歳三@五稜郭フィギュア IN Kyoto
観光始動前の素顔の嵐山。朝の澄んだ空気が気持ちいいです。
…ことの起こりは夕餉の団欒の時間だった。
珍しく本の話題で高校生の長女と中学生のまる子ちゃんが盛り上がっていた。
「でな。お姉ちゃん。うちが図書券いっぱい持ってるっていうたら。
友達が450円で買ってあげるって。で、買ってもらった」
と、何故か得意そうに話すまる子ちゃん。
「えっ!?」
聞くことはなしに聞いていた、寝耳に水の私。
ギョッとして、まる子の顔を覗いた。
「ほんま。あほやなぁ。それやったら50円損してるやんか」 と、お姉ちゃん。
そんな問題かい。
聞きとがめると、二人はきょとんとした表情で、急に怒り出した私を見た。
長女がまじめな顔をして聞き返す。
「お母さん、なんで売ったらあかんのん?」と。
図書券ばっかり持って困っていたまる子には現金が入るし、お友達は安くて図書券が買える。それのどこが悪いの。と、こういうことだ。
なるほど。立派なビジネスだ。そういうの換金商売っていうんやで。
「そやし。それの、どこがあかんの」
ど、どこがあかんのって…。
だいたい自分で稼いだお金とちゃうやろ。
図書券だって、まる子にって、お母さん達があげたもんやろ。
でも。…お金にしろ、物にしろ、あげたもん、どう使おうが勝手ちゃうんか?
と、どこかで自分が反撃する。
…子どもやし、商売したらあかんのか? 儲けを考えたらあかんのか?
と、小利にさとい、元商売人の娘はひとり心の中で反芻する。
理屈を言えば言うほど揺らいでくる。何て頼りない大人だろう…。
「お母さん?」
納得のいく答えを期待して待つ子ども達。
「あんな。子どもの分際で、親の知らないところで、子ども同士がお金のやり取りをするのは、お母さんは、嫌いなんッ」
「そやし、あかん、言うたら、絶対、あかんのッ!わかった!?」
結局、こうか…。嫌だから嫌。利でつめられない。親の感情論。
お姉ちゃんあたりは案外ペロリと舌を出しているんだろうけど…。
それでも、親が理屈ではなく、断固として嫌だ、と、いうことは見せつけておくのは必要なことかもしれない。…と、馬鹿母は今日も自己弁護。
それにしても、うちの子どもらって、まじめやなぁ…と、つくづく思う。
それとも「うちの子に限って」と、親が知らないだけなんだろうか。
私が中学生の頃といえば…。
うちは煙草屋だったので、お店の小銭、店番をするついでに、よくポッポナイナイした。バラまき先は駄菓子屋や、お好み屋で、可愛いもんですが。
友達に奢ったり。貸し本屋に入りびたったり。友達に売るにしろ、買うにしろ、まる子みたいなことだって、してるかもしれないなぁ。覚えはないが。
いや、ま。それに、私なら親の前でボロを出すようなことはしませんが。
でも。…母はたぶん知っていたんだと思う。
小銭ならいざ知らず、札なんて抜いた日にゃ。煙草屋の一日の売上なんてタカがしれていますから。…高いお手伝い賃です。
知っていて、母は何も言わなかった。
だから度を過ぎるような事はしなかった。
配給前の工面に四苦八苦するような頃に手を出すような真似もしない。
だからって、褒めたこととちゃいますぜ…(^-^;)
よくよく考えてみると不思議な家だった。
若い頃の父はちっともマジメに働かず。母は細々と日銭商売。
何せ、煙草の配給時に、支払う金がないと毎回あたふたするような家で、
金銭感覚もサラリーマン所帯とはどうも違うようだった。
今に至っても、給料日前だから我慢しようとか、給料日だから張り込もうとか、そういう感覚がない、困った奥さんなのだ。
私だけかと思っていたら、私とは比べ物にならないぐらい、よく出来た姉でさえ、こうだと聞いて少し安心した覚えがある。
ダンナが給与明細を細かくチェックしたり、お金の管理をこと細かにする人だったら、窮屈し過ぎて、ほうり出されていたかもしれません。
あ。だからって、だらしない、とか、やりくり下手ではありませんよ。
どっちかいうと、利にさとく、貯め込むほうで、欲深じゃないかしらん。
金は天下の回り物、必要な時に必要な分あればいい…というのが、機職人の家で育ったダンナの考え方です。
本当はそれでいいんでしょうね。必要な時に必要な分だけあれば。
たくさん有る所から、無くて困っている所へ流れていけば。
…ん? まる子ちゃんの換金事件はどうなったんだっけ。
そうそう。お金に関して細かくはないけれど、なんちゅーか、自分流のこだわりがある私。自分の事は棚に上げ、自分で働いて稼いだ経験もまだないような子ども達同士が、お金の取引をするのは10円たりとも嫌なんですね。
こういうのって、ほら、古本を本屋に売ったりとか、カードゲームの希少カードを子ども同士で売買したりとか…。フツーの感覚になってきてるんでしょうかね。
いずれにしても、マイペースで、顔に出る長女と違い、要領が良く、自分に都合の悪いことは隠してしまう(あんたに似たんでしょが)のまる子ちゃん。
中学生という一番多感な時期も時期だし、よく見てやらんと、と思います。
子に見られても良い親の姿でありたいなぁ、と思います。
2005年10月27日(木) |
言葉遣い(タイトルお借りしました) |
ふぅーむ。…シルバーフィッシュで
今夜、何かあったんですかね。
いや。検索キーワードなんですが…
立て続けに多かったもんで…。
まぁ。「お尻ペンペン」とか「お医者さんごっこ」よりはいいんですがね。
どんな日記付けてるやら…(笑)
…好き好き歳三さん妄想日記です。
今夜はMy Enpituさんの日記を読んで、ふと思うことがあったので。
■ 「敬語」と「大人」と「切れる」と「関西人」のビミョーな関係について
…私、怒った場合ですがね。その逆です。
つまり敬語…。標準語になればなるほど怒りのボルテージが上がってます。
関西弁で「ええかげんにしいや」とか言うてるうちは、まだ自分でフォローできる範囲。これが「いいかげんにして下さい」などに変化してくるとヤバイです。
仕事柄、多くの人と接するサービス業なので、年配の方はもちろん、年下の方にも、ギンギン姉さんにも、やんちゃ坊主にも、仕事場では自然と敬語を使います。導火線も長いので、めったなことでは切れません。
ですが…。
度を越した超丁寧な標準語、敬語を使う、白面の笑みの、年増の関西出身インストさんを見たら要注意です。 …ま、冗談ですよ。冗談。ほんま(笑)
今日は、私も、ダンナも、仕事で帰宅が遅くなって、お互い疲れていた。
まる子ちゃんはすでに爆睡。塾帰りで同じように遅かった長女もやっと二階へ。
夕飯をおにぎりで済ましたので、お腹が減って、おせんべいを持ってくる私。
苦々しい顔でそれを見ながら、自分は、北海道のお土産で買ってきた六花亭のマルセイバターサンドを手にする。
あられとか、せんべいとか、塩からっ系のものが好きな私と、甘党のダンナ。
趣味も違えば、ほんま。好物も違います… (^^ゞ
いつもと違って疲れ気味のダンナは、私が自分が買ってきたお土産を食べない事も気に入らないらしい。(バターサンド、好きなんですけどね。夜は…)
ダンナが一番気に入らないのは、たぶん、私が夜仕事で遅くなるってこと。
「11月からの予定は?」とダンナに聞かれて、
「長期が入るから忙しい」と言ったら
「旅行に行けへんやん」とますますフキゲンな表情に。
誰やねん。早ようから10月の末に会津行こなって言ってたのは。
うちが言い出したんちゃうで。そやのに、今週末、仕事を入れたん、誰やねん。
11月からフルで入るって、うち言うてたやん。
ダンマリ決め込んでいたら、「もう寝るわッ!」と、
すねた子どもみたいに言葉を投げ付けて、2階へ上がっていた。
もぉ! 明日一日、標準語使ってやるー。
「あなた。今夜は遅くなりますか? ご飯の支度はどう致しましょう?」てっさ。
…熟年夫婦が子どもみたいだ。子ども達がいい迷惑。大人になろう。ごめん。
古本屋さんに注文していた、真野ひろみ著「雨に紛う」が本日届きました。
伊庭八郎の義妹、礼子の回想シーンで始まるこの小説。蓬田やすひろさんの表紙も素敵な一冊です。仕事に出る前だったので、小包ごと携帯しました。
今、読んでいる本があるのですが、中身が見たくて、我慢できずに、電車の中プチプチ包装を力任せにバリバリ…(どこがA型じゃ)
で。ページをペラペラと繰って探しました。
土方 って二文字を。 あった。
「ちょっとだけよ」とつまみ食いで読んでみる。
うわあぁ…。 …なんかね。 胸がドキドキしました…。
久々の「
★」4つ半か、5って予感がします。
で。つまみ食い、オイシイ取りを計ったことを、深く後悔しましたとさ。
はい。最初から一字一句丁寧にちゃんと読みますよ。
す、すみません。大きいままで。前に描いたラクガキの描き直し。
でも、やっぱり元が狂ってるから思うようになんないな。 今読んでいる本は、佐木隆三著の「新選組事件帖」(これも古本でした)
その中に、近藤の留守中、隊士に憧れ上京してきた同郷者の対応に、土方が困り、主人公の文三郎に追い返してくれ、と、頼む場面があります。
それじたい、他の小説にも (源さんや、総司に振ったり…。冷たくしたり、影で思いやったり…) 結構あるし、特に変わった展開を見せるわけではないんですが。ト書きを読んでいて…、ふと思いをめぐらしたこと。
歳三さんって、やっぱり、気が優しい(…ここでは、ズルイ、弱いという意味です)人だったんだろうなぁ、って。ふと。
例えば、土壇場でじっとしていられない人。壁があれば、真っ向から乗り越えようとしないで、すぐに目の前の、あの手、この手を考える人。障害物を器用に避けてしまう人。自分をよく見せたい人。往生際の悪い男…。悪口言い過ぎかな。
ただ、それって、みんなそうかもしれないですよね…。
でも。そういう人が、実際、あんなにカッコ良く生きて、逃げ場を失って、
最後は見事なエンディングを演じてしまったわけです。
…そんなことを考えているうちに、ものすごく愛しくなってきて、何となく子どもが描きたくなっちゃったわけで、上の下手なラクガキはそーいうわけです。はい。
(独りよがりのひねた妄想です。怒らないで下さいね… かっこいいっス)
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今日の日記は、ほんとは 「頼りない大人」 と題しまして、うちの愛しい子ども、まる子ちゃんの換金事件(大そうな…)を書きたかったのですが。そこへ「雨に紛う」の小包便が届きまして、ちらっと読んだら期待通りの本らしくて、嬉しくて、それで中断しました。また後日に。
2005年10月24日(月) |
マジメなダンナのみやげ物 |
コレです(↓) 「ひじ加ト歳三」さんのキーホルダー! トシちゃん、ペッ。
会社の慰安旅行で北海道へ行っていたダンナ。新選組などにまったく興味もない、大マジメなダンナが、私のために買ってきてくれたもの。
たぶん、みやげ物屋とか探してくれたんだろうな。
小樽とか、札幌しか行かないっていってたし。
うーーんん。
どっちかいうと「ひじ加ト歳三」というよりも、
「えのちょっとたけ」よ、さん、かも… (^-^;)
でも。嬉しいのだ。
で。嬉しいついでに…。
こんな優しいダンナさんを前にして、こういう(↓)バチあたりな事を言う私。
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(通勤文庫)
Blog Ped の
梅玉くんのスクリーンショットです ⇒ ⇒
初告白。むふふ。
…いつかね。梅玉が言葉をもっと覚えて
「土方ーが Sako好きだよ って 言ってたよ」
と言ってくれるのを待ってるの。
それまで更新がんばるぞ。本末転倒(笑)
しかし。いいおばちゃんのすることか…。
ダンナのいない夕食。献立は一行日記の通り(汗)ですが、
明日から晩ご飯手抜きしないで、ちゃんと作りますぅー。
○美姫血戦(富樫倫太郎氏)
通勤文庫、bookにアップしました。よかったら読んでくださいね。
2005年10月23日(日) |
『写生の時間』と、その界隈 |
岡崎 京都市美術館の立て看板 小雨降る日曜日、予定通り、姉と行きたかった美術展へやっと行ってきました。ほんとは人が少ない平日に行きたかったんだけど、仕事などで、再三、流れていたん。行きたいって思ったの、8月の終わりだったもん。それが、今(笑)
行きそびれなくて良かった。メジャーな展覧会じゃないことと、会期が長いこと、雨のせいもあって、人も少なく、ゆっくり、思う存分、見て回れたし。
すごく感動しました。竹内栖鳳の写生帖、伊藤草白の茄子と唐がらし、後藤貞之介のコオロギ…、何枚もの下絵…、たくさんの絵、が、生意気いうようなんだけど、描いてはる人の視線、息遣いが伝わってくるようで…。
元治元年とか明治生まれの人の絵が多かったのかな。動乱の時代、明治維新、文明開化、絵画にも変革の波があったんでしょうか。新選組にどっぷりだけど、同じ時代に絵に生きていた人達、いろんな人達が生きていたんだね。
ふと思うんだけど…、昔はカメラもなかったから、絵の役目って、正確に写し取るって役割があったと思うの。画家のイメージも今とはちょっと違ったものかもしれない。でも、写生って、ただ同じように形が写し取るだけのものじゃなくて、そこに描く人の心が表れているんだよね。きっと。
今は写真家じゃなくてもカメラが身近になった。プロじゃなくても、形を写し取ったり、感動した時に、写真が手軽に撮れる。絵はそういう役目を写真に譲って、何ていうのかなぁ。良いと悪いとかじゃなくて「遊び」になった。ものを真摯に見ずに、心を描く。心だから形はない。自由だ。芸術を気取る。だけど中途半端に気取った心なら、見ているものに何も伝わらない。
西瓜にしても、草花にしても、虫にしても、景色も、人も、それを愛でる気持ちがあるからこそ。意のままに形を捻じ曲げて、暴君のように芸術を気取る絵。才気走った絵。感覚だけで描かれた乱暴な絵。そんな絵は嫌いだ。
…あの、…抽象画とか、そういう意味じゃないです。うまく書けないんですが。
作家の丁寧な、繊細な視線を通して、ものの気持ちが伝わってくる…、
そんな昔堅気の絵を見るのが好きです。
ほんま、なんも知らないのに、すごい生意気…、えろう、すんまへん。
帰り道。美術館のある岡崎ってところから、知恩院さんの前を通り、祇園さんの社へ抜ける道、久々に歩きました。途中の倉庫を改造したという、お洒落なカフェで食事。このあたり観光コースなんで、人は相変わらず多いですね。写生している人も多かったです。
祇園さんの石段から、東大路(向かいは祇園会所のあったコンビニ)に降りたけれど、ここからさらに下れば、御陵衛士の高台寺(月真院)や、清水寺、清水さんの裏手、山道から、さらに五条通りを渡れば渋谷、勤皇派にゆかりのあった妙法院や、泉涌寺へ、足に自信があれば歩いていけます。
さらに下れば、十条河原や、伏見へも…。東福寺から稲荷山を抜けて、伏見稲荷神社へ、たくさんの狐の狛犬、有名な鳥居の参道なんか、いいですよねー。
逆に美術館のある岡崎から、紅葉のきれいな永観堂や、南禅寺も近く、
上(かみ)に少し上がれば、黒谷さんがあります。
南北、東山トレッキングルートになっちゃいますね(笑)脚力いります。
あぁ。どっか行きたいなぁ!! 会津行きは延期になっちゃたし。
多摩…歳三さんじゃなくて、実は、多摩動物園に行ってみたかったりする。
昔。放し飼いの孔雀が木の上にいるのを、そこで初めて見たもんですから…。
みなさまも、秋の観光シーズン、どうぞ京都へおこしやす♪
2005年10月22日(土) |
おばちゃんは、ちかれたび〜 |
今日はさぶかったですねぇ。
仕事先でも、会う人、会う人、顔を合わせると、その話に。
早々に鼻がグズグズ、風邪ひきさんもいらっしゃって、皆さまも、お体、ご自愛くださいね。
衣替えしなくっちゃ。
11月からはスーツ出勤。まじで昨年のスカート入るかなぁ。
あな、おそろしや。
さて。
ブロッグペッドの梅玉が、ついに、いっちょまえに文章を書くようになったこと。
かなりプレッシャー&ストレスだった担当の仕事が今日で無事終了したこと。
北海道へ慰安旅行中のダンナがケータイで寄こした、うらやましい写真。
仕事のグチ。子どものこと。絵画教室。明日元気だったら行く予定の美術展。
このところ凝っている?、古本あさりの話。
(絶版、在庫切れの、真野ひろみさんの「雨に紛う」が、やっと手に入りそうなんです。 隻腕の剣士、伊庭八郎の話。土方がいい味出して登場してるとか…♪)
それから、何を今更エヴァンゲリオン… あはは (^-^;) パチの話です。
と、書きたい事はいっぱいあるんですが、ふぅ。何か、体が重いな。
あ。体重じゃなくて…。
更年期予備軍だもん。このところ、トシ…じゃなくて、年を感じてしまいます。
おばちゃん、がんばれっ。
・・・・・・・・
全10巻、完結編! 富樫倫太郎さんの「陰陽寮」読み終えました。
先日読んだ美姫血戦とともに、感想は、また通勤文庫(blog)の方に書きます。
(って、ほとんど更新できていません。はぁー)
2005年10月20日(木) |
もしもダンナがトイレに閉じこもったら… |
仕事帰り、お月様がきれいだったので、いつも携帯してるデジカメでとりました。
お月様の近くでランデブーしている赤い星の名前、何でしたっけねぇ…。
久々に星を見上げました。最近、お疲れ気味です。
10月20日 京都 PM10時40分撮影きれいなお月様なんですが…。
ただのぼやけた白い丸ね…(T_T)
今夜は満月が過ぎて立ち待ち月。絵が淋しいので、一句添えてみました。…って、盗作やろ。
山門を見こして見ゆる春の月 / 豊玉宗匠新選組隊士占いという占いがありまして、してみたところ、なんと!
「あなたは土方歳三です」って結果が出たんですよ!!
いやん。もう、嬉しくて。でも、書いてあるように負けず嫌いでもないし…などと、
首をひねっていたのですが。
その日の夜、テレビの視聴者投稿コーナーで、あなたが意固地になる時、というのをやってまして、その中で、奥さんと喧嘩したダンナ様が、トイレに閉じこもって、妻が謝るまで籠って待つ、というイジマシイものがあったんですが。
すかさず、私の口から出た言葉。
「なら。トイレのドアの前に椅子(重し)を置く!」
んで、自分はさっさと外へ出て行くのだ。ふっははっははは。
「お…お母さん…?(^-^;)」
ダンナと、子どもの、ぽかんとした顔…。
はっ… そうやん。優しくて、穏やか、が、唯一のウリ…のはず…。
しまった。…じつは、私って、こういう性格だったの…ね?
やっぱり。負けず嫌いの、天の邪鬼の、甘えん坊の末っ子なんでしょうね。
本性を垣間見た一瞬でした。
えー。正しい串カツの食べ方について、ご存知の方、ウンチクのある方は、
どうぞ
閑古鳥BBSで教えてくださいませ(笑)
無性に、ラーメン、ギョーザ、食べたくなってきました。
仕事休みだし、明日のお昼に食べようかな。
2005年10月19日(水) |
某少女漫画家の盗用騒ぎに思うこと |
「…ちなみに人の写した写真を参考に絵を描いたりして、自分が描いたと、
サインなどすればお縄がかかるかもよ。判断はご本人に任せますがね」
と、絵画教室の先生に釘をさされた事を
14日付けの日記に書いていますが。
前のラクガキを美…じゃなくて微修正。似いひんなぁ。 まぁ、そんなおりだったので、タイミング的にも、この新聞の記事は少なからず衝撃でした。何故なら、遡ること30年前の少女は漫画家を夢みていたので。
しかし。絶版…と聞いて、私の頭に浮かんだのは、厳しい処置というよりも…、この本売れるんちゃう、と、よこしまな発想…(^-^;)ファンの方、ごめんなさい。
残念ながら、今のほとんどの少女漫画は読んでいないので、この漫画家さんの名前も全然知りません。別冊少女フレンドってまだあるのね。。へぇ。
ただ盗用したものが、あのスラムダンクだったので、いったいどんな画風を描く方なんだろうと少し気になって、暇だったんで、検索してみました。
盗用疑惑のあるカットと、された方のカットを詳細に比較したサイトがあって、
なるほど、こりゃ言われてもしょうがないなぁ…という感じでしたが…。
盗用については、やはりプロなんだからとは思いました。それも同じ漫画家さんの出来上がった作品からそのまま拝借ってのは…さすがに唖然としました。
でも、…どうなんだろう…。
プロにしても、多くのものが、2次制作になっているんとちゃうのかなぁ。えっと、盗用とかという意味じゃなくて、例えば…資料(やっぱり写真とか図柄ですよね)を見るにしても、他人の目を通したものが多いですよね。
資料を参考にして描きました、というのと、パクリました、の違いって、何なんだろう。少しオリジナルを付け加えればいいのか、直トレースしなきゃ、それでパクリじゃないのか。バレなきゃいいとか、売れた勝ちってことでもないよね。その基準、線引きが難しいところですよね。
最後にはその人のモラルや、プライドになってしまうんでしょうか。
私もラクガキで遊ぶ時、スケッチできるモノがない時(人のポーズとか)フリーの写真を下絵に使う時もあります。出来るだけ、家族や、自分でポーズを撮って、デジカメで撮ったりしますが(その様子はかなりコワキモです…)
デッサン力のない(→私)人は、とにかく実際に見て描くのが一番ですから。
模倣とか、トレースとか、いうと、すごく忌み嫌われていますが、デッサンの練習法としたら効果的じゃないのかな。昔からいいますもん。上手な人の真似をしろ。見て盗めと。今の漫画家さんも大変ですね。
その作家さんが好きって方も、たくさんいらっしゃったと思います。
…思うんですがね。その作品が良いか、悪いかは、結果的に、読んだ人に感動を与えられるか、って事じゃないのかなぁ…。いっそのこと、最後までだまし通せるぐらい、一流の詐欺師であれば良かったのにね。暴言ですか?
司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」大好きなんですが、史実としたら変なとこありますよね。でも、変であろうが、間違っていようが、あの作品の土方歳三が好きみたいな。そんな感じ…で。まぁ、プロとして悪びれないというのはどうかとも思いますし、同情する気はありませんが、この話題、非難轟々、あげつらう人、腹の立つ人の多さにびっくりしました。
…え? また脱線してる? そういう問題じゃない? はい (^^ゞ
ただね。その作家さんがアシさん使われていたかどうか知りませんが、もしおられたとしたら、作家先生の指示で、他の漫画家さんの作品のトレースとか、あるいはそれと分かる下絵にペン入れとか、されていたわけですよね。もし、そうだったとしたら、きっと、やりたくなかっただろうなぁ…。
今、絵画教室で、実物を見て、スケッチをし、それを下絵として、トレースして、その上に着色…しつつあるのですが…。なかなか上達の気配すらありません。
小さな絵でも、すごい根気と、集中力と、体力と、時間がいります。
ラクガキじゃなくて、一枚の絵を描くのって、格闘技やん、などと思います。
あーあぁ。うまくなりたいなぁ。なるぞ。そやし。歳三さん、待っててや。
いつか大きなキャンバスに全身像を描いてやる。 …ほんまかいな。夢です。
2005年10月17日(月) |
懐かしの昭和時代 開けチューリップ♪ |
…昨日、恥ずかしげもなく書いた尻から、今日はパチンコの話だったり。
昨日の日記に添えたかったラクガキ重ね重ね…すみません。
絵日記サイトを見ていたら 「昭和30年代同盟」というサイトに行き着きました。宇宙少年ソランや、スーパー・ジェッター、狼少年ケン、W3(ワンダー3)など
懐かしのアニメソングを聞いて参加しちゃいました。
昭和…。何だかもう懐かしい響きになりつつあるんですね。淋しいな。
そういえば西岸良平さんの漫画「三丁目の夕日」の実写版が映画公開されるみたいですね。見にいこうかなぁ。
…かなり前のクレヨンしんちゃんの映画で、確か大阪万博が出てくる映画ってありましたよね? あれ、大人が見ても、結構、面白かったです。
クレヨンしんちゃん、子どもに見せたくないテレビの代表らしいですが、テレビはともかく、映画は意外といいものがありますよ。
※HPに本の感想(通勤文庫)追加しました。下のIkuzuYa からどうぞ。
・・・・・・・・
以下、パチンコの話ですので、興味のない方は読み飛ばしを。
懐かしい昭和時代…といえば、先日の日曜日のこと。
夕方、仕事が終わって、ダンナと待ち合わせて、パチンコ屋さんへ行きました。
(ほんとうは一人で行く所ですね。どっちかが足引っ張られますから…)
「エヴァンゲリオン」の歌が聞きたくて、意地になって回していたのですが、
かかる気配すら見せずで、しばらくして店の隅っこの羽モノへ移動しました。
ふくろうの仕掛けがお茶目な「ホー助」という台でしたが、初めてやったので、
何となくこう打てば、こうなるんだろうと予想はつくものの…。
チャッカーは結構開いても、肝心の電動チューリップに玉が入りもしない。
ダンナが来るまで、こちらで遊ばせてもらおうときたのに、瞬く間に追加。
そうしたら、隣に座っていた、50代ぐらいの気さくそうな、おっちゃんが、
「ここに打たなあかんで」
と、天釘の少し左の釘あたりを指で差してくれました。
まぁー、釘狙いのアドバイスなんて、何か懐かしい…(おいおいおい)
Vに入ってからも控えめな指南は続き、漫画でいうと、釘師サブやんの世界…。
おっちゃんのアドバイスのおかげか、私の腕か、はたまた運が良かっただけのことか(たぶん、そうですね)連ちゃんで、瞬く間に4箱出ました。
おっちゃんの知り合いらしい、隣のきれいなお姉さん。
調子はどう?と、おっちゃんに声を掛けてきた常連らしい男の人。
安心できる人達かどうか、肌で分かる。店員さんの対応を見ても分かる。
幼い頃、よく親に付いて行ったパチンコ屋さん。
…えー。当時は子ども連れ禁止などと大仰に言わなくても、それが当たり前。
あ、つまりですね。そういう場所には、それなりに場所をわきまえた、分相応の親子が来ていたわけで… (どういう意味やねん…(^-^;) あらら)
パチンコに熱中しすぎて子どもを死なす馬鹿親もいないし。
その時に遊び玉をそっと皿に流してくれたり、「ここ狙って打ってみ」 と
教えてくれた、遊び人のおっちゃんみたいで、何だか懐かしかったですね。
椅子に座っているのは、人見知りの痩せた少女ではなく、オバチャンですが。
で。結果は、トータルちょい勝ちでしたよ。
ダンナも同じような成果でほっ(相手が負けているとお互いに気を使うんで)
勝てなくても、それ相応に遊べたらいいと思うんですが、ね。
今の台は、勝っても、負けても、大きいです。大味です。疲れます。
20代の頃に終了を重ねて(羽モノ全盛。無制限台ってそんなになかったのね)
店をはしごした、体力、集中力が、もうありませんもん。
遊べるうちが花だと思います。
それにしても…。パチンコ屋さん、女性客が増えているんですね。
いえ女性がどうのってじゃなくて…。どう見ても堅気の主婦層という人を見ると、自分の事は棚に上げ、あんまり突っ込むなよ、と、少し心配になります。
デジタルが千数百回回っている台。座っていた若いお兄ちゃん、ちらっと見たら、涙目というか、(分かってくれよ。やめたくてもやめられないんだ)みたいな視線を泳がせた。大丈夫かな…。
昔は必ず居た、おばあちゃんや、おじいちゃんの姿も少ないですね。
今は少しぐらいの軍資金では遊べないし、羽モノもせこ過ぎる。
娯楽+少しのギャンブル、じゃなくて、もろギャンブルになってます。
庶民の、娯楽の殿堂なのに、これでいいのか、パチンコ業界(笑)
以上、素人おばちゃんのパチンコ屋さんレポートでした。
お祭りの夜店などで、たまに懐かしいチューリップを見ると、嬉しいです。
大阪の通天閣近辺でしたか、スマートボールセンターがあるそうですね。
昭和も遠くになりにけり…。 ですかね。 さて。仕事だ。
2005年10月16日(日) |
仮称「総司トンデモ本」を読んで、とんでもないことを思う。 |
海之森 凛 著 「美剣士 沖田総司」を読んで思ったこと。
以下、この手の話の苦手な方は、今日の日記は読み飛ばしを。ご容赦を…。
それと、いつものことで、途中から妙な方向へ脱線します… 久々の全文、font size="2"!(笑)
のっけから総司×歳三で、相手替え、場所替え、全編ハードなBL漂う、この小説。
三条実美、桂小五郎、しまいには、あの西郷さん…までが登場します。
頁の間にはさまれる江戸時代の男色、衆道、陰間などの話は面白かったんですが…。
実は、思ったほど、…萌えなかったんです。 (こういう使い方でいいんでしょうか?)
別に(そうだったとしたら)受けがよかったなぁ、とか。
相手は総司ではなく、近藤さんの方が良かったなぁ、とか。(沖田総司が主人公の本です)
決して、そんな理由じゃないですよ! (な、何言ってんでしょ。すいません)
じゃ、どんな理由かというと。たぶん。
同じ文字でも、文章に色気の感じる人と、感じない人がいて。
例えば、暴言を吐くと、私の中では司馬遼太郎は色気の大権化だし、
手塚治虫はヘンタイ王だったりするわけです(← 好きだっていう意味です)
その艶ぽさを感じなかったことが一つ。
それと、ここからが、いよいよ耽美の真髄?みたいなところで、話が尻切れトンボで終わってる。
ここで終わりますか…。どーなんのよ、この先、総司と、歳三の恋仲は!(笑)
そして、たぶん、これが決定打。
この本がじゃなくて、たぶん、私の感じるツボが違うんだろうなぁと思う。
最近、この手のものはめったと読まないんですが、たまに目にすると、
これでもかの描写が多く、オヤジの読んでいる、もろエロ小説みたいで退屈になる。
ストレートで、分かりやすくて、かえって色気を感じない。
レディコミもそうだけど、なんか、完全オヤジ化してるちゅーか。
いや。おっちゃん連中は大好きだから、おっちゃんはいいんですけどね。
どうせなら、見えそうで見えないパンツじゃないけど…。
そういう描写いっさい抜きの、人の色とか、情とか、極上のエロティシズム小説を読んでみたいな。
…ちなみに土方歳三が「そうだった」とは夢にも思いませんが、ね。
ただ、信頼や、嫉妬、精神的な男同士のつながりはあったんじゃないかな。
おまえ、水屋の大福食ったな!?
何度か、この日記でも、
おしっこの飛ばし合いを競ってる男の子同士に憧れを感じてきた、と。
少女マンガを読むよりも、望月三起也とか、ちばてつやとかの世界が好きみたいな、
あほなことを書いてますが。任侠ものも好きですし。
女とは違うものに、ずっと憧れてきて、ややもすると女より上みたいな、意識があったわけですが。
ここにきて、男て、もっと単純で、馬鹿で、自由な生き物なんじゃないかと思えてきました。
友情がどうたら、とか、愛情がどうたら、とか、そんな、ややこしいことがなく。
うーんと、ね。…例えば、したくなっちゃたら、の例でいくと (すみません)
両刀でも何でも使っちゃう?みたいな。据え膳…みたいな、そういうことに後ろめたさがない。
女性の別腹のようで、それとこれは違うんだ、みたいに割り切ってる。
だから平気で別の人を抱いちゃう。(あるいは抱いたいちゃい、という願望(笑))
だけど、大切に思っているのは君だけなんだよ。と痴れという。
彼の中で決して矛盾しているのではなくて、悪気もなく、ごく当たり前の発想で、
だから女の人が腹を立てるわけが、ほんとに分からない…。
てなことに。…あ。もちろん、男、女の前に一人一人個性が違いますが。
浮気のうの字もない、うちの優しいダンナさまですが、何だったかなぁ…。
たぶん、ダンナにしたら何か些細な事で、喧嘩して、
突然、私の目からボロボロ涙が出てきたら、慌てたというより、
ほんとに何で泣くのか分からない、というオロオロした顔をして困っていたっけ…。
私は私で…なんで分かってくれないの、と、ダンナの鈍感さに腹が立ったり。
男と、女って、やっぱり違うんやろね。体の造りも、本能も。
何となく、男の人が持つ可愛さ… 分かってきたような気がします。
で…。ここで女の体であるがゆえの、素朴な疑問なんですが、はい。
北走以降、箱館でも、遊郭などに上がらず、すごくストイックだったと。
本当にそうなら、男盛り35前後。そういうのって大丈夫なんでしょうか。
いやぁ…。10代の頃から、あの写真の主に夢中でしたが。
こういう発想はなかったですね。これを成長というべきか、恥ずべきか… (^^ゞ
男の人って、その気がなければ、なくても別に済むもんなんでしょうか??
(→ すみません。本人は至って大マジメです)
もし済まないとしたら…。
その1. やはり決まった相手がいた、わけで。
その2. もちろん適当に適当な相手と抜いていた、わけで。
そして、
その3. まさかのまさかのまさか… 男…
コホ。失礼。不愉快になられた方いらっしゃたら、ごめんなさい。
体のことはよく分かりませんが、箱館での日常は、情欲はもちろん、ひとり粗食であったという。
近藤や、古くからの仲間を失い、北の辺土で自分を追い詰めていた。精神的にも、肉体的にもぎりぎりで萎えていた。
と思いますがね…。
ところで。
この本を読む層の方は、もしかして峰隆一郎さんの本は読まないかな。
こちらの方は、一章ごとに、女と、人斬りの事しか考えていないような歳三(笑)が登場します。
最初は、女性との絡みにしてもワンパターンの展開に呆れるやら、腹立たしいやら…。
おきまりの濡れ場が入り、登場する女の人に共感もまったくわかないんですが…。
ところが、不思議ですねぇ。
冊数を重ねても、あいも変わらず、笑えるほど、女と、剣なんですが。
男とはこういうものかと、だんだんと、そんな歳三が可愛く思えてきたり…。
確か、未完のままですね。
お亡くなりになられていますので。町田市にお住まいだったとか。
町田…小島家のあるところですよね。また行きたいなぁ。
峰隆一郎版、土方歳三、最後の日って、どんなんだったのかなぁ…。残念です。
創作も、まじめな研究本も、マンガも、いろんな手の方の本を読んで、
妄想を積んでは壊し、積んでは壊し、未だにどんな人だったのか、分からないけれど。
私は…
冥土で近藤に合わす顔がないと言った歳三さんが好きです。
2005年10月14日(金) |
目論見、あえなく粉砕す。 |
時間が経つのがほんまに早いですね。またまた週末がやってきました。
今週末も土日出勤。といっても、一日ベッタリではありませんが。
予定が立ちません。で。こういう日に限って、ダンナの仕事が休みだとか。
子ども達の部活が珍しくオフだとか。うまく合いませんねぇ。ブツブツ。
今日は絵画教室だったのですが。勇気を出して聞いてみました。
「先生。仏像とか好きなんですが、写真集などを見て描いてもいいですか?」
搦め手から攻めることにしました。年相応に、上品に…。はい。
そいつぁ、ダンナ。
しもぶくれ歳三になっちまったからですよ。 すると。妙齢の先生、曰く。
「写真じゃ、物量とか、匂いとか、微妙な色合いなど分からないでしょ。
それに写真には、その写真を写した人の意図や、主張があるの。
だから、どうしても写真を見て描きたいのであれば、
自分で撮った写真で描きなさい。
ちなみに人の写した写真を参考に絵を描いたりして、自分が描いたと、
サインなどすればお縄がかかるかもよ。判断はご本人に任せますがね」
と。 うーん。 ごもっとも。
お気に入りの某フィギュアや、パロ絵で遊んでいる身には、耳が痛いです。
でもねえ。 …自分で撮った写真? 写せるもんなら、写してるわいッ!
澄ました顔や、怒った顔や、無愛想な仏頂面、ふと見せた笑顔や、寝顔、背中、鬼神のごとく立ち向かう戦場での姿…、撮って、撮ってとりまくるのになぁ。
さらに、先生、曰く。
「皆さんお忙しいので、自分で撮った写真を使っちゃいけませんとは言いませんが、ちゃんと実物を見て、感じて、スケッチしないと良い絵は描けませんよ」
はい、はい。もっと腕を上げます。右手でいいかな。バンザイしちゃお。
こりゃ、この先生の前では、冗談でも描けないなぁ〜 (T_T)
…さて。先日来、注文していた「総司トンデモ本?」が手許に届きました。
さっそく1ページをめくってみました。
「え…? え゛ー!? なに? ほにゃららら いきなりかい…」
あー。…でも。ご心配なく。元々、その昔、JUNEもよく読んだ私です。
とんでもないなんて、どんでもない。日記に書いて頂いて、ほんと感謝してます。
長くなりそう?なんで、この話は、またのちほど。
お昼になって、テスト週間の長女(高校生)が帰って来た時のこと。
ピンポーンとチャイムが鳴ったので、頼んでいた本でも来たのかと思い、
いそいそと玄関を開けると、門扉のところに娘が棒のように突っ立っていた。
「あれ? あんた、鍵、持っていかへんかった?」
「い、いや…持ってるけど…お…おかあさん…」
語尾が上がり、娘の顔が強張っているのだ。
「…そ、そこ…玄関…」 「な、なに…?…」 わぁッ。。!!!
この方 ↓ の怖いもんって何だったんでしょうね。 それは、オバケでも、孕ませた女でも、妄想女でもなく、大きな蜂でした。
蜂が玄関の戸に止まっていて、私の顔の真横に止まっているのでした。
大の虫嫌いの娘は、私が戸を開けたら飛んでいくだろうと考えたのですが、
あいにくと蜂は動じず、私とハチ合わせすることに。ぎょえーっ。
スズメバチ…、いや、足長バチかな? 毛までマクロでみたぞ。ドキドキ。
でも蜂よりも恐かったのは、怯えた表情でこちらを見ている娘の顔の視線。
いったい何が見えるの…と、一瞬、ヒチコック劇場でした。
想像の産物って恐いですよね… (^-^;)
えー。何やらアダルトぽいタイトルになっておりますが、
まともな?色気のいの字もない、アホな私のこと、期待せんで下さいね。
プロキシーというゲームを時たまやっているんですが。
スパイダーソリティアに飽きたダンナがひよいと画面を覗いて、やりたいと。
IDを忘れたというので、取り直し、二人で同じ部屋へ。
「ニホンアシカの合わせ鏡」とか「タスマニアオオカミの買い物かご」とか、
何だか、けったいな名前のルームばっかりなんですが…。
題しまして『馬車男』
おーい。Toshi55。元気かー? 今夜は思いっきり泣かせてやるぞー!
問題、盆歌さんの本名は? …大きいままですみません。 で。どこかのルームへ二人がログインすると、今、誰が参戦しているか、
表示がされるんですね(…といっても、このゲームは一人でゆっくり遊べます)
で。ダンナのIDが画面上に見えるわけ。
変ですね。…何だか、ちょっと、ときめいてしまった。
やっぱり変ですかね? …何ででしょうね。
互いに画面を覗きながら、ゲームをやっている中年夫婦。
一方で、画面上には、どこかの知らないSakoと、ダンナのID。
日常じゃない距離と、ハンドルネームがみせる効果かなぁ…。
ただ、チャットとはまた違うんですよね。おしゃべりをしなくても。
ダンナがおんなじ場所で、おんなじゲームに頭を熱くして、おんなじ事をしてる。
…昔からこういうのに弱かったなぁ。
例えば職場で好きな人がいても、その人と恋愛などというより、
一緒に同じ仕事がしたい、闘いたい、そういうことに熱くなる方だった。
歳三さんもそうで。恋などとは恐れ多く、ただ、同じ場所に立っていたい。
そっか。だから、女でなくてもいい、ってことになるのかな。変ねー。
…恋愛より、友情。 恋人より、友。 馴れ合いのない仲間が理想だった。
ダンナは…恋人でも、友達でもない、大切なライフパートナーかな。
んで。子ども達の大切な父親だ。
・・・・・・・・・・・・
○昨日の日記に書いていた沖田本、まもなく手に届きそうです。
むふふ。内容が内容だけに楽しみです。…どんな土方が出てくるんだろう??
○ダンナが早々に風邪をひきました。皆さまも、これからの季節、ご自愛を。
日記…。
11月からのフル講習が始まるまでは、毎日、絶対書くぞと思っていたのに。
HPのかんたん1行日記もこの連休ストップしてしまった。
理由は…別にどこかへ行ったとか、しんどかったとか、じゃなくて。
何となくというより、強いてあげるなら、原因はダンナかなぁ…。
正面きってラクガキ遊びは出来ないし、家で本を読んでいても落ち着かない。
話し相手もせなあかん。子ども達だと別に平気なんやけど。変やね。
本日、Myエンピツさんの日記で知った、沖田モノ、耽美小説。
(ある意味で我が名はイサミ系? …分かる人には分かりますよね)
いい年こいて恥ずかしい…本かも。だったら読むなっつーの。 残念な事に出版社も今はない絶版モノ。
ネットで探していたら某オークションに掛かっていたのですが…。
出品者ぼった栗? 希望価格に思わず目が点。
んんーーー。それほどの本なのか(…失礼、すみません)
果たして、この値段を出してでも、読みたいか、この本?? え?
…よ、…よ、読みたい…です。
いやぁー。ジャンルも、堅いも、柔らかいも、へったくれもないんですわ。
なんせ「歳」とか「組」の活字、新聞で見ただけでも、踊ってますもん。
おい、おい。おまえさん。
これに手を出すなら、欲しかった司馬遼太郎短篇全集が3冊も買えるぞ。
…んでも。…読みたい。…高い。読みたい。…あほみたいだ。でも読みたい。
というわけで、再度、古本ネット検索しまくり。で。やっと見つけました。
在庫有りの表示だけど、既に売り切れの可能性大いにあるだろうなぁ。
虱潰しに見て回って、この一軒だけでしたから。
まぁ。駄目だったら縁がなかったと思って、しばらくあきらめよう。
そうそう。自分で妄想すればいいし。って。コラッ。
美姫血戦読み終わりました。んで、今度は陰陽寮完結編、で。次は榎本武揚(安倍公房)とか、古い押入れ本、読みたいなと思ってます。
・・・・・・・・・・・・・・・・
会津行き、今月はダンナの仕事が入り駄目になりそうです。
昔みたいに、あんた一人で行ってくれば、と、姉に笑って言われました。
子どもはOKでも、たぶん、ダンナが承知しない…というか、うん…
私は私で好きなこと勝手にするわ…
普段、ワガママな私でも、それをやっちゃおしまいよ、という気がするのよね。
好きでもないのに、私に付き合ってくれるダンナ、感謝こそすれ…
うっとおしく…なんて思っちゃいけない…ぞ…。
っていうか。
ほんまはね、すごく申し訳ないと思ってる。
この人はなんで、こんなにアホで、だらしなくて、妻失格、母親失格な私を、
いつまでも好きだと、新婚の時のように可愛いと言ってくれるんだろう?
おのろけとか、うぬぼれとか、と違って、不思議でしょうがない。
私なんかと一緒になって可哀想だなと思う。
だから、私が、立派な妻で、とびっきりの女(無理だ)になって、
真剣にダンナだけのことを思う…。いつか、そうなれるかな…。
いつか、そうなりたいな。
浮気なんかしてへんよ。
妄想的、逃げ込み場的、幼児的ワタシの、永遠の歳三さん以外は。
2005年10月06日(木) |
今年こそ湯沸し器を買い換えようね |
…と、ダンナにいうと。(前の日記の続きです)
「だから、早く引っ越そう」 と、彼はすまして言った。
はぁー!?? そりゃ、確かにローンを完済して、そんな話もしたわよ。
新しい家に住みたいね、って。…でも、まさか本気で引っ越すつもりだったの?
またまた莫大な借金抱えて、家を買おうってわけ??
引越しだけでも、どれだかエネルギーが要ることか。
再び住宅ローン? たちまち元銀行員、頭の中で算盤をはじく。
願いましてはー …お金に。年齢。定年。体力。足したり、引いたり、引いたり。
法律、税金、新しい近所付き合い… 考えただけ頭の中が痛くなる。
十数年前、住宅関係の記事をスクラップに取り、返済計画や、子どもの事や、人生設計を練っていた、あの頃のエネルギッシュな私に戻れるのかしら。
うーーーーーーん。本気なのか。ダンナさま。
確かに、最近うちはいいも、悪いも、安定期、倦怠期。惰性が蔓延している。
子どもも大きくなったし…。
ここいらで、再び手を取り、戦闘開始。二人で新たな敵に立ち向かうのだ。
私や、ダンナや、父や、義母が、にっちもさっちもいかなくなる前に。
親として体を張ってられる間に…
気持ちは分かる。刺激にもなる。が。うーーーーーん。
持ち家があるとはいえ、繰上げ返済があるとはいえ、この年からローン…。
お義母さんの事だってあるし。不安だよ。
すっかり、その気になっているダンナ。
この人は言い出したら迷わない。
ダンナの辞書に「もしも」や「不安」などの
文字はないんだろうか。
せめて、まる子ちゃんが、中学校を卒業するまでは環境変えたくないなぁ…。
狭くても、古くても、住めば都だもん。
金の工面? 交渉? 段取り? 引越しなら、すべて俺達に任せろ。
<歳三@強引引越社 と 龍馬@亀山運送>・・・・・・・・・・・・・・・・・・
通勤文庫(blog)に梅玉というワンちゃんを飼いました。
この梅玉、時にヘタクソな俳句もひねるそうで、楽しみにしてます。
でも、土台はblog内の文字だそうで… 貧弱なんで期待薄かも…。
あー。浅田… 浅田美代子… じゃなくて、浅田…飴 じゃなくて 朝だ、
やっと出た。
土曜日は楽天家のダンナも、私も一日仕事。
子どもは部活の試合と、試験週間で、我が家は今週末もバラバラじゃ。
2005年10月05日(水) |
湯沸かし器と、妻のユーウツな関係 |
出来るなら 覗いてみたい 入浴中 (きゃ)…失礼すました。
日中は暑い日もありますが、朝晩めっきり涼しくなってきました。
みなさま、お元気でしょうか?
昨夜、お風呂に入っていて、これからくる季節の事を思うと、だんだんユーウツになってきました。
何故かというと。
原因はうちの湯沸かし器。
湯沸かし器がオンボロで、寒いとすぐにストライキを起こしてしまうのです。
台所でお湯を使えば出が悪くなったり、冷え込んだ日には、入浴中に何度も不完全燃焼のブザーが鳴り、水になってしまうのです。
そこで、誰かが入浴中は、いつでもブザーを止めて、燃焼のスイッチを入れられるように、誰かが待機しているという按配。
いやぁー。毎年、今年こそ買い換えようと思うのですが、ブツブツ文句を言っているうちに季節が変わり…。
…え? それは、さぞユーウツでしょう?
ちゃいまんがな。そやのうて。
夜、最後にお風呂に入る。
↓
その間、ダンナがブザーの番をしている。
↓
風呂から上がる。 「ブザー鳴らへんかった?」 「鳴らへんかったよ」
↓
「まだ寝へんの?」 …ダンナがまだ起きている。
↓
髪などを乾かし、30分 …ダンナはまだ起きている。
↓
お弁当のお米をとぎ、30分 …まだ起きている。
あぁぁ。うっとしいぃぃーーーー。
好きなことして遊べへんやん。はよう、寝てえな。ダンナさま。
これから、これが毎日続くのかと思うと、ほんにユーウツです。
添い寝して 家人の鼾で 夜が明ける (by 幸玉)
ひとりの時間確保のために。い、いえ…風邪をひかないように。
「今年こそ湯沸しを買い換えようね」というと、
ダンナはとんでもないことを言い出した… (続く)
「美姫血戦」 富樫倫太郎 実業之日本社 @1,700円
お気に入りさんの日記で発刊を知り、さっそく購入しました。
さて。中身はどうでしょう? 嬉しいな。
すみません。こんなこと思わなかったよね、土方さん。富樫倫太郎さんといえば「箱館売ります」が、時代小説としても読み応えがあり、大変、面白かったです。
最初の箱館ものの下地ともなっている「殺生石」も以前読んだのですが、こちらは、明治維新後の箱館や、登別を舞台に、陰陽師、安倍泰成やら、土方やら、金毛九尾の狐! やらが出てきて、何といいましょうか、この展開をいったいどう収拾していくんだ、富樫さん、みたいな。…でも話がすごく面白いです。
で。ふと。まてよ。…美姫血戦は書き下ろし?
じゃ。あの陰陽寮の続きはどうなのよ。8で止まっているぞ、と思ったら、
既に5月に出ていたのね…。知らんかった。
それも9巻、10巻続けて、ほんでもって完結だそうです。わーい。
果たしてあの怒涛のような雨あられの物語はどう決着が付いたのか。
でも着地ができて良かったです。最後まで読めるぞ。
あの中では、安倍晴明の弟子、寿宝(…正確には寿宝と師匠の関係\(◎o◎)が、結構好きです。外伝の晴明百物語がまとまっていてオススメかも。
うーん。「美姫血戦」と「陰陽寮」どっちから読もうかな…。
そう。安倍晴明といえば、夢枕獏さんの陰陽師の長編も出ているそうな。
「陰陽師 瀧夜叉姫」 (上)(下) 各 @1,500円 文藝春秋
何やら源さんの事件簿も出るみたいだし。
悩むなぁ。みんな文庫じゃないから、本代高いもん。
あぁ、読書の秋、金欠の秋です。
さて、ご飯が炊けた。子どもの弁当作るぞー。今日は晴れるかなぁ。
2005年10月03日(月) |
通知票、成績というものに思うこと |
今日はまる子ちゃんの三者懇談。
2学期制になって、中学校初めての通知票を頂きました。
5段階評価。テストの点が芳しくなかった科目も、素行で拾われたのか、思っていた以上の成績にホッ。2がなくて良かったねぇ、まる子ちゃん。
お母さんなんかねえ。自慢じゃないけど、ほぼオール「3」よ。
いやぁー。「2」もあったかな。自慢じゃないけど。小中高そんな感じ…。
…あ、でも、美術はねー「5」取ったもん(それも造形は×で絵画の時だけ)
国語もね。古文や漢字の書取りをまともにやっときゃ、「5」が取れてたかも。
そうだ。高校の歴史は先生の話が面白くて、年間「5」だったぞ。えっへん。
自慢はね、ほとんど試験勉強なんかしなかったこと(なるか)
試験のために勉強しなくても、3は取れたといいたいわけ、か。うんうん。
でも、後悔は多少ある。
出来ないくせに、分からないくせに、試験の点だけに勉強なんてアホらしい…。
などと、それを全ての言い訳にして、ほんとの勉強もおろそかにしてしまった。
高校の化学なんか、まるで漫画を描くための時間で…、成績云々もあるけれど、今思うと、随分と、先生…人を小馬鹿にしていたんだなと思う。
大の数学嫌いで、だいたい方程式とか、大人になって何の役に立つのと思っていた。今なら分かるよ。方程式とかが役に立つわけじゃなくて、答えを解き明かす、展開する、論理的に積み上げる、そういうのが大切だったんだなと思う。
数学は物事を考える、思考を積み上げるという基礎に、国語は人の気持ちを汲み取り、自分を表現するのに、社会は自分達がいる世界を知るのに…
無駄な勉強など何一つないんじゃないのかな。
もちろん大人になっても勉強は出来る。
何を始めるのにも遅くはないが、柔らかな土に水が染み込んでいくのと、
堅くひび割れた土に染み込んでいくのと違うように、吸収力が違う。
…時間が掛かるだけの事なら、競争じゃないから、別にいいんやけどね。
あ。思い出した…。誰に言われたのか忘れてしまったんだけど。
今何かを始めるのに年だからとあきらめるなら、生涯ずっと出来ないって。
何故なら時間は動いてる。明日、今より若くなることはないんだから、って。
ちょうど、この日、お姉ちゃんの方も、学校で受けた○○塾の全国模試とやらで成績を持って帰ってきた。優秀な友達の名前が何人も載っているとかで、かなり落ち込んでいた。
どんなもんかい、と見たら、まずまず、というか、すごいんじゃないの。
偏差値というのが、私にはどうもよく分からないんだけど。合格率を見れば、地元国立を狙える範囲。すごいやん。何でこれで落ち込むかなー。
この子の、将来の夢、やってみたい事の理由が面白い。
両親が働いていたり、母親がずぼら(⇒(^-^;))だったりで、ご飯を作ってくれないだろう、未来図を描いて、食品関係や、バイオ関係の開発研究がしたいと、今のところ志望を農学部に絞っている。(…チョコ味のピーマンを作ったりして)
ドラゴン桜じゃないが、同じ学部を受けるのなら、どうせやるなら一番高いところを狙ったら?…と、珍しいことを言ったら、娘は嬉しそうにしていた。
もっと勉強しろとか、教育ママになってくれたら、もっと頑張るのに、と、けったいな事をいう長女。勉強しろ、と、お尻叩いてあげよかと言うと、そんなん嫌や、と逃げ回るまる子。ダンナと、私の種から生まれた同じ姉妹なのに面白いな。
まぁ。こんな親だから、偉そうなことは言えないけれど…。やる時にはやるべきことをして、早く一人前の大人になって、食えるようにして下さい。
自分が本当にやりたいことなんて、何を探してるかなんて、
そう容易くは見つからない。まずは自分で立て。親の脛も細いしさ。うん。
それにしても最近の通知票って、味も、へったくれもないのかな。
私の頃は、中学でも、高校でも、担任の先生が学校での様子とか、本人に対するエールとか、通知表の最後に何か書いてくれたのに、5段階評価と、AやらBやらの判定と、出欠だけ…。
大人になった時、見てもしょうもないなぁ。
注意力散漫、提出物はきちんと出しましょうとか…。誰やねん。
・・・・・・・・・
ふともらした会津行きが、ダンナがノリノリで計画をせっつかれる。
行くとしたら11月の講習に入る前なんだけど…。
京都から会津は遠いしな。行くんなら最低3日間は欲しいし。
子ども達だって、もう、学校や、部活を休んでまで行くとは言わない。
二人で行ってきたらと言うけれど、やっぱり心配…。
どこへ行くにも家族揃っての大移動、お出掛け、今はもう夢のよう。
会津たって、お墓や、本陣なんか行ったって退屈ちゃうん?
他に行きたいところはないん? …と、ダンナに聞いたら。
「Sakoが行きたいとこやったら、どこへでも付き合う」
と、嬉しいような…困ったような…困ったような返事…。
あぁ。でも、もし行けたら20数年ぶりの会津だぁ。
うーん。どうしよう。……一泊はやっぱ東山温泉だな。こらこら。
2005年10月02日(日) |
往生際の悪い男 と カキコの関係 |
…で。なんですわ。勝太さん。昨日の話の続きですがね。
今年もあと91日になってしまいやしたね。
道理でおれらも年食うわけですわ。
あのな。死んだ人間が年とってたまるかよ。
おめえ、何だな。…その話し方、何だか、おっさん臭いぞ。歳。
いえね。村瀬彰吾さんの「新選組副長秘め語り 人間 土方歳三」
を読んでいたら、自然とそうなっちまったんで。
おめえは意外と単純で、可愛いところがあるからな。
おまけに融通がきかん。ガキの頃からだ。
世間じゃ剛の近藤、俺らは臨機応変で、柔のイメージがあるが。
…柔らけえのはあんたの方だったかもしれねえな。勝ちゃん。
意地を通して死んじまうなんざ、歳らしいよ。
往生際の悪さも天下一品だ。
そりゃあ、よう。源さんも、惣次郎も、…あんたもいねえしな。
俺らには今さら大手を振ってけえる場所もねえ。
…行ける所まで行くしかなかったんでさあ。
まま、そいつは置いといてよ。あと91日でさあ。勝ちゃん。
・・・・・・・・・・・・・・・
今、村瀬彰吾さんの「新選組副長秘め語り 人間土方歳三」を読んでます。
箱館の妓楼「武蔵野」にて、土方歳三自身が語るというスタイルをとったもの。
本自体は話が重複したり、行きつ、戻りつ、筋がまとまっていないという印象。
語りかと思っていると、途中から芝居書きみたいになったり…。
ですが。
タイトル通り、人間くさ〜い、土方が感じられ、思いのほかページが進みます。
で。その中でちょっと嬉しかったのが、
土方自身が語る中に「往生際が悪い」という言葉が出てきたこと。
実は一昨年のことなんですが、某掲示板、大河のトピで、いつもの悪口で、
土方は往生際が悪い、とか何とか、うっかりカキコしちゃったんです。
そしたら、心象を悪くされた新選組ファンの方から、彼らは忠義を貫いた、立派な人達だ、そんな風に書くなんて許せないみたいな反論がありまして…。
私は、自分自身、腹が立つほど、好きなんですが…。
忠義を尽くした…とか、頭から決め込むほど立派な人とは思ってないんですね。
どうかすると、もっと、ろくでもない男達の集まりだったんじゃないかしらん…
とまで思ったりすることがあります。
でも。困ったことに好きなん。何ででしょうね。半分は妄想なんでしょうね。
たくさんの本を読んだり、史料展に行ったり、東や北や現地へ行ったりしても、
結局は自分のための妄想共和国で、彼らを真剣に見ていないんでしょうね。
そのあからさまに批判された時のことですが。
往生際が悪い…の裏返し、好きだという、あなたの気持ちは良く分かります、と、フォローして下さる方がいて、とっても嬉しかったのを覚えています。
ちなみに私の往生際が悪い…は、死にそこなってる、という意味じゃなく、
どうして今までの自分を捨て去って、新しいものに生きてみようとしないのか、
不恰好でも生きてて欲しかった、そんな思いがあったんですね。
(ま。…そんな歳三さんだったら、好きになったかどうか分かりませんが)
で。その時は反省しました。カキコしてしまった自分の浅はかさを。
100人いれば、100人が見る歳三さんがいるわけです。
それぞれの大切な思いがあるのですから。
私のようにおめでたいのも居れば、史実至上主義っていう人もいるわけです。
カキコするのも面倒になって、ただそうなると、はち切れそうな気持ちの持っていきようがなくて、この日記の中に逃げ込んできたわけです。
個人の日記だから読みたくなきゃ、読まなければいい…、って言うのも暴言ですがね。ネットという万人平等な自由空間で公開する以上、最低限の気配りは大事なわけで。うん。ほんまにすみません。
ただ、思うんですがね。
だったら、自分の思いをストレートにぶつけちゃいけないのだとしたら…。
人の心情ばかり思いばかって、オブラートに包み込む事でしか書けないのだったら、ネットの世界もなんて窮屈なんだろうと思ったり。
そうそう。ラクガキという言葉もそうなんだ。
少し前にあったよね。有名人の息子がラクガキして捕まったって話。
確かに場所も考えずに書いていいもんじゃないし。
ラクガキだからヘタでもいいってわけじゃない(毎度すみません)
やっぱり褒めたことじゃない。でもね。正直言って私はラクガキに心惹かれる。
慢心で書いたラクガキは嫌だけど、悪戯心の心くすぐるようなラクガキは好き。
どこまでが芸術で、どこまでがラクガキ?
どこまでがマジメで、どこまでがフマジメ?
見切りを誤ると、判断を間違うと、状況を読めないと…。
要するに人の気持ちを察することができないと、どえらいことになりますね。
本の中で目にした「往生際が悪い」という言葉で。
言葉の恐さを、ちょっと思い出しました。
・・・・・・・・・・・・・・・
土日両日が出勤だと、さすがにしんどいですね。
私は仕事でしたが、ダンナは組運動会に借り出され、長女はバスケの試合、
まる子ちゃんはバスケの練習…と、今日の我が家はバラバラでした。
明日はまる子ちゃんの学校の三者面談。仕事は休みです。
既にテストの点が悪かったと聞いているので戦々恐々。
お姉ちゃんが優秀なだけに辛いね、まる子ちゃん。
その気持ち、末っ子で、不出来な妹であったお母さんにはよぉく分かります。
あんたにはあんたの良さがあるんだ。自信持て。好きよ。
2005年10月01日(土) |
月初め、こんなことしてていいんかい? |
歳さんや。今年もあと92日だな。
早いもんですわ。近藤さん。ま。その話はあとにして。
…お前さん。俺ら達と遊んでいていいんかい?
土日、仕事じゃねぇか。
馬鹿野郎。遅れるぞ。
・・・・この日記書いてる今日は、日曜日の午後12時。
今週末は両日とも出勤です。朝から仕事の仕込みをして、今から出ます。
遊びたいんだけどな……(ボカッ) …また夜に続き書きます(たぶん)
Sako