京のいけず日記

もくじ前の日次の日


2004年09月30日(木) 明日はどっちだ!?


あさってのトシゾー

明日のジョーの髪型をした歳三さん

うーん。優男。流し目がちょっと気持ち悪い…。

どうしてこうも重なるのかな。暇な時は誰からもお呼びがかからないのに。

明日、金曜日の予定。
例の携帯メールで授業の交代依頼(ええかげんにせいや)
派遣会社から早朝の電話。こちらも緊急のヘルプ(またですか)

駄目ですよ。明日は、あらかじめ、お休み取ってるんだから。
長女の中学生最後の行事があるんだから。

前回の長女の体育祭の時もそうだった。
仕事が2つ重なり。結局、緊急度大の職練のヘルプに行った。

もう、なんでやねん。うまくいかへんな。

美人じゃないが、八方あんじょういけばいい、そう思っている。
頼まれたら、きっぱり断れない、やわな性格。

変更可能なプライベートの用件なら後に回す。順応性はなかなか高い。
なんて、いい子ちゃん、なんだろう。

だけど。明日はダメ。あかんで。おい。

「時間を確認しますので折り返し電話させて頂いてよろしいでしょうか?」

何を言ってるんだ。私。
「明日は子どもの学校の行事があるさかい、絶対あかんねん!」
どうして言えない?

子どもが寝込んだ日でも、交代が見つからず、仕事に出たことがある。
たかが子どもの行事。授業参観だって、もう長いこと出席していない。
学校の先生、PTAのお母さんに感謝しながら、子ども任せ。

それほど仕事に責任を感じるなら
「分かりました。伺います」と、なぜ即答しない?


…何を迷ってるんだろうと思う。

家庭を大切にする人なら、こんな時、迷う方がおかしいと言うだろう。
仕事を大切にする人なら悩む方がおかしいと思うかもしれない。

両天秤にかけて重さを計ってる。価値観の違う、比べられないもの同士。


ごはん食べますか? パンを食べますか?
(うどん食べるって選択もあるわな。あ。ラーメンも)

朝が来ました。起きますか? このまま眠り続けますか?

起こしてくれなかったら、起きられなかった。
目覚ましが鳴らなかったから、起きなかった。

そんな言い訳はしたくない。
仕事のせい、子どものせい、そんな言い訳はしたくない。

時には行き止まりにぶちあたって、棒を倒して、右か左か決めるけれど。
最終決定を出すのは自分。棒でも他人の思惑でもない。


で。どーする。yes か no か。
相手の求めているものは、単に出来るか、出来ないか、の返事だけ。

向こうも仕事。出来なきゃ、早く他をあたらなきゃいけない、担当者。
グジャグジャ自己陶酔的にひねくり回している時じゃない。

だよな。

「申し訳ありませんが、今回はお受けできません」

すぐに折り返し電話をする。



長女は中学3年生。最後の秋。
恥ずかしがり屋の彼女が、明日はパレードでソーラン節を踊るのだと言う。

10月の文化祭も自ら照明係を引き受けてきた。
彼女なりに、もうすぐ終わる中学生生活に燃えているんだろう。

急な仕事で行けなかった最後の体育祭。
「応援団のパフォーマンスがすごくかっこええんやから。まる子の時にでも、絶対、見に来てみ。感動するで」

まるで私を慰めるようにいう。
どうして、この子の時を見てやらなかったんだろう。

美人じゃないが、八方あんじょういけばいい、そう思っている。
それが不可能な時は取捨の選択を迫られる。

言い訳しない、後悔しない、できるだけ、そういう選択をしていきたい。

ということで、明日はどっちだ?

と、明日のジョーを急に思い出してしまったわけです。ハイ。


2004年09月29日(水) 通勤絵日記 名月や…

台風の影響か今日は朝から大雨ですね。仕事に出るのが億劫です。

昨夜は中秋の名月。あいにくの曇り空と、小雨で、お月様は隠れてしまいました。帰り道、JRのとある駅で、こんなすてきなプレゼントを頂きました。

頂いたススキの穂先
赤いリボンのついた「ススキ」の花束? 
メッセージには「今宵、中秋の名月をどうぞお楽しみください」と。

早い話がJRの宣伝なんですけど、
何となく嬉しい。


子どもの背丈ほどある、ススキを抱いて、走れば間にあう快速を見送って、次の鈍行に乗った。二人掛けのシートに沈んで電車の中では読書三昧。

私だけの時間。ちょっとした贅沢気分を味わった。

揺れるススキの穂。名月や…と、誰かさんも下手な俳句をひねったかしら?



山本歳三さんのカット
虚構の中にさまざまな土方歳三がいる。

大河ドラマの土方は、
子どもぽくて、とても弱くて、優しい。

あのぷくりとした口元が
三谷流の軽さが気に入らなかった。
(あ。コメディは好きですよ)

何でもいいように見えて
実は、結構、好き嫌いが激しい私。

だけど。なにげに落書きをしていて気がついた。

ベスト土方、ベスト新選組とは思わないが、
大河の土方像も、いつのまにか、たくさんいる中の歳三さんのひとり。

新選組崩壊以降、土方はまた変わる。
変わっていく歳三さんの姿を見てみたいです、三谷さん、山本歳三さん♪


2004年09月28日(火) 雨の焼骨灰供養 

合掌する歳三さん母が亡くなって3ヶ月が経つ。

朝から冷たい雨が降る中、
永観堂は禅林寺で行われた「斎場秋季焼骨灰供養法要」へ行った。

斎場で拾いきれなかった焼骨灰の合同供養だ…。

法要が行われた永観堂は、みかえり阿弥陀如来像と、もみじで有名な寺院。昔、観光で行ったことはあるが、まさかこういう法要でお参りするとは思わなかった。

←母が亡くなった頃に描いた落書き



広い本堂の板敷き。喪服に沈痛な面持ちで、一人ぽつんと離れて座っている人。子どもを連れた家族。斜め前に座った白髪の婦人は、皺に刻まれた手をずっと合わせていた。

みんな、この彼岸までの間に、大切な人を亡くした人ばかり…。
こんなにも、たくさんの人が亡くなっていた現実に、あらためて悲しくなる。

広くて薄暗い本堂。板敷きの冷たい感触。木の匂い。堂内から眺めた木々の緑は、雨に濡れ、艶やかで、淡い絵のようにきれいだ。

湿気った雨の匂いに混じって、線香の匂いがする。時おり聞こえる幼子のむずがる声。やがて法話が始まり、導師や、大勢の衆僧の入堂、そして、読経となった。

本堂に響く読経の声。魅了される。手を合わせ、静かに、心体をゆだねていると、あらゆる意志が無抵抗になっていくような気がする。

トランス。一種のショーなのだ。

宗教心を持たない私はバチあたりなことを考える。それでもここにきて慰められたことは確か。わずかの間、母と会話し、生き死にを考える…。

もし私が死んだとして、誰も骨を拾ってくれる人がいなくても…。私は亡くなった多くの人達と一緒にいて、こうして、坊さま達が一心に祈ってくれる。

…何となくそんなことを思って、ちょっと安心した。

ちゃんと家族もいるし。入るべきお墓もある。本人にはまったく信心がないのに、親の代からありがたいお経を詠んでくれるお寺もある。

よっぽど、しがらみを捨てることの方が難しい。それなのに、いまだにこんなことを考えてしまう。ひとりぼっちでいく自分が愉快なのだ。天邪鬼。この年になっても直んないや。


法話、閉式の辞にあったお話、大半は早や記憶にないのだけど…。

心を失うと書いて「忙」と書く。
忙しい毎日。生きているんだからしょうがない。

だからこそ。時には、心を解き放ち、亡くなった人を偲んだり、自然や命を思いやったり、生死について考えたり、そんな時間を持ちましょう…。

みたいな話…だったかいな?? おかあちゃん? え。ちゃうか?


法要が終わると、いつのまにか雨もあがっていた。その足でお墓のある菩提寺に行った。雨上がり。ジリジリ気温も上がってムシ暑い。一気に忙しい現実に引き戻される。

濡れねずみになったけれど…、朝の雨も良かったな。

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日曜日に受けた検定受かったよん V!
仕事上必要な資格とはいえ、ええ加減、追いかけっこはしんどいよー。
馬鹿馬鹿しいと思いつつ、馬鹿が捨てられない、この悲しさ。

さて。いつまで続けられるかな? このかけっこ。 …へろへろ。


2004年09月25日(土) 大運動会 と ハルウララ

今日はまる子ちゃん(小6)小学生最後の運動会でした。

今年も5年生の競技は騎馬戦です。
団体戦と個人戦、そして最後は大将戦。近所の子が出ていることもあって、
一騎対、一騎の個人戦はなかなか見ごたえがあったのですが、

家に帰って、デジカメの写真の整理をして気がつきました。

馬になって支えている子も、上の子も、男の子も、女の子も、みんな、
楽しそうに笑っている顔ばかり。

相手の帽子を取ってやろうと闘志むき出しの子も、取られて悔しがっている子どもも、被写体にはいないのです。

たかが運動会のプログラム。争ったり、エゴがぶつかったりするよりも、
仲良く楽しく…。それでいいんだろうな。…でも…そうなのかな。

小学生だもん。帽子を取られて、ストレートに悔し顔を見せる子が、
泣き顔の子が一人ぐらい居てもいいな、そう思いました。


新選組小学校の秋の大運動会 花の騎馬戦♪ 大将戦



白(大将=勝太 馬=永倉・原田) VS 赤(大将=歳三 馬=沖田・斉藤)


続いて6年生の花は組体操。毎日のように体操服は泥だらけで、
「どうしたら腹筋が強くなるの?」と、
あまりやる気を見せないまる子ちゃんも、珍しくがんばっていました。

この6年間。子どもの成長がとっても誇らしい。とっても嬉しい。
レンズごしではもったいない。我が子だけを見るのではもったいない。
カメラも、ビデオも邪魔だ。

クライマックス。20人弱でタワーを作る組が2つ。かなり高い。
先生が何人かずつ付いているが、恐くてハラハラした。

一つのタワーが見事に成功したが、片方のタワーは、
てっぺんの子が乗りきれず、先生に抱えられるようにして落ちてきた。

再度トライ。が。また失敗に終わった。
次の曲が鳴っていた。他の子どもたちは、このまま演技を続けていいのか、先生の指示を待って戸惑っていた。

たくさんの観客、保護者席もざわつく中、3度目の挑戦が始まった。
果敢なチャレンジに拍手が巻き起こる。

進行プログラムはきっと狂ってしまったに違いないが、6年生も、応援席の子どもたちも、大人も、運動場にいる全員がタワーを見つめていた。

そして緊張の中、タワーはついに完成した。惜しみない拍手の渦。
タワーが予定通り崩れたあとは、タワーに付いていた何人かの先生たちと、やり直した子どもたちが、深く頭を下げた。

演奏が再開し、最後は不ぞろいなウェーブで終わってしまったが、引き続き
運動場は感動に包まれていた。


…私が。もし先生ならどうしただろう…と、ふと考えた。

失敗したまま演技を続ければ、タワー組の子どもたちはもちろんのこと
ここにいるみんなに、出来なかった、と悔いを残すだろう…。

だけど。3度目に成功するとは限らない。意地を通すことは別だ。
子どももすっかり恐がってしまっているかも…しれない。

私ならとっさにどう判断しただろう…?


夜。高校の体験授業から帰ってきたお姉ちゃん(中3)に様子を話すと

「失敗したほうが得やんなぁ。よけいに拍手もらえるし…」

むっ。ひねくれた思春期…。ちょっと、それはちゃうで。
損得で考えたらあかん…そう言いかけて、やめた。


相変わらず、突拍子もないが。
前から気になっていた、負けても感動されたハルウララのこと。
勝っても負けても楽しそうに、ニコニコしていた騎馬戦を思い浮かべた。

もちろん。
組体で失敗した子どもたちは真剣だった。それは3度目のタワーが成功した後、プレッシャーから解放され、泣き出した子どもたちを見れば分かる。

3度目のタワーが完成した後、喜びを派手にあらわす代わりに、深々と頭を下げた先生の姿を見れば分かる。

素直に感動した一日。
一方で、長女が言った本音の言葉がどこかに引っかかっている。
頭から否定できない。このひねくれた思いは何だろう…。

ハルウララはただ懸命に走っていたんだろう。
負けても、負けても、がんばってるからしょうがない、感動だ…。
そんな失礼な舞台を、ハルウララに背負い込ませてしまったのは人だ。

安易な感動に流されたくない…。安心したくない、そう思う。

なんて、ひねくれた親子だろう。でも、長女がこのシーンを見ていたならば、きっと、彼女は、目が痒いような振りをして、さめた口調で
「まぁまぁやないの」なんて言うんだろうなぁ…。


ところで。ハルウララ。今更の話題ですが、競馬というか、馬とか、競馬場の雰囲気が好きでした。遊び人の父が元気で、亡き母を泣かせていた頃。

気まぐれ(エリモ)ジョージなどの時代。グリーングラスや、ハイセイコーの時代かな…。懐かしい。

今は全然分かりません。馬券も買いません。予想もしません。競馬場へも行きません。寺山修司も読みません。ダンナもくそまじめな人ですし(笑)

ハルウララじゃないけれど、シンガリから追いかけるクセ馬が好きでした。
届かないのに、もっといい位置で勝負すれば5着までには入賞するのに、
いつもシンガリからのレース展開で、こいつは何なんだ、というお馬さん。

確か…。その馬の名はイースタンリバーと記憶していたのですが。
でも、いくら競馬名鑑探しても載っていません。んん???

同じ持ち主かな?ウェスタンリバーの方は載っているのですが
なんか勘違いして覚えているのかもしれません。

追いこみ馬だったんですが…うーん。幻か…。
ずっと気になっているんですが、どなたか知りませんよね…。

またまた脱線。
さて。明日は検定。う、受かるかなぁぁ。こんなことしてて…。 (^_^.)


2004年09月23日(木) 書きたいことが いっぱいありすぎて

黒づくめの歳三さんなのに ことばが浮かばない。
眠れない 変な夜です。
 

願うこと
あるかも知らす 火取虫

季語は「火取虫」 夏の句
誰かさんが作った俳句

感傷的な句をひねり
素直に表現してしまう
なんて可愛いひとだろう。



今日は秋分。秋の彼岸。
母の墓参りは散骨供養の日に
父と参ることにしました。

季節はもう秋ですよ、歳三さん。


2004年09月22日(水) 通勤絵日記 懐かしさの正体

ブロンドのかわいいお嬢さん目を奪われたのは
その人が輝くような金髪で
目鼻立ちが整った造りを
していたからではない。

彼女が身につけていた
綿の 白い
オーバーブラウスのせいだ。

大きな襟に黒のリボン
ボリュームを出した
クラシカルな袖と 裾には
綿のカットレース。

シンプルなパンツスタイル
けして
華美というわけではない。


中間色のユニセックス的な服装が多い車内で
白いブラウスの彼女は まるでお人形のように目立っていた。


…ビヨルン・アンドレセン

入れっぱなしの記憶の中から 
どこでどう その名前をひっぱりだしてきたのか 
唐突に彼の名前が浮かんだ。

映画 ベニスに死す の 主人公
どういうストーリーであったか 見たはずなのに何も覚えていない。
彼自身についても世間でいうほどの評価もしていなかった。

記憶とは面白い。
彼の名前はどこの引き出しにしまわれていたのだろう。

突然に思い出した男の名を一本線で打ち消し あとは連想ゲーム
記憶の断片が浮かんでは消えた。

彼女から連想される この奇妙な懐かしさの正体は何なんだろう。

はす向かいに座った彼女の姿を眺めては 幾つかの駅を過ぎた。

そして ようやく 記憶が行き着いた先は。 

…フィリップ そして 鷹塔摩利

ああ。なんだ。そうか。

彼女の整った目鼻立ち 白い肌 きつそうな視線の色 輝くような髪。
そして 何だか懐かしい フリルのブラウス。

思い出したのは子どもの頃に憧れたマンガの主人公。
思い出したのは幼い頃のお姫さま遊び。

幼稚だな。

懐かしさの正体がわかって ひとり苦笑いした。


 そんな通勤電車でのひとコマ


2004年09月20日(月) 男と女(新選組!35回目の妄感)

 訃報 2004/9/9 挿絵画家の伊藤彦造さん死去 100歳 老衰

リアルで見てたわけじゃないけれど、何となく雰囲気は分かる…。
結構、こういう絵好きだもん。日本画。線描。エロス…。どきどきします。
「こんな本」とか、「あんな本」欲しいなー。
東京の弥生美術館・竹久夢二美術館も行ってみたいな。

ギリシャ神話や、聖書物語、ルパン、フランダースの犬などの絵本…。
子供の頃に夢中で読んだ本の中にも素敵な挿絵がいっぱいありました。


------ ● 新選組!第35回目の妄想的感想 「さらば壬生村」● ------

演出:山本敏彦

今更ですが、地震のあった日の放映でした。
地震、つなみ警報のテロップ、日本地図などで画面が見づらく、
再放送を取り直そうと思っていたのに、きっちり、ド忘れ。

藤原総司と、おひでちゃん。二人の絵はとってもきれいだったのですが…。

外国好き竜馬の受け売り …ま、まいど、すみません。



あの…「証がほしいの」…え?聞き間違い?…かと思った。だって。

総司とおひでちゃん。
今までに、そういう男女のシーンがあまり感じられなかったから。
中学生のような清きアカルイ交際から、急に男女の世界へ
行ってしまったような気がして、違和感、唐突な気がしました。

これが、例えば佐藤鴨さんと、鈴木梅さんとかだったら、もう濃すぎて… (^^ゞ …って、感じになるんでしょうが…。

そして、八木の奥さんから頼まれて、おひでちゃんに、
総司との縁をあきらめさすように言い渡す役目の山本歳三さん。

広瀬仁紀さん描くところの、中で気を遣う、会社の中間管理職のような、
良い人?土方さん(好きですよ。こういう土方像も)でないにしろ、
実際こまごまとした事まで仕切ってたんじゃないかな、歳三さん。

八木家を去る時に、それまでの礼にと金子を包んで渡したら、
それがあまりに少なくて…という話は創作だったっけ?
もう、ごっちゃになってきてますが。

そういった時の応対とか、金額を決めたりするのって、
ゼッタイ歳三さんのような気がする。

金のやりくりの苦労とか、何か、ちまちま、マメマメしいこと…(笑)
人に任せておけない性分で、鷹揚じゃなくて、
そのくせ男らしいことにこだわって、不器用で、一生懸命…。
やっぱり大将の器じゃないのね…。かわいい。。

男と女の話に戻って。ムムッ、ときたのが、酒席宴会でのシーン。
お幸さんのことを、左之助らに色々と冷やかされる、香取勇さん。
見かねて、「お幸さん、連れてこいよ」と山本歳三さん。
いちいち面倒くせえから呼べよ、勝ちゃん、って感じ。

だいたい。みんなに言われて、呼んでくる、と、立ちあがる近藤さん。
その上、お幸さんに毅然と断られると、むすりと納得してしまう近藤さん。
男らしくない…。いやいや、かえって、それが男らしい…のか。
やっぱり近藤さんらしい。歳三さんには出来ない芸当だ。

妹の捜索のことで、私事で新選組に迷惑をかけたくないという、
お幸さんのそんな気持ち、女の気持ち、分からへんのかいなぁ。
もう、俺の女だから、という感じなんでしょか。
仕事と、プライベートは別ですよ、近藤さん。

壬生での回想シーンで、逆さ箒…出てきてましたね。
三谷さんは伏線、小道具を大事にする人だから、
きっと、あのコルク栓も、どこかで登場するんだろうなぁ。(違う?)

最後の最後、五稜郭陥落間近、ブリュネと飲み交わした時なんかに
コルク栓の回想シーンが出てきたりなんかしたら、泣くぞ。
あ。でも、近藤の死までやんね。大河は。

斉藤のボケキャラと、捨助のいちびりキャラが、このところ多いのですが、
うーん。面白い時もあれば、もうええよ、て、という感じかな。
たぶんに見る方のその時の気分もありますよね。

感想を書いていて1回目見た時、再放送で見た時、VTRで見た時、
微妙に感想も違ってきます。やはり最初見た時に書くもんなんでしょうね。


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さて。今日はいつもの交代メール…(-_-;)…で、今から仕事です。

9月、10月は子どもたちの行事が多い上に
次のサイクルに入る前にやっておきたい事がたくさん。がんばろ。


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今。10月にある小学校の同窓会のことで電話がありました。
今まで思い出したこともなかったけれど。
それはそれ、名前を聞いただけで、幼い頃のイメージが浮かびます。

ひえぇ。もしかして○○君なのー。もろ、お、おっさん、声やないかー。

30有余年…。そりゃフケルわ。


2004年09月18日(土) 同棲時代


同棲時代より 飛鳥今日子 模写
(作者:上村一夫 漫画アクション・コミックス 双葉社 昭和47年初版)
黄色く焼けた紙面をスキャナで取り込み、
PhotoShop、筆ツール、ブラシ等で模写してみました。

同棲時代の主人公のひとり今日子さんです


2週分の新選組!の感想も、
昨日飛び込んだ嬉しいニュースのことも書きたいんだけれど、今日はこれ。


昨夜、日記を書いたあと、無性に
上村一夫の「同棲時代」が読みたくなって、押入れをガソゴソ漁っていた。

「おっ。みっけ!」

湿気た特有の本の匂い。黄色く焼けた紙面。何だかむず痒い…。
それでも嬉しかった。時間も忘れて、夢中でページを繰った。

昭和47年の初版本。時に私は青春の入り口、15歳(…あ。年がばれた)

ああ。…すごい!今でもこんなにキモチが揺さぶられる。
大人になった分だけ、微妙なニュアンスが分かるだけ、昔よりも切ない。

今日子が演じる女のいじらしさ、狂気…。
次郎が持つ、男のズルさや、可愛さや、弱さや、優しさ…。
15の私はどんな風に感じていたんだろう。

うーん。それにしても。15にして私はこんなものを読んでいたのかしら。
ビッグコミック系みたいな爽やか青年系ばかりじゃなく、
相当エログロのもあったような……。 oioi

そっか!
社会人だった兄が、漫画アクションやら、成人漫画誌を買ってきてたんだ。兄が読んだあと、隠れるようにして読んでたのかな。

でも、まてよ。この単行本、同棲時代(A4版!)は…?
読み捨て主義の兄が買うはずもなく。手塚ファンの姉でもない。
とすると。やはり15の少女が顔を赤くして本屋さんで買ってたのダ。

もともと、少年・少女マンガも、成人マンガも垣根がなく、
自分がこれはいい、好き、と思ったら、恥ずかしいこともぶっ飛んで、
本屋へ買いに走っていたんだろうな。

昨日の忘八武士道や、影狩り(さいとうたかを)、
カムイ外伝第二部(白土三平)らの時代劇画。
賭博者たち(バロン吉元)、博多っ子純情(長谷川法世)やら
単行本で全部買っていた。
もちろん、活字中毒。小説なんかも好きだったから、
本代って半端じゃなかったと思う。

あすなひろしは…成人漫画になるのかな…?すごく絵がきれいだったけ。
懐かしい。あと真崎守とか、村野守美とか…とかとか。

いいものって少年とか、少女とか、成人とか、関係ないよね。
悪いものも関係ないね。イケナイものはいけない。嫌なものは嫌だ。
児童書だから安全とか。成人モノだから悪書だとか。ナンセンス。
そんな安心はしたくない。させたくもない。

これだけの時間、小遣い、情熱…。
もっと利口なものに向けていたらと時々思うけれど。
そうなると、今の自分も、ここにはいないわけで…。それも嫌だな。うん。

ポニーテールの歳三さん

ちょっと休憩。古臭い話が終わったと思ったら、
今度は描く方の話で、まだ続きがあります…。すみません。


さて。落書き大好きな私。読んだあとで、無性に描いてみたくなりました。
黄ばんだ紙面をスキャナで取り込み、びっくり!

左右反転させてもデッサンがぶれない。…あ、それって当然なんですけど。でも…。私の落書きなんか、もともとデッサン力も、基礎もないので、
左右反転なんかしたら、そりゃもう、めちゃくちゃ…変…ですら。(T_T)

次に透かした下絵を筆ツールでなぞってみる。
トレースするだけだから、馬鹿でもチョンでもと思えるが、
ところがどっこい。違うんです。もう、まったく、全然、違う。

同じ線なのに、どうしてこうも違うのか。
(…身のほど知らずな感想で、どうも、すみません)
きれいな線。柔らかい線。体温のある線。ペンなら同じ感じになるかしら。
ペン先は、かぶらと、Gペン、丸ペン、使ってるのかなぁ…。
あ、この線、筆…面相使ってるんだ…。うわぁ…。

写すだけなのに線はビビリまくり、ガタガタ。何度も何度もやり直す。
筆圧感知入力にしてみる。全然、ダメ。あー。紙。ペン。カリカリしたい。
うーん。しゃーない。へたの横好き。

中には人マネなんて…という人もいるだろうけど、私は、
好きな人の絵、上手い人の絵を模写する、上達する近道だろうな、と思う。
絵に限らない。何でもそうだ。書も、武も、お稽古ごとも…。
真似ること、形から入ることで、その凄さが分かってくる。

だけど。子どもの頃はすごい天邪鬼だった。
手や、足の指ひとつ、満足に描けないのに、自意識ばかり高くて、
そのくせ、オリジナリティが一番だと顔ばっかり描いていた。
(今と変わらんやん。。恥ずかし)

漫画の好きな友達がいて、その人は手塚が好きだった。
学校の休憩時間などに、よく真似をして描いていた。
ちなみに勉強もすごく出来た。やっかみからか、
そんな真似ばっかりで、全然個性がないやん。なんて思っていた。

でも、誰が言わなくても、その子が一番上手だとちゃんと分かっていた。
顔のアップのオンパレード、雰囲気だけの絵じゃない、
動きのある絵が描けた。とってもきれいな線を描いていた。

今頃どうしているだろう…。優等生。
もしかしたら、マンガを描いていたことも忘れているかもしれない。
幼稚なのは私だけ〜。。。あー。

「おっ。お母さんが影つけてるー」
塾から帰ってきた長女(中3)が冷やかしにやってきた。

「これ。写して描いたんやけど。真似するのって上達するやろなぁ」
と、何気に言ったら、

「うん。うちもそう思う」と返してきた。意外だった。
てっきり、真似なんかしたらあかん、そう言うと思っていたから。

…この子。ほんまに絵が好きなんやなぁ。
努力もしないで、いちびってた私とは違う。そう、人に見せたいとか、
そんな欲もなくて、ただ無心に描いてる、そんな感じだ。

勉強の合間に描いたA4用紙のオリジナル絵に
ボールペンと、色エンピツで線入れ、色塗りを始めた娘。

「ペン買ってあげよか…」と言いかけて、やめた。

一生懸命な受験生を誘惑してどうするねん、この、あほ母。
志望校に行ったら、バスケはやめて美術部に入るという。
ダンナ似のまじめな勉強家のお姉ちゃん。
朝から仕事でも完徹してしまう、どこぞの馬鹿とは違う。


おい。娘さん。春がきたら絵具を買ってあげよう♪

そして、私は…。いつか。きっとね。きっと。
とびっきりの絵を描くんだ。きれいな線と、筆の持つ柔らかな濃淡で♪


2004年09月17日(金) 金のなる木/通勤文庫「遊撃隊隊長 伊庭八郎」他

 先ほど私的に嬉しい、びっくりニュースが到来♪ おめでとう Nさん!


何かコワイ系のオッサン顔?...あ。歳三さんです。やん。



誰がオッサン顔だ。え?


オッサンといえば。今日、JRのホームで、
酔っ払い風の危ないオッチャンにつかまってしまった。

「誰も。金のなる木は持ってへんねんて、なあ。
 1億円あっても使ったら終わりやで」

みたいなことを、しきりと近づいてきて、呟きかける。
たまたま私が一番近くにいた。

1億円…? そんなん見たこともないし分からんわ。
黙って無視して行こうとしたら、エスカレータで、またつかまった。

「な。そやろ。誰も金のなる木は持ってへんて。な、お母ちゃん?」
(…「オッカチャン」に聞こえます)

見れば、案外、愛嬌のある顔の困った、オッチャン。
誰も相手にしてくれへんか? 話し相手は誰一人いいひんのんか?
堪忍してや。うちも、ちょっと恐いねん。

それにな、オッチャン。
うちに向かって「お母ちゃん」はないやろ。プンプン。
オネエチャンって呼んだら笑ったかもしれへんのに。

帰りの電車の中でも見かけた。目が虚ろで呟くおじさん。
若い人に代わって、この頃、中高年のこんな人をよく見かける。

悲しい。

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●通勤文庫
 遊撃隊隊長 伊庭八郎 著者 野村敏雄 PHP文庫 @619

言わずと知れた?「伊庭の小天狗」白皙長身、隻腕の美剣士。
(テレビでは五稜郭の舘ひろし、しか浮かばないんだけど…)

「穎(さと)」と呼ばれ、自分のことを「おいら」と呼ぶ八郎が愛らしい。シーンは少ないが、土方や、銀こと、両局長付だった年少の新選組隊士、田村銀之助も登場する。

少年ぽい気の強さと、あどけなさが同居したような表情の、田村銀之助の写真を見ていると、戦に引きづり込んでしまった少年隊士を、土方や八郎は、自分の甥っ子や弟のように可愛がったんだろうな。人物があっさりと描いてあるので、それがちょっと残念。…いや、案外、それが欲求不満で、逆に惹きつけられるのかもしれませんね。

ぐんぐん筋書きを追っていくような、ドラマッチックな面白みにはややかけるものの、胸部被弾から、箱根では左手を失い、ついには、落日の五稜郭で薬をあおって自害した剣士、伊庭八郎と、彼を取り巻く人々。最後まで飽かずに読めました。

で。この中に「忘八」という言葉が出てくるんだけど、
(孝・悌・忠・信・礼・義・廉・恥の八つを忘れた無法者。ここでは吉原を仕切る者のことをいう)

昔、読んだ「忘八武士道」という漫画を思い出した。たぶん、いたいけな10代の頃に読んだと思うんだけど。ネットでちょっと調べたら、映画のポルノ時代劇「忘八武士道」ばっかりヒット。そんなに、いやらしかったかな…?
小島剛夕さんの絵で、話も良かった。だって今でも覚えてるぐらいだもん。読みたくなっちゃった。まだ実家にあるかなぁ。

あの頃って、性は大人の世界のものだった。背徳とか、マイナスの持つイメージに引きつけられて、背伸びして覗いていたような気がする。今とは、今の子どもたちとは、あまりにあっけからんとして、恐さもなく、性への意識も随分変わってしまったような気がするけれど…。どうなんだろう?

うちの娘たちなんか見ていると、よっぽど私の方がオマセでHだったな。親が知らないだけだったりして。そろそろ思春期。うちのお姉ちゃん…。

わびん。また突然に思い出した。上村一夫の「同棲時代」読みたーい。
これはあるぞ。確か、うちの押入れの中に。今日子と次郎。詩情、情念の現代絵師。もう。ため息でしたのダ…。


2004年09月16日(木) ばかやろうの絵。

囚われの歳三さん。さて、このあとどうなるでしょうか?よせッ…!
  いいのに 

  わいい歳さん つかまえて

  いと と 

  ー そく 取り出して

  なる姿をながめてる …勝ちゃん… (ーー;)

え…と。歳三さんは腰痛ぎっくり腰で、それを見かねた近藤さんが…違う?す、すみません。



昨日は、迷ったあげく、ふられた仕事をお断りした。

体調が悪いせいもあったけれど、
仕事大好き+いい子ちゃん人間の私には、大変珍しい。


そしたら。

今日もそやねん。それも、ケータイメール一本!

今日は今日で午後から交代してくれ? 
他に人がいない?
そりゃ。Aちゃんもプッツンやで。

色んなことがあるから、そら、しょうがない時もある。
そやけど。なんで、こういつも、急にやねん!?
熱出して寝込んでるわけ違うやんな。

ええかげん、自分らの勝手な都合で振り回すのはやめてくれ。
こっちにはこっちの予定があるねんて。

一度請けたら長丁場の仕事ですら、
熱が出ようが、子どもが学校を休んで家にいようが、
穴はあけんとこ…、そんな信用でもって、うちら仕事とってんねん。

時間こなして、なんぼの仕事。
プロなら、自分の担当ぐらい責任持ってんか。
自分の予定ぐらい早めにチェックしいな。

そのたびに振り回される、こっちの身にもなってんか。


…と言いつつ、
頼まれるとホイホイ出て行く私は何なんでしょう…… f ^_^;) あほう


2004年09月15日(水) からっぽ こんな日。 にかぎって…!

上を見上げる歳三さん
視線の先

歳三さんは何を考えているでしょうか?



(ア) 
一雨来るなぁ、と空模様を眺めている。

(イ) 
いわし雲…などと下手な句をひねっている。

(ウ) 
食べ頃だな、と、柿の木を見上げている。



スーパーで柿を発見しました。
青刈りみかんはまだ酸っぱそう…。




体調のこともあるんだろうけど、けだるくて何もしたくない。
既に決まっている仕事をこなし、ご飯を作り、最低のことをする。

まだ、かろうじて女の子。
何十年とお付き合いしているのに、いまだ生理前は、
線香花火の火玉の、最後の落ちそうで、落ちない…そんな気分に似て。

だるい。体も心も。抜け落ちそうで、だるくてかなわない。


きっちり35日周期。人よりかなり遅い。
かとんぼみたいな女の子で、なったのも遅かったけれど。

それでも。一ヶ月のうちで心身ともに快調という間は少ない。
イライラしたり、だるかったり、メソメソしたり…。

28日周期の友達はもっと少なくて。
そのせいかダンナとしょっちゅう喧嘩が絶えないとか…。
いや。それは性格だと思うよ、うん。


学校行事の多い9月。バタバタと忙しそうな子どもたち。
連続の早出で、疲れ顔のダンナさま。
私だけの時間が怠惰で、どんより停滞している。

不機嫌とも違う。表情のない顔。
鏡を覗く気力もなく、自分を甘やかす。

ごめんなさい。今日、一日。
動き出すまでもう少し。


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などとやっていたら、こんな日にかぎって、仕事の急な呼び出し。。
帰りは夜の10時をまわる…。

どうすんべ。
断ろうかな。だるいし。笑うのやだし。声出すのも面倒だし。

断る理由を並べている一方で、
早めに買い物、夕飯の支度…などと考えてる、自分がいる。

さぁ。どうすんべ。とにかく連絡入れないと…。じっとケータイを見る。


2004年09月12日(日) 猫とのランデブー 


実家に住んでいた頃はいつもそばに猫がいた。
長い間、触っていないなぁ…。あの感触。

「愛のら猫「カッタ」(仮名)と昼寝する若い頃の歳三さん♪」

猫と昼寝する若い歳三さん

柔らかな体毛。体温の温もり。慰め撫ぜてやっているようで、
じつは自分が慰められている。そんな優しい気分になれたんだ。


日曜の昼下がり。私と長女は落書き遊び。まる子ちゃんはゲーム。ダンナは借りていたビデオを見ながら、いつのまにか寝てしまっていた。

間近で「ミャーミャー」と猫の声がしたのは、そんな時。

裏の網戸を開けて覗いてみると、ちょうど自宅と隣を隔てている塀の上に黒っぽい猫がいた。

か細く可愛い声で鳴いていたので子猫かと思ったら、雌の成猫。
それも結構大きい。首輪はしていない。目があうと、尻尾を立て、一瞬、体を硬直させたものの、逃げなかった。

「ちゅょっ、ちょっ」と舌で猫を呼ぶ仕草をすると、猫は、もったいをつけた足取りで塀伝いにやってきた。

「こんにちは。どこの猫さんですか?」

もちろん返事はない。かわりに柔らかな体をしならせて、差し出した手に擦り寄ってきた。顎の下。背中をひとしきり撫ぜてやる。

人を恐がらない。どこかの飼い猫か。それとも飼われていた猫だろうか。
近くでみると、まったくの黒猫というわけでなく、濃い灰色に、まだらな黒の縞が見える。血統種ではなく、短毛、雑種の日本猫。

大柄なこともあって、おせじにも可愛いとはいえない。人間でいうと年増と呼べる年頃かな。…いやいや、おまえも私も美人だよ。

触りたいが、恐がり屋でもある長女が、いつのまにかそばにきて、その様子を覗いていた。

「お腹へらしてんのとちゃう?お母さん」

長女のひと言に誘惑にかられるが、堂々と丈夫そうな体を眺めて思いとどめた。みんながみんな猫好きとは限らない。ご近所生活は難しい。

指で相手にするのをやめると、猫は「ミャー」と鳴いて、またのそのそと、うちの塀の上を通り過ぎていった。そっちにはワンちゃんがいるよ。恐がりで優しい犬だけど。

きっと。あの猫が堂々とした成猫ではなく、今にも息絶えそうな子猫ちゃんだったなら、食べ物を与え、家の中へ招き入れたかもしれないな。

「また、おいで。どこかの猫さん♪」

久々の猫との接触。…ちょっとシアワセな日曜日でした。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・らくがきのつぶやき・・・・

猫にちょっかいをかける若い頃の歳三さん。カキカキ。
おっ。力作やん。へへへ。下絵を描いて筆ツールでなぞる。あとは色を塗るだけ。

茶の間のテーブルの上でペンタブを握っている私。
向かいでは「北大路試験」(高校受験の為の統一模試試験)を受けてきた長女が
怒涛のように感想をぶちまけた後、ストレス解消とばかり、色鉛筆を使って絵を描きはじめた。

「見て。見て。猫、描いたん」と気をひく私(←どっちが子どもだ)

「お。すごいやん。お母さん」
「え…。そぉ?…そぉかなぁぁ」(→子どもに褒められて嬉しがる、あほ母)

そばでゲームをしていた、まる子ちゃんも手を止めて覗きにきた。
ダンナには恥ずかしくて見せられないが、子どもたちには公認の落書き遊び。

塗りつぶしツールで、ベタ、ベタと色を流し込んだ瞬間、長女の視線が冷ややかに…。

相変わらず、進歩なし。何のテクもクソもない色塗りでした。
長女よ、来春、受験で桜が咲いたら教えてください。PhotoShopの使い方。
あー。一応、恥ずかしながら、これでもインストなんですがー。畑違いだもん。



それにしても。子どもたちの呑みこみは早い。
先週、マンツーマンでビデオ編集とパワポを習いにこられた中学校の先生。
聞けば授業用ではなく、生徒に使い方を教えるそうだ。

ガッコの先生もほんま大変やなぁ。
たぶん1時間ほど自由に使わせたら、その先生よりも素敵なものを作るんじゃないかな。

でも、先生。見てくれよりも内容!どんなにテクニックを身に付けても、どんなに要領良く作れても、中身がないんじゃ意味がない。

なんて耳が痛い。私も。単に操作だけじゃなく、一つでも中身のあるインストができるようになりたいな。特にDB構築。Accessの操作が出来ても、元が作れんもの。シスアドの時にちょっとかじったぐらい。もっと勉強したい。といより、実務経験を積みたい。

でも、最近、かなり吸収力も集中力も落ちてるんね…。
アホぢから、だけはパワーアップ!…だもんね…。 (T_T)


2004年09月11日(土) 3年前の Q33NYC 

敵前逃亡…。  ふぅ。

小便を理由に敵前逃亡の歳三さん

疲れた顔の原因は…ご想像にお任せします。
って、きゃッ♪ 困った、おばちゃん。


見るものがないと、まる子ちゃんがTVのチャンネルを変えていると、
プレミアムステージ「9.11」をやっていた。
(桂小五郎さんが出てたー。あ。石黒賢さんです)

ドキュメントは別にして、こういう系のドラマはあまり好きじゃない。
誰が見るともなしに、しばらくかかっていた。

「9.11」世界貿易センタービルのテロから、もう3年…になるんだ。

飛行機が突っ込むシーンも、ビルが崩れ落ちるシーンも
まるで映画のワンシーンのようだった。
信じられない光景に、TVに釘付けになった。

そして戦争が始まった。
テロの惨劇もあとを絶たない。

世の中は進歩し複雑に見えて、じつは。
宗教戦争の起きた頃や、原住民や騎兵隊の時代と
ちっとも変わってないんじゃないか。

戦争はなぜ起きるのか。
守るための戦争。抑制のための武器。

したり顔で言うつもりはないし
よく分からない…けれど。

己が正義と信じて死んでいける人はまだいい。
正義のヒーローを気取れる人はまだいい。

なんの恨みもなく巻き込まれ、突然、明日を奪われる。
哀しみや、怒りを、どこにぶつけたらいいんだろう。
自分をなんと納得させたらいいんだろう…。

人を殺めることなど、一生するはずもなかった青年に銃を与え、
戦争のために、個々には恨みもない、同じ人を殺させる。
やらなきゃ、やられる、そんな極限に追い詰めるものは何だ。

歴史とは進化の記録ではなく、古代からの人の争いの記録…。
そういうものかと、ふと思いついて怖くなった。


3年前。
Microsoftの配布しているフォント、Wingdingsというフォントで、
「Q33NYC」(サイズ72ぐらいで)と入力してみましょう…。なんて、
そんな馬鹿な話題も出回りましたっけ。


3年前。私は何をしてたかなぁ…?
ますます、あほさ加減に拍車が掛かっているような、今日この頃。

なぁ。歳三さん、教えてや。男の人って、
なんで理屈をいっぱいつけて争うことが好きなんやろなぁ…。


2004年09月10日(金) やることがいっぱいなのに

秋・苦吟中の歳三さん何もしたくない時がある。


あればあるほど やりたくない。
意地のように やりたくない。

せっかくの休日が 
ほら もう夕暮れだ。

日がな一日 
することもなしに。

今日が一日終わってしまう。


仕事に出る あしたは
また思うだろう。

あれもしよう これもしなくっちゃ。

同じ一日 24時間
誰にとっても 同じ24時間

もう 子ども達が帰ってくる。 

ワタシから
お母さんに変身する時間。

 
(秋深し …芋ふかし 総司の馬鹿は どこいった)


仕事に出ない日。朝から何をするでもなし過ごしてしまった。

次の長期勤務になるまでに

虫歯の治療(母の葬儀のあと行ってない。先生、怖い…)や

水虫の治療(恥ずかしい…)に

仕事関係の資格の勉強(いつになったら始めるつもり)と

あ…内職の仕事が…まだ納まってないっ!!(うげっ。やばい)

んー絵も習いたかったんだ(今のうちに)

あー家の中も片付けなかきゃ… 夏物もしまわなきゃ… 

あーもう。

長女が塾に出かける時間。

とりあえず、夕飯の用意だ!! バイバイ。


2004年09月08日(水) 為四郎くんの絵日記


●為三郎改め、為四郎くんの絵日記●

為四郎くんマーク

「土方さんは若かった…」

近藤とは一つ違いだとのことですが、
三つ四つは若く見えました。
(八木為三郎老人壬生話)

潜望鏡を使って風呂場を覗いていたら見つかってしまった為四郎

のぼせるぞ。


今日は朝早くから一日仕事でした。
JRを乗り継いで隣の市へ。通勤ラッシュのすし詰め車内。
通勤時間、片道1時間半。着く前に疲れてしまいそう。

涼しい顔をして乗っている会社員さん、学生さん、おじさん、おばさん、
みんな、ほんまに、毎日偉いなぁ、と思う。

初めてご一緒した若い男性のインストさんが、
「この仕事って肉体労働ですよね」とため息つきながら言っていた。

そうそう。肉体労働 + 接客商売 です。

ボラの勉強にと始めた頃は仕事にするなんて思わなかった。
(なんせ、内気な人見知りで、恥ずかしがり屋だったから)

ストレスも、プレッシャーも半端じゃないけど。
いろんな人がいて、…やっぱり楽しんでるのかな?
老体に鞭うって、いつまで続けられるだろ。


明日は木曜日。ボラと夜の仕事の日。それと!
ダンナが漫画雑誌モーニングを持って帰ってくる日。

それほど楽しみにしてる連載はないんだけど。
今週号より、池上遼一の「流月抄(完全版)」の連載が開始♪
幕末が舞台。新選組ものではないけれど前作では土方が出たような…?

そして、武蔵VS小次郎 バガボンドの再開も、もうすぐらしい、かなぁ?
嬉しい。


そういえば時代劇画って減りましたね。

好きなのは、小島剛夕と、白土三平。
(どちらも新作は見込めませんが…(T_T))

なんていうんでしょう。登場人物にすごく色があるんです。
えっと。色恋とかじゃなくて、人の持つ色気、情っていうのかな?
男も、女も。もうドキドキします。可愛くてたまらない…って感じ。

もしかして、私の趣味、感覚って変…?

「乾いて候」の腕下主丞なんか、あの色気。
田村正和さん(←演じてた)など比じゃありません(ごめんなさい)

「試衛館の鬼」の井上源三郎さんも皺くちゃのじいさんですが、
もう、人柄がにじみ出て、ちゃんと骨格があって、すごく素敵です。

あ。でも土方歳三が主人公の漫画なら、やっぱりこれかしら。
何か、もうめちゃくちゃなんだけど。
つねりたいぐらい可愛い、望月三起也の「俺の…」と「ダンダラ…」

望月三起也も「秘密探偵JA」とか「最前線」とか好きだったんだけど
「ワイルド7」あたりからか、すごくマッチョ?になりすぎて
なんか付いていけなくなったような…。

変わったところで、真崎守も描いてたよね。大昔…。

あれ?少女漫画が出てこない…。
やっぱり古いけど「天まで」と「あさぎ色…」かなぁ。

今、長女は銀魂、まる子ちゃんはピスメに夢中だけれど。

あー。こんなこと書き始めるとキリがないなぁ。寝よ。


2004年09月07日(火) 為三郎くんの絵日記

今朝方、また地震がありました。
震度3。昨日より揺れた時間も短いです。

そして、あいつぐ台風。
さきほど、京都市内も暴風警報が発令され、まる子ちゃん(小6)と、お姉ちゃん(中3)が、嬉々として学校から帰ってきました。

「やったー。午後から休みだー」
おいおい、勘違いしてはいけない。自宅待機です、まる子ちゃん。

被害に見舞われた地域の人には申し訳ないのですが、
警報発令は子どもたちにとっては日常でない特別な日のようです。
これも被害にあった経験がないからこそ。

勝手なものです。ですが、私も子どもたちを叱れるほど経験も
心底思いやれる想像力もありません。
せいぜい、子どもの頃、停電で、ローソクで一晩明かしたことや、
玄関に板を打ち付けたことぐらい…。

殺伐たる陰惨な事件。自然の猛威。
思いやる心、人格、想像力の欠如。懲悪の欠落、言うのは容易いけれど。
この頃、神経が、どんどん鈍感になってきてる気がして怖いです。
私も。大人も。子どもも。

結局、自分が痛い目に合わないと分からないものかな。
そのうちバチがあたるかな。


●為三郎の絵日記●

○月×日 近藤センセが留守の時に、
いつもムッツリしている土方さんが、離れで女の人と会っていた。

日記の書き直しを命じられている為三郎くん

35話で近藤さんに日記を見せていた為三郎くん。
子どもの目に映った大人達は、どんな風に見えたのかなぁ。
魔法のランプがあっても、恋人になりたいなどとは思わないが、
ずっとそばにいて歳三さんを見ていたい…。

役者のような男で、目はぱっちりとして引締まった顔でした。
むっつりして、余り物を言いません。
八木為三郎:出


2004年09月05日(日) 今夜はパジャマを着て寝ます(新選組!34回目の妄感)

「新選組!」放映少し前に地震がありました。
京都南部は震度4。ゆらゆら、ゆっくりの横揺れ。
物は落ちてきませんでしたが、天井の電灯が長いこと揺れてました。

8時。大河の画面が日本地図に占領される。
と思っていたら、しばらくして、画面領域が上側と右側がカットされ縮小に。
さらに、その縮小画面に、地震情報が画面左下方よりクロールイン…。
あまりのことに、なぜか笑ってしまった、我が家。

ところが、その後、お風呂の湯船に浸かってる時に、2度目の地震発生。
最初は湯あたりして、私が揺れているのかと思いました。
地震、今のところ、たいした被害がなくて良かったです。

あいつぐ大型台風、露学校人質惨殺事件…。
すぐにあきらめる、運命論者的なダンナは、世も終わりとひとくさり…。

なんでやねん。終わってたまるか。な、歳三さん。


すわ。喧嘩か。むんずと組み合う近藤局長 × 土方副長



(お、おい、トシ。こんな猿芝居が本当に必要なのか!?)
(あぁ。俺に恋慕してる不埒な隊士をあきらめさせるためだ…)



(そ、そうか。くっ…組のためなんだな)(も、もちろん…さ♪♪♪)

元治元年(1864) 
近藤センセ、局中の男色流行を手紙で嘆く。…す、すいません。

------ ● 新選組!第34回目の妄想的感想 「寺田屋大騒動」● ------

演出:山本敏彦

冒頭、亡くなったはずの山南さんの登場にドキリ。
しんみりした回想シーンが続くのかと思いきや…。

近藤勇に、坂本竜馬に、桂小五郎、本妻さんとお妾さん…。
いやー。まさに文字通り大騒動でした(笑)

笑いが計算しつくされている感じで、隙なく面白かったです。

それだけに、2回目はもういいかな、って感じ。
流れ、ノリで見せる笑い…。すごくマンガ的だな、と思った。
そやからどやねん、ってことはないんやけど。

さておき。
今回はアップされた表情がそれぞれケッサクでした。

一番最初は、慌てふためく、中村平助さんの顔。
この人、お芝居すごくうまいと思う。
どんな死に際になるんだろうか…。今からドキドキします。

オダギリ一さんも、「おれのせいだ」って。
この間のスタジオパークで、
三谷さんが「ちょっとやり過ぎ」と言ったところですね。
もう、背中丸めて、羽織のひもをひねくりまわす拗ねぶりが
可愛いいの、なんのって…、可愛い。
この斉藤さん、怪しすぎるー(って何回書いてるだろう…)

ただ5両の借金の話は。
毎回、かかさず、一度ならず、二度三度見てますが。
伏線がうまいっ!と、感心するより、
ああ、そんなことありましたっけね、という感じもしましたが…。

そして。
つねさんを発見した時のドアップの源さんの顔。もう、マンガ!

お光さんに、近藤さんのお妾さんのことをチクル、石黒桂さん。
意地悪ぶりが顔に表れていて、いいわぁ。あの笑い方…。

最後は、とどめ。
山本歳三さんの色っぽい流し目にドキというか、笑ってしまった。
お西さんでは、土方の子どもぽさが随所に出てるって感じで、
はらはらしてるお寺さんと、谷原伊東さんの目線が面白かった。

で。ドタバタの締めは
「みな、それなりにありがとぉ!」
あの場面。んー。香取勇さんだからこそ、言えるセリフですね。

つねさんは、相変わらずいい奥さんでした。
アンパンマンお登勢さんも、私、結構、好きです。
ラヂオの時間の千本のっこ、もう一回見たいなぁ。借りてこ。

そして、山南さん…。
「託す」という手紙、それが近藤さんや、ましてや土方ではなくて、
竜馬あて、なのが哀しかった。

理想とする志と、捨てきれない情と…。
折り合いをつけることができなくなって、結局…。
自ら死ぬことで、始末をつけるしかなかったんですね。

今日の35話では壬生を後にするシーンで
回想シーンが次々と出てきましたが、
ラストシーンもこんな感じになるんでしょうか…。

センチにならず、長まわしにならず、鮮やかに
パッと散ってください、ご両人。
読後キレのいいの小説のように、それもいいな、と思った次第です。


2004年09月04日(土) 5月28日の日記

ノーテンキな落書きをUPしようと思って、ついでにアクセス解析を見た。
「真剣10代しゃべり場」の検索でいらっしゃった方がいた。

どんな日記を書いていたんだろう? と、その時の日記を見た。

母が亡くなって3ヶ月しか経っていない。決して母を忘れたわけじゃない。

幼子の手放せないタオルのような歳三さんなのに。
もう、その時の悲しさも、
重苦しい思いも
忘れてしまっている自分に
愕然とする。

「過去」に整理してしまった
自分に怖くなる。

この時、母はベッドの上で
確かに生きていた。

今はいない。
私の心の中にさえ、
さっきまでいなかった。

ばか。

ノーテンキな落書き明日にします…。
5月28日の日記の落書き。





2004年09月03日(金) おばちゃんの現実逃避

立ち姿昨日。久々のボラにいった。

長期講習の仕事が入ればまた行けないから
かえって迷惑だわ、と
しばらく辞めようかと思っていた。

でも、待っていたように
他のメンバーが行けなくなって
ピンチヒッターを頼まれた。

音声読み上げソフトを使用する
パソコンの操作サポート。

あまり役に立っていると思えないが、
アテにされていると嬉しい。
「ありがとう」と言ってもらえるだけで嬉しい。

豚も木に登る。

その連続で夜の仕事に行く。
往復2時間かけて、正味2時間の授業。
効率の悪い仕事だなぁとボヤキつつ
帰りは駅までダンナに迎えにきてもらった。
ありがと(…って読んでないや)

家に帰ったら受験生の長女が
最近では珍しくなった、
ペンタブを持って絵を描いていた。

うまいなぁ。色の塗り方が絵画的なのだ。

刺激されて長女が寝にあがってから
こそっと落書きを描き始めた。

…豚は木に登れないや。ちぇっ。


着流し、普段着の歳三さんってこんな感じ?


ある日の歳三さん像の話♪
もしも、土方歳三が、ひょっこり目の前に現れたら…とトレースしてみる。

「え?これがあの土方。憧れの人?」というぐらい
きっと普通の人なんだろうなぁ。

思うに劇的なことは何もなくて、質実で素朴な人…そんな気がする。
身の回りは華美にならず、不必要なものは置かないタイプ。

仕事して家に帰ってきて、部屋が片付いていなかったら、
文句を言うわけでもなく、ましてや代わりに片付けるわけでもなく、
その代わり無言で背を向け、踵を返す人。

洋服にブラシをかけ、長靴をまめに磨き、着物は折りたたんで
結構、じじむさ…いや…そんな、きちんとした人。

そこへいくと山南さんは、
擦り切れた着物から財布を落としそうだったというし、
そういうことには無頓着だったようで、何だか身近に感じるなぁ。

きっと。だらしなさに際限のない私には窮屈な人で、
歳三さんにとっては女の部類に入らないんだろうなぁ。

こうやって、色々なイメージを想像して、おもちゃにして
恋焦がれてるのがいいのかもしれない。

これを。手が届かないゆえに安心して気迷いできる、
おばちゃんの現実逃避、恋、慰めという。
ヨンさまや、マツケンや、きよしさんと同じものか。しょえーーー。

ううん。ただ。うちは知りたいだけやねん。
歳三さんがどんなふうに生きていたか、を。


魔法のランプがあれば♪…と例によって想像してみる。

理由も知らずに冥界から呼び出され、憮然と立ちすくんでいる歳三さん。
その前には、にへええ〜、と顔を真っ赤にしてる私。

「呼びだしたのは、おめえさんかい?何の用だ」

「あ、あの…その…え…」

「用がねえなら帰るぞ」

慌てた私は歳三さんの元に駆け寄り、
遠慮がちに腕を回して、ぱふっと胸のあたりに顔をうずめる。

呆然と固まる歳三さん。

そして、雪焼けで少し浅黒くなった頬を手のひらで包んで、
少したれ気味の両方の瞼を、
髷を結ってた時のように引き上げてみたりする。

だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ♪
笑うと負けよ。アップップ♪ 惚れ惚れ〜〜〜。

「なっ…」

さらに、漆黒の豊かな髪に触れ、
はえぎわのおでこのあたりから持ち上げてみたり。

歳三さん、でこ広ーいんやー。にまぁああ…。

「おいッ」

不機嫌に眉間に刻まれる皺。すぐさま元の位置へダッシュする私。

「はぁ、はぁ、は…。ま…、ま、また来てや、歳三さん」

真っ赤な顔で、肩で息しながら、

「お、おい…待てっ…」

有無を言わさず、冥界へ戻すボタンをプッシュ!
哀れ、バーコードのように、切れ切れに霞んでいく歳三さんの姿。

「な、なんだ、あいつはぁぁ。怖いよぉぉー。勝ちゃん」

フェードアウトしていく優しげな声。あぁ。幸せ気分の私。


そう。夢の中では、豚は木にも登り、空を飛ぶのだ。


2004年09月02日(木) Happy Birthday は新選組、浅間山荘、まとまらん


今日はまる子ちゃんの12回目の誕生日♪
歳三くんもヨダレ垂らしてんと、お祝いしてやってください。


まる子の誕生日ケーキ


陽がくれるのが早くなりました。今朝も静かな冷たい雨。
季節が変わったんだなぁと実感して、ちょっぴり淋しいです。

今日はまる子(小6)ちゃんの誕生日。
9月2日は義父が亡くなった日で、もう8年になる。早いなぁ。
お義父さん、お母ちゃん。これからも子どもたちをよろしく。
ついでに、これ以上成長の見込めない母もヨロシク!

****************************************************

漫画ピースメーカーが大好きな、小6のまる子は、
日曜日の大河「新選組!」も、どうやら楽しみにしてるらしい。

たぶん、笑いもふんだんに盛り込まれ、面白いんだと思う。
この間の寺田屋大騒動はケタケタ笑って見ていた。
誰が好きなん?前に聞いたような気もするけど、誰だっけ?

もしも歳三さんなら、彼女にとっては土方=山本歳三で始まるのかな。
ちょうど私のビョーキが、子どもの頃に見た栗塚旭で始まったように。

そして知るのかな。漫画やドラマじゃない。確かに生きていた人。
栗塚でも、山本でもない、一人の人間。

ピスメの市村も実在の人物で、蝦夷地まで歳三さんのそばに居たんだよ。
大きくなって、早く、お母さんと話しようよ。
(単にコメディが好きなだけかもしれん…。ありえるなぁ…)

****************************************************

実在で…思い出した。
昨日の浅間山噴火から、なぜか浅間山山荘事件の話になって。

「あれって小説とちごたん?」とお姉ちゃん(中3)
当時、私は多感な中学生で、TVに流れる生映像も、
事件そのものにも、かなりの衝撃を受けた、と話したら。

「どんな事件やったん?」というので
「うーん。連合赤軍浅間山荘事件…(難しいな)革命を志した集団の…」

「へえ。革命を考えるなんてえらいやん」というので
(そういう感覚なのか、とびっくり。
 そーいや。背伸びして、学生運動とかにちょっと憧れたりもしたもんな)

テロリズム。革命であろうと何であろうと暴力の行使はあかん。

理論や、難しいことは全然分からなかったけれど、陰惨な事件だった。
何で志や理想を持ちながら、仲間同士で、
総括の名の下に、序列や、服従を強いたり、リンチ化したり、
殺しあわなあかんのか、すごく悲しかった。

そして言うにことかいて。
「そやな。新選組みたい…な…ん…え?」

言った本人がギクリ。ちゃう、ちゃう。そんな集団やない。
そやけどなぁ。人がいっぱい死んでるん。
歳三さん、あんたその親玉になるんやで。

抹殺した、たくさんの死と引き換えに、何を守ったん?
そうしな、ほんまにあかんかったんか?

器用な人やし、生き残って違う場を与えられたら、
きっと新しい時代でも活躍したやろな、と思う。

そやけど。うちは、最期、戦いの中で命を絶たれて、
良かったと思ってんねん。…冷たいやろか。

居場所のなくなった戦場で、
馬上、斬り込んでいった姿を思うと、切なくて泣けてくる。

…あ。Happy Birthday!まる子ちゃん♪ でした。


2004年09月01日(水) 爽やかな 9月になったというのに…

相変わらず、こんなことしてます…。すみません。

歳三の女遊びの言い訳にされる勝ちゃん★ちょっかいを出した女に
道場まで追いかけられた歳三さんの言い訳★

悪いな。この通り、深い仲の女がいるんだ。

遠目の見物人
新八 「なんだ。あのいかつい女は?」

平助 「いつのまに連れ込んだんですかね?」

左之 「あいつ。趣味悪くなったんじゃねえか?」

総司 「女だったら誰でもいいんですよ。
    あの人は♪」

山南 「君達。土方君が可哀相じゃないか。
    人の好みはそれぞれと言うからね」

井上 「いや…。そういう問題では……」


勝ちゃん。ほら、手。俺の背中にまわせよ。
愛してるぜ、勝ちゃん♪ 



今日は一日家にいて、のんびりグータラ遊んでまーす。

午前中で学校から帰ってきた子どもたちと、
お昼ごはんにお素麺を食べ
(まだ20束ぐらい残ってるぞ。ソーメン!)
食後にスタジオパーク(ゲスト三谷幸喜さん)を見ました。

内容は、新選組の配役の種あかしやら、秘話やら。
(…というほどのものもなかったと思うが)

中でも。
小学生時代に、お友達に竜馬やら、西郷どんやらの扮装をさせ、
幕末の群像アルバムまで作ったという話が面白かった。

傑作なのは、そのアルバムのタイトルを、
お母さんがわざわざ書いてらっしゃるということ。
いったい、どんな家族なんだ?

新見(相島)さんのメッセージ FAX。
ふーん43歳なんだ。落書きがとってもお茶目♪
新見さんの、あのカエルを踏んづけたような表情を思い出しました。
そっか。新見さんも、芹沢も死んじゃったんやね…。

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何だか、こんなお昼タイム、久しぶりです。
夏休みの間、塾通いのお姉ちゃんはともかく、
小6のまる子ちゃんは、お昼をどんな顔で食べてたんだろう…?
夏休み、どこへも行けずに終わっちゃったね。

長期の仕事が入る前にどこかへ行こうか?
でも、9月、10月、今度はあんた達が忙しいんよね。
お父さんも忙しそうやし。
いつのまに、みんなバラバラになってしまったのかな。

お昼をすました後、「行ってきまーす」と、
それぞれ遊びや、塾へ、明るい声で出て行った。
いつものように鍵かけていかんでええもんな。

たぶん、きっと。
三食昼寝付きのグータラお母さんでも、こんなお母さんでも、
誰か一人、家にデーンといる方がいいんやろね。

でも、何やかんやいうても、お母さん、今の仕事が好きやねん。
ごめんな。そやし。あんたら、しっかりしいや。


Sako