京のいけず日記

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2006年02月26日(日) 右・ひだり・右

遅ればせながら、本日、お雛様を出しました。親王飾りの小さなものです。

勇と歳の夫婦雛

…いえ。他意はありません。他意は。 (〃^∇^)ノ彡
えっとねぇ…。歳三さんの座り位置は左かなぁ。右かなぁ、なんて。



長女が生まれてまもなく17年ですが、毎年、毎年、男雛と女雛の飾り方、位置はどうだったかな?と迷います。

お内裏様は向かって右…? それとも… 向かって左?
どうやら京雛だけが違うようです。
うちは「左上座」向かって右側に細面の涼やかなお内裏様がいらっしゃいます。

…もしもですよ。明治維新が来ず、皇居がそのまま京都にあったなら、明治天皇の即位も日本古来の方法で行われていたなら、お雛様の飾り方は全国的に同じものだったのかしら。

いやいや。いずれにしろ西洋の文化、スタイルが入ってきたんでしょうね。
京雛、関東雛だけじゃなく、その土地、土地によって、飾り方も違うのかもしれません。

え〜。現在、某土地では、お雛様が一番上段で、三人官女が二段目を飾り…、お内裏様は五人囃子のそのまた下だとか…。
ありえそう。 がんばれ、全国のお殿様ー(笑)


右左といえば。よく言われるところのエスカレーターの立ち位置ですが。

えっと…。急ぐ人のために左側を空けるのが、大阪などで…。
右側を空けるのが東京ほか…。

で。京都はどうなんだと日頃の通勤を思い出してみたりすると…。
それがどっちもありですねー。
前の人が立ち止まったら、それが右でも、左でも、前へならえしちゃいます。
雛人形は日本古来を頑固に守っているのにね。変な所ですよね。

でも。それって思うんですが。(…出たぞ。いけずが)
そんなに急いでいるんなら階段使ってよ、と思ってしまいます。

ここ数年、仕事で一緒になる、お茶目な大阪人の彼女は、特に急いでなくても、ビルなどの一人用のエスカレーターでもズンズンズンと歩いていきます。

へ、歩いてあがるん!?
(そんなに急いでどこへ行くねん)と、最初は軽いカルチャーショックでした。

一人用って、あれ、後ろから歩いて来られたら、結構プレッシャーちゃうのかな。
特にお年寄りとか、子供連れのお母さんとか。…疲れたおばちゃんとか(笑)
だいたいエスカレーターって乗りもんやん。
などと思う私は、やっぱり、おっとりした京都人? いや。グズともいいますか。


2006年02月25日(土) ややこしい人間

だめ坊の日記今日は何とも気持のいい ぶらぶら日和なのに。
でも 朝から仕事。
でも 仕事の愚痴は言えない。
何故なら
仕事を口実にして 逃げてきちゃったもんねー。
 ◎ だめ坊の日記 ◎

逃げてきたのは、お付き合い。
公でも私でもない、仕事場を離れたサービス業のビミョーな位置のお付き合い。
こうして人間関係にラインを引いてしまう事じたい、冷たい人間なんだろな。

慕ってくれる相手に悪いからと、付き合いの幅を広げようと、自分を変えようと、
努力したこともある。
沈黙が恐いからと、無理に喋り続けたこともある。

無理はするまい。
私は熱くもなければ、優しくもない。 器も大きくない。 懐も深くない。
大きな器の真似をして、なみなみとそそいだら、水は器から零れてしまうだろう。
深くもない懐で人を包み込んだら、綻びるばかりか、その人にも窮屈だろう。

ふふん。その水ってのを、酒にできりゃ、ちったあ器もデカくなるんじゃねえか。
それとも。いっそのこと器を叩き割っちまったらどうだ。この石頭。

そんな風に思ったことも何度もある。

でも。
小さな器。 小さな世界。 小さな満足。 小さな希望。 小さな自分。
卑下でもない。ヤケクソでもない。私は私。それでいいんだ。

まったく。いつまで経ってもややこしい。

楽しくしましょう、仲良くしましょう、共有しましょう、みんな友達、みんな仲間、
拒む理由もないコミニュケーションをサボった言い訳に頭を悩ますよりも、
公と、私のビミョーな位置に、自分で自分のラインをひいたなら、
もう悔やむな。人がどう思おうと、お腹の中で舌を出すぐらいに割り切れよ。


2006年02月22日(水) えせボランティア登場

懐かしい声に耳を傾ける。目を閉じて一つ一つ確認しながらキーを押していく。Altキーを押すとフォーカスがメニューに移る。彼は癖のない優しい声で「新規作成右向き三角」「名前を付けて保存ピッピッピ…」などと話す。

仕事でボラから遠ざかり、久しぶりに聞いた音声。特にここ最近は、もう一つの音声読み上げソフトを使用することが多かったので、余計に懐かしく感じる。

らくがき絵

…それでも。わざわざ出すか。誰かさんのへたならくがき。


今週から久々にボラの講習を担当する事になった。久しく離れていたので、ショートカットキーからの操作も怪しい。音声をゆっくり確かめながら勉強のやり直し。引き受けたものの出来るのかと不安になる。

Windows95から98への移行期、もう8年ぐらい前になるのかな。最初、何も知らなかった私は、そんなことが出来るのかと半信半疑だった。すぐに、驚くような世界を知った。ボラを通して、知識や、面白さをたくさん教えてもらった。

パソコンやネットを利用して、視覚から得られない情報を得たい。少しでも叶えたい。職練生さんでもない、パソコン教室のお客様でもない。仕事以上に甲斐があり、何より楽しい。自分の為にしているようで、それがちょっと申し訳ない。

それにしても…。 なんと耳に不親切なHPが多いんだろう。

あ。 …な、な、などと言えた口ではありません。恥ずかしい。。。
これは別物。別の世界。別の私… こら、それでええんかい。
うーん。まず、アイフレームね。何とかせんと。

ちなみに、彼によると、この日記の名は「けいのいけず日記」だそうです。
ふふん。「Sakoのいけず日記」に変えようかな。

ちなみに、音声くん。「けいのいけず日記」の「けい」は。
今日もいけてへんかった日記の「今日」と、京都の「京」をかけているんだよ。
まいったか。


2006年02月21日(火) 愛の手紙

お気に入りの香音里さんのブログに「愛の手紙代筆くん」という、面白いサイトが紹介されていました。早速、いちびりのSakoはマネしてみました。

やってみると妙に当たっているようで…。
以下は、愛の手紙代筆くん より、歳三さんへのLoveレター♥ です。


謎の生物土方歳三様へ

切ないすぎて白骨化しそうなSakoです。
(好きになって35年。まさに老朽化しています。この体)

土方歳三様はまるで打たれ強い落ち武者のように無党派層に大人気ですね。
(古今東西、老若男女に人気ですね。人気のヒミツは何なんでしょうね。ひとえに勘違いとか(笑)

あなたを思うと爆発的におママゴトがしたくなります。
(はい。妄想という名の永遠のおママゴトを)

土方歳三様のためなら、10年でも20年でも丸太を転がしつつ
魚をさばくこともできます。
(Sakoは丸太は転がせますが、残念ながら、魚はさばけません)

「Sakoさんの寝顔ってコソドロみたいですね」
と無邪気に笑う土方歳三様の横顔が忘れられません。
(この愛の手紙も、香音里さんのパクリです。謝)

Sakoより

PS.へたの横好き

(まさに歳三様への愛は「へたの横好き」 …名前だけで「へたの横好き」と当てるとは。ムムム)


らくがき絵

♥ へたの横好き ♥



剛の人だったのか、柔の人だったのか。鬼神だったのか、慈母だったのか。
組織にしろ、夢にしろ、何の為にせよ、他人の命を奪うような人は嫌いです。
Sakoは未だに、長い間、貴方が好きな理由がよく分かりません。

謎の生物土方歳三様。
だからその理由が分かるまで、いつか会えるまでずっとお慕い申し上げます。


2006年02月20日(月) 春の便り

・アホな事ばっかり書いているこの日記を毎日読んで下さっている方から、
嬉しい便りが届いた。

息子さんが第一志望校に、無事、合格したとのこと。良かったですね!
進学は本人の問題とはいえ、ほっと肩の荷が下りたんではないでしょうか。
昨年こんな私でも娘のことドキドキ不安になりましたもん。

・一行日記の他はちっとも更新のないHPを覗きに来てくれている方から、
嬉しい便りが届いた。

落ち着いた和風建築の別宅(→ブログです)完成! おめでとうございます。
私も、もうちょっと何とかしたいです。ほんま。情けない。

・仕事先の一つである派遣会社から長期講習のスケジュール確認があった。

…うーん。果たしておめでたいのか? 何やらいいように使われているような。
ま。まったくもって、お声が掛からないよりは、嬉しい…のかな。

ご機嫌トシゾウさん

お給料日になったら新しいペンタブが欲しいな


このところの被虐的な甘い落ち込みからは、ぼちぼち回復してきたみたい。

夕方目覚めて、あぁ今日も一日何も出来なかった…って日々。
傾いたお天道様を恨めしく仰ぐ日々。
もう満喫したんじゃないか。

もっと日々具体的に過ごそうや。
目の前の仕事ばかりに逃げないで。


2006年02月19日(日) 宇宙戦艦ヤマトに「伊庭歳三」が乗船していた!? 

…す、すみませんねぇ。あまりにウケたもんですから。おまけに勝ちゃったし。
世間広しといえど、こんなことで喜んでいるアホは私以外にいないでしょう。

こちらは あしたのトシゾーこと 流し目 矢吹歳三さん
…ちばてつや(ジョー以前の…特に初期の作品)好きでしたね。
目がね。繊細なタッチじゃないのに、切なくほどきれいでした。


あしたのトシゾー


あ。「あしたのジョー」じゃなくて、「ヤマト」の話でした。

穏やかな日曜日。朝の間に洗濯やら片付けて、長女の帰りを待って、お昼過ぎからダンナと二人、仲良くパチンコ屋さんへ。

暴れん坊将軍という好きな台がまったく出る気配もなくて。
(回収台というのか…。いよいよ、ここも、もう撤去なんでしょうか)

で。はじめて大ヤマトというので遊びました。
(銀河鉄道が出ている今、これも古いですね)

結果は怒涛の連チャン18回… 大勝。 
プラマイ0のダンナが、大勝した時は気を付けた方がいいぞ、癖になるぞ、
と、アドバイスをくれたんですが。
何の、遊び人だった父直伝の娘ですもん。キャリア?は、たぶんこっちが上。
十代の頃から上手な遊び方は知ってるもんね (いばるな)

で。出たんですよーーーー!!!
大当たり中にキャラの名前や、出生地、年齢が出てくるのですが、出た。

 イグァ・トシゾウ… イグァ… トシゾウ? 伊庭 歳三 やん!

(ヤマト2になる前は、ズバリ、その名も イバ・トシゾウ だったらしい)

もう、ひとりで密かに大ウケ。大当たりする度に画面を見てニヤニヤ。
そうそう「ソウジ」もいましたよ。貫禄十分、おひげの艦長さん。
出身地不明、年齢1000歳の悪役キャラ、ガノン・ガイラーの絵がシビレます。
あとあのテーマソング… ♪さらばー ヤマトよー、久々に聞きました。

松本零士か…。うーん思い出すのは、やっぱり男おいどん、サルマタケかな。
 


ところで、その日テレビで「ナニワ金融道」が再放送されていました。
(中居クン主演、とってもチャーミングな緒方拳が出てるヤツです)

その中に、サラ金に手を出す、パチンコ依存症の女が登場するのですが。
お互い、そうならないように…という会話をダンナとしていて、ふと。

依存症…って。
誰でも、ある時期、何かの依存症になってるんじゃないかな、と思った。

仕事依存症、愛情依存症、金銭依存症、家族依存症、自分探し依存症…?

誰にも、何にも、依存しない自己、完全な自由、自立…。

そんなものありゃしない。
何かに依存してやっと生きていける…、それが人間じゃないかなぁ。

おぉ、これは名言だと思って、ダンナに話したら、
だからといって、パチンコ依存症はダメだと言われた。
借金までして、一日中遊んでたら、そら、そやろね。

もちろん、ギャンブルで借金作る人も悪いけれど、
簡単に、きれいに、お金を借りられる世の中も何か変やなぁ。


2006年02月17日(金) めずらしく前向き

今日はヘルプの仕事で、久々に大阪へ出ました。
電車を3つ乗り換えて、通勤時間は片道約1時間半。おかげで本はしっかり読めたけれど。立ちぱなしの行き帰り。行きはともかく、帰りが辛い。

座席の隙間にお尻を割り込むオバサン化したオッサン。その気持もよく分かる。京都ー大阪間はフツーに通勤圏。毎日、毎日、お疲れさまです。

らくがき絵


一日だけの仕事とはいえ、初めての場所。勝手も分からず、一緒に仕事する人はどんな人だろ、受講される方は?…と仕事場に着くまで不安でたまらない。

最初に会った数秒間で相手の印象が決まる。
はじめて仕事をともにする相手の方は30代半ばの明るい女性。
さりげない気配りの出来る、笑顔がとっても可愛い、気持の良い方でした。

キビキビとした態度が、このところ、外見も、中味も、すっかりオバサン化している私には、新選…もとい新鮮で、良い刺激を受けました。

休憩時間にご同業特有の悩みを打ち明けたり、情報交換したり。他愛もないことで笑ったり。たぶん、もう一緒に仕事をすることはないだろうけど、知り合えた事が嬉しい。

時には突然、呼び出されたり、仕事の度に環境が変わったりする。
急に休めば代わりに入れる人を探すのが大変で、それが分かるから、少々体調が悪かろうが、這ってでも行け、というのが当たり前。

専門的な、特別なスキルがなければ、しんどい割に、仕事も、収入も安定せず、ストレスや、プレッシャーも多い。腹の立つことも。泣く事もある。

でも毎回いろんな状況下で、たくさんの人と出会う。それはそれで楽しくもある。
そもそも人前に出て話したり、人付き合いが苦手な私が、そんな所へ出て行くことじたい不思議でしょうがない。


一期一会。
ちっぽけでも何かの役に立ちたい。

続いている理由はそんなところかな。 あ。もちろん収入も!!です。


2006年02月16日(木) THE 有頂天ホテル 

午後から姉と、映画「THE 有頂天ホテル」(監督:三谷幸喜)を観て来ました。


映画チケットの半券雨降りの平日の午後とあって劇場はすいていました。
いやぁ、笑いっていいですねぇ。

一癖も二癖もありそうな芸達者な役者さん達が勢ぞろいで、クスクスじんわり、しっかり楽しめました。


一緒に見た姉の感想なんですが。
見終わっての最初のひと言が、「面白かったけれど、何か疲れたな〜」だって。
何やら仕掛け満載のミニコースターに乗った後や、にぎやかなお祭りの後みたいで、笑えた。

思うに「みんなの家」や「ラヂオの時間」「笑の大学」「12人…」など、みんな一定方向の目的やらに向いているんだけど。

こちらは、大晦日のホテルの一夜、という限られた狭い空間で、実にさまざまな人物が登場し、それぞれが、それぞれの思惑で、時間差、交錯する。
そのドタバタ喜劇、といえば、それだけ。

「みんなの家」が好きな姉は、何か余韻が欲しかったのかもしれない。
「ラヂオ」が好きな私も、さんざんドタバタやった後の「やった!」という共有の高揚感が今回なく、ちょっと物足りなく思う。

あ。ドタバタ。コテコテ。ただの笑い、好きなんですけどね。
緻密に計算された仕掛けや、上手さが見えて、面白いんやけど、…ぬるい。
そんなことを、ちょっぴり感じた。す、すみませんーーーー!


で。役者さんとか、個々はというと。

まずは、オススメ料理は鴨料理で受けました…。

ハゲ頭のオダギリジョーの何ともいえない雰囲気も何ともいえません。
(斉藤さんもだし、パッチギの60年代の音楽青年役も何ともよかったです)

アンパンマン、いつもチャーミングですよね。…戸田さん、幾つなのかな。

で。好きだぁ〜と思ったのは、西田敏行と梶原善さんが登場するシーンです。

あと総支配人の、白塗り伊東四郎!
今、山田風太郎の「警視庁草紙」を読んでいるのですが、あの押し出しの効いたチョビひげ顔や、探偵役の石井正則さん、とか、明治初期の警察、役人にいてそうで、三谷さん、これ、ドラマでやってくんないかなぁと思ったりしてました。

「警視庁草紙」
…維新後ですので、残念ながら歳さんは登場しませんが、斉藤一改め、藤田警官や、元見廻組の今井信郎が登場したりと、明治初期の雰囲気が味わえて、話も面白くお気に入りです! …通勤文庫にもちょろっとだけ書いています。


2006年02月15日(水) ストーカーさえ出来ない女

仕事の待ち時間に net を見ていて、ふと目が止まった。

・元ジャニーズJr.男性につきまとう、43歳女追送検  /Yahoo Newsより

若くもない、43歳という分別ある年齢がとっても哀しくみえた。

彼女が彼女自身の現実逃避という対象ではなく、好きという真摯な想いの結果がストーカーだったとしたら、その情熱が、素直さが私には羨ましくさえある。


…え? おまえも立派なストーカーじゃないか、って?

ストーカーSako


ううん。……もしも歳三さんがこの世に生きていたら…。
私は私の中の妄想が壊れてしまうことを恐れて、たぶん好きという感情を、誰の目にもふれないところへそっと押し隠してしまう。

命を完結し、現実に存在しない男だからこそ、危険のない存在だからこそ、好きだー、好きよー、と連呼して、安心して甘えていられる。

妄想ならば相手に拒否されることはない。
妄想ならば相手を傷つけることはない。
妄想ならば身近な人を傷つけることもない。

人を好きになり惨めになるのが恐いだけか? 
いや、たぶん、それ以上に感情が欠落した自分の歪さを認めるのが嫌なんだ。

娘二人がいる状況で妙な話だけれど。
男女の恋愛感情だけで、ダンナを好きかと聞かれれば、…実際、当のダンナに聞かれても、甘えた返事も、芝居の一つもできない困った妻だ。

未だに、うん、と、あいまいに笑ってごまかしてしまう。
可愛い女を演じたら、ダンナの淋しさはまぎれるのだろうか。

男と女の話に限らない。
お互いに信頼して共に暮らしている、それだけでは駄目なんだろうか。
愛してるよ、愛してる、そういう儀式が必要なのか。


15、6の小娘の頃から、歳三が生きた35年間にずっと惹かれてきた。
そんな彼への妄想も、自分の為の逃げ場所でしかなかったんだろうか。
人を見ず、結局、いつも自分しか見ていない。


うーーーーん。そうなのか。 

だったら、おまえ、ほんま、つまんない女だな。
逆立ちしたって、ストーカー女のような可愛い女にはなれねえぞ。


2006年02月14日(火) 花よりだんごな娘たち

ハンドメイドクッキー今年も作ったぞ〜!
中1の娘が作ったバレンタイン用の友チョコクッキー

台所を戦場にして、まる子はクッキー、高校生のお姉ちゃんはチョコを作っていた。

もちろん、バレンタイン用である。
でも。あげる相手が 女の子!?

大切な友達、クラスメート、クラブの先輩、後輩…。
友達同士でハンドメイドなチョコやクッキーをあげるのがここ数年の流行らしい。

男の子にはあげへんの? 本命いいひんの? 好きな人は?
と。下種な母親は今年こそ色ぽい話が聞けるのではとカマをかける。
残念ながら、花よりだんご、今年も友チョコで終わりそうだ。

バレンタインのこの日、娘たちは、山ほど友チョコや、手作りのお菓子を抱えて帰ってきた。お返しのホワイトデーの日にも、生クリームや、ココアパウダーやら買ってきて作るんだろうな。

貰うから、あげるのか。あげるから、貰うのか。
義理チョコならぬ、友チョコ、やれやれ、中高生のお付き合いも大変だ。

それにしても感心するのは。
チョコどころか、クッキー、ケーキの類など、一度も作ったことがない、作る気もない、よって、まともなお菓子作りの道具もないし、アドバイスの一つもできない母親の元で、子ども達がそれなりに美味しいお菓子を作った、ということ。

たぶん、ハンドメイドが好きな友達や、小学生の頃、準備や、後片付けが大変なのに、一緒にケーキや、クッキーを作ろうと、呼んでくれたお友達のお母さんのおかげです。

感謝してます。今更ながら。


私がチョコをあげる相手はダンナ…、というより、家族。
みんなで食べるためのチョコレート。平和だなぁ。
クリスマスや、節分と同じ、どこがバレンタインデーなんでしょうね… (^^ゞ


で。私の本命チョコは!(…おいおい)
 …カカオがきいたチョコレート、食べたらどんな顔をするかな、土方さん?


2006年02月13日(月) 京都の中心はどこだ

只今、深夜2時。お茶の間テレビはトリノオリンピック。
コタツの上にはノートパソコンが2台。1台は私。明日の仕事の予習。
もう1台は長女。学校の宿題。さすが高校生。「京都の未来を創造する」という、何とも壮大なテーマの小論文を書けというシロモノらしい。

何を題材にするか、頭を抱えていた娘が、そや景観と呟いて、私に聞いた。
「お母さん、京都の中心ってどこなん?京都タワーとちゃうやんな?」

へ? 京都の…中心…???

えっと。昔は天皇さんがおったから、御所が中心でしょ。
碁盤の目になっていて、北へ行くのが「上がる」で、南へ行くのが「下がる」

京都市内の中心って…。地図だけ見たら、四条通り、大丸あたりかしら??
え? …そういう意味ちゃうて? ほな、どういう意味やねん。 


京都の中心 俺の中心

らくがき絵

え〜 もちろん見たわけじゃありません すみません
ペンタブの先がなくなってしまいましたー。マウスはやっぱ描きにくいなぁ。


産業の中心? 行政の中心? 文化の中心? 精神の…?
んーーー。何やら「中心」いうても色々あるしなぁ。

「お母さんって。何年生まれやったっけ?」

…え? ボソボソボソ。

「へえぇ! ほな。 京都タワーが建つ前に生まれたんや!!」

…そない驚かんでも。
(京都タワーは1964年(昭和39年)生まれです)

ちっとも高層ビルらしくなくて、展望台も、下のお店も、垢抜けなくて、京都の玄関口に立つのに、商売なんかどうでもかまへんねん、って感じで。
(いや、やっている人はもちろん一生懸命だと思います)

でも、よそから帰ってきた時、あるいは街中で、あのぬーぼーとした白いローソク形を見ると、何故かほっとする。あってもええやんか。ってそんな感じ。


時代の遺物、京都タワー。
未来都市を思わせる斬新な京都駅ビル。
そして未来への大切な遺産、東寺の五重塔。三者三様の京の玄関口。

新旧混沌、重くて軽くて、何でもありのごちゃ混ぜ京都。
未来の京都、その中心には何があるんだろう…。ふと思った。


2006年02月11日(土) トシがいっぱい!

さてどう読む? 「年年歳歳」 ねんねんさいさい…? 
ちゃうて 正解は トシ! トシ! トシ! トシ! でんがな。

殺気を感じたどこかの青年会の人


通勤途中のとある駅の構内で見かけた、どこかの青年会のお兄さん。
青いウインドブレーカーの背中には「年年歳歳」の文字が。

にやついて、じっとその背中に視線を集めていたら。
お兄さん、射るような視線、殺気を感じたのか、振り向いて周りをキョロキョロ。
「あれ。気のせいか…?」 す、すみません。犯人は私です。


背中の年年歳歳の文字が気になって、ちょっと調べて見ました。

「年年歳歳」
 毎年毎年。年どし。

 年年歳歳 花 相似たり  歳歳年年 人 同じからず

 劉廷芝「代悲白頭翁」Web辞書サービス 大辞林 第二版 (三省堂)より

毎年毎年花は咲き、自然は変わらないけれど、人の世は変わるもんだなぁ…
って、ところでしょうか。 今年は早くも母の三回忌…。 

 年年歳歳 時 風のごとし  歳歳歳歳 会いたいよ


2006年02月10日(金) 百人一首やってみる?

んー腐っていてもしょうがないので、今年1月に出来た観光施設をご紹介します

小倉百人一首殿堂 時雨殿 のパンフレット

小倉百人一首殿堂 時雨殿のパンフレット


まる子ちゃんが学校の授業で行ってきたのですが、中々面白いとのことでした。
京都は嵐山、天龍寺の近くにあって、かるた取りをしたり、謎解きの井筒があったりと楽しめます。古い時代の百人一首も展示してあるらしい。

入館料は高校生以上800円とちょっと高いかな。
でも、みんなでまた行きたい、と、まる子が言うので、興味のある人には面白いのかも。平日の時間のある時にでも行ってみようかな。

ちなみに百人一首全然知らなくても、それでも楽しめる?と聞いたら、
大丈夫!と頷いているので、それなりに楽しめるみたいです。

んー。しかし、この時雨殿のHPは映像だけで、まだ大した内容ないなぁ。

土方歳三函館記念館 とか、五稜郭タワー とか、土方歳三資料館 とか
こっちの方がすごいぞ! (…え、それは単に好きだからだ?)

はい。ですね。すみません。ついでながら、おすすめは 
日野市立図書館所蔵 新選組関係資料のデータベースです!


2006年02月09日(木) 自堕落 馬鹿な一日

今日は仕事もない。朝からぼーっとしてた。気が付いたら昼が過ぎ、あれもこれもしなくっちゃ、でも、何もやる気が出ない。このところ何か変だ。どうしちゃったんだ、私…。このまま家に籠っていても、たぶん、何もしないまま腐ってしまう。

午後2時
遅い昼ごはんを食べて、わざわざ電車に乗って買物に出る。何も考えたくない。一人で居たい。喧騒の中の心地よい孤独を求めて、足はふらふらとスーパーの向かいのホールへ向かう。

午後3時
このところ姿を消しつつある「暴将軍」相手にぼぉと無心に打つ。時短ばかりで3箱キープ。その後、飲み込まれては時短の繰り返しで、もうやめようかと思った頃に、初めての確変がきた。

気が付けば、午後5時30分
帰らなきゃ。これが終わったらと思っていると、ここから続く、斬りまくり、時短引き戻りの連チャン街道。なんでもっと早く来てくれへんの。

午後7時
昨夜に続いて今日も仕事かと思っているらしいダンナから、今帰るメールが入る。もうやめなきゃ。しかし、据え膳…、もとい、ツボに入った状態で離脱するのは台に失礼。嬉し、悲し、の複雑な気分で打つこと1時間あまり。

午後8時
最後の時短を消化して、結果、6万勝ち。はぁー…。
何やってんだ、私。

午後8時30分。
スーパーで買物を終え、駅へ向かう。

(ごめん。買物で遅くなった)

とダンナのケータイにメールを入れる。

(待ってますよ)

と、何の疑いも、非難もない、返事が返ってくる。

特急電車を乗り過ごし、冷たい風の吹くホームで電車を待っていたら、
駅前で誰かが「もうすぐ春ですねえ〜」とギターを鳴らして歌っていた。

(ごめん。生活のリズムがおかしい)

言い訳のメールでもない、SOSでもない…。
ドツボにおちたくて、メールを送ったら返事は返ってこなかった。


午後9時。
お帰りと迎えてくれたダンナ。私のほっぺが真っ赤だと笑ってた。

今日のごはんは何?
出来合いの遅い晩ご飯をいつものように食べてくれる子ども達。

テレビを見たり、本を読んだり、寝転んだり、勉強したり、いつもの茶の間。

見て見ぬ振りのありがたさ。ごめん。明日は浮上できるかな。
どうかしてるぞ、お母さん。


らくがき絵今ね、無性に、きれいな絵が描きたいな。

繊細な線で、淡いトーンで…

花でも描いてみるかな。

花と歳三さん。


おい。…これがその絵か。
← 場違いな絵。すいません。


2006年02月07日(火) 日常の谷間で

駅の階段で立ち止まる人昨年の冬、朝の通勤途中に、駅の階段でこういう人を見かけた。

突然、油が切れたように、その人は立ち止まってしまった。動く事をやめて、この人はどうなってしまうんだろう…。不安だった。
ほんの数秒間がとっても長く感じられた。


今。家の中。
無気力状態でじっと動けない私がいる。

この状況を何とかしなくてはと予定を入れ、仕事に出る。からっぽであることをごまかす為に、何かに夢中になり、没頭する。
何かに追われる自分を日々演出する。
でなければ、きっと立ち止まってしまう。


ある日、ひとりになって気づく。 
…自分には何もない。

何もないのでは虚しくて生きていけない。
一人では生きていけないから、人と関わり、契り、物に固執し自分を縛るのか。

人との関わりなしで自分探しなどしても見つかる筈もない、
と新聞のコラムにあった。

なるほどと思った。
言いかえれば、人との関わりなど要らぬと思えば、自分探しの必要も、生きている必要も又ないのかと、そうも思った。

人間だけが、こんなにややこしいものなのか。

この長い人生に、何もない自分は、いったい何のために生まれてきたのか…
と、前世たぶん虫であったろう私は、未だ青臭いことに惑う。



では、では。晩ご飯の大根も煮えたので、出勤、仕事に逃げるとします。
こんな私でもたぶん頼りにしてくれる家族の為にがんばろ。


2006年02月06日(月) トンボに襲われたのは誰だ

とあるクイズ番組にて童謡の続きの歌詞を当てましょう、というのがあった。

 ◎ 問題 ◎ 夕焼け 小焼けの 赤とんぼ〜 ♪ の続きを歌いなさい。

で、正解は「おわれて みたのは いつのひか〜」ですね。
それを見ていた、まる子ちゃんが「おわれてってどういう意味?」と姉に聞いた。


らくがき絵

と。 言えば。

赤とんぼ〜の 羽根を取ったら油虫♪
油虫… って江戸時代から居たんでしょうかね、やっぱし…。

(とんぼの壁紙素材 Evergreen Days


聞かれた姉も首をひねっている。
どうやら「おわれて」を、ずっと「追われて」と思っていたらしく、歌の意味が分からん、と、私を見た。

追われて見る赤とんぼ…。
あのな。赤とんぼの大群に襲われてみろ。そりゃ、恐いぞ。

これは幼い頃に(ねえや)の背に負われて(おぶわれて)夕焼けを見たなぁ…。
という子守をしてくれた(ねえや)を慕う淋しい歌なのだ。

 15で ねえやは 嫁に行き お里の便りも 絶え果てた

と、3番目の歌詞にある。
(ねえや)は、もしかすると姉でなく、雇われた子守女だったのかも。
小さな背に負ぶわれていたのは女の子だったのか。男の子だったのか。

間違っても、姉の嫁ぎ先を慕って、ちゃっかりと転がり込んだ甘えん坊さんじゃなさそうだ。…あ。誰かさんのことですよ。

両親を幼い頃になくした、みそっかすの歳三。
不憫で、可愛くて、ほっとけない弟だったんでしょうね、おのぶさんは。


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立春過ぎて、暦の上では春だというのに、このところの寒さ。
春はまだ先のよう。春を待つ季節、2月、めでたく歳を取りました (T_T)
人生も春を待つ季節ならいいのですが…。


2006年02月04日(土) フライトプラン

何十何回目かの私の誕生日も近い土曜日。
仕事を終えた後、ダンナと待ち合わせて映画を観てきました。

「夫婦50割引」が使えるのが嬉しかったり、悲しかったり。でも、一人千円になるので、キャンペーン最終の?6月まで、出来れば、毎月映画に行きたいな。

ただ。問題は二人の「好み」にあるんです。
ダンナの好みは映画にしろ、(めったに読まない)本にしろ、いわゆるSFや、オカルト、スペクタル、パニック映画…。

それに対して、私の好きなものは、時代劇や人情物からマニアックなものまで、洋画、邦画を問わず、結構、何でも見てしまう方なんですが、チケット代払ってまで行く気がしないのが、SF、オカルト、パニック映画…。

で。この日も三谷幸喜の「THE 有頂天ホテル」か、洋画「フライトプラン」か決めかねていたのですが。「有頂天」は姉が行きたいとのことで、こっちに回して、ダンナ好みの「フライトプラン」に決めました。

○映画 フライトプラン(主演:ジョディ・フォスター) 

飛行機という決められた密室で幼い娘が姿を消した。
母の妄想か、何かの陰謀か。

最初から最後までずっと緊迫感があり、スクリーンから目が離せない。
鬼気迫る母の迫力。すごく良かったです。オススメです!

そうそう。エンディングに飛行機の3Dの設計図が出るのですが。
「こんな線(設計図の、客室や、胴体の曲線)ひけるか?」とか。
「これ、もちろんコンピュータやろね?」
とか。ダンナと私、妙なところで興味が一致し、話が盛り上がっていました。


子どもの寝顔

あちこち探しているのに、ペンタブのペンが… どこに消えたんだ。おーい。


最初から娘など飛行機には乗っていなかったというまわりの視線の中で、自分と娘のつながりを信じ、一心不乱に幼い娘を探す母親。すごく強いと思った。

あれ…って…。長女のお産の時だったかなぁ。中々生まれず、結構、難産で。
娘は無事に生まれたんだけど、その夜、ベッドの中で、生まれたばかりの自分の娘が、新生児専用の救急病院へ緊急輸送される夢を見た。

いや。夢じゃない。実際にサイレンの音や、病室を走る靴音まで聞いた。
医師が話し合う声まで聞こえた。

私の赤ちゃんをどこへ連れていくの!?
突然ベッドから起き上がり、今にも病室から抜け出そうとする私に、看護婦さん達が慌てて、スヤスヤと眠る赤ちゃんを抱いて連れてきてくれた。

必死だった。生まれて初めて精神安定剤なるものを飲み、それでもまだベッドの中で、あれは私を安心させる為の嘘だったのではないか、赤ちゃんはすごく様態が悪いんじゃないか、と、うなされながら眠った。

わが娘の為に飛行機までフッ飛ばしてしまう、強い主人公を見て思い出してしまった。何か。ちょっと情けないや。自分が。


2006年02月01日(水) おでん種の話


…ど、どうも。すみません。ごめんなさい。悪いビョーキが始まりました。
ペンタブが見つからないのでマウスで遊びました♪何やってんだか。

歳三さんとおでん串

沢庵が大好きな歳三さんのベスト種は、やっぱり、大根?



今日は朝から大根と里芋を下茹でして、ことことおでんを煮込んでいました。

「やっぱ。だいこんが一番やんなぁー」
などと一家団欒しながら、話題はおでん種の話になりました。

前からよく分からないのが、テレビとかでもよく耳にする 「ちくわぶ」
「ちくわぶ」って「ちくわ」のことじゃないの???

「おそ松くん」のチビ太が持っていた、おでん。
あれって、一番下のは、ちくわぶ、だったのかな?
ちなみにサークルKの2005年度「チビ太のおでん」は → こちらだそうです。


「ちくわ」プラス「お麩」?
何だかハンペンみたいでブヨンブヨンしていそう。

関東なら定番のおでん種になるんだろうか。
一度食べてみたいもんだ。

ついでながら「シラタキ」って「糸コンニャク」のこと?
関東と関西(私周辺)で言い方が違うだけなのかしらん。

ちなみに私の好きなおでん種は、

 一位:味のしみた、だいこん。
 二位:味のしみた、厚揚げ。
 三位:ホクホクとした芋。じゃがいもも好きだけど里芋もオツです。

練りもん、も食べるけれど、ちくわと、平天があれば十分かな。
ダンナは何をおいても玉子。子ども達はやっぱ、だいこんです。

寒い日は、おでんがいいですねー。


Sako