口で待ち合わせの約束をして
顔を見るまでは初めて緊張したけれど
振り向いた時に笑顔で歩いてきたひろの顔を見た途端、
それは杞憂だったと確認できた。

始まる前までは少し時間があったので
私たちは近くの安くて美味しいチャイニーズレストランでランチタイム。

私が知っている店だったので連れていったけど
ひろはとても気に入ってくれた。

それから腹ごなしに閑散とした週末のオフィス街を散歩した。
ただ歩きながら話をしただけだけど
気持ちの僅かなズレや、会わなかった3週間の時間の距離は
あっという間に縮まった。

取り留めのない他愛もない会話でも2人でいるととても楽しい。

「ねえ、ひろは本当はすごくノンビリ屋さんだよね。」
「ん?たぶんそう。電車の時間に遅れそうになっても
 ま、いっか(笑)って走らないで歩くかな。」
「ひろって面白いね。」
「そうかな。」
「うん、面白い男が好き。」
「つまんない男だよ。」
「つまんない男になりたいの?」

そんな意味のない会話を交わしていると
今日、一緒に参加する予定だった横浜の知り合いの男の子に
声をかけられた。

「うさぎさん!」
「あ、きたきた。久しぶりだね。」
「ええ、すぐにわかりましたよ。相変わらずスタイルいいですもん。」

私より一回りの年下の彼に褒められても微妙なんだけど
彼のことはひろには話してあった。

「僕のこと知ってるの?」
「ううん、大切なお客様とだけ言ってあるよ。」
「大切な?(笑)」
「そう(笑)大切なって。」

横浜の男の子が私に会いたいためにこの日の講座に来た事は知っている。
終了した後の説明でも私の話を聞いているのか聞いていないのか
なんだか遠まわしに褒め殺そうとしていたけれど私はお子様には興味なし(笑)。

まあそんな事はスルーして
私は夕方から用事があると言って彼を帰した。

「良かったの?」
「うん、用事は済んだし良かったの。」
「あのさ、後ろから彼来たよね?僕達が親しい事ばれたかもね。」
「そうかな。手も繋いで歩いていたわけでもないし普通にしてたでしょ。」
「でも、かなりくっついて歩いていたからさ(笑)」

私は普通にビル街の歩道を彼と並んで歩いていたつもりだったけど
思い出してみたら時々手が触れていた。

完全に私とひろはパーソナルスペース内で
並んで歩いていた事を理解した。

男女間の親しさは本人達は気が付かないところで
ちゃんと他人にはわかってしまう。

私の日常生活のビジネスエリアに初めてひろを誘ったけれど
私の仕事関係者と話す彼は、いつも私には言わない相談をちゃんとして
それに対してひろと同い年の主催者の男性がとても親切にアドバイスしてくれて
この日、彼を誘ってよかったなあと心から思った。

何かとりとめのない内容だけれども
要するになんかすごく嬉しい一日だった。

ありがとね、ひろ。素直に私の話を聞いてくれて。
私の思いはただ一つ。
あなたが健康を維持できて、いつも元気で活躍しれくれたら
それで良い。あなたの人生の目標が何であるかはまだ訊いていないけど
そんな事はどうでもいい。

私と一緒にいるときのあなたの笑顔があればそれで良い。



2010年05月18日(火) ブログ






ひろとわたしは出逢ったサイトのブログで
日々気持ちを伝え合う。

メールは日常の挨拶で生存確認みたいなものだけど
ブログはその時の気持ちを正直に何気なく
そこに登録している誰にもわからないように
お互いへのメッセージを伝え合う。

自由な私はほぼ毎日アップしているわけで
訪問者が増加して1ヶ月まえから日本の中ではランキングが1位になった。

それが目的ではなかったのにねえ(笑)

忙しくてなかなかログインできない彼は週に一度か二度だけど
でも日頃のメールでは私に聞かないことを聞いてくる。

遠距離で一番たいへんな事は?
ひろは逢いたい時にすぐに逢えない事だと書いてあった。
先週末の金沢の夜景の画像が載せてあり

このキレイな夜景が見えるこの部屋で
隣に貴女がいてくれたらどんなに嬉しかったか、と

ブログにさりげなく書いてあった。

私のコメント欄はいつもいっぱいだけど
ひろのコメント欄には私のメッセージだけ。

だから私は正直に今の気持ちを残していく。

遠距離恋愛でたいへんな事は
いつも逢いたい時にすぐに逢えない事ですよ。
それとお相手の状況に気を遣います。
仕事中やご家族と一緒にいる時間帯は
メールは迷惑だろうから遠慮してしまいます。

僕も同じです。
その心遣いはお相手の方も嬉しいでしょうね。
でも貴女のメールを待っていると思いますよ。
僕だったら嬉しいです。

コメントにコメントで返してくれたけど
やっぱり彼からメールがあった時だけ
私は送る。

今週はほとんど東京だと言っていた。
今夜は飲み会らしいので、泥酔していなければ
0時すぎにはおやすみメールがくるだろう。

だから私は今日も気持ちをブログにアップする。


※ここの日記は彼には内緒。
 知られたくない気持ちも書いてるからね(笑)








2010年05月15日(土) 戦場の恋人






今朝、まだ金沢にいるであろうひろに
いつもの「おはようメール」

「金沢のお天気はどうだった?
 たまには今日のあなたの顔を見てみたいな。」

もう2週間以上逢っていない。
出逢ってからこんなに時間が空いたのは初めてだ。

それから1時間後の空港から画像付きメールが送られてきた。

私と逢っている時の緩んだニコニコ顔の彼しか記憶になかった。
でも、添付された画像のひろの表情に愕然とした。

空港のパウダールームの鏡の前で撮ったと書いてあった彼の姿。
「髪の毛を切って短くなったよ。」と言う通り
サッパリとした短めの髪にビジネススーツはよく似合っていたけれど
無理に笑顔を作っているようなとても疲れた顔をした恋人。
2週間前より何歳も老けてしまったようにみえた。

それは私が今まで見たこともない彼の日常の顔だった。

「ひろは髪の毛短くてもカッコイイね!」と
わざと元気に返信はした。

そしてそっとフォルダに保存はしたけれど
日頃の彼はあんな表情で日々仕事をこなしているんだろうか。


本当はまったく手の届かない場所と時間で
戦っている戦場の恋人を私は想う事しか出来ないのだ。



2010年05月14日(金) 恋人の仕事






ひろの会社のホームページをみてみた。
キーワードでも検索してみた。

忙しい彼がどんな仕事をしているのかちょっと知りたかった。
そして、わかった事は想像していた以上に重要で大変なこと。

IT分野でも最大手の企業で、そこで最先端の技術が商品であり
日本全国のいくつかの地方自治体(都道府県)が顧客だということ。
管理職としてその第一線で億単位の行政システムを扱っているってこと。

本名で検索をしてみたら私と実際に出逢った直前の春先に
経営実務の専門誌でもインタビューを受けて記事にもなっていた。


来月、関西のある県の行政システムの入札があると言っていた。
これを落札できなければ「ちょっと大変だなあ。」と呟いた。

本当に何気なく、まるで歯磨きが切れてしまって
「ちょっと困ったなあ。」くらいの調子で聞き取れないくらいの声で。

ちょっとどころか今年の会社の業績にだって影響がある。
頑張ってもらいたいけど、私に出来る事は何もない。


私が知っている恋人は言葉も少なく寡黙で
理屈っぽいことも難しいことも何も言わない。
私と一緒の時はいつもニコニコ微笑んでいるだけだ。

「ねえ、あなたはいつも言葉が少ないけれど
 お仕事は営業なんだよね〜(笑)」

「そお(笑)」

「お客さんにちゃんとお話できるの?(笑)」

「そうだなー。屁理屈なオヤジが相手の場合は
 専門のSEを連れていくから大丈夫。」

「じゃあなたはその時になにしてるの?(笑)」

「ん?横でウンウンて頷いてるだけ(笑)」

私は思わず笑ってしまい、その話題はそこまでで終わり。
彼は必要以上に難しい話をしたがらない。

それはそうだ。一般人になんて到底理解が出来ない
IT技術の最先端のシステムを行政機関相手に売っているんだから、
私となんて仕事の話なんて出来るわけがない。

毎日3〜4往復するおバカなニャンニャンメールも
ブログで時々アップしている他愛もない記事も
彼にとっては日常の忙しいビジネスシーンから離れた
癒しの場所なのかもしれないなあ。

だから私がしてあげられる事は
彼が最高の健康状態とパフォーマンスで
活躍してくれる事をサポートすることと、

非日常の時間と場所で
ただ純粋に愛と快楽を共有するだけだ。

自慢もしなければ雄弁でもない。
プライドと謙虚さを持ち合わせている
彼が私はとても愛しく感じる。



ああ、でも何だかとってもせつないなあ。




2010年05月13日(木) 忙しい恋人






 ●覚え書。。。ひろの今週の予定

 月曜日 ・熊本 日帰り

 火曜日  東京

 水曜日 ・山梨 日帰り

 木曜日  東京

 金曜日 ・福井〜金沢 泊まり

 土曜日 ・金沢〜東京


昨日は山梨へ行くと朝メールがあったきり
0時を過ぎても「おやすみメール」が来なかった。
自分からなるべく送らないつもりだったけど
2時近くになって一応私から。

明け方、彼から着信していた。

「うさぎちゃん、おはよ。
 昨夜はまた酩酊状態になって、
 メール書きながら寝てしまったよ。ごめんね。
 今日は東京で、明日は福井→金沢の泊まり出張だよ。」

携帯を握りながら眠ってしまった
ひろの疲れた顔を思い浮かべた。

好きで飲んでいるんだろうけど仕事の付き合いは大変だ。
私へのメールなんてどうでも良い。1分でも早く休んで欲しい。

これで身体を壊さないわけがない。
だから私は来週末、彼に逢いに東京へ行く約束をした。


 


2010年05月11日(火) ワガママな恋心






この1週間でちょっとひろとの気持ちの行き違いがあり
まあ、メールでのやり取りだけじゃ本心はなかなか伝わらず。

でも駆け引きなしの私の想いはたぶん彼には伝わったみたいだ。


遠距離でしかも逢わない時間は朝晩のメールのみじゃ
お互いの表情も体温も心もなかなかわからないけど、
ワガママだって事は十分わかってるけど、
でも会いたい時にすぐ会えないってちょっと寂しい。


昨日あたりから関係もまた落ち着いたみたいで
今までと変わりないメッセージがまた届くようになった。

「心配してくれてありがとうね。うさぎちゃん、大好きだよ。」
って昨日のメールで言ってくれたし、ちょっと幸せ。


今週は月曜は熊本へ飛行機で日帰り出張で
昨日は東京で真夜中まで仕事をしていて
今日はまた山梨へ行っている。

きっと私が想像する以上に忙しいんだろうなあ。

その時間の合間に一日に数回メールをくれるんだから
それで十分かもしれないなあ。

恋が進んでくると男も女もちょっとわがままになる。


2010年05月03日(月) カミングアウト






昨夜遅くにひろからいつもの「おやすみメール」
でもその内容は・・・
 
 「まだ起きてるのかな?
  ついにブログで告白しちゃったよ。
  時間があったら見てね。
  おやすみ・うさちゃん。」

アメリカのサイトなのでいつも更新にタイムラグがある。

やっと反映されたのが24時間後。
私達の出会いのキッカケとなったサイトなので
時々、お互いにそ知らぬ素振りで
何となくお互いにメッセージしたりする。

「告白」なんて言うから
とうとう2人の関係をカミングアウトしたのか
または私に今まで言えなかったことを
ブログを通してメッセージしたのか。
この24時間、頻繁にアクセスしながら休日の大半を過ごし
ちょうど反映してその内容を確認したとたんに
本当にまるでテレパシーが通じているんじゃないかと思うぐらいに
ひろからまた「おやすみメール」が届く。

 「ブログ見てくれたかな?
  うさぎの写真を使いたいところだけど我慢した。
  本当はうさぎと一緒に寝たいな。
  おやすみ・うさぎちゃん(はぁと)」


本当は私の写真を載せたかったけど
変わりに魅力的な女性のオシリが画像になっていて
その内容は・・・


 この連休、遠出もせず近場で買い物の日々を送っています。
 久し振りに毎日クルマに乗る日々ですが、自分のクルマのお尻
 がとても好きです ♪
 お尻が好きなのはクルマだけでなく、女性についても同じ(笑)
 最近お会いした女性はお尻がとてもキュート♪
 可愛い笑顔と可愛い声。スレンダーな身体とキュートなお尻♪
 スカート嫌いという彼女に次に会えるのはいつになるか分かり
 ませんが、また会える日が待ち遠しい!


・・・だって(笑)。
タイトルが「おしり」という事だけはメールで聞きだしていたけれど
なんかこうくすぐったい様な嬉しいような恥ずかしいような気分。

だけど、ありがとね。ひろ。

私もあなたの笑顔も声も引き締まった身体も
もちろんオシリも大好きだよ。

早くまた逢いたいね。




2010年05月02日(日) 素顔のままで






ちょっと前までは
別れた後に思い出すひろの顔は
真正面からのニコニコの笑顔ばかりで
実際に出会う前までに彼が何枚か送ってよこした
まるでそれは作った笑顔のプロフ写真。

最近、彼に逢えない時に
思い出す顔は
無精ひげがちょっと伸びた顎だったり
ちょっと乾いている荒れた唇だったり
半開きの口元だったり
寝癖のついた髪の毛だったり
目じりのシワだったり

ようするに
ひろは段々私にとって現実的な男になってきていて

私はキレイに整った端整な笑顔ではなく
彼のそんな人間ぽいというか動物っぽい部分を
一番愛しく感じている。


夢うさぎ |MAIL

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