TOM's Diary
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二兆円もの大金をばら撒くのって気持ちいいんだろうな。 きっと、一万円札でばら撒いたって、一日やそこらではばら撒ききれないんだろう。 だって、2億枚だよ。 手元にある辞書を開いてみたら2000ページしかない。 (20年以上前のProgressive英和辞書) つまりこの辞書10万冊分だよ。 これを全国民に満遍なく配ろうと思ったら、大変だ。
まぁ、実際には麻生さんが直接配って歩くわけではなく、決められた金額が、国庫から地方自治体の口座に振り込まれ、さらに市民に振り込まれるんだろうけど、じゃぁ、その口座番号絶対に間違えないんだろうネェ。 だれがチェックするんだろうねぇ。
きっと、我々一般市民の知らないところできちんとチェックがされるので大丈夫なんだろう。 ところで、そのチェックにはどのくらいお金がかかるんだろう? どうやってばら撒くつもりなのか知らないけれど、住民基本台帳だか、住民票だかをチェックして、どの世帯にいくら支払うかを確定し、さらにその世帯の口座番号とかを実際に住んでいる人に確認し、そして、振込み依頼をして、そして振り込まれるのかな?もしくは、サラリーマンとかだったら、企業に給与と一緒に振り込んでもらうようにお願いするのかな?
すくなくとも、一連の作業は国民一人あたり1分やそこらでは終わらないだろう。 まぁ、一分で終わったとしても、1億1千万人分のデータを集計するには1億1千万分かかることになるんだな。60分で割るとおおよそ2百万時間か。
最近の最賃はおおよそ800円/時間。 実際にはこんな重要な仕事だから1000円/時間くらいは払わないといけないだろう。 そのくらいの責任を持ってやってもらいたいし。 って、ことは二十億円くらいかかるわけだな。 それに振込み手数料とかもかかるのか? あぁ、もうよく判らんけど、二兆円をばら撒くのは、麻生さんが手でばら撒こうが、銀行を活用しようが、時間と金がかかることは間違いなさそうだ。
それだけでもそれなりの雇用の創出にはなるのかも。一時的だけど。 (あぁ、麻生さんが手でばら撒いたら雇用の創出にならないな。まぁ、一国の総理大臣がする仕事でもないけど)
で、ばら撒かれた二兆円はきっと国民の金融資産に早代わり。 まぁ、すぐに使っちゃう人もいるだろうから、全部が全部、金融資産に変わるとは限らないけれど、現状一兆五千億円とも言われる、国民の金融資産が3兆円くらいになるだけで、経済効果は二兆円分もないだろうし、しかも単発的で一瞬しか効果がでないだろう。うん、間違いない。
そんなことより、現状一兆五千億円とも言われる国民の金融資産を市場に出回るような施策に二兆円を使うべきじゃないのかな。 そういう施策なら、ばら撒き施策と違って、単発的に終わらず長期的と言うか継続的な効果があるだろう。 即効性がない? いやいや、そういう施策をやるよと言った瞬間から少しづつ効果が出てくるに違いない。なにしろ世の中、先物などのデリバティブで動いているのだから、実態が無くてもすぎに効果があるのは間違いない。
どうやったら良いかって? そりゃ、素人の私にゃわからん。 わからんけど、いつ自分の会社が倒産するかわからなかったり、世の中失業者だらけで自分もいつその仲間に入りかねないとか、病気になったらどうしようとか、いろんな不安が解消されるか、解消される見込みがあれば、多少の無駄遣いや大きな買い物をしても良いかなって気にはなる。 そう言う施策をしてくれれば、国民の金融資産も市場に出回るようになるんじゃないかな? 私のようなアホでもわかることだが、麻生さんにはわからないのかな?
まぁ、わからないんだろうな。 漢字も読めないくらいだからねぇ。
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