暑いですね |
ここ数日で、一気に気温が上がって、道を数分歩いただけで、汗だくになります。 都心部では40℃を超えたとか、熱中症にかかる人が急上昇中だとか、いろいろと悪いニュースが毎日放送されています。
僕は、夏は暑いものだと思っているので、別に暑いのは構いません。 今住んでいる家にはクーラーがありませんが、扇風機だけで充分しのげますし、夜になればきちんとそれなりに気温は下がってくれるので、寝苦しさもありません。 そもそも、クーラーというものがあまり好きではないので、会社の事務所とかであり得ないくらい冷えているのはどうかと思います。 それが、この猛暑に拍車をかけていることは明白なんですけどねぇ。
そりゃ、だからといってクーラーをかけないで仕事が出来るかと言えば、まぁ出来るでしょうけど能率はがくっと落ちるでしょう。 でも、それで良いんじゃないのかなって思っていたりします。 サマータイムというものがあるように、そもそも夏はがりがりと働く季節じゃないんですよね。 むしろ、溢れる日差しの元でしかできないようなことをやるべきだと思うんです。
例えば、海水浴や川遊び、近場のプールに行くのだって良いし、登山や避暑地でのバカンスも。 くそ暑い真っ昼間に食べるかき氷や、日が暮れ始め、そよ風が吹いてきた縁側で夕立を眺めながら、きりっと冷えた井戸水に浸しておいたスイカやキュウリやトマトを食べるのも至福。 汗をかきながら作った冷や麦やそうめんを、氷を浮かべた麦茶をお供に頂くのも良い。 みそ漬けだけをご飯の上にのせて、冷やした麦茶をかけて食べるお茶漬けも絶品。 日が陰って過ごしやすくなってきた頃に取る午睡なんて、もう筆舌に尽くしがたい快楽です。 汗だくになって、ぐわぁっと跳ね起きるのもまた一興。 ちょっと書き出しただけでも、これだけ小さな幸せがそこら中に転がっているのです。
汗をだらだらかいて、あっちぃなぁちくしょー、なんて呟きながら過ごすのが夏です。 木陰のありがたみ、吹いてくる涼風の心地よさ、そういったものを実感出来るのが夏なんです。 折角日本に生まれたのですから、日本でしか味わえない季節感をもっと味わうべき。 一年中ずっと同じ感覚で過ごしている人は、かなり歪んでいると僕は断定します。 四季は、四季であるからこそ良いものなんですから。
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2004年07月21日(水)
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