TOM's Diary
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2004年04月29日(木) S氏とお茶

S氏はお茶が好きであった。
家にいるときには常に傍らにはポットと急須と湯飲みが置いてある。
会社ではちょっとでも時間が開くとお茶を汲みに行く。

コーヒーや紅茶を飲むことはもちろんあるが、基本はお茶である。
会議の時でもなんでもみんながコーヒーを入れて貰っているのに
S氏だけはお茶を入れて貰う。

そんなおS氏のお茶好きは、社内でも有名なほどである。

ある日、S氏のお茶好きの噂が会社の会長の耳に入った。
会長と言えば、会社の敷地内に茶室を造ったほどの茶道家である。
もちろん会社の茶道部は会長直属である。

S氏のもとに会長からのメールが届いたのは、俳句同好会の
見学に行った一週間後のことである。内容はもちろんお茶の
お誘いであった。

S氏は社長には嫌われたかもしれないが、さらにその上の会長と
親しくなれるチャンスではないかと甘い考えを抱いたとしても無理はあるまい。
だが、さすがのS氏もただのお茶と茶道の違いくらいは知っている。
いや茶道がどんなことをするのかは全く知らない。だがいろいろ
しきたりやお作法が大変そうだということくらいなら知っている。
丁重にお断りのメールを返したことは言うまでもない。

しかし、茶道家の会長は普通にお茶を飲むことも大好きだった。
S氏をお茶に誘ったのは、茶道ではなく純粋にお茶談義をしたかっただけなのだった。

なにをやってもだめなS氏であった。


2004年04月28日(水) S氏の意外な側面

「その煙 あなたのガスに 引火する」

S氏がトイレの「禁煙」大きく書かれた張り紙に書いた落書きだ。
数日後同じトイレに入ると花丸が書かれていた。
さらにその後、トイレの落書きがすべて消され「禁煙」張り紙も
新しいものに貼り直されたのだが、新しい張り紙には最初から
「その煙 あなたのガスに 引火する」と書かれていた。

S氏は意外にもこう言った言葉遊びが得意だった。

「パソコンの 青い画面に 気持ちブルー」は
会社のシステム担当者にひどく嫌われるきっかけに
なったが、同じくブルーバックに悩まされていた
同僚には受けが良かった。

「窓際の 席に喜ぶ 元上司」
これは大嫌いなS氏の元上司の勘違いをネタにしたものだが
結構受けがよく、閑職に廻されたことに気がつき機嫌が悪く
なっていた本人の耳にも危うく届きそうになり慌てた。

こんな川柳や標語ばかりではない。
俳句だってやる。
「青々と 輝く新緑 目に染みる」

実はこれはシリーズものである。
「青々と 輝く芝が 目に染みる」
「青々と 輝く空が 目に染みる」
「青々と 輝くライトが 目に染みる」

S氏の自信作は
「あざやかに 湖面を染める 桜色」

花見の時に何気なく口にした句だが、たまたまそれを聞いた
社内報編集委員の同僚がS氏の名前で掲載したものだ。

そんなS氏は会社の俳句同好会に入ってみようかと考えた。
俳句同好会の会長が社内報を見たのがきっかけだった。
会長は、俳句の師範の資格を持つ社長だった。
S氏にはこれで社長に気に入られれば・・・と言う甘い期待もあった。

会社の福利厚生施設として、敷地内に茶室がある。
そこを借りて俳句同好会のメンバーが集まって俳句を詠むのだ。

「まずは体験入会と言う形で見学に来なさい」
会長にそう言われたS氏はさっそく見学に行くことにした。

「今日はみなさんにお知らせがあります。S氏をこの会に誘ったところ
よろこんで参加してくれることになりました。まだ入会の手続きは済んで
いませんので、体験入会と言う形で参加してもらおうかと思っています。
S氏は俳句が好きで、職場でもよく俳句でみんなを楽しませていると
聞いています。では、自己紹介代わりに代表的な句をを2、3発表して
もらえるかな」

S氏は自信をもって「その煙 あなたのガスに 引火する」

そう、S氏は俳句と川柳の違いを理解していなかったのだ。
S氏のもとに俳句同好会の申込書が届くことはなかった。


2004年04月27日(火) 柏村

柏村武昭参議院議員
もとRCC(広島のラジオ放送局)のアナウンサーだった。
「サテライトナンバーワン」と言う番組は良く聞いていた。
なかなかの人気番組であったと思う。
ダイイチ(現デオデオ)という総合家電販売のサテライトスタジオから
公開生放送が基本でこのサテライトスタジオまで見に行ったことも何度かある。

全国ネットでは「お笑い漫画道場」と言う番組の司会をしていた。

地方の司会者としてはなかなか良い司会者だったとは思うが、
その知名度を利用して参議院議員になっていたとは。

さて、この司会者、いや参議院議員。
イラクで人質となった日本人のことを「反日的分子」などと言い放ったと言う。

いったい、どう言う思考回路をしているのだろう?
まったく呆れて、言葉も出ない。

タレント議員なんて所詮こんなものかと思わされることはよくあるが、
あまりにもひどい発言である。


2004年04月26日(月) S氏再び

S氏が実は人気者であることが発覚した。
S氏は会社の食堂でひとり昼ご飯を食べながら、なぜ自分に人気があるのか考えた。
S氏が座っている席は日当たりがよい窓際に陣取り、外の景色を見ながらゆっくりと食事を食べていた。外はポカポカ陽気の良いお天気で、下を見下ろすと陽だまりで小鳥たちが女子社員たちの投げたパンくずをついばんでいる。

ご近所でも会社でも自分は変人で通っていると思っていた。自分ではすごくまともだと思っているのだが、奇異な目で見られることが多い。いや、変人だからこそ人気者になれたのだろうか?
ちょっとまてよ、人気があるのは判ったがだれから人気があるのだろう?もしかしたら同じ変人から人気があるということなのかもしれない。
外で小鳥たちにエサを与えている若くてかわいらしい女子社員たちに声をかけられたことなど一度もない。そんな彼女たちから人気があるとは到底思えない。やはり人気があるのは変人からに違いない。迷惑な話だ。

そんなことを一生懸命考えていたら、肩が凝ってきてしまった。なれないことを考えるからだ。クモ型ロボットの改造のことなど考えていても肩が凝ったことなど一度もない。人間向き不向きがあるのだ。

ところで肩はなぜ凝るのだろう?
味噌汁を飲みながら考える。
きっと考え事をすると脳が血液をたくさん必要とし、血液がすべて頭に行ってしまうので肩の血行が悪くなり肩が凝るに違いない。いや待てよ、肩が凝ると頭がとても重く感じられる。きっと血液が頭に集中するので頭が重くなるに違いない。だいたい、脳みそが重過ぎるのが良く無いのだろう。脳みそを減らすことができれば必要な血液も減り肩こりが緩和されるのではないか?

S氏はさっそく頭に穴を開けてストローを突き刺しちゅぅちゅぅと吸い出してみる。
S氏はストローでジュースを飲むときにはすべて飲み終わってもしつこく「ずずずず」と最後の一滴まで残らず吸うクセがある。ついそのクセが出てしまった。脳みそを綺麗に吸い尽くしてもやめずに吸い続けた。

マドの外では女子社員たちがこちらを見て笑っていた。
「また悪いクセがでてしまった、そろそろやめよう」と思うのだがどうしても止められない。ついついストローの先を隅から隅まで移動し綺麗に吸い尽くそうと必死になってしまう。

お昼休みの終了を知らせるチャイムがなった。
食堂のおばちゃんがS氏に近づいてくる。
「あんた、お味噌汁をストローで飲むなんて、やっぱり変わった人だねぇ〜。ほら仕事の時間だよ。食器は片しといてやるから早くお行き!」

S氏は脳みそと間違えて味噌汁をストローで飲んでいたことに初めて気がついた・・・


2004年04月23日(金) 首都

日本の首都は東京である。
と、思っていたのだが、法的にはそのように定められていないのだそうだ。
なんだって?!

歴史的に見ると平安京への遷都が最後に法的に行われた遷都であり、
その後、京都から東京への遷都は法的には行われていないとのことである。
したがって、京都が首都だとする説があるそうだ。

むむむむ、また眠れぬ一夜を過ごさねばならぬのか?

ちなみに首都の定義は国家の政治機能の中枢を担う都市のことだそうだ。
正式に遷都はされていないようだが、事実上首都は東京と考えてよいようだ。

なるほど、これで安心して眠れる。


2004年04月22日(木) 圏央道

圏央道日の出ICから中央道に接続される部分について
地元住民が国土交通省の事業認定と土地収用に関して
取下げを求めた裁判を起こしていた。

その結果、本日「必要性が低い」との理由で住民の
訴えが認められる判決が下った。

個人的には圏央道の早期完成を望んでいるが、
結論だけを見るとこの判決にはある程度賛成できる。
問題となっているのは日の出ICからわずか2kmの
位置に作られると言うあきる野ICだが、これは本当
に必要なのだろうか?

近くに住む者として、あきる野ICができれば便利に
なることは確かだが、たった2km先にある日の出IC
まで行くことに苦痛など感じない。
間に大きな川かなにかがあるわけでもなく、一般道も
きちんとつながっている。そんな場所にさらにICを
作るなど、まったくもって無駄とした言いようがない。

圏央道の必要性は高いと思われるが、計画があまりにも
いい加減だ。無駄にICを作ることで潤う人たちが
たくさんいることであろう・・・そう言う疑いをもた
れても仕方がないような計画だ。
今回の判決はそう言う部分を見直させる意味で、良い
判決だと思われる。

ひっかかるのは、判決理由の中にある「都心の渋滞緩和
という目的であれば、首都高中央環状、外郭環状(外環)
が建設されれば目的は達成される」という部分である。

関越道、東北道、常磐道、東関東道に関しては、すでに
中央環状もしくは外環が開通しているか事業着手済みで
あり、圏央道の必要性は低いと思われる。
しかしながら、比較的交通量が多く、都心の渋滞緩和の
ためには早急な対策が必要な東名、中央に関しては、
どちらも人口密集地となっておりルートさえ決っていない。
早急な対策には中央環状、外環の計画を中止にしてでも
すでに事業着手済みの圏央道を完成させることが早期に
都心の渋滞を緩和させることに繋がると考えられる。

判決はいつできるか判らない中央環状、外環が建設される
ことを前提にしている部分があり、これはあまりにも
現実を見ることができていないのではないかと思われる。

最初にも書いたが、判決の結果に関しては反対はない。
建設するにしても、2kmの間にICが二つなどという
ばかげた計画は不要だ。もう一度、本当に必要なものを
見直すと言う意味でもこの判決には反対はしない。

おそらく行政側は控訴をすることになるだろうと思うが
もう少し現実的な計画へと見直した上でなければ、本当に
必要と思われる道路さえも作れなくなってしまうと言う
ことを認識した上で控訴してもらいたい。


2004年04月21日(水) PTクルーザー

先週末PTクルーザーが我家にやってきた。
外国の車はなんどか運転したことがあるが、アメリカ車は初めてだ。

そもそもデザイン優先の車だけあって、とても綺麗な車だ。
わたしなどは、古きよき時代の車の再来と言うイメージで見てしまうが
かみさんはどちらかというと「カワイイクルマ」というイメージの
ようだ。

乗ってみた印象は特にどうってことのない車だ。
まだ慣らしも終わっていない車なのでパワーやトルク云々は
できないが、少し硬めのサス(シートも硬め)は、走り出すと
予想に反して乗り心地も悪くなく、アメ車のイメージとは
ほど遠い。
車両重量があるせいかブレーキは若干プア−な印象を受けるが、
不足は感じない。
アクセルの反応が若干鈍いところが気になるが、日常使う車として
過不足は感じない。

室内のいろいろなところを触ってみる。
まずパワーウィンドウ。
ドアではなくセンターコンソールにスイッチがある。

これがアメリカ式でオープン側はオートだが、閉めるときには
スイッチを押しつづけなければならない。最近の国産車は
すべてのマドがオートで開閉できることを考えるとフロント側
のみ、しかもオープン側のみというのはいただけない。
アメリカの規制に合わせてあるのかもしれないが、日本に輸出される
ことが判っている(右ハンドル仕様なのだ)のだから、そのくらい
なんとかならないのかとも思うのだが・・・それを言ったらウィンカー
もそうなのだが。

だが、良い点もある。センターコンソールにスイッチがあるので
ドアがとてもシンプルで感じが良い。ドアにゴテゴテと
スイッチがたくさんあるのはあまりいいものではない。
しかも、スイッチを探すのがらくだ。センターコンソールでも
一等地にスイッチがあるのだ。これはなかなか便利である。

便利装備と言えば、室内灯。
ウィンカーレバーについているスイッチで室内灯を制御できる。
逆に言うと運転手以外には室内灯を制御できないことになり、
独自にマップランプが備わっている助手席の人はともかくも、
後部座席の人には不便かもしれない。
だが、ドライバーにとっては便利である。
もっとも室内がそれほど広くないPTクルーザーにはなくても
よい装備なのだが、あると嬉しくなってしまう(笑)

意外なのはオーディオ。
音がとてもよい。
これは試乗したときに感じたのだが、純正でこれだけ良い音の
ものを付けようと思うと、国産車ならメーカーオプションの
一番高いものを追加料金を払わなければならないが、最初から
付いてくるのが嬉しい。もっともAMでAFNかNHK第2で
英会話の放送ばかり聞くかみさんには宝の持ち腐れだが・・・

各種のスイッチはとても使い勝手がよい。
わたしのアルファード(トヨタ車全般にそうだが)ではハン
ドル下の直接目に見えない場所にスイッチがいくつもついて
しかもこれらの中には運転中に触る可能性のあるものもある。
それに対してPTクルーザーはすべてのスイッチがセンター
パネルにまとめられていて、使い勝手がよい。
綺麗にまとめられているので、目障りではなくとても機能的だ。
アメ車ってこんなだったっけ?と思うほど。

シートはフラットだがアップライトに座れて座面も硬いため
長距離運転には向いているだろう。座り心地はとても良い。

不満が無いわけではない。
小物入れが極端に少ない。今の国産車は必要以上に小物入れが
多く、こんなにたくさん、クルマの中にしまうものってあるの
だろうか?と疑問に思うほどだが、PTは逆に、必要最低限の
もの(車検証入れや、窓拭き用のウェスやクリーナー)が
かろうじて入るていど。車検証入れだって、グローブボックス
ではなくて、助手席下の小物入れに強引に入れている感じだ。
ここが車検証入れでふさがってしまうとCDが入らなくなって
しまう。

それに関連して非常用の発煙筒置き場が問題だ。
ただでさえ数少ない小物入れなのに、ドアポケットにスポンジが
入っており、そのスポンジにあけられた穴に発煙筒が入っている
のだ。助手席の足元にフォルダーをつけるくらいわけないと思う
のだが、なぜこんなところに・・・

基本的にかみさんのクルマでわたしは10kmも運転していない
ので、せいぜいこの程度のインプレッションしか書けないが、
全体的に見るとやはりとても良いクルマだと思う。

とにかくデザインはとてもよい。
朝、自分のアルファードに乗る前に、ついついPTクルーザーを
じっくりと眺めてしまう。アルファードのデザインも良いとは
思うが、こんなにも見とれてしまうということはなかった。


2004年04月20日(火) 責任

自己責任云々でもめているようだ。

昨日テレビを見ていると後から帰国した二人のうち一人が、一旦家に帰るように
諭す両親を振り切って、「社会的責任云々・・・」と言い仕事に向かっていく
様子が映されていた。

両親がどれほど心配していたことか、泣き崩れんばかりの母親の気持ち、
必死で家に連れ戻そうと説得する父親の気持ち、思わずもらい泣きをして
しまいそうであった。

彼が一番最初にするべきことは一番心配してくれた両親を安心させること
だったのではないか?それが責任を果たすということだろう。

1時間でも2時間でもよい、一度家に帰って落ち着いて話をするくらい
どうしてできないのであろうか?そんなに彼がやっている仕事が重要だった
とは思えない。誰に対する報告かしらないが、普通のビジネスマンであれば
そんなに急ぐ仕事があるならば、帰国の機上で報告書を書き上げ、それを
代理人に託し、本来自分がしなければならないこと、この場合なら両親の
ケアをすることだが、をするくらいはすぐに思いつく。

それを機上でノンビリ(していたかどうかはしらないが、すくなくとも
代理人に託す報告書は書いていなかったようだ)しておきながら、
親に対してあの仕打ちは許せない。

30過ぎた良い大人の行動とはとても思えない。
常識というものがないのだろうか?
そんな人間にボランティアだのなんだのができるとは思えない。

ここでは個人を取り上げて責めるようなことはしたくなかったが、
あの母親の「せっかく会えたんだから家族だけで話をさせてください」
(言葉は正確でないかもしれないが)と言う言葉を思い出すと
書かずにはいられなかった。

一番腹が立つのは、彼と両親の間にはいって彼を連れて行こうとした
NGO団体の人間だ。イラクで拉致した犯人よりも性質が悪くはないか?


2004年04月19日(月) 冥福を祈ります。

私の入っている、車のクラブの仲間が亡くなった。
実は一度もお会いしたことがないのだが、オンライン上では
とてもお世話になった方だ。

写真を拝見するととても優しい感じの方で、いつもにこやかな
感じの方だった。とにかく笑顔がとても似合う方だった。
オンライン上でもとても優しい感じの書き込みをする方だった。
だれからも好かれるような、そんな人だった。

できれば元気なうちに一度お会いしたかった。

神様
Mayさんが召されました。
一度もお会いしたことはありませんでしたが、
Mayさんとお知りあいになれたことに感謝いたします。
Mayさんが天国へ召されてもいつも笑顔でいられるようにお導きください。
Mayさんがいつまでもご家族ともにあらんことをお祈りいたします。
Mayさんのご家族が早く悲しみから立ち直られることを祈ります。
アーメン



2004年04月17日(土) 首相

残りの人質も解放されたようだ。
良いことである。
昨日も書いたが、今週末は本当に良い週末だ。

ところで、首相の発言で、解放されたばかりの3人の発言にかなりの苦言を呈していた。
もう少し本人たちの気持ちになれないものだろうか?

察するに、彼らは誘拐されて人質に取られていたと言う間隔ではなかったのだろうと思う。
突然、検問にひっかかり連行された。日本の感覚であれば武装していれば警察か軍隊か、
まさかテロリストたちだとは思わないだろう。
(実際、犯人たちの行動を見ているとテロリストとは思えない。)
なぜかは判らないが自分たちが悪いことをしていると勘違いされていると思い、必死で
自分たちはボランティアで来ており、イラク人に役に立つことをしに来ているだけで
高速されるいわれはないと訴え続けて来たのではないか?
その証拠に解放直後の映像を見ていると通訳の人に対して「だから、そう言うことは
私たちだってさんざん言ってたんだ!」と言っている。

もし、誘拐されて人質になったんだと言う自覚があれば、そのようなことを訴えても
仕方がないと思うだろう。「金なら払うから、警察には言わないから、なんとか
助けてくれ」と懇願するだろう。

そんな自分たちのおかれた状況がよく判っていない状態での発言をとらえて、
首相は彼らの発言を非難するようなことを言っていた。
それは一億人の人々を引っ張っていく頂点に立つ人物にはふさわしくないのではない
だろうか?むしろ、状況をよく理解し、彼らの発言を批判する人たちから、彼らを
かばうくらいの器量が欲しかった。

・・・そんなことを書くつもりでいたのだが、今日のニュースを見ていると、
彼らの発言はやはりひっかかりを覚える。いまだにイラクに残りたいと言っている
そうだが、まるで子供の発言のようだ。今回の事件でかれらは大きな教訓を
得ているはずなのだが、それが彼らの発言からは見られない気がする。

過ぎたことをとやかく言うつもりはないが、今後の彼らの不用意な発言は彼らの
立場をどんどん悪くするばかりである。
彼らはイラクに残ってボランティア活動を続けたいそうだが、もっと身近な
両親や家族、そして日本国民にこれだけの心配をかけたことに対するケジメを
付けることが先である。特に彼らのご家族は彼らが解放されるまでの間、不幸の
どん底に落とされたような気持ちであったろう。そんなご家族をほっておいて
よくこのままイラクに残るなどということが言えた物だ。あきれて開いた口が
ふさがらないとはまさにこういうときに使う言葉であろう。
とても30過ぎた大人とは思えない。

ボランティアは身近な人を不幸にしてまでもするべきではない。
身近な人たちを不幸にしてしまうよな人に、遠くの国の人たちを幸福にすること
など絶対できない。


2004年04月16日(金) 吉事

なにはともあれ、人質が無事に解放されたことはとてもよいことだ。
あらたに二人が行方不明であり、手放しには喜べないし、すべての
問題が解決したわけではない。だがとにかくめでたいことだ。

めでたいと言えば、延期になっていた新車がこんどこそ納車になる。
そして、事故で壊れた車の修理も無事に上がってくる。
さらに、知人の結婚式もこの週末にある。

この週末はとにかくめでたいことだらけだ。

のこり二人の行方不明者も早く見つかるといいのだが・・・


2004年04月15日(木) 疑問=>解放

臨時ニュースのため追記します。

人質解放と言うニュースが入ってきました。
事実確認はまだだと思われますが、今度こそ本当に解放されている気がします。
ほんとにおめでとうございます。
ほんとうによかった。

*************************************

不思議でならないことがある。
民主党の政策だ。

高速道路無料化法案を提出すると言うニュースが出ていた。
ほんとうにそれでいいのか?
私は高速道路をよく利用するので値下げされれば嬉しい。
だが、無料化となるとちょっと首をかしげる。
「高速道路は高いから」という理由で高速道路の利用を
避けている人は多い。ある程度渋滞を抑制すると言う
効果があるのではないかと思うからだ。

それはさておき、無料化したら借金の返済はどうするのだ?
当然税金が使われることになるのだろう。
そうなった場合、高速道路をまったく使わない人まで高速道路の
借金を払わねばならなくなるのだ。

高速道路を使わない人たちはほんとうにそれでいいのか?
声を大にして反対意見を言わなくていいのか?

高速道路をまったく使わない人がいないのならともかくも、
私だって、数年前までは年に1,2回しか使わなかった。
高速道路を使って送られてくるお歳暮やお中元を贈ってくれる
ような知り合いもいなかった。当時であれば税金で高速道路の
借金を返すなどと言われれば絶対反対したはずだ。

私はそんな酷いことをするくらいなら、高速道路を使うものとして
きちんと通行料を支払う方を選びたい。他人の金で高速道路を
使うような汚いマネはしたくない。

それから言っておくが、マニフェストに書かれた公約どおり
高速道路の無料化が実現できなければ、民主党員はきちんと
議席を他の党に明渡すこと。万が一にも同じ民主党員が空いた
議席に座るようなことがあったら、今後一切民主党には投票
しないと宣言しておく。


2004年04月14日(水) タイミング

人質事件が起きるまでは、自衛隊はいつでも増派、撤退できる状態だった。
しかし、増派はともかく、撤退は難しい状況となってしまった。
もちろん、主な理由は、撤退理由によらず日本はテロに屈したと言う烙印を押されてしまい、安全確保が難しくなってしまうからだ。

その昔、日本は勝てる戦争を負け戦にしてしまったことがある。
太平洋戦争だ。

「是非やれと云わるれば、最初の半年か一年の間は随分暴れて御覧に入れる。しかしながら二年三年となれば全く確信は持てぬ。」
これは山本五十六が近衛首相に言った言葉であるが、つまりは「半年か一年は優勢を保つのでその間に終戦をしてくれ、それ以上になったら負け戦になる」と首相に伝えたかったのであろう。あいにく山本五十六は生真面目な人間だったのか、連合艦隊長官は命令によって戦争をするのが仕事で終戦時期を考えるのは政府の仕事と割り切っていたのだろ。はっきりとは明言しなかった。

あの時、日本にとって潮時は東南アジアまで進軍したあたりだったのではないか?そのあたりで戦争終結させていれば、日本の勝ちで終わっていただろう。

それが良かったのか悪かったのか、日本は軍隊を持ちつづけ未だに戦争に明け暮れていたかもしれない。よって、戦争に勝っていればよかったと言っているわけではない。戦争を終わらせるタイミングによって勝ち戦も負け戦になりかねないと言いたいだけだ。

さて、自衛隊の撤退だが、人質問題だけを考えれば最初の三日の内に撤退させるのがベストだったかもしれない。だがそのタイミングは逸してしまった。それが良かったのか悪かったのか?現状を考えれば悪かったと考えるべきか?しかし、将来、長期的に見ればその判断は正しかったと考えればよいかもしれない。

では、今後、どのタイミングで撤退させるのがよいのか?
6月末に米軍と一緒に撤退するのがよいのか?
それ以前に撤退させるのか?
それ以降も残すのか?

アメリカの事情はどうでもよろしい、日本とイラクの今後の友好関係にとって一番よいタイミングで撤退を考えて欲しい。


2004年04月13日(火) 三角地帯

なぜアメリカはあんなにも好戦的なのか?
たしかにアメリカ人が虐殺され橋の上に吊るされたのはショッキングな出来事だ。だからと言ってモスクを攻撃し600人ものイラク人を殺すと言う報復はいかがなものか?

スンニ三角地帯の治安悪化にせよ、なんにせよ、アメリカが戦争を起こさなければこんなことにはならなかった。

人質事件だって発生しなかった。自衛隊を派遣したことが人質事件の原因だなどとわけの判らないことを言っているようだが、そうではない。NGOも自衛隊もイラクの復興を支援するために行っているのだ。そのことをよく理解しているサマワの80%の人たちは自衛隊が来たことを不快には思っていない。問題があるとしたらイラク全土に自衛隊が何をしにイラクに入ったのか、そして現在なにをしているのかを、きちんと宣伝していなかった、理解が得られていなかったことだろう。
おなじことは人質に取られた3人にも言える。彼らがなんのためにイラクに入ったか、犯人達はアルジャジーラの放送ではじめて知り、慌てて解放するという声明を発表した(実際にはその声明は実行されなかったばかりか、信憑性まで疑われている)。そのことがもっと犯人達に伝わっていれば・・・しかし個人ではそのようなことは無理だろう。責めることはできない。ただ、自衛隊に関しては武器を持った集団がイラクにはいるのだから、そのことはもっとイラクの人たちに十分伝えるべきであった。そう言う意味で責められることはやむを得ないであろう。

だが、そんなことよりも重要なのは、アメリカが戦争さえ起こさなければこんなことにはならなかったのだ。なぜアメリカは戦争を起こさねばならなかったのか?テロに対する報復?ではなぜテロが起きたのか?テロリスト達はなにを求めているのか?そこをきちんと押さえた上でアメリカは全面的に撤退するべきである。

仮に今回の人質事件が解決しても、アメリカが手を引かない限り事件は再発するであろう。


2004年04月12日(月) 情報

ちぐはぐな感じが拭えない。

自衛隊撤退を求めておきながら目的が達せられる前に解放すると言う
解放すると言いながら解放されない。
テロリストにしては情緒的すぎる。
人質たちはなぜ危険を承知でイラクに入ったのか?
せめてファルージャでの停戦を待てなかったのか?
停戦を待たずにイラク入りしなければならないほどの理由があったのか?
家族達は被害者の家族とは思えないほど自衛隊撤退をあれほど強く求めていたのに、今は涙ながらに救出を望む(被害者の家族らしくなってきた)。

振り返って考えてみると、「自衛隊撤退しなければ人質は生きたまま焼き殺す」と言う犯行声明文からして納得がいかなかった。

私が犯人ならば、自衛隊撤退を望むなら、まず一人は本気であることを示すために早い段階で殺すであろう。その後、目的が達成できないと確信したときにもう一人を殺すだろう。この場合であれば期限を過ぎた昨日の午後9時(日本時間)過ぎあたりか?最後の一人は報復から逃れるため(安全な場所へ逃げるため)の保険とするのが普通であろう。
どうも本気で自衛隊撤退を望んでいたとは思えない。

人質達の早期解放が実現されることを強く望む。

**************************************
追記

情報が錯綜しているそうな。
事実確認ができていないそうな。
政府のコメントである。

果たして確認できている事実はあるのだろうか?
誘拐されたこと自体が事実なのか?
それさえ確認取れていないのではないか?

あの映像だって、本当に誘拐事件があったことを証明できるのか疑問が残る。
あの映像をアルジャジーラに持ち込んだのは何者なのか?それさえも判っていない。
人質となった3人が誘拐されたときのことを考え、どこかの訓練施設で訓練を受けている映像かもしれない。
とにかくなにからなにまで、事実確認を取れたことが一つでもあるのだろうか?

いまさら、事実確認ができていないからどうだと言うのか?
情報が錯綜しているからどうだと言うのか?

おそらく、政府は水面下で様々な救出に向けての工作を行っており、現時点では明かせないことが多くそのためにこのようなコメントしかできないのであろうが、同じ事ばかり繰り返していては自らの無能を暴露しているようにしか見えなくなってしまう。
もう少し、頼もしいコメントはできないものなのか?


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2004年04月11日(日) 人質事件

金曜日の考察の続き

1.人質を救出しないし、自衛隊も撤退しない。
 ☆考えるまでもなく、この選択肢は絶対にありえない。

2.自衛隊を撤退することで人質を救出
 2-1.実際に撤退する
 2-2.イラクの近隣の国へ部隊を移動し支援を行う。
 2-3.イラクには留まるが、武装解除し国が派遣した
   ボランティア団体として活動する。
 ☆上記のどの方法を取るにせよ、テロリストが人質を解放する保証が
  ない限り、実施は難しい。また、テロリストに屈したことになり、
  今後の邦人の身の安全が保障できなくなる。

3.自衛隊を撤退しないで、人質を救出
 3-1.日本独自に救出隊を組織して武力を用いて救出
   a)自衛隊を用いる
    a-1)秘密裏に実行(テロリストが勝手に開放したことにする)
    a-2)表立って実行
   b)海外の武力を持った組織(傭兵)を用いる
    b-1)秘密裏に実行(テロリストが勝手に開放したことにする)
    b-2)表立って実行
 ☆どの方法を取るにせよ、憲法上表立って行動を起こすことは出来ない。
  秘密裏に実行する必要がある。表面化した場合の影響は大きい。
  法律の抜け道を探って行動を起こすか?超法規的処置?
 【追記】この方法は現実的ではないだろう。
     武力を行使することは、たとえ、国連やその他の国々の賛同を
     得たとしても、テロリストグループの反感を大きくし、今後の
     自衛隊の活動や現地の邦人の活動が大きく制約され、危険も増す
     ことは間違いない。

 3-2.日本独自に救出隊を組織して武力を用いず救出
   a)平和的交渉による
   b)金銭による
   c)脅しによる(武力行使をちらつかせる)
 ☆交渉する相手が特定されないことには実現できない。
  かなり相手が特定されてきているようだが3日の期限に間に合うか?
 【追記】相手が特定されない限り交渉は難しい。
     ただし、テレビ等を使って、自衛隊派遣の正当性、妥当性を
     訴えていくことは出来る。また、同時に人質3人を失うことが
     日本のみならず、イラクにとっても大きな損失になることも
     伝えていくことは可能だ。このあたりはイスラム人の文化について
     よく研究した上で彼らが自らの罪を認め人質を解放するように
     悔い改めるような訴えかけが必要だろう。
     現実的にはこの方法が一番確実ではなかろうか?
     【注記】政府はイスラム教スンニ派の聖職者たちを通じた交渉を
         していたらしい。「相手が特定されていない」と書いたが
         直接犯人グループと交渉することだけを考えていたからだ。
         もう少しグローバルな視点で捉える必要があったようだ。
 【追記2】犯人グループとの交渉とは別に、イラク人たちへ、訴えかける
     ことも必要だ。イラク国内の民意が犯人グループ達の行動を非難
     するようになれば人質の解放も現実的になるのではないか?
     また、現地にいる日本人が自衛隊も含めイラク人のためになる
     ことをやっているのだということをこの機会に十分に宣伝する
     ことが今後同種の事件を防ぐことに繋がっていくだろう。

 3-3.海外の軍隊に救出してもらう
 ☆テロに屈したことにはならないが、海外の軍隊、特に米軍との
  協力関係が印象付けられ、より邦人の安全が損なわれることになる。

 【追記】
 3-4.現地警察へ被害届を出す。
  当たり前のことだが、誘拐事件が起きたら現地の警察に届をだして、
  捜査をしてもらうのが順当な手段であろう。できれば3-2項をあわせて
  実施することが大事だ。


さて、これらを書いている間に新たなニュースが飛び込んできた。
犯人グループが24時間以内に人質を解放すると言う声明を発表したと
言うのだ。

このグループの指導者はいったいどんな人物なのだろう。
非常に興味がある。かなり有能な策略家であろう。
日本人を揺さぶるには非常に効果的な演出をやってのけた。

彼は自分達の主張に関して一切の譲歩はしていない。
つまり日本政府からの要求や圧力には一切屈していない。
人質の解放は自分達の意思でおこなうと決めており、
このことによって、日本政府の無能ぶりを際立たせたばかりか
たとえにっくき日本人であっても正しいことをしている日本人であれば、
それをきちんと見極める能力があること、そして、要求が達成できて
いなくても、正しいことのためには、無事に人質を解放する懐の
広さを見せたのだ。
それと同時に日本政府が期限ギリギリになっても犯人グループたちの
行動になんらかの影響を与えるようなことを出来ていないことを強調
している。(実際には日本政府とスンニ派の聖職者たちとの交渉の
結果が解放に繋がったのかもしれないが、仮のそうであっても、裏で
行われた交渉は、概しておおっぴらにできない事情が絡んでいることが
多く、結局は犯人グループ達の思う壺ということになるのだろう。)
無事に人質達が解放されたとしても、実質的な勝者は犯人グループ達
ということになるだろう。

しかし、なにか違和感を感じる。
自衛隊の撤退要求はどうしてしまったのだろう?
テロリスト達が、この要求をあっさり引っ込めてしまうということが
ありえるのだろうか?本当の目的は別のところにあったのではないか?
例えば金銭目当てだったとか。

金銭が目当てであれば、裏で金銭取引があり、人質解放への道が開けた
と考えることもできる。ほかに犯人達の目的として考えられることは
ないだろうか?

実際にはこの事件によって、小泉政権は倒れるか、もしくは指導力を
大きく低下させることは間違いない。犯人グループの指導者がどの
ような人物かしらないが、もしこれが目的だとしたら大成功であろう、
イラク人がこのようなことを目論むとは思えないが・・・では誰が?

自衛隊派遣に反対をしていて、小泉政権打倒を望んでおり、現地イラクで
このような事件を起こすことが可能なグループとつながりを持つ人物、
もしくはグループ・・・日本人が裏で動いているのではないだろうか?

国内で事件発覚以来、自衛隊撤退を声高に主張していた家族達。
人質救出に全力をあげて欲しいと政府に要求するならまだしも、自衛隊
撤退を要求するのはどういうことなのだろうか?当初から非常に違和感を
覚えていたのだが、それは私だけだろうか?

もし私が同じ立場であったなら、自衛隊撤退など政府に要求しない。
どんな方法でもよいから救出して欲しいと要求するだろう。
自衛隊を撤退しないと決めたからと言って政府を非難することなどできない。
家族を救出するためには政府にすがるしかないのだ。そんな政府を非難する
などということは、人質達が無事に帰ってくるということが判った後か、
希望が断たれた後であろう。

陰謀があるなどとは考えたくないが、この事件、犯人グループの行動様式、
家族の政府に対する要求のだしかた、どうも違和感だらけなのは私だけなの
だろうか?

正午に解放されると報道されているようだ。
現時点でまだ人質は解放されたと言うニュースはインターネット上には
流れていない。はやく人質が解放されることを望む。

*********************************
と、書いてから4時間経過したが、まだ解放されていないようだ。

それにしても、解放されたわけでもないし、解放すると言うニュースの
裏が取れたわけでもないのに喜べる家族さんたちって幸せでいいですね。
私はほんとに解放されるまで安心できない気分だがいかがなものだろう?

13時頃登録
18時頃一部修正加筆


2004年04月10日(土) PT

納車日が1週間先になってしまった。
こちらのちょっとしたミスによるものなのだが、
お楽しみが伸びてしまった。

しかし、今日は別のお楽しみもあった。
一度に二つもお楽しみが来るよりも
一つづつ何回もお楽しみがあった方が
よいだろう。


2004年04月09日(金) 選択肢

昨日分のDiaryはかなり支離滅裂だった。反省。
(修正はめんどうなのでしない)

さて、日本の取れる選択肢

1.人質を救出しないし、自衛隊も撤退しない。
 ☆考えるまでもなく、この選択肢は絶対にありえない。

2.自衛隊を撤退することで人質を救出
 2-1.実際に撤退する
 2-2.イラクの近隣の国へ部隊を移動し支援を行う。
 2-3.イラクには留まるが、武装解除し国が派遣した
   ボランティア団体として活動する。
 ☆上記のどの方法を取るにせよ、テロリストが人質を解放する保証が
  ない限り、実施は難しい。また、テロリストに屈したことになり、
  今後の邦人の身の安全が保障できなくなる。

3.自衛隊を撤退しないで、人質を救出
 3-1.日本独自に救出隊を組織して武力を用いて救出
   a)自衛隊を用いる
    a-1)秘密裏に実行(テロリストが勝手に開放したことにする)
    a-2)表立って実行
   b)海外の武力を持った組織(傭兵)を用いる
    b-1)秘密裏に実行(テロリストが勝手に開放したことにする)
    b-2)表立って実行
 ☆どの方法を取るにせよ、憲法上表立って行動を起こすことは出来ない。
  秘密裏に実行する必要がある。表面化した場合の影響は大きい。
  法律の抜け道を探って行動を起こすか?超法規的処置?

 3-2.日本独自に救出隊を組織して武力を用いず救出
   a)平和的交渉による
   b)金銭による
   c)脅しによる(武力行使をちらつかせる)
 ☆交渉する相手が特定されないことには実現できない。
  かなり相手が特定されてきているようだが3日の期限に間に合うか?

 3-3.海外の軍隊に救出してもらう
 ☆テロに屈したことにはならないが、海外の軍隊、特に米軍との
  協力関係が印象付けられ、より邦人の安全が損なわれることになる。

他にも選択肢はあるかもしれないが、素人考えでは今のところこの程度だ。
それぞれについて更なる考察を今後していきたい。

いずれにしても小泉政権はこれまででないかと考えられる。

また、不用意にイラクに入った3人は、おそらく自分達の身の安全は
自分達で守る覚悟でイラクに入ったのだろうが、実際には出来なかった。
彼らを責めるつもりではないが、そのことで少し厳しいことを言わせて
もらいたい。

今回のことで彼らは日本の国民全体に迷惑をかけていることになる。
彼らには日本政府に責任をなすりつけることなど出来ない。
彼らが自衛隊派遣に反対だったとしても、実際に派遣された場合、どれだけ
自分達に危険があるかを一番判っていたのは彼らのはずで、そしてそれを
判っていながら、実際に派遣されバクダッド陥落から1周年になろうとする
一番危険と思われる日を目前にイラクに入ったのだ。
いや、イラクがどれだけ危険か判っていなかった国内に留まっている日本人
でさえ、なにか起るかも知れないと予想する人はいたのだ。

今回の事件で国は膨大な税金を使うことになるだろう。
我々は惜しみなく税金を使って彼らを救出して欲しいと望むが、
彼らが救出された後で、救出に努力した日本政府やそれに協力した国民に
すこしでも責任をなすりつけるようなことは一切言わないで欲しい。

また、今後イラクに入ろうと思っている日本人がいたら、十分に覚悟を
決めた上で行動を起こして欲しい。


2004年04月08日(木) 戦争

言わんこっちゃない。
邦人3人が人質に取られた。

「イラクに立ち入るなという勧告を無視して勝手な行動を取るからこんなことになるんだ」
というような主旨のことを福田官房長官は言っているようだが、それを言うなら国民の半数は、自衛隊が行けばこう言うことになるから止めておけと勧告をだしていたはずだ。

日本は下記のように行動しなければならないと考える。

1.自衛隊を撤退してはいけない。
2.3人は無事に救出しなければならない。

さて、どうしたらよいだろう?
私に考えられるのは下記の通り。

自衛隊は支援活動を続けるために撤退はしない。
ただし、武装は解除する。
また政府からは切り離し、NGO団体などの指揮下に入れる。
費用は国が援助する。

このくらいでテロリストが納得するかどうかは判らないが、
軍隊がいるより、国が公式に派遣したボランティア団体が
いるほうがはるかに気分がいいだろう。
装甲車などで武装されていた軍隊が日本に来ていたら
たとえ目的が平和的な目的だと言われても気味が悪い。
なんで、平和目的なのに装甲車なぞ乗り回しているんだ?
そう思うほうが自然であろう。

もっと支援活動をするにふさわしい格好をすればよいのだ。
日本の軍隊はアメリカの軍隊とは違う目的で来ているのだ
ということを見た目からアピールするべきだろう。

だいたい、軍隊など送るからこうなるのだ・・・
過ぎたことを言っても仕方ないが言わざるを得ない。
18歳の青年が、イラクのために活動を始めようと決意し
これからと言うときに、自国の政府のせいで、あと3日の
命と宣告されたのだ。どんな気持ちであろう。
私の想像力を遥かに超えている。

日本政府のすばやい対応を望む。


2004年04月06日(火) 赤いPTクルーザー

納車まであと4日。
かみさんのクルマなんだが、とても楽しみだ。
かみさんのクルマなんだけど、良いオーナーズクラブがあったら入ってみたい気もする。
かみさんのクルマなのにこんなことでいいのか?
自分のクルマがぶつけられて修理中なだけになおさら楽しみだ。

通勤時によく黒いPTとすれ違う。
それを除くと、あまり見かけないクルマだと思っていた。
以前から気になっていたクルマだけに、見かけると「いいなぁ」と思っていたクルマだが、自分が乗ることはないだろうと思っていたせいか、見かけても気にならなかっただけかもしれない。

ところが、もうすぐ納車だと思ってみていると結構見かけるクルマであることに気がつく。いや、暗い夜道では関係ないクルマまでPTに見えてしまう始末だ。
アルファードの納車待ちの時を思い出してしまう。

ちなみに昨日はPTを2台も見かけた。
昨日は金色のPTと、うちのPTと同じ赤いPTを見た。
赤いPTはMOONのメッキバンパーガードが付いていた。
実は「赤に似合うかなぁ〜」とかみさんと話していたのだが、あれを見ると間違いなく、カッコイイ!帰宅後さっそくかみさんに報告。

そんなこんなで、街でPTを見かけるたびに、納車が楽しみになってくる。
かみさんのクルマなんだけど、待ち遠しい。
かみさんのクルマなんだけど・・・


2004年04月05日(月) 消費税

内税表示に切り替わって、良かった点が一つあった。
休憩時間に会社の売店で買い物をするとたいがい列にならばされることになる。
以前は列に並んでいる間に、足し算をして大まかに消費税を計算してだいたいの支払い金額を用意しておいたのだが、缶ジュースなどは内税、パンなどは外税となっていたため、計算が複雑で1円単位までの正確な計算は私の頭では計算が難しかった。
それがすべて内税式になったので単純に足せばよいだけですむ。みなが同じようにあらかじめお金を用意できるので、列がはけるのも早い。これは感動ものだった。

しかし、案の定と言うか、逆に消費税をいくら取られているのかが、判らなくなってしまった。売店での買い物くらいならともかく、少し大きな買い物となると今までは「え、消費税こんなたくさんとられるの?**円×0.05・・・なるほど、消費税もバカにならないなぁ」などと思いながら買い物をしていたものだが、今後は消費税率が上がろうがなんだろうが、消費税を取られていることに気がつかずに買い物をしてしまうことが多くなるだろう。

**********************************

マニュフェストだなんだと偉そうなこと言っているが、こう言うことこそ問題として指摘するべきなんじゃないですか?民主党のみなさん。


2004年04月02日(金) 代車

事故でつぶれたアルファードが修理のため入庫していった。

代車はノア。
狭い、うるさい、タバコ臭いと3拍子そろったノア。
アルファードは良い車だとあらためて思う。

事故の前日かみさんに運転してもらってアルファードの
助手席に乗った。本当に良い車を買ってよかったと思った。
まさか翌日見るも無残な姿になるなどとは夢にも思わず・・・

加害車両の壊れ方を見ると、この程度の怪我で済んだのは
アルファードが守ってくれたのかもしれない。
その代わりアルファードはクロスメンバーまで交換しなければ
ならないらしい。アルファードが身を呈して私を守ってくれたのだ。

代車のノアは小さくて、運転席も低く、まるでセダンでも
運転しているかのような気分になる。
ベコベコと変な音はするし、とてもじゃないが事故があっても
私を守ってくれそうにない。挙句にブレーキは効かないし、
シフトレバーも扱いづらいしハンドルもツルツルすべて操作しずらい。

修復歴車(事故車)となってしまったアルファードだが
それでも構わないから、はやく帰ってきて欲しい。


2004年04月01日(木) 回転ドア

親と手をつないで歩いている子供が、道端の綺麗な花を見て手を振り解き道端に駆け寄りました。花に手を伸ばそうとした途端、足を滑らせて側溝に落ち、額を切りました。側溝には、もちろんセンサーなど付いていませんし、安全装置などもありません。

側溝くらいならともかく、これが交差点、踏み切り、エスカレータなどだったら命に関わる事態になる。側溝に蓋をしていなかった道路管理者、子供の飛び出しを予知出来なかった運転手、踏み切りに十分な侵入センサを設置していなかった鉄道会社、エスカレータの指などを挟み込む可能性たかい部分に十分な防御策を施していなかったメーカーに責任を取らせるのは簡単だが、手を離した親に責任はないのだろうか?

事故の起こった回転ドアには安全対策が施されていた。
私の見る限り踏切より安全に思える。そこに油断があったのかも知れない。
「危険ではない=手を離しても大丈夫」そう言う判断が親にあってもおかしくはない。逆に危険極まりない構造になっていれば今度の事故は起こらなかったかもしれない(極論過ぎ)。

自動回転ドアは私も使ったことがあるが、危険を感じるほどではないが、歩く速度をドアにあわせなければならなかったり、タイミングよく侵入しなければならず、使用するにはある程度のテクニックが必要だ。子供やお年寄りにはかなり難しいと思われる。私でさえそのように感じるのに、小さな子供を持つ親がそのことを予見できないとはどうしたことだろう?子供を危険から遠ざけようとするのは親の本能だと思っていたのだが、近頃はそうではなくなってしまったのか?

いずれにしても、このような危険な扉を設置していること事態が問題(しかも過去にも何度も事故を起こしているというではないか!)であって、親の責任云々するような状況ではないが、このような予想できない危険は街中にあることを、小さな子供を持つ親にはよく認識してもらい、悲しいことにならないように自ら子供を守るんだと言うくらいの気持ちで出かけてもらいたいが、いかがなものだろう?



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