TOM's Diary
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2004年11月29日(月) 異常な事件

しばらくdiaryの更新が途絶えてしまった。
仕事の出張のほかに組合の出張が重なったためだ。
もちろん、出張の合間に更新することもできたので
言い訳にしかならないのだが。

さて、その間ちまたではいろいろなことがあったようだ。
出張先のホテルでテレビを見ていて一番気になった話題は
奈良で起きた少女を殺害して側溝に捨てられていた事件だ。
被害者の歯を抜くだの、通常の感覚では考えられないような
異常な犯罪だったようだ。

非常に残忍な事件であり早期の事件解決を望む。
こう書くと、早期に犯人が逮捕されることを望んでいるように見える。
いや、実際にそうなのだが、最近常々思うことは、犯人の逮捕が事件の
解決になっていないのではないかと言うこと。

この点について細かく書いていると、キリが無いので深くは
書かないが、被害者の家族や、小学校の同級生など周りに
いる人たちの心のケアなどどのように行われているのだろう?
まずは犯人の逮捕だが、それで事件を終わらせてしまうことが
ないように願いたい。

もちろん、今後このような事件が再発しないことが一番大事だ。


2004年11月03日(水) 新札

3日のDiaryだが、書いているのは2日である。
新札が発行されて2日経つがまだ私の手元には新札はない。
(お札のお釣を貰うような買い物もしていないし、銀行にも
行っていないのであたりまえだが)

実はお札を観察するのはなかなかおもしろい。

この線、点線だと思っていたら数字だよ!

とか

こんなにたくさん「NIHONGINKO」って書いてあるよ!

とか

この札「財務省」になってる、あ、こっちは「大蔵省」のままだ!

とか
いろんな発見があっておもしろい。

新しい札には偽造防止の技術がふんだんに使われているようだ。
観察するのがとても楽しみである。

それにしても、2000円札はどこに行ってしまったのだろう?
最初のうちこそ実際に使ったこともあったが、いまじゃすっかり
みかけない。1枚だけ、会社の引き出しのなかに入っている(はず
だ)が、2000円札の存在すら普段忘れてしまっている。

観察するのを楽しみにされている、新札と比べると、存在すら
忘れ去られているなんて、可哀想な2000円札・・・


2004年11月02日(火) S氏の地震対策

S氏は、庭に面したリビングでソファーに腰掛けていた。
正面には天井まで届く大きなガラス窓を通して、S氏自慢の
庭を見ることができる。

S氏は緑茶を飲みながら手入れの行き届いた芝生を眺めていた。
芝生は朝露に濡れ、休日の朝日を受けてキラキラと輝き、
まばゆいほどだった。その向こうには花壇が設けられており
いろいろな色の花が植えられている。

それらはS氏の思考を活性化させるのには役立っていたが、
S氏はそれらを眺めているだけで見ているわけではなかった。
S氏の頭の中では地震の対策が頭を巡りめぐっていた。

S氏の家はそれほど古い建物ではなかったが、出来上がった
ものを購入したので、骨組みや内部がどのようになっているか
判らなかった。それが1番の不安材料になっていた。
もちろん、S氏はそれほど建築物には詳しく無いのだが、
それでも建築中の骨組みだけの建物を見れば、丈夫そうだとか
すぐに倒れそうだくらいのことは判る。もちろんいまどき
すぐに倒れそうな家など見た事はないが・・・・
S氏の家もそんな簡単に倒れるとは思えないが、手抜き工事と
言うこともありえる。

基礎はしっかり作られているか?
基礎と骨組みはしっかり固定されているか?
柱は十分な強度をもっているか?
屋根は重たすぎたりしないか?

考えれば考えるほど不安になってくる。

S氏は地震が来たときにどんな風に家が揺れるか想像してみた。
まず、基礎が揺れると、その上で骨組みがどんどんずれていく。
多少のズレなら、むしろ衝撃を吸収してよいかもしれない。
しかし、それによってガスや水道の配管に無理な力が加わって
折れたりしないだろうか?
さらに、屋根が重過ぎて柱が折れたりしないだろうか?

だいたい、地面が揺れるからいけなんだ。
家を上からぶら下げてしまえばいいんだ。
S氏はさっそく家の周りに櫓を組み、家をぶら下げた。
もちろん、直接家を吊り下げるわけにはいかない。
基礎の下に土台を埋めその土台の上に家が載っている状態にする。
直接吊るされているのはその土台と言うしかけだ。
いかにも地震に強そうになった。

その晩、S氏はゆらゆらとゆっくり揺れる家の中で船酔いに
苦しむことになろうとは、そのときは思いも及ばなかった・・・


2004年11月01日(月) 携帯電話

道路交通法の改正がされた。
初日だけで運転中の携帯電話使用で3645人が検挙され、
逮捕者も2人出たそうである。
なにも法律が出来たからといって、さっそくそんなに検挙
しなくても良いように思うが、どうなんだろう?

正直に言うと運転中に携帯電話で通話したことはなんどもある。
その経験から言って確かに注意力が散漫になって危険であると
思われる。

しかし、一度電話に出てしまえば(例えば信号待ちの間など)
走行中の危険性と言うのは、同乗者とのおしゃべりをしている
のと変わりないと思う。
いや、逆に言うと運転中の携帯電話での通話で検挙するなら
同乗者とのおしゃべりも検挙の対象にしてもよいのではないか
と思ってしまう。

私の場合、通勤で運転することが多いので、一人でクルマに
乗っている事が多い。たまに人を乗せておしゃべりしながら
運転していると、一人で運転しているときと比べて、とても
注意力が散漫になっていることに気がついて愕然とすること
がある。

もちろん、携帯電話の場合は、単におしゃべりしているのと
違い、相手の声が稀に途切れたりすることもあるなど、注意
力がより散漫になりやすいとは思う。さらに、客先からの
不意の電話や、上司からの緊急電話などの場合はなおさら、
注意力も散漫になるであろう。

比較で言えばたしかに携帯電話の方が危険度も高いと思われるが
同乗者とのおしゃべりが許されるなら携帯電話での会話も許される
べきではないだろうか?

いずれにしても、新しいおもちゃを与えられて喜んでいる
子供のように、新しい法律を与えられたからと言って、
交差点に張り込んで無理やり検挙数を増やすのもどうかと思う。

正直言って昨日の朝は警察に交差点付近に無理やり停められた
クルマでいつもより渋滞がひどかった気がする。
携帯で話しながら運転しているドライバーよりも、そちら(渋滞)
の方をなんとかしてほしいと思うのは私だけだろうか?


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