TOM's Diary
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職場で異臭騒ぎがあった。 私の働いているフロアは食堂の真下なのだが、どうも閉め忘れたドアから、食堂からの臭いが漂ってきたのではないかと思われるが、異臭と言うより美味しそうな香りと言ったほうが適切か?
こういう異臭騒ぎならよいが一酸化炭素は無味無臭。 ガス器具が不完全燃焼を起こせば大変なことになる。
テレビを見ていて街頭インタビューでこんな意見があった。 「換気が必要ならそう言ってほしい、買ったときも取り付けてもらったときもそんな説明はなかった」 説明が無かったと言う事はないと思うが(言った言わないの論争になるのであれだが)、少なくとも説明書には記載があるはずだ。
それよりも、この発言、換気が不要だと思っていたと言うように聞こえた。 室内で火を燃やすのだから、換気をしなければ酸素がなくなるのは常識だろう。いや、常識は言い過ぎかもしれないが、少なくとも小学校で習うはずだ。そして義務教育レベルの知識があれば、酸素が無くなれば不完全燃焼が発生することもわかるはず。 ちょっと考えれば済むことをマスコミに踊らされてこんな発言をする人が出てくるからややこしいことになってくる。この人は一般市民だから良いが、これが権力者だったりしたら・・・実際こういう自らの無知と言うか、考えの無さを露呈するような発言をする(厚生)大臣もいたが・・・関係者はたまったものではない。なんのための義務教育なんだ? 器具を不法改造していたならともかくも換気が不十分だったり器具の手入れが不十分なことが原因で発生した事故の責任なんて取らされたんじゃかわいそうだ。
ガス器具屋さんも大変だ。
日本人宇宙飛行士の若田光一さんがISS(国際宇宙ステーション)に長期滞在することが決まった。 若田さんは94年にミッションスペシャリストとして選ばれ、今度が3度目のミッションとなる。 94年と言えば同じく宇宙飛行士の向井千秋博士がスペースシャトル上で行われたIML-2、国際微小重力実験室2のペイロードスペシャリストとして活躍された年でもある。このIML-2と言うのはNASAの呼びかけで開始された国際協力による宇宙実験プログラムである、国際微小重力実験室(IML)計画の2回目で、日本としては宇宙環境利用プログラムの中の3回目の本格的宇宙実験になる。1回目は92年に行われたIML-1であり、2回目は同じく92年に行われ、毛利衛さんが参加された「ふわっと’92」である。IML-2は宇宙環境利用プログラムとしての最終段階として94年に実施されたのである。
IML-2では、宇宙で産卵されためだかが孵化し、宇宙めだかとして有名になったが、実は私もこのIML-2に参加している。 もちろん、私はNASAにも行っていないし、もちろんスペースシャトルにだって乗っていない。このIML-2の地上実験を91年から92年にかけて大学の卒業研究と言う形で参加していたのだ。 IML-2における日本からの実験テーマは89年に公募され12テーマが選ばれた。このうちの一つに私の恩師が応募したテーマが選ばれたのだ。私が地上実験をしていた当時はシャトルに実際に搭載する装置も完成したばかりで、基礎実験に過ぎなかったが、たんなる卒業研究のテーマとしてだけではなく、研究に取り組むことができた。 実際にシャトルが打ち上げられたときには、宇宙めだかのように目立つテーマではなく、「電気泳動による線虫の染色体DNAの分離」と言うあまりテレビ受けするようなテーマではなかったのでなかなかテレビでは取り上げられなかったが、それでもテレビを食い入るように見ていたことを、若田さんのニュースを見て懐かしく思い出された。
若田さんのミッションではISSのうち日本の実験施設「きぼう」建設を行うことになっているそうだ。ぜひ、同じ日本人として、また、ほんの少しだけだが、宇宙での実験に関わったことのある人間として、成功させて欲しい。
2月1日付けのasahi.comを見ていたら、朝日の記者が読売の記事を盗用したと言う記事が出ていた。 この記事は、富山特産品のかんもちを情緒的な記事で伝えている記事なのだが、盗用しただけではなく、 あまりにも表現力がとぼしく、朝日と読売の記者の質の違いが面白い。 参考までに下記に引用させてもらう。
引用元http://www.asahi.com/national/update/0201/TKY200702010413.html
引用開始 ●朝日新聞の記事
赤、黄、緑など色とりどりのもちを北アルプス・立山連峰から吹き下ろす寒風にさらす「かんもち」作りが、富山県立山町で最盛期を迎えている。
富山湾特産のシロエビや昆布を練り込んだり、赤カブやクチナシなどで染めたりしたもちを短冊状に切り、ひもでつないで室内につるす。1カ月ほどさらすと豊かな風味が引き出されるという。
(後略)
●読売新聞の記事
黄、赤、緑など色とりどりのもちのカーテンを北アルプス・立山連峰からの寒風にさらす「かんもち」作りが、立山町で最盛期を迎えている。
富山湾特産のシロエビや昆布を練り込み、クチナシや赤カブなどで黄や赤に染めたもちを、長さ10センチ、幅4.5センチほどの短冊状に切り、ひもでつないで窓を開けた室内につるす。1か月ほど寒風で乾燥させると、もちの豊かな風味と色が引き出され、サクサクとした食感が生まれるという。
(後略) 引用終了
ところで、なぜこんな記事を引用したかと言うと、ちょっとした表現の違いで読み手の印象が大きく異なる良い例でもあると思ったからである。 私が気になったところを再度抜き出してみる。
引用開始 朝日 ひもでつないで室内につるす。1カ月ほどさらすと豊かな風味が引き出されるという。
読売 ひもでつないで窓を開けた室内につるす。1か月ほど寒風で乾燥させると、もちの豊かな風味と色が引き出され、サクサクとした食感が生まれるという。
引用終了
朝日の記事では外気にさらすとは一言も書いていない。 完成品はきっとかび臭く、その家庭の独自のにおいが染み付いてそうで食べてみたいとは思わない。
ところが読売の記事では、富山湾から吹き込む北風にさらされ、風味豊かなかんもちが出来上がりそうで富山に行ったら一度食べてみたいと思わせる。
かんもちくらいなら構わないが、政治や国際問題で同じことをやられたらたまらない。
ジャーナリズム宣言なんかしなくても良いので、事実は正しく伝えてもらいたいものだ。
2007年02月01日(木) |
柳沢厚生労働大臣の失言問題 |
その場で謝罪したって言うけど、謝罪するくらいなら最初から失言しなければ良い。今回はたまたま女性だが、男性でも機械呼ばわりされれば気分の良いものではない。「女性を代表して」と言うような言い方を野党側はしているようだが、人間として屈辱である。そもそも「出産適齢期の女性の数は限られている」とか普通に言えば済んだ話なのに、「機械の数は限られている」などとわざわざ問題になるような言い回しを浸かっているところに人間性を疑いたくなる。 野党側も女性だけでなく男性も巻き込んで対抗してみてはいかがだろうか?
気分の良いものではないが、それ以上に、今の少子高齢化問題が女性が機械のようにたくさんの子供を産めば済むと言う単純な問題ではない。問題の講演の内容をすべて見聞きしたわけではないが、伝え聞くところによると、この大臣、少子高齢化問題についてきちんとした理解が足りないのではないかと思う。だからこのような失言に繋がったのではないか? 野党側は単に辞任を要求する前に、大臣の少子高齢化問題に対する認識がどの程度のものなのかをもっと突いてはどうだろう?十分な認識がないからこその失言だと言うことになれば、首相も厚生労働大臣として不適任だと言う認識を持たざるを得なくなると思うのだが。
まぁ、ほかにもいろいろ突っ込みどころはありそうだが、それらをしないで、野党側が審議拒否を言い出しているようだが、それはいただけない。ちょっと短絡的に過ぎはしないだろうか? 例えば今日の衆議院予算委員会に野党が欠席したそうだが、野党が欠席をしても国会法では、委員の過半数が出席すれば審議が出来ることになっている。与党が過半数を占める委員会で野党が欠席すれば、与党の思う壺である。過去にも大事なときに審議拒否して反論する間もなく、可決されてしまった議案がたくさんあることは言うまでもないが、これは野党を支持してくれた国民に対する大きな裏切りである。詐欺と言っても過言ではないのではない! 審議拒否を武器にする前に(武器になっていないが)もっとやれることはあると思う。いや、それ以上に厚生労働大臣の失言を追及する前にやることはたくさんあるはずだ。
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