この頃の子って、面と向かって、あんまり「あだ名」とか付けへんのかな。
娘たちに聞いても、どっちかっていうと名前で呼んでいる方が多いみたい。
自分自身、付けられて嫌な思いをしたあだ名もあったけれど…。
その名で思い出す顔の方が懐かしいのは何でだろう。 悪意による流出ではなく、顧客名簿などを保存したメディアをうっかり持ち出して、どこかに置き忘れる。考えただけでも、げに恐ろしい昨今…。
情報流通の拡大、IT社会の急速な進展によって、もたらされた歪に対応すべく、個人の権利利益を保護するために「個人情報保護法」が制定された。
全面施行されたのが今年の4月1日。仕事柄、耳にする事が多い。最近、チェック体制も強化されてきたようだ。うっかりは許されない。十分に気を付けよう。
…と。これで終わったらいいんですが、そうは問屋が卸さないのダ。
いつもの馬鹿が…以下、続きます。
中高生のいる我が家には、塾や、家庭教師の勧誘の電話がやたらと多い。
まったく知らない相手から「お宅のお子さんは何年生で。どこの中学で…」
などと言い当てられ、あげく将来の心配まで聞かされる。
電話口の相手が今どんな顔をしているか、容易に想像できないんだろうか。
ま。向こうも商売だから、想像出来ても痴れっとしたもんですが。
「その情報どこで御知りになったんですか?」と聞くと、しばし間があく。
顧客情報が当然のように売買されている世界。こちら側にしても、懸賞や、アンケートやら、自分から安易に情報をばら撒いているせいもある。
……あれ…? えっと。 何が書きたいんだっけ…。
えっとですね。
自分の情報が漏れるのは嫌だし。
まして名前や住所どころか、クレジット番号とか、口座番号とかね。
ところが。自分の情報を知られるのは嫌だけど、他の情報は知りたい…という、勝手な、もう一人の自分もいるわけで。
いつの頃だったかな。子どもの学校でのクラス電話連絡網。
今までならクラス全員の名前と、電話番号が記載されていたわけですが。
今は自分が回す人のだけ、数人の苗字と、電話番号を記載した小さな紙切れをもらってくるのです。
事足りるといえば足りるし。それぐらいなら悪用、流出の恐れも少ない。
なるほど、…ですが。
卒業記念アルバム。
昔なら生徒の名前はおろか住所なども後ろに書いてあったりしたのですが、
今はもちろん載っていません。
同窓会名簿などが売買される世の中ですから当然なんですが。
そんな話を茶の間でしていて、長女がふと言ったんです。
「大人になってから同窓会できひんやん」って。
公の名簿が無くたって、手段はある。
仲の良い友達。友達の友達。そのつてで連絡を取り合う。
だけど。幻の名簿から漏れ落ちる子もいるやろね。
(落ちて幸いってな子もいるやろけど… (^-^;) ん。 私のことか)
まぁ。何十年も年月が経てば、子どもの頃に住んでいた所にずっと居る人なんて少ないから、同じことなんやろけどね。
ただ。なんちゅーのか。
公にしても、個人にしても。…集団とか、組織とかが苦手な私でも。
名簿一つ気軽に作れなくなった世界って、淋しくて窮屈やなぁ…。
と、ふと思うんですわ。
誰やねん。
リソースを共有するネットワークの世界に、悪意と、ビジネスを持ちこんだのは。
などと支離滅裂なアホなことを思うわけです。
2005年11月14日(月) |
京都は何やら騒がしいぞ |
疲れた…。月曜日からこれだもん。土日が仕事だったので休んだ気がしない。
年々、体力はなくなるばかりだ。みっともないが。…でも、まだやれるぞ。うん。
ファイトー! いっぱぁぁつっ! < BU...! 米大統領が入洛とあって、京都市内、検問があったりして何やら物々しい。
「金閣寺のとこなぁ。盾持った警官やらで、すごい事になってるで」
と長女が帰ってきた。まる子ちゃんもヘリコプターが飛んでいたと報告する。
私も朝の通勤時、御所に近い通りで、検問に立つ静岡県警の車両を見た。
全国から警察官が動員、配備されているのかな。
朝、相方の大阪人も、
「おはよう」の代わりに「そこ検問やってたで…」と部屋に入ってきた。
「ブッシュさんが来るんやて。御所」
「静岡の車も来てたやんな」
「そやろ。警官多いしなぁ。道も混雑しそう」
物々しい警官達がたくさん立っている光景は、近寄りがたく、恐い。
一人一人違うのに、同じ制服と、制帽を被った警官は、みんな同じ人のようにも見える。悪いことなどしていないのに、何だかドキドキして遠巻きに見てしまう。市民の協力というより野次馬だ。
…遠い昔、将軍が京にやったきた日。口さがない京雀もこうだったのかな。
と、ふと思った。
千年のいけず? …さぞかし(彼ら)は居心地悪かっただろうなぁ… ^_^;
理や、権威や、天下のことより、大事なのは自分達の変わらぬ暮らしぶり。
勝手だが、良いも悪いも庶民のしぶとさだ。
6時前、仕事が終わって、とあるビルから出てくると、暗い中、派手にまだ検問をしていた。ピリピリと緊張した空気が走る。えらい人が、無事、帰らはるまではしょうがないか。警察官の皆さま、ほんにお疲れさまです。
・・・通勤文庫、更新しました。
真野ひろみさんの「雨に紛う」を読み終えました。
女性の作家さんらしく情感にあふれた細やかな筆です。感想は遅くなりそうですが、HPの方で書きますね。
維新後、星享を暗殺した伊庭八郎の弟、伊庭想太郎や、遊撃隊の本山小太郎など、あまりよく知らなかったのですが、世界がうんと広がりました。
私も「かわいいな」って歳三さんに頭撫でてもらいたいです。うふっ。新たな出稼ぎ仕事が始まって、三ヶ月のJR通勤生活が始まった。
今回は就業時間が30分ずれているので朝が少し楽。
子ども達が学校へ行くのを見届けてから家を出ても間に合う。
それでも朝が楽な分、帰りは遅くなるわけで…。
夜が連ちゃんになる日は、家に帰るのが11時近くになってしまう。
方向違いの仕事場。朝、家を出たまんまだから、帰りの足、チャリがない。
徒歩となると、私鉄の駅から自宅まで、私の足では25分ほどかかってしまう。
残業のない日は、ダンナが駅まで迎えに来てくれる。
仕事して帰ってきて、子ども達に晩御飯を食べさせ、その上、妻のお迎え。
面と向かって怒りはしないが、何も言わなくても分かる疲れた顔…。
休日、ダンナ孝行をしようと思うのに、土日に仕事を入れてしまったり、
時間があればあったで、何をしようかと自分のことばっかり考えている私。
二人の子ども達も、学校や、クラブ、友達との約束などで忙しい。
50を超え、人生の峠を越え、ゆるやかな坂道にさしかかった途上で、
ささやかな城の中で一番淋しく思っているのはダンナかもしれない…。
小説「雨に紛う」の中に
あめの日はいとゞこひしく思ひけり 我がよき友はいづこなるらめ
という伊庭八郎の有名な歌が紹介されていた。
八郎が、雨の日に愛しく思い出すのは、遊撃隊の仲間達か、それとも、
義妹で許婚の礼子との思い出か…。揺れる彼の心情が描かれていた。
はて。ダンナが恋しく思うのは、仕事や、古くからの友人だろうか。
それともこの出来損ないのダメ妻だろうか。
ごめん。
2005年11月08日(火) |
元銀行員の妻が言うことにゃ |
今日、新聞で久しぶりに目にしました。漫画家、三原順 「はみだしっ子」。
水野英子や、西谷祥子に始まって、このあたりまでかな。
少女マンガが分かるの…。
坂田靖子とか、陸奥A子とかも…この時代でしたっけ。ふと。
ダンナと所得の話などをしていたら、段々、熱くなってきまして。
久々に税額やら、保険の計算やらソロバンはじいていたら頭が冴えちゃった。
片方が、厚生年金やら、健康保険やら、社保を払い。もう片方は請負なんで、社保には入れず、尚且つ、形は給与所得(経費を盛り込めない。コラ)尚且つ、限度オーバーのために国民年金、健康(+介護)保険などの国保を払う。
サラリーマンの妻は上手に扶養控除内に収めるか、130万を超えたらバリバリ働くか…のいずれかですね。勤労意欲をそぐような。ちょっと理不尽にも思います。中途半端が一番困る。
だけど、ほどほどがいいんです。家の事もしたいし(…したかったのか?)仕事もしたい。…欲張りなのかな。個人事業主や、単身で働く女性から見れば、何をそんなに甘いことを…でしょうけど。ね。 (^-^;)
家の話が再浮上。持ち家がこうで、現在の貯蓄がこうで、年齢的にどれだけのローンが組めるか、とか、逆算したらこれが相場だとか、そんな話をしたらダンナは口をつぐんでしまった。ほんま楽天家…。なんも考えずに言ってたのね…。
2005年11月07日(月) |
あっという間の三ヶ月 |
昨年、JRのホームで見かけたサラリーマンの寒い風景
通勤絵日記再開 人間うおっちんぐ またこんな日々が続くのね… ここ数年、教室仕事とは別に、定期的に仕事に出るパターンが続いている。
コンビの相手方とも気心はしれているし、内容も変わらない。
で。一番しんどいのは、実は、毎朝の出勤だったりする…(笑)
朝、子どもの弁当を作ったあと二度寝しそうで怖い。「約束の時間を守る」という社会人としてごく当たり前の事が、実はかなりのプレッシャーになる。
それでも、まわりの人が私を見て。
とても、そんな風には見えない。責任感があって、信頼出来る、優しい人。
と言ってくれる所をみると。相当、…無理してるぞ、おまえ。
時々、ほんま何もしたくない、落ちてしまいたいって気になります。
神さま、もうええやろ、って感じで。
ほんま無理でもしていないと、人間失格まっ逆さまに落ちるタイプだもんね。
はぁー…。
でね。前回の出稼ぎが終わった時にいろいろと目標を立てたわけですが。
絵の方も。DBの勉強にしても。んーー中途半端だなぁ。
家のことも全然片付いていないし。
出来る時にしないで、出来ない時になると、俄然したがる。悪い癖。
試験の最中に徹夜でマンガが描きたくなったり、読んだりしたくなった、子どもの頃のまんまです。あーあぁ。来年、終わったら頑張ろ(笑)
今度は若い子ばっかりとか…。
このおばちゃん、大丈夫かね。気合入れていきましょう! お仕事です。
あと1日。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…最近、らくがきが描けません。何でかな。絵画教室行ってからかな。
ヘタっていうのが十二分に分かったから、恥ずかしくなっちゃったのかな。
通勤環境が変わったら、また描きたいような絵に遭遇するかも。
毎度、お見苦しくてすみません。
弱ったな、としゃがみ込み、こめかみに指をあて、上目で見上げる、土方。
↑
伊庭八の義妹(許婚)を説得するシーンで小説「天に紛う」に出てきます。
このウ○コ座り?の子どもぽい仕草の歳三さん、描きたいな。誰か描いて♪
2005年11月05日(土) |
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!! |
すみません。…頭の中にふと浮かんだのが、2ちゃんねる風。
「こい」と念じたら「来てくれました」月よりの使者。ほぼ2ヶ月ぶりです。
席を外せない仕事中だったので、最悪でしたが。まずは一安心。
でも。もしかして…とも考えました。何せ人のすることですから…穴がある(笑)
で。思い浮かんだのが、
押入れの奥にまだ眠る、
ベビー用品類。
あれも始末しなくちゃね。
間違っても、そういうのには
縁がもうないようです…。
水曜からの仕事が始まる前になって良かったな。
…更年期突入か。
自覚しよう。自分の体。
お騒がせ。
本田美奈子.さんといえば、ミュージカルでの彼女を知らない私には、アイドル時代の「マリリーン」を思い出してしまいます。38歳…。若いな。ご冥福を祈ります。
◎通勤文庫(以下のHPからどうぞ)へ、感想、追加しました。
・陰陽寮 著者/著者 富樫倫太郎
・新選組事件帖/著者 佐木隆三
2005年11月03日(木) |
「ないんです…」と打ち明けた夜 |
ダンナは一瞬ギクッとしたが、しばらく間をおいたあとで
「…その心配はない」と苦笑して言った。
40年近く、一度もくるったことのない律儀な周期だけど。
たぶん来るべきものの前兆か…と打ち明けると、
その夜のダンナはやけに優しかった。
同情されている…と思った。
それでも、幾分、気を取り直し、
読書感想文でも一つ書いてやろうかと、本専用のBlog にアクセスしたら。
Blog Petの、う、梅玉のヤツ。
「魅力…終わっている…」って。
おぉっ 何てナイス・タイミングだ!
って。喜んでるバヤイとちゃうぞ。
なんだ。このヤロォ。
ご主人さまに向かって。
と。電脳のペット相手に遊んでいて、ふと…思った。
もしもダンナの思い当たらない方だとしたら…。
(そうだ。100%ないとは限らないもん (^-^;) …ありえねー)
今から、一から子育てのやり直しなんてぞっとするが。
一方で、もしも、この年で3人目が我が家にやってきたとしたら…。
きっと昔話のおじいさんと、おばあさんのように、宝物のようにして、
赤ん坊のほんの少しの時期を大事に見守ってやるんだろうなぁ。
育児書と首っぴきで、四角四面の神経質だった長女の子育て。
二度目の子育ては良い意味でいい加減にはなれたけれど、
それでも溢れる情報に振り回され、長女や余所の子と比べてしまった。
ほんの5年ほど前の私。
ひたすら子どもらから開放されて一人になりたい。仕事がしたい。
仕事で疲れたというダンナが羨ましかった。
育児を楽しむ余裕もなく、一度しかない娘達のその時々の表情をよく見てやることも出来なかった。悶々と、時間の自由が欲しいと願っていた。
今もまだ子育て中なのだけど。
もう一度、この手の中に赤ん坊の重みを感じることができたら…。
…いや、いや。ありえないから、のほほんと、こんなこと言えるんだろうな。
早くこいよ。月光仮面。
一体全体、おたくの体、どうなっちまったんだい?
医者は嫌いだもん。こい。
ぼいんじゃないです。
ないんです。
今月 まだアレが。
できたのか。
まさかね。
始まる前のダルさがずっと続いてる。
体のリズムがおかしいから しんどくてたまらない。
おかげで 久々 この絵の気分。
これが噂の更年期の始まりってやつ?
まる子姫のお赤飯も 炊いてやっていないのにさ。
今、無性にさ、きれいな絵が描きたくなってきた。
優しく笑う歳三さんの顔が描きたくなったきた。
…寝よ。明日になったら晴れるかも。
Sako