京のいけず日記

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2005年12月29日(木) 時代おくれ

本日、仕事納め。最後の仕事はPPでした。
畑は違えど、ふだんプレゼンを仕事にしている人達相手にかみまくり。
言葉できちんと説明する前に、つい手が先に出てしまう。
このところ向上心も萎えてきているようだ。初心に戻ろう。

若い受講生さん達との会話。同じ苗字の人が二人居たので「ダブル土方」のように「W」を付けて言ったら、「ふるー」と思いっきり笑われてしまった。

今はそんな言い方しないんだって。ふーん。
だったら、今は、そんな時にどういう言い方するのかな。

 土方×2 ヒジヒジ カタカタ ヒジツー ……

イマドキの中高生の娘たちに聞いたら、それぞれ、
「そーいや。昔言うてたなぁ」と。まだ中1のまる子ちゃんが昔だって…(^-^;)

ダブル、ナントカって言ったの… 浅野ゆう子に、浅野温子の時だっけ??

まさに言葉は時代と共にあるもんなんでしょうね。
いまだに「あたり前田のクラッカー」と反応してしまう私です。

らくがき絵ーーパンツとズボンとスラックスーー
最近はそうでもないのですが、最初、ボトム、ズボンのことをパンツって呼ぶ言い方、随分恥ずかしかったもんです。

「このパンツ可愛いー」って女の子が大きな声でキャイキャイ。思わずドキドキ。…おやじかい。
昨日も電車の中、青年が「俺。明日はくパンツがないねん。パンツがッ!」とケータイで連呼していた。

どっちだろ? そして…。デカパン(@赤塚不二夫)のパンツを思い浮かべてしまう私でした。


2005年12月27日(火) 全速ダッシュした日には…

はげしく息切れ

今日はゴミの日。

ゴミをまとめてアタフタしていたら、仕事に出遅れた。
家から駅まで、ゆっくり歩いて10分弱。走れば、いつもの電車に間に合うかな。

改札口のところで向こうホームに電車が入ってくる。
その電車に乗るには連絡橋の階段を上り下りしないといけない。

おばちゃんがドタバタ走って、寸前のところで、鼻先でドアが閉まる。なんてね。そんなことになったら、みっともない。次の電車にするかな。
次の電車に乗っても、ぎりぎり遅刻にはならないはずだ。

けれど、いったん緩めた足を、後ろから走ってくる人に励まされて、階段を駆け上がる。電車の最後尾、発車のアナウンスとともに滑り込んだ。

心臓がバコン、バコン。息切れ、動悸がしばらく治まらない。

みっともねえー。
…もしかして、このまま倒れこんだりしたらどーすんだ。おい。
駆け込み乗車で、いい年したおばさんが卒倒…。迷惑な上に、恥じゃ。

尼崎の脱線事故が記憶に新しい。
あの時、せめて自分が出来ることとして、過密ダイヤを乱すかもしれない駆け込み乗車をやめようと思ったのに。目の前にすると、滑り込みセーフで良かったなどと思ってしまう。いいおばさんが…。かっこ悪い。

もう一つ、おまけに今日は「みっともないでぇ」
乗り換えた電車でつい本に熱中。危うく降りる駅を乗り過ごすところだった。
乗り込んでくる人を押しのけてドアから慌てて飛び出した。
あーあぁ。ほんま、かっこわりぃ。

ちなみに読んでいた本はコレ→ 菊地 明:著 「沖田総司青春譜」 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時代劇「河井継之助〜駆け抜けた蒼龍」を見るとはなしに見ていました。
ドラマ自体は…。うーん。もう一つ入り込めなかったのですが…。

攻防のシーンで、当時最強の兵器ガトリング砲がTVに映っていました。
日本に3門しかなかったガトリング砲の一つ。うーん。あれかぁ…。

大砲も、鉄砲も、剣も、人を殺めるための道具には違いない。
それを使う人を… 何でこんなに好きになったのかなぁ。歳三さん…。


2005年12月25日(日) メリークリスマス

実家の近くにふぐ料理のうまい小料理屋がある。
父の退院祝いと忘年会を兼ねて姉夫婦一家と鍋を囲んだ。

うちの年頃の娘2人と、来年成人式を向かえる大学生の甥っ子。
3人とも親を越す立派な体。数年前では余裕のあった部屋も狭いはずだ。

2度目の年の暮れ。ほろ酔い気分の父の隣に母はいない。

いつも同じようにやってくると思っていた。
あってあたりまえの日、時間などはありやしない。
いつかは誰かが欠けていく。

父をとるな。子ども達をさらうな。優しいダンナや姉夫婦を奪うな。
相手の正体は分からないが、なごやかなこの一瞬、強く守りたいと思う。

今年も一年が過ぎる。
会えたことに感謝。来年もどうぞ良い年になりますように。



八木家のサンタクロース
例年のごとく何の信仰心もない。

我が家は揃ってケーキを食べる日。
情けない日本人。それでもいい。

やおよろずの神様。仏様。イエス様。
すがれる者にはすがる。

そんな我が家のクリスマス。
子ども達へのプレゼントも、手袋だったり、マフラーだったり、ささやかだったのですが、今年は大奮発しました。



ここ数年、物欲の鬼の親に似ず、あまり物を欲しがらない…というか、毎日、部活と、学校生活一色になっているので、あれが欲しいとかまで気が回らず、あまり不足にも思わなかったみたいです。

それが、今年はもう早くから「これが欲しい攻勢」
クリスマスまで待て、と伸ばして。結構高くつくので、
「お年玉も没収するぞ」というと、それでかまわないと言う。

まる子ちゃんへは、DSと「どうぶつの森」
長女は念願のオーディオプレーヤー。 
(納得するまでブツを探すタイプで、半年ぐらい迷っているが未だ決まらず…。
ちなみに iPod は操作性が嫌なのだと。クルクル回すのが。私もそうだったり)

ダンナへは元旦の誕生日に兼ねて渡すつもり。

んで。私の分は自分で買っちゃいました …(^^ゞ
プレゼントの中味は通勤文庫でどうぞ。


2005年12月23日(金) 気がつけば眠っていた

時おりドスンと大きな音をたてて、雪解けの塊が屋根から落ちています。
ただ今、3連休の1日目。午前3時。やっと持てた一人の時間…。
なのに好きな落書きをしようという気力さえでない。

時間のせいか。いや、ほんとは時間があるか、ないか、なんて関係がない。
時間があってもなくても、好きなことは、他に支障をきたしてもやってしまう。
徹夜明けで仕事に行った日も何度もあった。今じゃ、すぐに寝てしまう。

絵を描く気も起こらない。日本画を習ってからヘタさ加減に嫌になったのか。
ううん。要は…。擦り切れている…ってことなのかな。
ちょっとした事を楽しむ余裕がなく、ひたすら寝てしまう毎日の連続。

落書き絵

へたの横好き。一生懸命が唯一のとりえなんですがね…


28日が仕事納めになるはずが、急遽、29日に一日仕事が入った。
派遣対象の6時間集中。いくら勉強しても追いつかない自分のスキル。
テキストと現場は違う。現場経験のあるもの以外、不安でたまらない。
古いカビのはえた経験でいつまでハッタリかます気か。
体力、気力の低下、今、追いかけっこを止めてしまえば、それがエンドだ。

来年も仕事続けられるかなぁ…。
自分のことばかりに振り回されて、家族を試みない。
それでいて収入は、どんなに頑張っても、ダンナの足元にも及ばない。

もっと余裕を持って働きたい。暮らしたい。
時おり、全て、クリアしたい衝動にかられる。


2005年12月22日(木) 雨の日も 雪の日も

雪帽子をかぶった我が家のポスト

京都市内。20年ぶりの寒波到来。
朝から雪のため、JRや、市バスは軒並み遅れる。積雪どころか、年内に雪が降ることじたいが珍しい。
旧市内より少し外れたマイプラットホームでは、駅員さんが雪かきをする珍しい光景。吹雪く中、デジカメに収めようとして電池切れに気づく。残念。

雪をかぶったポスト。蝦夷はこんなもんじゃねえぞ。

昨夜、今年最後の掛け持ち仕事の帰り道、すっかり疲れた顔で電車のシートに沈んでいたら、昼間の相棒の大阪人よりメールが届いた。

…何、今頃。もしかして明日の講習休むってか!?
などと毒づいて、件名を見れば、なんと「彼」…。

「今2CHで(私)の彼、特集してますよ」だって。

いやん。彼、だなんて。そんなおそれ多い。
仕事上の付き合いしかない彼女にまで認識されている私って…。
ほんまアホとちゃうん。彼女の茶目っ気が嬉しいやら、自分自身に呆れるやら。

 「その時 歴史が動いた」 それからの新選組 土方歳三 箱館に死す

アンコールだそうですが。NHKさん。正月の特番も近いからでしょうね。



さて。このお正月休みに、近場、神戸へ1泊で行くことになりました。
特にどこへ行く予定もないので(ただノンビリしたいのが目的)

「王子動物園に行ってもいい?」と私が言うと、何でと長女が聞くので。

「え…。何でって…。パンダもいるし。久しぶりだし…特に理由は…」

「なあんだ!てっきり、また新選組の何かがあるのかと思った」だって。

動物園に新選組がいるかよ。
子どもにまで言われてしまう私って… (^-^;) すみません。アホな母親で。

今年初めの北海道…。さんざん連れまわしたからなぁ。
会津行きは子ども達だけの留守番に安心できる日まで、しばし延期です。

動物園…。近藤勇は孤独なゴリラで、沖田総司はキリン…???
んじゃ。土方歳三は体のしなやかなネコ科の豹か…。
何故か、馬にも、猿にも、子どものオランウータンにも見えてしまう。
あまりにもイメージを壊しすぎ、…ですね。


2005年12月20日(火) 燃えろ いい女

…何やら怪しいタイトルですが、昨日の日記の続きではありません。

化粧品のちらし通勤に持ち歩く本がなくなって、仕方なく、押入れから古い本を引っ張り出してきたのです。

⇒ その本の間に挟んであったのが、これ。

某化粧品メーカーの小さなパンフでした。
燃えろ いい女♪ の ナツコでございますがな。
(小野みゆきさん。確かテーマソングはツイストですよね。世良正則も今じゃ、いい オッサンー♪)



化粧嫌いの私も、当時はこんな化粧品使っていたのかなぁ。
化粧品のCMって、女優さんや、歌で、結構、時代が分かりますよね。


ちなみに男性化粧品で思い出すのが、草刈正雄。

んで。何とも バタ臭い 沖田総司ーーー!

あの時の土方役は誰だったっけ…? 

夏八木勲が、永倉新八していた新選組のTVドラマ、もっかい見てみたいな。


あと化粧品じゃないけど…CMで思い出すのが、チャールズ・ブロンソン。

うう〜ん マンダム! ってヤツ。

ううーん。いい男だ! ってな、感じなのかな…?? 

土方の歳っさんが、あのダンギリ頭を一生懸命調髪しながら、鏡見て。

ううーん、マンダム! なんて… ぷく… (〃^∇^)らくがきしたーい。


そうそ。「ナツコ」が挟まれていた本は、

 「沖田総司青春譜」 
  著者:菊地明 発行所:新人物往来社 昭和54年4月第1刷 1,300円

昭和50年(70’年)代…。青春時代。歳三追っかけのピークでした(笑) 
読みぱなしの本の感想&整理したいんですが、中々更新できません。


2005年12月19日(月) バチあたり女

らくがき絵

ダンナは蟹が嫌いだ。

なのに。出張の土産にと、今回も
律儀に蟹を買ってきた。
ダンナんちと、姉宅にも、そつなく
宅配で手配した。

ダンナは、新選組や、百年以上も昔の男などに何の興味もない。

なのに。私が行きたい所なら、
どこへでも付き合うという。


会津まで…子ども達を付き合わせたら悪いからと私がいえば。
僕が付き合うから。子ども達は置いていけばいいという。


「家族の中で誰が一番好き?」
幼い頃、一番に自分の名前を言ってほしくて、子ども達が競って聞いた。
布団の中で、長女と一緒の時は長女が一番。
まる子と一緒の時はまる子が一番。
調子のいい嘘と分かっていても、子ども達はそれで安心した。

家族4人が一緒の時は…。

「一番はお母さん。お母さんが一番大事」
照れもせず、子ども達の前で、当然のようにダンナは言う。

「ふーん。…だったらお母さんは?」
ちょっと膨れっ面の子どもからの問いに、私は答えられずに笑ってた。

一番は… どこまでいっても… 自分だから。



昨夜。2時頃、遅くに風呂に入り、出てきたら携帯にメールが入っていた。
また急な仕事の交代か…、と、ボタンを押した。

「今夜も待ちぼうけ…」

件名だけの短いメール。2階、布団の中にいるダンナからだった。
30分オーバー。もう鼾をかいて寝ているだろうか。

20年間。何と情の細やかな優しい人だろう…。
これが腹の出た、おじさんと、おばさんでなかったら、素敵な恋愛ドラマだ。


なのに。素直にダンナの横にいこうとしない私がいる。
ただ、一人になりたいために。くだらない遊びの思考をするために。

どうして。嘘の一つ、可愛い演出の一つ、出来ないんだ。おまえ。

人の情に甘えた嫌な女。いつかきっとバチがあたる。


2005年12月18日(日) おもしろき夜着の列や…

雪をかぶった蛙の置物おもしろき夜着の列や今朝の雪
 (誰かさんの豊玉発句集より)


外の世界に出た井の中の蛙。

しんしんと落ちてくる雪の空は、
蛙が井の中から見続けた空の高さのように
同じだろうか。なんてね。
寒そうやねえ。今朝の雪です。




今朝、トイレに立って、洗面所の窓から外を覗いたら、薄く雪が積もっていた。

子どもみたいだ、と苦笑しつつ、素足に下駄をつっかけて外へ出る。

足跡や、タイヤの跡のない、まっさらな白い空間。雑音もない。
寒さを好むわけではないが、凛然とした、底冷えのする京都の冬が好き。


などと無邪気なことを考えているのは私だけのようです。

日本列島を襲う寒波。
地元新聞のコラムでは、名づけて「討ち入り寒波」などと呼ぶそうな…。

今週、金曜日にダンナが北陸の出張から帰ってきたんですが、
前日は積雪で電車が止まったり、遅れたり、足止めをくうところでした。
大雪の地方は毎年大変なんでしょうね。すみません。


そうそう。一行日記に書いた、ダンナから私へのお土産の定番はコレ ↓

マンガ雑誌

…さすがに少年ジャンプは卒業か。


出張中にダンナが出先で買ったマンガ雑誌の類。今回はモーニング他4冊。

安上がり? いえいえ。とんでもない。
荷物が増えるのに捨てもせず、わざわざ持って帰ってくれるんですもん。
とっても嬉しいです。


ほんま。どうにも趣味に合わへんアクセサリよりは、よっぽど…ね。 (^^ゞ



そうえいば。善意の「もらい物、お土産」って、困る時、ありませんか?
(…いや、善意じたいが、時には、やっかいなもんになるんやけどね)

私の場合、一番困るのが、お義母さんからもらう民芸品や、アクセサリ…。

よっぽど、その人の事を分かっていない限り、消えてなくなるものが一番かな。
使えず、おすそ分けもできず、かといって捨てられず…。
モノと化していくだけでは淋しいもん。
他人に「あげる」って行為は難しいですねぇ。

そうそう。今年、我が家にやってきたダンナ宛てのお歳暮なんですが。
小鯛の笹漬け。ハムの詰め合わせ。チーズケーキ詰め合わせ…など。
何故かダンナの嫌いなもの(←なんせ好き嫌いが多い)ばっかり。

私は好き嫌いもないし、お歳暮が来る事じたい、とっても嬉しいんやけど。
せやけど。ダンナの苦手と知ってて送ってくるんなら、ある意味、すごいやん。
まさかね。


2005年12月15日(木) 年の差なんて

日記書きかけて寝てもうた。すみません。


らくがき<

歳さんとの年の差は122歳!どんな若者だったんだろう…。


仕事場。にぎやかな休憩時間に「事務の仕事の経験はある?」と聞かれた。
何だかんだ言ったって。若い人達は仕事探しに熱心だ。

横着そうに見えて、どこか遊びで世の中斜めに見てる大人よりも、実はよっぽど堅実でマジメなところがある。職が見つかるかの不安もあるんだろう。

にっこり笑って「ほんの四半世紀前にね」と口が滑って、墓穴を掘る。

一応、年齢不詳で通していたのに。
四半世紀…約25年前にOL…バレバレやん。

改めて見ると、ほんまに、息子や、娘といって、おかしくない年齢の人達。

質問してきた男の子の年齢は約25年前の私と同い年。

25年間、夢中だった。
25年間、ボロボロだった。
25年間、幸せで、気が付けばあっというまに日が過ぎていた。

幾つもの分かれた道。
迷いながら、自棄になりながら、足のむくまま選んできた。
戻りたくとも戻れない。


がんばってね。みんな。
真ッさらな25年間。これからきっと色んなことが出来るよ。


さて。がんばろう。おばちゃん。 行ってきます!


2005年12月11日(日) こりゃ。日記じゃなくて週報だい。

一週間経つのがあっという間だ。
瞬く間に朝が来る。ダンナも、子どもも、私も、急いで家を出て行く。
充実というにはほど遠く、目の前の時間をただ忙殺するだけの日々。
もっと心豊かな、シンプルに生きる生活がしたいなぁ。

泣きべそ歳さん


○ここ一週間の主な出来事

・先週の土曜日、子どもが災難を受けた事件。どうやら学校にバレたらしい。
 子ども達同士で出かけたこと、先生に叱られなかったか、と聞いたら。
 先生は「何でも話してくれなあかんぞ」と。ひとまず落着。
 宇治でまた子どもが殺されるという事件が起きた。
 大人になりきれない大人が弱いものを潰す、嫌な世の中だ。


・12月8日 ジョン・レノンの命日。はや四半世紀。
 その頃の私は二十歳を二つ、三つ、出たばかり。もうそんなになるんだ。
 高校生の頃だっけ、誰だったか、イマジンとヒマジンをひっかけて笑ってた。
 Playerもないのに擦り切れた傷だらけのレコードがまだ捨てられない。


・木曜日。本当ならこの日は休講日になるはずが、某試験の立会いで仕事に。
 そこで主催の方から呆れたことを聞いた。
 試験は一般常識と、志望動機を書く作文の2本立てなのだが。
 その若者は志望動機に「特になし」と書いたそうな。
 …なに、考えてんだろな。


・そうそう。その前の日は。水曜日は親睦も兼ねた忘年会。
 若い人のハイテンションについていけず、つくづく歳…年を感じてしまった。
 「うちのお母んと同じ年!」と言われたのには参ったな。凹む。

 若い人も、20人前後も居れば色んな奴がいる。
 諸事いいかげん、なぁなぁづくしの奴もかなわないけれど、
 他人を許せない、生真面目で、デリケートな奴もやっかいだ。

 自分がしんどいだろうに…。 ええかげんでいこうよ。


 もっといっぱい何か書きたかったんだけど、何だっけ…。
 分かんないや。誰かさんの夢でも見ながら、あと少し寝るかなぁ。
 おやすみ。 


 ※IkezuYa の一行日記は意地でも毎日付けています。良かったらどうぞ。


2005年12月05日(月) 寒いね

朝の出勤時に撮影しました −12/5−
山の頂上にうっすらと白いものが見えます。
時おりちらちらと小雪の舞う寒い日、冬到来です。


雪をかぶった近くの山


元来、臆病な性格だけど、子どものこととなると、もっと臆病になる。
大切なものがあればあるほど臆病になる。

失うことを恐れ、壊されることに怯え、
大切なものを守るために、人は強くもなり、臆病にもなる。
生きるとはそういうことの一つか。


…なんて。ね。

今回のことで考えさせられた。
子どもは親の手が届かないところを歩いていく。
自分の足で歩いていく。そういうもんだ。

けれど。
願わくば、道に迷わず、大きな怪我もせず、まっすぐ歩いていけますように。
小さな背中に向かって祈る。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

…あの人は。
臆病に弱くなってしまう自分が恐くて、大切なものを遠ざけたのかなぁ。

「新撰組捕物帖 源さんの事件簿」著者:秋山香乃、読了。
土方歳三に対しての最後の章の真摯な一文、嬉しかった。
そ。後始末の責務をうっかり忘れていっちまったんです。ズルい人です。
逃げも早いし。ちっともカッコよくない。…だから、好きなんでしょうね。

感想はいつか通勤文庫で。


2005年12月03日(土) まる子が帰らない…。

仕事を終え、買物をし、帰宅したのが、夜7時前。辺りはもう真っ暗だ。

いつもなら玄関先にあるはずのまる子の自転車がない。
土曜日の今日は部活も昼までなら、塾もない。遊びに行ったまま、まだ帰らないのか…。何とはなしに不安になって、家に居た長女に聞くと、3時頃から遊びに行ったという。

時計の針が7時20分を回る。まだ帰ってこない。
明るい夏場ならともかく、いくらなんでも遅い。

塾のある日なら夜10時近くになる。それで時間の感覚を忘れているのか。
いや。暗くて、寒い中、もう外で遊べる時間じゃない。
どこかの家で遊んでいるなら、その家の親が早く帰れと追い出しているだろう。

…事故か、と嫌な予感が走った時、電話がなった。
ナンバーディスプレイの番号に心当たりはない。

「まる子さんのお母さんですか?」の声に、
危うく、又どこかの勧誘かと受話器を置きかけて、顔面蒼白となる。
相手は警察官だった。

歳坊の寝顔

子ども…。親はいつまで、どこまで守れるか。
強く優しく育ってほしい。こっちがヘタる前に。…切実に思う、今日この頃。


友達何人かで近所の大きなスーパーへ行き、プリクラを写していたらしい。
高校生ぐらいの不良グループに恐喝まがいの暴力を受けたという。
幸い、一緒にいたお友達の機転で助けを求め、大事にいたらなかったが。
殴る、蹴る、髪を引っ張るなどされたらしい。

しばらくして連絡を受けた後、拠点の署へ迎えに行った。
被害届がどうの、ビデオがどうの、手続き説明云々。凍えた廊下で、お友達のお父さんと、警官が言い争いに。居たたまれず、早く娘に会わせてと申し出た。

「だから言わんこっちゃない。無事で良かったものの…
 子ども同士がお金を持ってウロウロするところじゃない」
叱り付けるつもりが、子どもらの無事な姿を見たとたん、言葉を飲み込んだ。

蹴られたり、一番ひどかったのが、まる子だと聞いて背筋が冷える。
いったいどんな親なのか。もしも取り返しのつかない事になっていたら…。
無事でほんとうに良かった。


…まだ中学生なのか。もう中学生なのか。
小遣いの額にしても。行動範囲にしても。何かにつけ迷う時がある。

私も、ダンナも、少々年がいっているせいか、考え方が堅く、古臭い。
同じように世間には色んな考え方の親がいる。何が正しいなどとは言えない。

押さえつければ、はねかえる。放任すれば調子にのる。
家に縛り付けておけば安心だろが。それでは何もできない。
どこまでが安全で。どこまでが危険か。目に見える境界線があればいいが。
義務教育期間。目は離せない。うっとおしく思われるのも役目か。


帰りの車の中。私とダンナと長女とまる子。
学校の話、友達の話、性格の話、いろんな話をした。

何やらガラが悪いとか…、荒れている、とか、そんな話になって。
そしたら、至って品行方正なダンナが、
「お母さんちなんか、タバコ吸う環境やったらんやから」
などと分けの分かんないこというもんで (…確かにうちは煙草屋だったが)

で。思わず、言っちまった。
「同級生の男の子にドキドキしながらタバコ売ったり…(え!?)
高校の時にはパチンコ屋さん行ってたよ、一人で…(お!?)」

そうえいば、いろんな子がいたなぁ。見るからに危ない子もいたし。
複雑な家の事情を抱えてる子も多かった…。

でも、どうなんだろう。
数にもの言わせた、弱いもんイジメや、暴力…、こんなに多かったかなぁ。

※ 父が退院しました。父の病気といい、まる子といい、もっと、身内に気を配れの警告かもしれません…。あ。ダンナにも。


Sako