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2004年08月29日(日)
ヨドバシカメラ前で

今日大阪駅ヨドバシカメラ前から見える大きな空が
世界の終わりみたいな色をしていた。
キレイな夕焼けってのでもなく、ピンクと群青色とオレンジ色が
まだらになっていた。

わたしはその時ひとりだったんだけど、
「わーカメラ持ってくれば良かったー」と思ってしばらく眺めてた。
そしたら結構いるのね。
カメラを取り出し、写す人が。

携帯のカメラは簡単だし、カップルや女の子同士が「きれー」とか
言いながらは普通だけど、男の人がひとりで足を止めて
デジカメを鞄から取り出す。ってのもあって。
好みのタイプ…。
外見はさておき、そういう感性の持ち主ってイイワ。

最近引き篭もってばっかだったので、今日は人酔いしてしまった。
本当に帰りの電車では吐きそうになった。

来週は先週よりいいことあるといいな。
醜いわたしが前面に出なければいいな。



2004年08月23日(月)
恋人がいるかいないか

彼氏いない歴が恐ろしく長い、私たちのうちの1人に最近彼氏ができたこと
以前に書いたと思うけど「結婚する気は無い」と言われて
捨て鉢な付き合いしてるのかと思いきや、なんだかそれなりに
仲良ししてるようだ。

彼氏が放浪人っぽいので、お盆を挟んで北海道へひとりでヒッチハイクなんかの
旅に行ってしまったり、他人事だと穏やかな浮世離れした
素敵な人だと密かに思ってるんだけども。
彼女にしてはまだほやほやなことだし
2週間も離れ離れなことに涙したり、それをなだめるために彼氏か
夜中いきなり会いに来たりと、あんなヒッピーみたいな格好してる彼女にも
女らしい私たちの知らない面があるんだなと感心したり。

あんまし詳しく書くとエンピツに存在してる彼氏にばれそう。
(どうばれるんだろ?!)

いつも思うのは恋人同士の法則は本人達にしかわからなくて
自分が、好きな男の人に話す内容はこれでいいのかとか
よそのカップル達はもっと彼氏を楽しませてそうだとか
色んなこと考えれば考えるほどおかしくなって
そして勝手に自爆していってたわたしの過去の恋愛。
おんなじように「わからないよねー」って言ってた彼女が一足早く
普通の恋愛を手にしてしまった事に置いてけぼりを食ったような
でも彼女が女らしいことをつぶやくのを「面白い」と思ったりしてる。

ところで
顔を知らないネット上で一方的に覗いているHPだとか
ファンの日記だとかあるじゃないですか。同性でも異性でも
そういう人達に恋人がいるかいないかってスゴク重要な事だと
わたしは思うんだけど、みんなそうでもないのかな。

長い事、同じ境遇だ!と仲間意識をもっていた人の日記に
いきなり「相棒が…」とか出てくるとおののく。
半年も前からファンのつもりだったのに知らなかったよー!てな感じの。
みんなあえて、面白くないからと恋人との痴話ネタを避ける傾向があるんだよね。

その友達もHPでは彼氏ができたこと、発表とかしないの。
別にプライベートを売りにしてるわけじゃないから
そんなこと発表する気は無いというんだけど、わたしのようなファンがいたら
裏切られたような気がすると思うよ。って言ったら
怖がられました。
そういうことじゃなくて、心をさらけ出してる日記なら特に
恋人ができたっていう事実を隠す方がおかしくない?
だって、そのひとの毎日で確実に変化のあったことだろうし
報告する義務があるとわたしは思うんだけど
その場にいた友達みんなに反論されちまいましたよ。

そっかなー。

そのひとの文章が好きでファンになったとしたら
そのひとが恋愛についてどういう考えを持っているかとか
そういうことも読んでみたいと思うのは間違ってるかな。

どうでもいい馬鹿馬鹿しい女子高生の手帳みたいな恋バナなら
別に興味無いの。



2004年08月20日(金)
おそうじ老婆

うちの会社は清掃会社からひとりだけ、お掃除にきてもらっています。
3階建ての事務所と製造現場、ざっと掃除するだけでも
結構な広さだし各階にトイレもあって大変だなーとは思うのです。が。

その掃除婦がどうみても90くらいの老婆。
けども、60だと言い張っているらしい。
この人がなんと説明していいのか…

まず外見は90だから、腰は直角に曲がっており、痩せっぽッチ。
顔はひょっとこのよう。
そういや肌つやはいいけど
その腰のせいで半径2メートルしかものが見えないので
掃除がまったくできてませんねん。
掃除以前の、たとえばトイレでマットをどかしたり
ごみ箱をどかしたりしてもそのまんま。
洗剤があちこちに置きっぱなしなんですわ。
机の上とかは触らないでいいってことになってるからいいけど、
プロとしてどうなのーて人をよこしてきてるんですよ。
清掃会社が。

で、異常に謝る人で何を話しても「すんませんすんませんすんません!」
「どうもすんませんごめんなさいごめんなさい!」この一本調子。
人の話なんか全く聞いてないの。
そしてものすごいだみ大声なのです。

あたしって、よく考えたらいいおばあちゃん。って感じの人しか
しらなくて、このそうじ老婆にははじめびびった。
性格も悪いしあくどいし、いいかげんだし、うるさいし
はっきり言って最悪なのを引き取ってるなーと思うの。
みんなはじめは老婆の見かけに騙されて「よくやってくれてるねー」とか
言うんだけど、本性はものすごくて(いちいち書いてらんないけど)
結局掃除なんてやってないのね。全くアピールのみ。
散らかしてるくらい。

営業の机の下とかを90度に折れ曲がって掃除機をかけるんだけど
とっくに始業時間は始まり電話が聞こえないくらいの大声で
「すんませんすんません」と言いながら掃除機ガーガー。
「もうええから」って今日もユキオさんに追い出されてた。

午後一に終わりはるんだけど、毎日帰り近所のケンタッキーでコーヒーを飲み
持ち込んでるバナナを食べているらしい。
ケンタッキーでももう諦められてるけど、ちょっと頭のおかしい人扱いされてた。

こないだ応接室へ副社長のお客さんを案内したのですが
まだ朝一の掃除中で、「もういいんで」と言って追いだしたら
客の前でいきなり
「何時にお客さん帰られますか、それから掃除機かけていいですか!!」だって。
マジで焦りました。

また別の日、麦茶をお盆に入れて運んでたら、まだ廊下で掃除機のコードを片付けてて
両手が塞がってるあたしのために、ドアをばーんと開けて
「どうぞどうぞどうぞ!!」…って。あたしにひれ伏さんばかり。
ノックもなしに部屋を開放された、びっくり顔の部長とお客さん。
あたしの心臓は止まりかけました。
勘弁して!って感じ。

老婆はノックして入ると言う事を知らないのか?
お客さんに失礼の無いよう…つーか以前に、見えてる?お客さん…

社長には愛想がよく、お年なのに頑張ってるって思われてるみたいで
総務のおばちゃんたちの、掃除婦変更依頼を聞いてもらえないらしい。

老人=かわいそうで善良な人たち
って昔小さい頃思ってた。
母から老人を大切にするようって教え込まれたあたしには、
荷物をおもそうにもって歩いてるおじいちゃんを見て
かわいそう!つって泣いたりしていたらしい。
老人を何とカン違いしていたんだろ。笑

あの頃じゃ考えられないようなうざい老人もいるってこと。
悪い政治家とかみんな老人だし?
15歳でも90歳でも人間は人間だと当たり前なんだけど最近思う。



2004年08月19日(木)
応援できないの

アテネな日々。
つっても人並みですがねー。

卓球の愛ちゃんを応援できません。
日本人でこれほど、相手チームを応援してる人がいるだろーか。
昨日は温和な父にまで怒られましたの。
愛ちゃんを野次りまくってたので。

しかし今日、負けそうですねー。
つまんないから最後らへんで負けて欲しいんだけど。
何なんですかね、あの子は。
勝ったときの挨拶の握手の態度は感じ悪いし。
苦情が来ないか心配なるよ。
どーして誰も注意しないんだろう?

年頃になってかわいくなって、世の中に騒がれてるけど
あの、泣いてた我が儘で勝ち気なまんま成長してないじゃない?

そして卓球て、どしてあんなにガッツポーズ小さいんだろ?
そしてあのかけ声?はいったい。
嬉しかったら若者らしく笑えよなー。
昔の柔ちゃんもそうだけど、大人の中で育った子って
カッワイクな〜い。





2004年08月16日(月)
なんだかな

近頃わが家は、妹が結婚後住む家を買うので、バタバタしている。
不動産やから電話がかかったり、普段はしゃべらない父までが
混じって地図を開いてなんやかんや大声でしゃべっている。

いきなり家を購入するとはやり手だ。
さすが彼氏は友達がいないので、お金はたっぷりあるようだ。

というより、双方の家族は何度となく会っているのに
あたしだけ未だに、彼氏とさえ会っていない。
こわい。
このまま行くと結婚しました報告まで会わないのでなかろうか。
つうか、いっそもう会わないでおこうか。
多分、一番面倒な小姑だと思われているだろう。

『結婚』って本当『生活』だよねー。
一生の買い物をするからわかるけど、なんで双方の親が一緒に家を
見に行ったりするんかね?
お金をすこし出し合うから?
めんどくさ。

妹は「はっきり意見を言わない彼氏に、最近腹がたつ」とか
言ってるけど、いまさらでないかい?
そんなことをこの段階で言ってることに驚く。
まるで初めて喧嘩しているかのようだ。
付き合って1年。
楽しいさなかに結婚なんて決めてしまうのが、一番いいのかもしれんけど。
そうでないと婚期が遅れるのかもしれんけど。誰かさんみたいに。

東京の友達が来月3・4・5と結婚式があって帰ってくる。
電話くれるのも何年ぶりかだし、喜んでいたら
傍と気付いた。
来月の3・4・5って慰安旅行であたし北海道にいるよ!
ばっちしかぶってます。

ががががががーん

そういう訳で近々、東京へ再度ひとりで行こう。




2004年08月15日(日)
ちょっと待てぇ

今日は奈良の燈花会(とうかえ)なるものに行ってきました。
神社や湖に幻想的に灯りをともしたり、灯篭流しのようなことを
するのですね。
何年か前から行きたかったんだけど、良かったっす。
年齢層が高めなのもぐっど。
屋台やらも出ていて、大仏見学とお祭りと、写真撮影会と、お盆と終戦と
もう何でもかんでもごちゃまぜにしたような風物詩って感じ。

夏の夕方から夜にかけては本当、日本人で良かったって思うのだ。
空が真っ青になってピンクになって紺色になっていく頃
台所から夕飯を作るニオイ、下駄の音、灯されていく小さな明かりたち。
ウーン!

ところで最近流行りのスローフードっていうか、
ちょびっとずつ、健康に良さそうな味付けのご飯を今日もおされカフェで
食べたけど、なんか雰囲気だけで満足してるような気がする。

メニューは、豆ご飯、味噌汁、ひじき、おくらとトマトの和え物
冷奴、さわらのみそ焼き、めかぶとやまいも、抹茶寒天でした。1100円。
珈琲つき。
すごく好きなものばっかなんだけど
全部一口〜二口なんだよね。
た、たらん。
カップルもいっぱいいたけど最近の男は少々小食やなぁ。
そんな小鳥がエサをついばむようなんで足りるのー?
女の子はちょこちょこしたもの食べるの好きだけどね。
男はどんぶりかなんか抱えてがつがつ行って欲しいですね。
とにかく今日は帰ったら濃い味のものを食べてしまいそう。

しかしめかぶうまい。どろどろ大好き。
先日も飲み屋のおばちゃんと、一瞬にして
めかぶがどれだけ好きかってことで超仲良しに。。

まーごはんはちょっと納得いかなかったけど、奈良のことが大好きになりかけて
帰路についたんだけど、暗闇でも電車でも
いちゃつきカップルが多かったのが、うざうざだった。
浴衣着てる彼女に欲情してんのかしらんが、
満員電車で二人でくらーーーく抱き合うの、ヤメてっ。
暑苦しい。
耳とかにずっとキスしてんの。
生駒で降りた、天パーガリ男とエメラルドグリーンの浴衣に白い帯の
あなた方ですよっ。笑
お互いのクチビルしか見てないでやんの。ブルブル

隣できゃぴきゃぴ明るいかっぷるがなんぼか微笑ましかったわ。
何?あの暗さ。
別れたくないなら泊まれば!明日も夏休みでしょう。

と、言いながらああいう一瞬も大切なのかもねーなんて
友達はゆってたけど、あたしはイランね。あんな恥は。



2004年08月05日(木)
30代ドラマ

いやーー高橋克典いいな。
あんなつぶらな目で見つめられた日にゃあ。
男の人って素敵に年をとっていく人多いみたい。

稲森いずみがなんかのインタビューで、
30歳を過ぎて肩の力が抜けて、がむしゃらに頑張る頃は過ぎて
でも今の目標は、心にキレイな色をたくさん持ちたいって
言ってたの、うんうんわかるわかるって感じ。

20代の頃ってなんだか親友とでさえ張り合ってて、服装とか
似合って無いじゃん!ってのを平気で着てたり
男の人にも、立場的弱くなりたくないから
好きな人にも好きって言えなかった。
もう今、だれにでも言えるもんね。
しかしそれがふざけ過ぎと取られて、本気なのにわかってもらえない事あったり。
プライドはなくしたくないけど、どっち方向キャラへ進むべきなのか悩む。

全然関係ないけど、ミシン欲しいのー。
あたしって恐ろしくぶきっちょで、家庭科の時間
スカートとか作った学期、ひどい成績だった。

最近自分の頭の回り具合っていうか、苦手な分野が仕事してる上で
よくわかってきたんだけど
『物事を色んな方向から見ること』に弱い。

まず方向音痴。これはまわりでは有名な話で、身の回りの道関係はもちろん
世界地図日本地図全てまったくわかってません。
頭の中で方向転換したり、見取り図を考えたり、スカートの分解図
のりしろ、ものを立体に考える事など
理数につながる事全て、考える事を諦めてしまってるのか
拒否反応を起こすの。

数学できなくたって、社会に出れば関係ないやって思ってたけど
なんだかんだゆっても
頭を理数方向に働かせなければならないことって、あるっ。
というか、そのほうに強い方が社会では強者である。
文学的芸術的あたしなんてお呼びじゃないのだ、会社では。

あ、話が戻るけど大人気ミシン6万円が1万円にプレゼント価格ってのを見て
巾着袋も縫えないあたしなので、ちょっと暇な夜
カタカタやってみたくなったのだ。
今手作りって以外とかわいいしね。
上達したら、レトロな布でクッションカバーとか
和風の素材でのれんとか作ってみたいなぁ。






2004年08月04日(水)
おぞましい

仕事帰りに見た光景。
はじめ、男二人で相合傘して寄り添っているので
ちょっと目を見張ってしまった。
しかもおじさんとちょっとおじさん。

おじさんがちょっとおじさんの腕に手を回していた。
世の中色んなカップルがいるもんねーとか思ったけど
追い抜かれて、後ろから眺めていたら
ちょっとおじさんが、階段や信号のところで何か囁いている。
あまりに普通のスピードだったので気付かなかったけど
おじさんは目が悪かったのかな。
ほんと、早かったよ。
あまりに目立たないので、二人の息がぴったりなのだろうなと
思ったりした。

昨日の虹が、もし今日見れたら
ちょっとおじさんがおじさんに教えてあげたりすんのかねー。

あたしは通勤途中にや帰り、人込みでよくこういう光景に出会うとはっとする。
瞬間的に、常日頃頭にうずくまる嫉妬心や気分の悪い考えが
さーっと去って行く様な気がする。

こんな事を書くとまた、優しい人だとか
カン違いされそうだけど、ただ単に情に流されがちなのだと思う。

この情ってやつ、足かせになる。
今まで情のぶつかり合いで接した人とうまく行ったためしがない。

数年前、仲良しだった男の人Kってのがいたんだけども
よくご飯とか食べたりしてて、恋人じゃなかったけど
暴れはっちゃくみたいな彼の事、よくわかってるつもりだった。
言い合いもするし、仲良くもするしなんだか本当に
心と心がぶつかり合うような。(ぎあー)

それが最近、そのころあたしの知り合いとKが深い関係になっていたことを
違う人から聞いて、それをまた男同士では武勇伝みたいに
言いふらしていたらしくびっくりしてしまった。
彼女はそれをひた隠しにしていたらしく、相手のいる人だったし
こうやっていない席で第三者からそんな話、
聞いてしまった女同士の気分は最悪って感じで。

そんなこと男同士では言い合って、同じ時あたしの前では塩らしいこと
ゆって、彼女の話も良く出ていたのに知らん顔かい。
また男が嫌いになってしまった。
もしかしなくても見る目ないんかな?

どこをきちんと見ていれば、そのひとの本質みたいなものが見えるのかな。
どうやらあたしがものさしにしていた、仕事へ取り組み方とか
あんまし関係ないみたい。

男の人の浮気癖とかはしょーがないってみんなわかった様なこと言うけど
そうじゃない人もいるものねー。
同じ浮気するにしても、あの男は最低レベルのやつだったのだなー。
今度顔見たら気持ち悪くて逃げてしまいそう。



2004年08月03日(火)
虹をみたかい

大阪では夕方、大きくてはっきりした虹が見えたのです。

一緒に見てた二人に、「なんか私たち三人すっごくイイコトあるような気がする!」
というと苦笑されましたが。

やっぱ世の中進みまくっていたとしても
自然の擅テは簡単に人間を唸らせるというか。
こないだの<デイ・アフター・トゥモロー>みたいに。

コンピューターを完全に使いこなせる人でも
いざというときの機敏な対応は、野性児の方がすごかったりして。
というのも、うちの会社の頭脳部のオタク君
計算屋で、外部のクロウトさんとも充分やりあえる
才能を持ちながら、も、打たれ弱いのだ。

ひとを見下し、ひとの能力をグラフ化し
ビシバシ攻撃するのに自分のミス発覚を認められず、
一度の失敗を引きずる。落ち込んで弱音をたれる。
誰も聞いちゃいないのに、いつまでも言い訳する。
それは完璧主義者だから、自分に自信をもっているから
そうなるんかもしれないけど、いちいち付きあってらんないわ。

やっぱあたしは「人間やからミスくらいするんじゃ!」と
居直るひとを男らしいと思ってしまうんだな。



2004年08月01日(日)
酔っ払い道中記

久しぶりに記憶をなくすまで飲んだ。
金曜のことなのに今日日曜に、本当の二日酔い?
昨日今日と無駄に過ごすなんて最低の気分だ。

寝過ごす事があまり無いんだけど。
はっと気付くと降りる駅から5つも山側の、さびれた駅のホームに座ってた。
反対側のホームへ行って登り電車をまっていたら
駅員さんに「終電はとっくに終ったよ」と言われた。
携帯をみると、飲んでた人たちから
電話や乗り過ごし防止メールが入っていた。意味無し。
それよりも、ドアによっかかって立っていたはずなのに
何故自分の駅で降りてないのか。それからずっと同じ扉が開いたはずなのに
その辺も不明。

あーあ。タクシーかと、外に出た途端ものすごい吐き気がし
電信柱の下にケロりました。うふ。
その駅は降りる事の無い駅で、駅前がもう既に住宅街なんよ。
とりあえず気分が悪かったので地面にしゃがみこんで寝ていたら
見知らぬ男の人に「やばいって」と車から大声で起こされ
「迎えがくるから」とか何とか嘘ついてそそくさと立ち去りまして。

ああいう時の「送るよ」ってめっちゃ魅力的だけど、相手によっては
本当に無事に送ってもらえたりするんだろーか?

タクシーが全く見つからないのでとりあえず線路沿いに歩き出した
わたしに、あらゆる車が「送るよ」攻撃。
多分一生で一番もてた夜でしょう。
夜中の2時に歩いてる方がおかしいんだけど…。

送ってくれえーと思いながらもそこは理性との戦い。
時々吐いたりして、車が酔ってこない細い道をくねくね歩いていたら全く迷子に。
知らない土地だし、私の住むところと違う市でしたのでお先は真っ暗けって感じ。
で、その細い道を出るたびに待ち構えてる同じ車がいて
自分と帰る方向が一緒だからと、親切なことを色々言ってくるんだけど
だんだん、なんで行く先々で待ってるのか気持ち悪くなって
とりあえずその辺にあった畑に身を隠しまして。
畑に…
しばらくその車のライトがさまよってたけど
またわたしはそこで眠ったらしい。
雨が顔に当たって目が覚めると、時計は3時半!
台風直撃の夜、ひとり畑で何をしてるんじゃあーって
傘もなくなってるし、財布があることが不思議状態ですわ。

家に向かってると思い込んでいたのが大間違いで
やっと大きい道に出て看板を見ると、ぜーんぜん違う土地へ向かってる。
いつの間にか線路沿いと思っていたのが違う線路だったらしく
それまくり。
方向音痴のわたしが無謀なんだよねー。
気を失いそうになりながら、妹へナビしてもらう電話を入れ
寝てて出ないと諦めたけど、意外とまともに対応してくれて
しかもお迎えにきてくださいまして。
も、しばらく頭上がりまセン。
アリガトウみっちゃん。

とにかく電車での痴態が、知り合いに見られてませんように。