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■ 淡々たる送別会
今日は課の送別会があった。
桜並木の美しい九段下にそのまま徒歩で行くことのできる 九段会館の一室で、意外と侮れない美味しさの和食コースを頂き、 お別れにと送られる人全員が花束をもらって、課の全員と写真を撮った。 そして、一人一人が全員から一言ずつお別れの言葉をもらい、 最後にお別れの言葉を述べた。 正統派の送別会というに相応しい会だったと思う。 だが、そんな演出にも関わらず、涙もなく淡々としたものだった。
なぜか?
それは送られる5人の送られる理由にあった。
なぜかたった半年で異動(リストラ策の一つ?)になる私 ノウハウを曖昧にし続けた為会社が切れずに定年を迎えられた課長 総務付異動(リストラに応じなかった人に取られる処置)になる課長 リストラで退職になる課長 リストラで退職になる係長
見事定年を迎えられた課長は別として、 他の4人は全く本意でない形での突然の送別となったのである。 ここで下手に涙など誰かが見せたら、 陰惨なものになってしまうのは、目に見えていた。
退職する2人は、再就職の目処すら立っていないという。 総務付勤務という地獄は、これから始まる。 私も、現状では人へ引き継げぬ業務を抱えたまま異動するため、 異動先業務との2本立て生活となる。 送る側とて、 一気に課長級の人間を3人も失い、総合職の6割もの人員を失って、 これからたいへんな毎日が待っている。
桜は満開だった。 食事は美味かった。 送別ムード満点だった。
みんな桜をパックに微笑みを浮かべていたが、 心の中には、桜なんかどこにも咲きようがなかった。
まぁ、1人、満期定年退職を迎えられた課長は 内外とも一面桜だらけだったようだが(笑)
2003年03月31日(月)
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