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オトナの恋愛考
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2010年03月31日(水) 遠距離恋愛






彼とはあるサイトで知り合った。
お互いのブログに時々コメントを残した。

特に気になる存在ではなかったけれど
去年の秋に自分のプロフの写真を更新した時に
初めて個人的にメールが送られてきた。

「うさぎさんはとてもステキな方ですね。
 あなたは遠距離恋愛をどう思いますか?」

そんなメールはサイト内でウンザリするほど届いていて
気に入った相手にしか返信していなかったが
私は迷わず返事を送った。

「東京と私の住む地域では遠いとは感じませんし
 ある意味、お互いの生活を考えたら
 電車で2〜3時間の距離は良いのではないですか?」

彼からはすぐに返事が送られてきた。

「こちら(東京)へ来られる事はありますか?」


実際、私は仕事で月に1〜2回は東京へ行く。
そのことを伝えたら
「ぜひ、今度こちらに来られるときはお知らせ下さい。」


私が時々更新するブログが好きだと言った。
こんな文章を書く私に逢ってみたいのだと。

本気で逢う気持ちも遠距離恋愛する気もない私は
時々くるメールに当たり障りのない返事を送り続けていた。

彼の書くブログは日常の何気ない事。
仕事で日本中を飛び回っている忙しいビジネスマン。
淡々と書く文章に彼の人柄がしのばれた。

そのことを素直に伝えた。

「あなたの書く文章は、
 私にとって忘れられないある人を彷彿とさせます。
 普通はこんな風にメールを送りませんが
 あなたにはとても好感が持てます。」

「そうですか。うれしいです。
 でも、僕は時々貴女がその人との思い出をアップする度に
 とてもジェラシーを感じてしまいます。」


まだ会った事もないその人に
少しだけ会う気になったのは
メールに添付してきた彼の瞳に一瞬にして
恋に落ちてしまったからかもしれない。

これは去年の11月の終わりの頃の始まりの話。

続きはまた明日にでも。
 


2010年03月30日(火) 恋をした






「さあ、これからまた一緒にいようね。」
と、あの人は微笑んで私に言った。

私は嬉しくて、歩き始めた彼の手をそっと握った。
彼は私のほうを見ずにそっと私の手を握り返した。


夢から覚めて気付いた。

こんな夢を見るようになったのは
きっと完全にあの人との日々は遠い過去の事になったって事。



そして、私は久しぶりに新しい恋をした。


夢うさぎ |MAIL

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