TOM's Diary
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2006年02月27日(月) 不可解なメール騒動

組合の執行役員をやっている関係で民主党を支持している。
執行部に入る前の指示政党は民主党ではなかったのだが、民主党の政策に全面的に反対なわけではない。なので不本意と言うわけでもなかったのだが。

正直、いつまでも出所のはっきりしないメールにこだわるのはやめてほしい。
現代表に変わった直後の「労組離れ」発言にしろ、今回のメール騒動にしろ、まったく呆れて開いた口がふさがらない。
労組離れ発言に関しては、「労組だけに頼っている現状をなんとかしたい」と言うのが真相だそうだが、それなら「労組離れ」などと言わず「支持基盤の拡充」とでも言えば良い。「労組離れ」などと言われると、翌日からさっそく、組合員からの突っ込みが入り返答に窮することになるのは我々だ。

今回のメール騒動にしてもそうだ。
誰の目から見てもガセと思われる一枚の紙切れにしがみつくその姿勢を組合員に対してどう説明しろと言うのだ。確かに本物だという可能性が消えたわけではない。しかし裏が取れないということはガセといわれても文句はいえないだろう。それをいつまでもいつまでも切り札のように振りかざして、本来もっと議論すべきことに費やす時間を無駄に使ってしまっている。これは民主党支持者のみならず、国民全体に対する裏切り行為と取られても仕方あるまい。
その説明を我々は組合員にどのように説明すればいいのか?

そろそろ労組も民主党離れでもする時期にさしかかっていないかと思う今日この頃である。


2006年02月24日(金) Gold

やっと日本にももたらされたメダルは金色に輝いていた。
そのメダルを手にした荒川選手はとても美しく見えた。

オリンピック以前、テレビに映る荒川選手は悲壮感に満ち、とても美しいとはいえなかったように思う。正直、村主選手の方がはるかにメダルに近いように思えた。
それが、今朝テレビに大写しになった荒川選手の笑顔は別人かと思えるほど素敵な笑顔であった。

ほんとに良かった。
おめでとう、荒川選手。


2006年02月23日(木) 【一部修正】ホリエモン流粉飾決算の仕方

裏が取れていない部分があったので「草稿」として保存したつもりだったのですが、アップされてしまっていました。ボタン押し間違えたかな。
もろもろ確認しましたので、一部修正追記します。

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企業には株主に対して決算の内容を報告する義務がある。
これが、毎期ごとに発表される、有価証券報告書であったり、財務諸表などの開示情報である。

これらには、主に次のことが書かれている。
その期における、売上高、営業利益、経常利益、純利益、株主への配当額、次の期の業績予想などの概要があり、また、収支を示した損益計算書、資産状況を示した貸借対照表、金の流れをしめしたキャッシュフロー計算書などがきさいされている。ホリエモンの会社のものはEDINETで、EDINETコード941349を見れば詳細を見ることが出来る。たとえば、2005年12月27日には平成17年9月期の有価証券報告書が開示されている。


この有価証券報告書に記載されている、売上高とは、企業が本業によって得た収入のことである。言い換えれば、物やサービスを提供したことによる対価の総額である。
物やサービスを提供するには、物やサービスを作ったり、仕入れたりするためのお金が必要である。またそのための人件費もかかる。これが売上原価である。さらに物やサービスは黙っていては売れない。販売活動を行って顧客を獲得したり、客のニーズに応じて在庫調整するための管理費用などがかかる。これを販管費(販売費用および一般管理費)と言う。売上高から、この売上原価や販管費を差し引いた残りが営業利益になる。

しかし、企業活動においては本業以外で収益を上げることがある。たとえば預貯金があれば、利息が付くし株式などの有価証券の売却益や、資産の運用益などもある。あるいは、利息の支払いや為替差損など営業外でかかる費用もある。これを営業外収益、営業外費用と言う。この営業外の損益と営業利益を足し合わせたものが経常利益となる。

つまり、本業で赤字であっても利息や運用益などで黒字になることもあるし、本業は好調なのに運用損をだしたばかりに会社が傾いてしまうこともある。あんなにお客さんが入っているお店がある日突然つぶれてしまったなんてことがあったら、営業外の収益がどうなっているかを見てみると面白いことが判るかもしれない。

そのほか特別損益、税金などを差し引いたものが当期純利益となり、さらに前期からの繰越利益を合わせたものが当期未処分利益となる。
この中から株主への配当などが行われるのである(ちなみにホリエモンの会社では平成17年度の株主配当は行われていないので、利益処分計算書には記載されていない)。

では、ホリエモンはどのように粉飾決算を行ったのか。
ひとつは、営業利益を上げるために架空の取引をでっちあげ、売り上げを多く見せている。これは一般的な手法である(もちろん一般的にやられているという意味ではない、一般的に知られていると言う意味である)。
また、本業以外での収益を売上高に入れてしまったことである。それを隠すために、投資事業組合を通すことによって、金の流れを不透明に、すなわち資金洗浄(マネーロンダリング)をし、本業で得た売り上げのように見せかけることまで行っている。具体的に言うと自己株式の売却益、これは本来資本として扱うべきものであるにも関わらず、売り上げとして計上したのである。判りやすく言えば、株券と言う紙の形で持っていた資産をお金と言う形に変えただけなのに、あたかも売上げがあったかのように見せかけたわけである。

なお、投資事業組合と言うのは特別の場合を除いて金の流れなどを公にする義務がない。よって、ここを通った金の流れを追う事は難しいことをホリエモンの会社は利用したわけである。

普通、粉飾決算と言うのは、倒産寸前の会社が資金調達をしやすくために、わざと黒字経営しているように見せるために行う。判りやすく言えば倒産寸前の会社に金を貸してくれる人はいないので、倒産なんてしないですよとうそをつくための粉飾決算である。
ホリエモンの会社は赤字であっても資金はたくさんあった。つまり資金繰りなどの心配は不要だった。むしろ赤字をわざわざ黒字にすることは余計な税金を払わなければならないなど、得することなどない。

しかし、時価総額を維持することに固執したことが粉飾決算につながったのだと思われる。時価総額などにこだわらず、実力で勝負を挑んでいれば、まだまだ成長できた会社だと思うのだが、残念なことである。


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2006年02月21日(火) S氏の株式投資

S氏は株をはじめた。
株をはじめたと言っても、株で大もうけをしようとか言うのではない。
S氏の同僚が株を始め、株価を見ては一喜一憂している姿をみて
みんなが株式投資を始めだしたのだった。S氏は最初あまり興味を
持っていなかったのだが、自分ならもっと儲けられるのになぁと
思って試しに株式投資を始めたのだった。

S氏は株式投資を始めるに当たって、最初の1ヶ月間は実際の株価の
動きを見るだけにして、実際に株式を買うことはしなかった。
その間に、株価の変動がどのような要因で発生するのかを概ね把握した。
次の1ヶ月は、株価の変動要素となる事柄についての調査を始めた。
次の1ヶ月はそれらの要素の変動をコンピュータに取り込み、常時
監視できるようなシステム作りに没頭した。

その結果、S氏のコンピュータシステムは株式投資を始めるに当たって
調査を行った3ヶ月間のデータを打ち込みシュミレーションすると、
値上がりしそうな株を確実に買い、値下がりしそうな株を確実に売り、
シュミレーション上では毎月元本が10倍ずつ増えていき、3ヶ月通産
では10倍×10倍×10倍で1000倍にも膨れ上がった。

S氏はそのシステムを本稼動させることにした。
最初の1ヶ月はS氏はシステムが正常に稼動していることを確認して
いたが、まったく問題なく、予想以上に資金を増やすことに成功していた。
3ヶ月目にはシミュレーションどおり1000倍に資金は増えており
金儲けをするつもりのなかったS氏的には十分満足いく結果であった。

S氏はここでシステムを停止した。
システムを停止するに当たっては、自動的に所有している株式を売却
するようになっていた。

翌日S氏は新聞1面の見出しを見ておどろいた。
「株式市場始まって以来の株価大暴落。何者かが大量売り注文」

S氏はあわてて新聞を隠した。
新聞を隠したところで事実は消えないことに気が付いたS氏は、
すぐに新聞を取り出すと、押入れに隠れた。押入れに隠れても
なんの解決にはならないと判っていながらも、とりあえず
落ち着ける場所に隠れたかった。
見つかったら逮捕されちゃうのかなぁ。
牢屋に入れられちゃうのかなぁ。
そう思うとS氏はますます押し入れの奥に逃げ込んでいった。

数日後S氏はだれも逮捕しに来ないと判ると、恐る恐る、この
システムでいくら儲かったのか確認した。
よ〜く見ると、システムは設定ミスでネットにはつながっておらず、
シミュレーションデータ上で動いていただけであった。
しかも、株価大暴落は、某大手証券会社が入力ミスで大量の売り
注文をだしただけであったことがその日の夕刊に載っていた。

そもそも、たった3ヶ月分のデータでそんな簡単に金儲けができる
訳がなく、また、後で判ったことだが、その後の3ヶ月のデータを
使ってS氏がシミュレーションしたところ、実際にシステムがネット
につながっていれば、S氏はあっと言う間に破産していたはずだった
ことがわかった。

S氏は金輪際、株式投資には手を出さないことを心に決めるのであった。


2006年02月20日(月) 2月20日

1952年の今日、東大ポポロ事件が発生した。

と、ウィキペディアに出ている。
ポポロ事件?

調べてみると、劇団ポポロが松川事件に関する演劇を公演中、
情報収集のために会場に潜入した警察官4名が見つかり、うち
3名が学生により身柄を拘束された。
拘束された警官は始末書を書かされ、警察手帳を没収の上
釈放された。

集会への立ち入りは学問の自由を保障するために大学の自治を
約束した、文部省と警察との協定に違反しており、さらに、
警察が東大内での学生運動そのほかに対する綿密なスパイ活動
を行っていたことが公になり、国会における証人喚問まで
行われたと言う事件だそうだ。

警察が学問の自由を脅かそうとしたのかどうか判らないが
警官から警察手帳を取り上げるなんて、当時の学生もなかなか
やるもんである。
いや、警察も潜入捜査をするなら警察手帳くらい置いていけば
いいものを・・・

それにしても、面白い名前の事件である。
まさか、こんな内容の事件だとは思わなかった。


2006年02月02日(木) 2006年の重大(十大?)ニュース

重大ニュースなのか十大ニュースなのかわからないが
2006年の重大ニュースにノミネート(?)されそうなニュースが
いくつも発生している。

まずは建築業界をにぎわしている偽装問題。
これは2005年から続いているニュースだが2006年においても
十分重大ニュースと言えるだろう。

つぎにホリエモンの逮捕、すなわりライブドアの粉飾決算事件。
ぶっちゃけ大した事件ではないと思うが、2005年の話題の人、
ホリエモンが逮捕されたと言う意味では十分に重大ニュースに
入る資格を持っているだろう。

あとは、豪雪かな。

すぐに思いつくのはこのくらい。
って言うか、明るいニュースって思いつかない。
なぜでしょう?


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