2009年12月16日(水) |
終末へのカウントダウン |
終末へのカウントダウン 神秘のマヤ文明が伝えた『マヤ暦』──その大きな一サイクルが愈々、一巡しようとしている……。
つーわけで、『2012』を観にいった。 世界遺産ブームに火がついて久しく、マヤ・インカといった中南米の古代文明が良く知られるようになった昨今だが、よもや『マヤ・カレンダー』がハリウッド映画の題材に採られる日が来るとは思いもよらなかった。 今ほど、世界遺産が取り上げられることもなく、あのマチュ・ピチュでさえ、そう有名ではなかった頃から、「海外旅行で行きたい国は?」の問いに「ペルー(インカ)・メキシコ(アステカ)・グァテマラ(マヤ)」などと答え、『グァテマラって何処?』とか聞き返されたりもしたものだったが……^^; 物書きを始めた頃にも、インカやマヤを扱ったオリジナル・ストーリィを考えたこともあり、そこで『マヤ暦』の一サイクルを使おうともした……のだが、結局、設定が壮大すぎて、手に負えず、書き上げられずに終わった、序章くらいは書いたんだがね★ それがハリウッド映画に──「もう使えないな、この設定」とかも思ったりしたものだが。
観てみたところでは宣伝していたほど、『マヤ暦』も『マヤ文明』も関わってはいなかったなーっと。封切前に、結構、TVでも特番が組まれていたので、楽しみにしていたんだが──マヤ文明の考古学者とかが出るのかと……。全然、出なかったなーっと。それどころか、本当に極々一部の人間しか『マヤ暦』なんて、認識していなかったろうな、と。ニュース映像で一応、取り上げられてはいたけどね。 まぁ、突然始まるノンストップ・ジェットコースター・ムービーとしてはCG共々、見応えはあった。主人公その二の恐ろしいほどの運の良さと、ただの元作家?とも思えない運転技術にはビックリだが。ロサンゼルスの崩壊振りのCG描写。倒れていく高速道路の下を走る抜けていく車、ホテルの崩壊。中でも、線路すら崩れ落ち、宙を飛ぶ電車の下をセスナが潜り抜けていくところが凄かった。
すったもんだの末に、強運な主人公その二一家は滅亡への一途を辿る地球人類を唯一救える『方舟』のある地・中国まで辿り着く。本当は飛行機のガス切れで、達しなかったはずが、大陸が移動したために墜落せずに済んだ。……つまりは、ユーラシア大陸の東にあったはずの孤島列島の運命は!? 言わずもがなという奴で。(物語中でもチョイ語られているし) 主人公その二が密航しようとし、主人公その一も乗り込んだ『方舟』はその密航時のアクシデントが原因で、扉の密閉がされず、浸水。エンジンもかからず、あわや、遭難・沈没の危機に! ヒマラヤの北壁に激突しそうになる、という辺りが見物といえば、見物。世界最高峰に達するまでの津波に襲われ、世界中が水没。『方舟』の運命や如何に!?
……後は興味が湧いたら、映画館へどうぞ☆ なんてね^^ DVDで観るよりは大画面の銀幕で観るの方が迫力満点さを味わえるのは間違いない。
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