京のいけず日記
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日記を読み返していて、気が付いた。
それぞれの文字の大きさと、色。 私の不安定な心と同じ。気まぐれに変わる。
「標準」 これでも一応は読み手を意識して書いた文。…のつもり。
「font size=2 color="black"」 私だけの胸のうち、本音をなぐる。身内の不幸さえネタにする。激しく自己嫌悪。 それでも書かずにいられない。心の安定剤だ。
「font size=2 color="blue"」 妄想。落書き。たわごと。幼い頃からの私だけの強力精神安定剤。別人28号。描いた後、あまりの幼稚さに穴に入りたくなる。そのくせ削除しない、このふてぶてしさ。へへっへ。
「歳の海 対 勝太富士 その2」
UFOだ。見ろ。歳。
あぁ?何見てんだよ。勝ちゃん。もう一本ッ!
お前…勝つまでしつこいからなぁ。 いいかげんにあきらめろ。俺には勝てねえ。
うるせえ。今度は俺が勝つッ。
じゃ、さ。頼むから、拗ねて泣くなよ? (…機嫌直すの大変なんだからヨ)
う、う、うるせえッ。いくぞ!
おうッ。来いッ。
で、今日も近藤さんにコテンパンにのされて 拗ねてしまう可愛い歳三さんでありました。
歳よ。機嫌直せ…。
週末の母。瞳孔の反応が鈍いと訪問の看護婦さんが言う。 父一人では不安だからと交代に寝泊りをする。
重ねる日々に看護をしているのか。末期の瞬間を待っているのか。嫌な気分に襲われる。 それでも予定だとか、子どもだとか、忙しい日常から離れ、母の元に一緒にいると、 何も出来ずに、ただ眠っているだけの母が愛しくなる。 骨と皮だけの体も、排泄さえままならぬようになった体も、命が愛しくなる。
小心な父が汗をかいただろう、と、母の寝巻きを着替えさそうとする。 先ほどヘルパーさんが来て替えたばかりだ。 父は、たぶん、自分のためにそうせずにはいられないのだ。 何かをすることによって、させてもらうことによって、人は自分を救っている。
母の横に添い寝をするように、ただ、その掌に指をからませる。
「ほんまに気がきかへん子やなぁ。くっついてんと体の向き変えてほしいんや」
母の目はそんなことを言ってるんだろうか…。 優秀な看護人にはなれない。だけど最後まで子どもで、甘えてあげる。 そんな殺生なと思うなら、親不孝もんと怒りぃな。
人は死んだらどこへ行くんだろう…? もしもの時に、誰も居てやることが出来なかったら、母は淋しく思うだろうか…。 母の目に、私達はどう映るだろう。それでも、幸せだったと思ってくれるだろうか…?
未明。溜まっていたメールを読む。まもなく始まる職練の打ち合わせのメールが入っていた。 HP作成の問い合わせ。パソボラでサポートした方からの近況メール。仕事先からの連絡…。etc.etc.etc.etc.etc.etc.etc.etc.etc.etc.
憂鬱な月曜日、忙しく、週があける。
2004年05月28日(金) |
真剣10代しゃべり場 家族の介護 |
優しいメッセージ、メールありがとうございます。 右往左往。 お医者様に2、3日の命と…、どん底へ落とされたかと思うと、翌朝は意識が戻り安堵。「一喜一憂しないで、自然のままに何事も受け入れて…」と訪問看護婦さんの言葉。 週末はゆっくり母の側に…。
家族の介護 どこまでできますか?
中3の娘がビデオに撮った NHKのしゃべり場を見た。
気持ちだけでは介護はできないと話す15歳の少女。
親の介護は義務だと言い切る18歳の少女。
義務だけの介護は介護じゃないと反論する少女。
親の介護のために、やりたいこと、夢をあきらめるのは嫌だという少年。
俺の親は(犠牲で)夢をあきらめることを望んでいないと激する少年。
もし、将来、結婚して、奥さんが(自分の親の介護を)嫌だと言ったら、 正直言って、僕はどうするか分からない。
「だけど。僕は母さんが好きですし」と言った少年は、まだ14歳だ。
病院、施設に入れるか入れないか。
介護される親の気持ちはどうか。
家族の絆。恩返し。
義務や愛情だけで介護はできるのか。
そういった言葉が、10代の彼らの口から熱く飛び出す。
17の年。長い間ずっと寝たっきりで、同居していた祖母を家で看取った。 親の介護や、親への恩返し…そんなことは露ほどにも考えず、 自分のことや、夢ばかり、前ばかり見ていたような気がする。
今も、うろたえているばかりの私。この子達以下だな。
ふと考えた。
親である私が、子どもに一番望むことは…? 達者で。悪いことしたらあかん。自分らしく生き抜いてほしい。と思う。
では、子どもの私が、親に一番願うことは…? いつまでも元気で…が言えない今、せめて安らかに…と願うしかない。
母は、呆けたとはいえ、徘徊もなく、 人に対して猜疑心や、攻撃的な人格の崩壊もなく、おだやかだ。 それでも、ここ数年間、家族や、介護の手を必要としてきた。
誰にも迷惑をかけず生きること、また死んでいくこと。 現実は…。それは無理な話だと思い知らされる。
出来るなら、誰の世話にもなりたくない。 お金が必要なら、今からお金を貯めよう。 呆けないように趣味を持とう。 病気にならないように体を鍛えよう。
どう死んでいくか…。軸を反転。 これからの長い道のり、こんな夢に向かって歩いていけばいいかな。 明るい未来。冗談のような。だけど、いい目標だ。
寿命までちゃんと生きる。 そして、いつか、自然のままに、枯れるように、乾涸びて死にたい。 カッコ良く死にたい。強くならなきゃ。
実家から帰る車の中。 「もし母のようになったら、無理に起さんでもええしな」とダンナに言ったら
「寿命から見ても、僕が(私)をみることはないよ」と。 甘い。甘いぞ。おぬし。何が起きるか分からない世の中…。 男の人って、なんで、こやねん。
ところで。出演者の中に架空の女の子に恋するオタク少年がいた。
もしかして、私も歳三さん(土方歳三であって異なもの)オタク…かいな!?ギョッ。 いいもん。誰が何と言おうとも。 オタクだ。はい。
午前と、夜の仕事の間に実家へ寄る。
母の容態は一喜一憂…。 足の血管から点滴を入れる。 相変わらず尿の出は少ない。
あまり良くないと聞いて、 今日は義母がわざわざ見舞いにきてくれた。
中間テストが終わった長女も 顔を見せに連れていった。
プリンやかぼちゃのペースト状のものを スプーンで一口ずつ運ぶと、 食べようと、わずかに口を動かそうとする。
時おり表情を見せるが会話は成立しない。
離乳食を思い出す。 みんな赤ちゃんに還っていくんだろうか。
訪問看護婦さんが来て 「大丈夫。きれいなお顔ですよ。もしもの時はお顔にも出ますから…」と。
義父を見送った時のことを思い出す。 義父は病院で逝った。母と同じで癌だったが、年寄りには癌も手加減してくれるらしい。
危篤の知らせを受け、幾度も駆けつけるうちに、重く嫌な気持ちに襲われた。
無事な姿に安堵する一方で、 どこかで自分は義父が逝くのを待っているのではないか…。 別れの時間が分かればいいと思っているのではないか…。
何度かそう思った。そして、たまらなく自分が嫌いになった。
予告なく突然に訪れる死はどんなに辛いだろう。 自分より年若い者が先に死んでいく悲しみはどんなだろう。
だけど。 目の前に予告された死、順番でいうなら当然来るはずの死であっても、 逝くものも、残るものも、耐えがたい何かを試されているような気がする。
兄が来て、お葬式は自宅でせずに葬儀場を借りようと切り出した。
無事を祈る一方で、現実の話がある。 もう子どもではないのだからと分かっているくせに、辛い。
「今日はもう帰るわな」 そう言うと、母は分からないまでも悲しそうな声をあげる。 このまま母の側にいたい。
なのに。今日も今から仕事に出る。帰りは10時を回る。家族もいる。
仕事を休もうか、と思った。 残された時間が少ないなら…。いつまで…?それは辞めるに等しい。
うだうだと。また嫌な自分がいる。殴りたい自分がいる。
優しくなりたい…。
2004年05月23日(日) |
写真よ 永遠に… (注)まじです |
嵯峨祭り。今年は祭りのことはダンナに任せ、実家へ母のもとへ行った。
(近藤がいて、土方がいる。そんな歳三さんが好き) 母の容態がかなり悪い。38度5分の発熱。もとより意識は起きているのか、寝ているのか…。
顔の区別がついているのかさえ分からない。 意志とか、心とか、そんな、ちっぽけのものじゃない。もっと、もっと、深い。 ただ生きようとする本能、生命。原始の命が母の体を持ち応えている。
訪問看護婦さんのアドバイスのもとに、座薬を入れる。 しばらくして、発汗とともに熱は下がった。 時おり声をかけ、吸い口を唇に押しあてる。無意識のうちに唇が上下する。 骨と皮に痩せ細ってしまった体。肋骨の浮き上がった、尖った胸。 私はこの母から産まれた。
「生きている間に…」と、姉が言った。
会わせておきたい人を思い浮かべる。すでに鬼籍に入った人が多い。 「遺影」の話になった。
「それなら…。写真ならたくさんあるだろう?」父がそっけなく応える。
姉と、私は、同時に父を呆れて見る。 これから、長い間、ずっと見つめる母の写真だ。どんな写真でもいいわけがない。 とっておきの写真を探そう。母が生きているうちに。
欄間を見上げると、亡くなった祖母や、直接は知らない親戚の写真がある。 母の写真もあそこに納まるのだなと思うと、急に悲しくなった。
帰ろう。私の家族のもとに。
月曜日。まる子ちゃん(小6)の家庭訪問日。 先生が帰った直後、実家より電話が入る。姉からだった。
思うように水分が取れない。点滴をするが、血管がもたず、何度もあふれる。 昨夜、汗をかいたせいか、尿の出も極端に低下した。
「一時のものであればいいが、人が亡くなる前はそうなっていくもの…」 いつも往診をお願いしている医師が言った、と、電話線の向うで、姉の声が低い。
余命は三ヶ月ではなかったか。 年寄りだから、もっとゆっくり日が経つのではなかったか。 だけど。まもなく確実に訪れる死。
三日後…? 一週間後…? 十日後…? 一ヵ月…? こういう計算は嫌いだ。頭から振り払う。 その尻から、長女は制服…、まる子は…、などと思いあぐねる自分が呪わしい。
母と…、父と、兄、姉、私。静かに穏やかに迎えたい。自然の摂理のままに。 その時を待つようなことはしない。仕事もしよう。いつものように。
食事の後、私の隣りで、ダンナは新聞を広げたまま鼾をかいて寝てしまった。 子どもたちも、もう二階へ上がった。
何を考えているのか。何も考えていない。 訪れる不幸に酔っているのか。クライマックスを楽しんでいるのか。 はたまた露出狂か…。
どうして…。
こんな日記などに。誰が読むかもしれない日記などに。 誰もが不愉快になるかもしれないことを書いているんだろう。
私は、私の気がしれない…。神さま。そばにいてください。
2004年05月22日(土) |
はじめてのMacintosh♪2 隣りの彼女 |
今日の「新選組!」 芹沢鴨のカッコ悪さが、ほんにカッコ良かった。久々、ビデオ回す前に、ちょこっと書きたくなりました♪ 感想は改めて…書きますね。
「こ、近藤さんッ。宗次郎の馬鹿を布団へ…」
「いいから…。喋らせておけ。歳」 美大の生涯学習講座の第3回目。 PhotoShop や Illustrator を使ってポストカードを仕上げるというもの。
で、先週、鉛筆で下書きしたものを用意してくるよう宿題が出ていた。
…忘れた。いや、じつは覚えていたんだけど。フザケて描いても、マジメに描いても、歳三さんになっちゃたんで。出せへん。あはは(涙)
やっぱり、花とか、野菜とか、年相応なものを描こう…かなぁ…。 冷蔵庫にモデルさん、ゴロゴロしてるし。ブラシ使えば、らしくなるかも。
講習中、席は決まっていないが、いつものところへ。 隣の人も同じ人だ。画面を覗き込んだり、喋ったり、仲良くなりつつある。
絵のこと。PCのこと。そんな会話ができるのが、とっても嬉しい。 つい自分の年を忘れ、素直になる。まるで子どもだ。
スキャナは2台のPC(Power Macintosh G4)に1台。 さすが設備はバッチリ。美大かぁ…。いいなぁ。
授業料諸々、親抱えの奴は通わせてくれる親に感謝しろよ。 なんて。うらやましさ半分、つい大きなお世話を思ってしまう。 パソボラの拠点なんか、PCの場所確保にも四苦八苦…(←関係ない)
で。隣の彼女がスキャナで取り込んだのは花のスケッチだった。 それを PhotoShop に取り込み、下絵にする。
配色とか、ブラシの使い方とか、すっごく素敵。いいなぁ。 こういうのを絵心があるっていうんだろうなぁ!
Illustrator で、自分の手や、坊さんを描いて遊ぶ。 ぼかしのやり方など少し分かったが、ペンツールには中々慣れない。 やっぱり筆が一番使いやすい。
びびり線も、Illustrator だと、すごくきれいに仕上がる。 ふーん…。ほんとに過ぎたるおもちゃ。ソフトさん、ごめんなさい。
隣の彼女、自分のサイトがあるらしい。 今度、教えてね、ということになったが、うーん…。
彼女には教えてもいいかな。…このアホな日記のこと。仕事のこと。 スッピン同様、見栄をはることも、背伸びする必要もないから。
あ…。でも。次から違う席に行っちゃうかも…。それは嫌だわ。
○My Profile 年齢=おばちゃん 性別=何とか ♀ 職業=某MS系PCインストラクタ 及び 派遣 趣味=読書・落書き・歳三さん 特技=歳三さんの妄想で一日楽しく遊べること。
やっぱり恥ずかしい。
2004年05月20日(木) |
合わさる手 (新選組!19回目の妄感) |
☆日記読みヒトコト感想☆
たかが仕事、されど仕事。 責任背負って、対価を得るって大変。 大人がんばれッ! 老体もがんばるぞ。 す、すみません。 お、おノロケになっちゃてましたか…?あはは。
--- ● 新選組!第19回目の妄想的感想 「通夜の日に」● ---
人の葬儀でさえも 己の欲の道具としてしまった土方。
私欲なく、無心に 手を合わすことが出来たのは 近藤の死以降、また彼自身 死ぬ直前だったろうか。
それとも生涯、神仏に祈るなど よしとしなかった人だろうか。
思うことあって 心の中で手を合わせてみた。
定まらない。 未熟。
← 和・洋・現在…迷っていたら ちゃんぽんに。 できそこないの私と同じ。
新しい演出家さんかな…?テロップを見て、まず気になった。
「人が亡くなる時は往々にして、急に天気が変わることがありましてね」 とつとつと話す源さんのセリフ。雨空を見上げる勇達の映像、雨音…。 冒頭、久の臨終シーン。撮り方が、映像がとてもきれいだった。
おっ。いつもと少し違うのか。…と、期待する。
続く、久と、左之助の対面シーン。伏線であった例の箒のモチーフは、 見え見えという感じがして (しつこかったので…) ちょっと萎えたが、 素の左之の表情など、いいシーンだったと思う。
うーん。滑り出しは良かったんだけどな。
「みなさん、がんばりましょう!」 小学生のような喋り口で、土方に顎で使われている近藤さん。 そんな勇さんになじめない私(好き嫌いの問題かも…)
誠実で、武骨、無器用、世話のかかる人ではあっても、 上に置いとかなきゃ、しょうがねえって、人、居ますよね? 土方から見た、近藤さん、そんな風かなと勝手に思ってるもんで…。
左之助をなぐさめるシーンでも、ここでお幸を登場させる意図はなに? このシーンでちゃらかすことが必要だったの…? 正直、うっとおしい。 くすり、と笑えるシーンでも、だんだん笑えなくなってきたな…。
分きざみの挿入話。笑いも伏線も計算されて作られているはずなのに、 印象に残らない、読み捨て、散漫な印象を受けてしまうのは何で…?
おちゃらかしと思っていたら、お梅さんの蓮っ葉な悪女振り。
と思っていたら、おいおい関ケ原か…という、久坂の登場。
「通夜の日には…羽織ぐらい着てこいッ」 鴨さん、さすがに啖呵が一枚上ですね。
そして、先週に引き続き、怪しげな設定の斎藤さんの登場で。
小悪党、又三郎の2枚舌に、斎藤の表情が子どもっぽくっていいんだけど。 線香の寝ずの番。箒と同じく、線香が、小道具として浮いてる感じがした。
だから、斎藤さんの律儀さも、近藤さんの存在感も、優しさも、 今ひとつ感じられない。
最後は、ひでさんと、鴨との確執。 ひでさん、男装の方が、おぼこで可愛いな。す、すみません。
歳三さん、「おれとしたことが」って。 おぬし、ひでさんのことに気づかぬとは、らしくないぞ。
このあたり、峰隆一郎さんの「土方歳三」を思い出しました。 芹沢鴨に、女でも(腕でも)俺は負けてる…と悔しがる?歳三さんです。
涙目の沖田青年は、ひでさんと恋仲になるんでしょうか? それより壬生寺の境内などで、子ども達と遊ぶ総司の姿が見たいな。
なんかね。 映像的にも、ドラマ的にも、近視的、つーか…。 もっと高みから、広く、遠視?的に撮ったものがあってもいいかな、と思う。
歳三と、その肩にもたれそうな、おねむの総司。 うふっ。落書きの種、うっかんだぁ♪ の 19回でした。次回に期待。
サイズが合わなくなった結婚指輪
18年間の悲しい現実かも。
18回目の結婚記念日。 今は亡き、お寺のお上人さまが、ふたりのキューピット。
「結婚を急いでいるなら、もっと良識のある可愛い人を…」と。 6つ年上のダンナさまに言ったのが、ついこないだのよう。
思えば遠くまできたもんだ。
私、ちゃんと言ったよね。 恋愛、結婚にむいてない。それでも決めたのは、そっちやもん(笑)
死に別れ、生き別れ…。 夫婦にも命があるように、いつかは寿命が尽きるんだろうな…。
結婚記念日も忙しさに忘れている妻。 どんな顔をして買うのだろう…?と、 似合わない真紅の薔薇の花束を、毎年、律儀に贈ってくれる夫。
結婚指輪も入らなくなった手を、まだ可愛いと言ってくれる夫。 子ども達のお父さん、生きるパートナーとしか見てない妻。
ごめんなさい。
つくづく俺は運が悪かった。と、あきらめて、 共に白髪の生えるまで仲良く幸福に暮らしましょう。 ダメ妻の私ですが、今年もよろしく。ダンナさま。
いつか。 きっとあなたに恋します。
中3の長女が 修学旅行で買ってきてくれたお土産→
行き先は東京ディズニーランドと 青木ヶ原樹海!
プーさんの布張りの箱の中味は洋菓子。
2つのマグカップは 私とダンナ用 二人ともミッキーってガラじゃないけど 嬉しかったよ。
他、おばあちゃんち、妹へのお土産も。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まだ興奮さめやらぬ娘に 「東京ディズニーランドに、また行きたい?」と聞くと
「うん。行きたい。あ。でも…」
「なに?」
「お父さんや、お母さん達とは行きたく…ない…かも」
理由を問うと、 ジェットコースターとかにあまり乗らないからだ、と。
ち、ちょっとまてッ!
家族で、ディズニーランドへ行ったのはもうだいぶ昔だけど。
その時は幼い子ども達がグズるからと 1時間以上の待ち時間に、とても耐えられないからと 泣く泣く人気アトラクションに乗りたいのを 我慢していたのはお母さん達だ。
三重県にあるナガシマスパーランドへ行こうと計画した時も あそこは絶叫マシンが多いから 恐がりの長女や、身長の足りない妹は楽しめない、と これまた断念したのはお母さん達だ。
子ども達が大きくなるのを待って 絶叫遊園地も、字幕の映画も、洒落たレストランでの食事も… やっと一緒に楽しめる年頃になったと思ったら
なに…!? 友達優先とな。親は邪魔。ハイハイ。
親業なんてやってらんない。って まー…。そういうもんですかい。それも成長やね。
うちの子育て期間、意識は短い。私もダンナも。
早く大きくなれ。強くなれ。 親がいなくなっても、自分たちで生きていけるように。
仕事の帰りに実家へ寄る。 病院から連れ帰った母はベッドの上に寝たっきり。 母の側には、疲れた父の、それでいて穏やかな、淋しい顔がある。
死ぬことは難しい。
2004年05月16日(日) |
大根さんゴメンナサイ |
子どもの頃 苦手な食べ物を お皿の端で ひねくりまわしていたら 「食べ物をおもちゃにしたらあかん」と母によく叱られた。
今日は焼肉 大根おろしを作ろうと思ったら
切り口も きりりと立った 緑の髪
みずみずしくて きめの細かな 白い肌
どうだッ! どうだッ!
と 手にした大根が 力強くアピールするので
思わず まる子ちゃんに持たせて パシャ。
愚の骨頂
目と鼻をつけたら おろし之介
このあと無残な姿となりましたが 美味しく頂きました 謝。
(昔、チロリン村って野菜キャラの人形劇ありましたっけ?)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「あほなことせんとき」 もう一度叱ってくれないかな。
2004年05月15日(土) |
歳の海VS勝太富士♪(新選組!18回目の妄感) |
豊玉部屋 歳の海 対 東州部屋 勝太富士 の大入り一番勝負!
今日こそ 勝ってやる
悪いか?
勝ちゃんは 俺がいりゃ いいんだろ?
ふん
おめえの 母ちゃん でっべっそ!
| | ひっつくなッ
てめえばっか モテやがって
よかないッ!
歳ッ あとでワンワン 泣きべそかくなよ
宗次郎 塩持ってこいッ |
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お相撲取ったらどっちが勝つかな?やっぱり近藤さんかな。 --- ● 新選組!第18回目の妄想的感想 「初出動!壬生浪士」● ---
江口龍馬の にゃ〜。にゃ〜。で始まった18回目。
親睦相撲大会に、沖田総司の恋に、てんこもりで楽しいのだけど おかげで肝心の「初出動!」が、ぼやけてしまう。 終わってみれば、相変わらず、余韻に残るものなし。
辛口かな。 …何だか、この頃、マイナスな事ばっかり言ってるようで嫌だ。 でも、ファンとしては、何か期待するものがあるから見る。 たぶん最後まで見ちゃうやろね。
連続ドラマでは面白いし。ダンナも子どもも、結構、好きだ。 (逆に時代劇過ぎると、こちらは見なかったかもしれない)
今回、目を引いたのは、野口健司役さんの素人ぶり、ちゅーか、 演技してないんじゃないか、と思ってしまうぐらいの、自然さ。 (演技ですよね?あんまり役者さん知らないんですが)
野口さんを見てて思ったんですが、 ネームバリューのない人達ばっかりの「新選組」 「その時…」風で、キャラではなく、新選組を描くで、 案外、いいものが出来たかもしれませんね。せんないこと。はい。
その他。
あんな奴と毛嫌いされている、又三郎さん。 あの嫌らしい小悪さぶりが、いいですね。粛清されちゃうんでしょうかね。 (三谷さん、どこをどうくっつけちゃんでしょう?)
斎藤一さん、登場した時から少し思っていたのですが、 オダギリさんの演技がどうこうじゃなくて 設定に少し首をひねってしまうのは私だけなんかなぁ…。
用心棒?稼業の挿入話とか必要なものなのかな? ま、相撲大会で、みんなとようやく打ち解けて 仲間に…というところなんでしょうけど。
お梅さんはちょっと色っぽ過ぎやしないかしら。 それに沖田、ひでが絡んで、うーん。
新選組だけでもキャラが多いから、個々に挿入話挟んでると、大変。 やっぱり…少しチマチマと話を作り過ぎているような気もします。
食べるほうは、欲張りで、メインがドーンとあるよりも 色々なものが少しずつ盛られたレディースセットのような物が好きですが。 ちょうど、そんな、お味加減…と言ったらいいのやら…。
それにしても、実際、組織作り、どのように決まっていたんだろう。 三人局長、二人副長、平なし、役つけばかり。
ドラマでは笑いを競うように描かれていたけれど、 裏で、結構、駆け引きがあったのか。 いや…。事実は、案外、子どもっぽかった、のかもしれませんね。
そういえば、政局も、選挙とか、政権争いばっかり。 もっと知恵を集めて、時間かけなきゃいけないことあるんとちゃう? 組織ってこういうものなんかなぁ…。
最後に。ちょっと悲しいのは…。 香取勇さんの歳三さんを見る目が、本当にうるさそうなんだもん。
山本歳三さんは、今は、まだまだ小悪党って感じですが…(^^ゞ この先、悪の根源、土方歳三…で描かれるのかなぁ。
近藤さんまでが、土方を見る目が、この時期から、こういう色だと…。 粛清の血みどろ嵐の際には…。あぁ、どうなるんでしょう?
三谷先生、歳三さんの良いところ(あるかしら?)も ちょっとは書いてあげて下さいな。 どうか、お願いしますって、…読んでないのよね。
今日はもう19回目だ!
2004年05月14日(金) |
ヘルシア緑茶とお菓子の日々 |
ここんとこ、かなり気だるい…。 疲労困憊 鬱… 鬱 鬱。 気持ちばかりか、体まで異様に重い…のは食べすぎやね。やっぱし。
母の退院が決まる。月曜日。
来月から始まる職練講習の打ち合わせ日が決まる。大阪某所。 前回と同じ顔ぶれ、スタッフ。講習時間が増えた。打ち上げまで長いなぁ。
その打ち合わせの日。折り悪く、午後からこっちの仕事が入っている。 電車の乗り継ぎ。お昼はコンビニおにぎり。月曜日。
週が変わって、また月曜日。うちのまる子ちゃん(小6)の家庭訪問日。 またまた大掃除しなきゃ。
ブルーマンデー そんな歌があったけ? ただでさえ月曜日は憂鬱…。
お気に入りのジョナサン・ケイナーの占いから一部引用。 水瓶座 5月15日(土)〜21日(金)のあなたの運勢
「なぜあなたはこの予報を読んでいるのですか?そんなことをしている暇はないのでは?」
ごもっともで…。
2004年05月12日(水) |
可哀想な、まる子ちゃん。 |
昨日の落書きが、あまりにケバイので、肌塗りをやめ和服で描き直してみました。
同んなじ? …はいはい。 描いてる途中で、時々、 コイズミさんになってくる。
若い頃のコイズミさん。 侍というか、ドンキホーテというか 風貌に気迫があったのに 今はもうくたびれてはるんやね。
歳三の例の「厚ぼったい目」の ムッチリとした表情の写真。
一番好きなところは、くちもと。 ちょうど奥歯のあたる部分が 窪んでいるように、もそっ、としてる。
奥歯を噛み締める。 血刀をふるう時。 悔恨の情にかられる時。
写真の表情は穏やかだけど あれでやはり、 奥歯を噛締めていたのかな?
(ドハンサムな修正版は薄ぺらくて好かん。でもマウスパッド持ってるよ。あれ?)
うちの姉妹はちょうど「ちびまる子」ちゃんちの姉妹に性格が似ている。 しっかり者のお姉ちゃんと、妹のまる子ちゃん。
ちなみに母は(つまり私)は「ちびまる子」ちゃんちより「あたしんち」かな。 いや、それよりも、ネネちゃんのママに似てたりして…。こわい。
で、下の子(小6)を日記では「まる子ちゃん」と呼ぶことにした。
そのまる子ちゃん、修学旅行(淡路島)から今日帰ってきたのですが。
実は重いリュックを背負ったまま、家に入れなかったのです。
私の仕事が長引いて(←鍵の事をすっかり忘れてた) お姉ちゃんは部活で遅いし、ダンナはもちろん帰っていないし。
いつもなら、特に今は母のことがあるから、どこへいくにも、 毎日、鍵はもったかぁ〜? と、声をかけるのですが…。
うっかり、というより。
子どもが旅行へ行く時まで家の鍵を持たせる…。 何とか時間に間に合うやろうと、いい母の見栄を張ったら、この始末。 さぞ、疲れて帰ってきたのに、家に入れなくて、心細かったのに違いない。
「まる子ちゃん、ごめん!」 ほんとに、この頃、まともに母親やってないねえ、ごめん。
【顛末】 それで、お姉ちゃんが帰るまで、外で、シクシク泣いていたかと思うと、 うちのまる子ちゃん、そうじゃなかった。
なんと、自分んちと、隣りんちの家の壁の、20cmもない隙間から侵入し、 裏にまわって、サッシをあけ、はいったと。泥ボーさんもビックリ。
途中で挟まって、ニッチもサッチもいかなくなったら、どうするねん。 レスキュー部隊の出動やで。良かった、ほんまに。
ダメ母でも、子どもはたくましく育つ? ちなみに、まる子ちゃんは私に似てます。やっぱし…な…。
明治2年(1869)5月11日 歳三没
まるで学ランの洟垂れ小僧?すみません。たらこ唇になっちゃった。 死んだら、魂は、どこへ往くのかな? もう二度と会えないのかな?
35歳 カケル 2.5倍
テレビも見ない。ラジオも聞かない。 病室の無機質な壁の隅を、焦点を合わすでもなく窪んだ目で眺めている。
何が見える? 何かを考えているの? 体だけが本能のように生きようとしているだけなのか。
それでも今日は話しかけると、とんちんかんだが会話になった。 それでも今日は、カステラをほんの少し食べ、美味しいと言った。
「また来るしな」と耳元で言うと 「おおきに。またおいでな。元気でやりや」
いつもの母。 「お母ちゃん、病人が心配してどうするんや」 はしゃいで言ったら、 続く言葉は意味不明の尻切れトンボ。ブツリと切れた。 そしてまた、病室の白い壁と、カーテンを、無言で見つめている。
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老々介護。年下の父は自宅で看取たいと言う。 外的手術も、投薬も、放射線も、もはや病院にいてもしょうがない。 寿命のままに。
病院の医師や、掛かりつけの医者、看護婦、ケアマネジャー、ヘルパー 自宅で看取るためのネットワーク。頭が下がる。
何より、いつも優しい姉に頭が上がらない。
家の天井にメリーでも吊るそうか、と、姉と真顔で相談する。 童謡のCD、アイスクリーム、母の好物カツオの造りも、今が旬だ。 美味しいものを食べよう。点滴じゃなしに。昔みたいに笑ってほしい。
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さすがに明治・大正生まれの人は体が丈夫ですね、と 医師が言う。 体にすっかり怠け癖のついた私達は、そうはいかないらしい。
天保生まれの歳三さん。教えてえな。 死んだら、魂は、どこへ往くんかな? 二度ともう会えないんかな?
私ね。時々、思うんよ。 もし、この世に、輪廻とか、そういうものがあるとしたら、 私の前世は、きっと、その辺にいる虫のような気がするん。
生まれてきて 生きて 種を残して ただ死んでいく。 それ以外に考えたこともなく。それ以外に世界はなく。 寿命まで生きる。そうして、やっと合格点をもらって。
神さまが人間の世界に送ってくれた。 そんなことを考える。 …おかしいかな? 私って変なんやろか?
だから時々 どう感じていいかさえ、自分の感情に戸惑ったり。 この気持ちをどう始末したらいいのかしら、と迷ったり。
優しい気持ちで満たされたと思ったら、 とたんに気持ちがはがれたように、薄情になったり。
悲しいのに一方で現実の計算をしたり。
とすると、自分は何て思いやりのかけらもない人間かと 嫌悪の淵に落とされたり。
しょうがないよ。虫だったんだもん、と言い訳したり。
神さまがいたら、こう言うかもしれない。 おまえには早すぎたようだ。もそっと、修行をしておいで、と。
2004年05月09日(日) |
親孝行したい時に親はなし |
母であり、むすめ。 これが、今、わたしが居るところです。
数日前から、プレゼントは何が欲しいかと、子ども達が聞いていた。
「ん、じゃあねえ。チョコレート。あ、板チョコでいいわ」
お手伝い券をもらったって、あんた達のは見事に不良債権やもんね。 母の日ギフトを買って頂けるほど、お小遣いもあげていないし。
「一日36時間の時計でもええわ!」
「お母ァさん。現実逃避はあかんで」 中3の長女は中々にスルドイ。
そして、今日、母の日。約束通りチョコをもらった。
「お?」
板チョコだけやとあんまりやし、と、渡してくれたのは、
○永のカレ・ド・ショコラ と、明○の昔からある板チョコ。 それも何の包装もなし。そのまんま。
包装ぐらいカワイク演出したらどやねん。 おまけに箱を開けたとたん、美味しそう、と、方々から手が伸びる。
昨年はまだ手作りのカードが添えてあったが。
お母さん、いつもありがとう
ウルウルしそうな言葉もなく終わった、今年の我が家の母の日。
いえいえ。こちらこそ。 夕飯の用意までしてくれて、ありがとう。
で。…散らかった流しは、誰が片付けるねん。そこまでやってくれ〜。
水羊羹を少し食べた。 明日は帰宅のめどについて医師の診察がある。どうなるか。
2004年05月08日(土) |
はじめてのMacintosh♪ 1 |
美大の生涯学習講座で、 はじめて Illustrator で落書きをした。
さすがドロー系 めちゃ軽いんやねえ。 ペンツール、曲線が上手く描けないっ。 む、難しいーーーっ。
幼い頃、ローセキや石ころで描いた落書き。
棒が一枚ありました♪ 葉っぱじゃないよ カエルだよ (略) 6月6日に雨ザーザー降ってきて あんぱん2つ マメ3つ(…だっけか?) あ、っというまに……♪
さて何でしょう? こんな絵描き歌ありませんでしたか? 関西限定? …いや年代も限定かな(涙)
美大の生涯学習講座に参加した。行ってみてビックリ。 若い人もいるが、意外や年配の方が多い。そういう私も、その一人。
最新のMacに触れるとあってルンルン♪
PCがズラーっと並んでいると何だか嬉しい。プロジェクタも2台あったし。 化石のごとき、古い Mac は仕事先の教室にもあるんだけど、 仕事には関係ないので触ったこともなし。
それにしても。その1. 高価なPhotoShopやIllustratorを使っての連続講座。 面白かったら、みなさん、どーするんやろう? 買っちゃたりとか? 水彩とか Element ぐらいなら安いんやけどね。
一応、Windows版で、バージョンも古いが、両方を持っている。 でも、時々、写真編集に使うぐらいで、今まで使ったこともなし。 ましてや Illustrator なんてブンブンブン。 PhotoShopでお絵描き。これも中3の娘に教えてもらった。
第一回の今日は Mac の基本操作と慣れること。 PhotoShop と Illustrator で、自由にお絵描きをしたり。 ドラえもん、も、課題の一つ。 ペンタブはないが、さすがに使いやすいマウスだった。
隣りに座られた方が、時々、操作で戸惑われるので、 ほんの少し優越感にひたっていたら、描かれた絵を見て、急降下。
ガビーーーン!
エアーブラシを使った色彩のきれいな花の絵。 うわ、すごーい素敵! かたや、こちらは小学生の描いた山と川 (さすがに場所をわきまえて? 歳三さん遊びはやめた)
初日の挨拶で講師(本職デザイナー)の先生の言うことにゃ。 「PCの操作が出来ても、つまるところは絵心がないとねえ…」 ごもっとも。上手くなりたいよぉ〜。
それにしても。その2. 何に保存するのかと思えば MO。MOドライブなんか持ってないぞ。 ま、いいや。仕事先のを遣わしてもらお、と。 MOドライブ、この為だけに買おうなんて人が出てくるかも…。
でも、すんごく楽しかった。 次回が楽しみ。くそぉ。ペンツールものにしてやるぅ。 …あ、まず絵心か。
-------------------------------------------------- 「線」(漫画の話です)
PhotoShopで落書きして、いつも netの恥の掻き捨てとばかり 恥ずかしげもなくUpしている。どういう神経してるのやら、と時々思ってる。
で、いつも筆で描く。お師匠の娘が
「お母さんは、何でそんな太い!汚い!線 を描くん。ペンを使え」と。
そやかてなぁ。うち、筆が好きやねん。 それにペンといえば、Gペン、丸ペン…やで。 と、すぐ開き直る悪い生徒。
カリカリという音が懐かしいな。 子どもの頃は、便利なツールも、スクリーントーンも高価な時代で、 雲形定規さえ持たず、そのへんにある缶の底を使ったり。 ひたすらカリカリ、丸ペンで鬼のようにテンテンテン(←点描)してたっけ。
手塚治虫、すごく線がきれいだった。何も使わずきれいな円が描けたとか。
いつぐらいの作品だったかなぁ。 ある時、ふと人物の輪郭の線が小刻みに震えているのを発見した。 以降、それは個性のように定着した。
その震える線は目に慣れて、却って体温のある味わいになっていったのだけど。 目にした時、なんだか悲しかったのを覚えてる。
今、ふと思い出しました。
2004年05月07日(金) |
歳三さんを嫌いになる!? (新選組!17回目の妄感) |
☆日記読みヒトコト感想☆
もしかして、私も水虫…?わーん。恥。仕事に出ない日はぞうり式のサンダルはいてます。素足に鼻緒が気持ちいいです。そのうち草鞋をはいたりして。ブンブン。…お大事に。
天然理心流で使われていた木刀、ぶっといですね。あんなの振り回していたんだ。
--- ● 新選組!第17回目の妄想的感想 「はじまりの死」● --- 母の入院で慌てていたので放送は見たものの、とても感想を書く気になれなかった。ようやく容態も落ち着き、ビデオを見ようと思うのだけど、何故か見る気になれず、今日になってしまった。
疲れているから…? そうじゃない。たぶん見たくなかったのだ。
大河始まって以来、初めて、歳三さんを見るのが辛くなった。 感情移入しての辛いじゃない、三谷歳三に対する違和感だ。
意味深なタイトル。殿内の死や、お幸の登場など、流れ自体は次から次と飽きさせず良かったと思う。
違和感の正体は何だろう…?うーん。
近藤勇、対、芹沢鴨の関係は、佐藤鴨が今までになく丁寧に描かれているせいもあって、両者の違いなど上手く描かれていると思う。
特に殿内を斬った芹沢に対して、近藤さんが静かに詰めよるシーン。
芹沢という人物に見切りをつけるように立ち去ろうとした近藤に、 「お前が騙されると思ったんだよ、近藤ッ!」 と、芹沢が思わずうろたえて言う。
近藤勇に対する、どこか負い目や、愛着や、入り混じった複雑な感情。 さすがに佐藤さん、表情や、ものの言い方がうまいなぁ、と思った。
香取勇さんも表情は中々のもん。
「俺たちの為に…」と、近藤に詰めよる歳三とふたりっきりのシーン。 自分の思いとは違う方向に、それを受け入れざるえない状況に、憤りと、悲しさと、あきらめと…香取勇はよく表現してたと思う。
またラストシーンで、 「これで本当によかったのか」と歳三を見る時の表情。 芹沢と対峙する時の視線も良かったです。 (相変わらず、セリフは…ちょっと…気になりますが)
その近藤と違い、芹沢にも、粕谷にも、相手にされていない土方歳三。
思いっきり猫背で、食べる姿勢も、キョロキョロと目付きも悪いし、看板にしろ、薀蓄シーンにしろ(それも自分では太刀打ちできないので山南にふる)張り合うその姿は、まるでダダッコ、どこぞのアンチャン丸出しだい。
それが違和感? いえいえ。それこそ、さもありなん。です(笑) 全然こたえません。中場利一ばりのバラガキでもいいんです。
じゃ、どこだ…? 「俺は決めた。憎まれ役はすべて…」のセリフ?
確かに、このセリフじたい逆効果だし、かなり白けた。セリフとして、どうしても言わすなら、それこそ冗談半分でさらりと言わせてほしかった。
でも、原因はそれじゃない。もともとのスタンス…とでもいうのかな…。
武士になりたかった歳三。 日常から抜け出して自分を試してみたかった歳三。
歳三は、自分の夢のために近藤という頭が必要だったんだろうか?
それとも…
近藤という男の中に夢をみ、賭けてみたいと思ったんだろうか?
あほか。どっちも同じとちゃうの? いえいえ。私の中ではビミョーに、いや全然違う。
言葉に訳すのは難しいや。
ドラマそのものの歳三さんだったとしたら…、あまりに悲しい。
はねっかえりの女房が、亭主のために、自分達のために良かれと思い、 愛しい人を振り回していると同じようなこと。 愛(友)情の押し売り、友と慕う本人の望まぬことを先走っている。
自身の正義と戦いながら、 意に添わぬも、組織の長として受け入れざるを得ない近藤。 綿々とした苦悩。三谷さんの狙い通り? 従来にはない近藤勇だ。
かたや、ここで描かれる土方といえば、ひどい言い方をすると。
組織の長という責任を近藤に押し付け、 それを傘に自身は気楽な位置に立ち、手に入れたおもちゃ(新選組)で 積み木のお城作りに熱中する。そんな土方像が浮かんでしまう。 (言いすぎだー。ご、ごめんなさい)
又、ところどころで、先ほどの「俺は決めた…」のセリフみたいに、 親切にも分かりやすく、過分に描かれているから、ごまかし様もきかない。
違和感の正体は、そのビミョー的な表現の違いと、 歳三に夢を抱かせた、根底にあるべき近藤という男の魅力 (…苦悩はいいんだけど)将としての魅力が、 ドラマの中であまり感じられないことだ。
だから、土方一人がはねかえってる。 節々で、お前の夢は俺の夢、俺の夢はお前の夢…だったらまだいいが、 お前の夢も、俺の夢も、それこそ俺のものになっている印象だ。 三谷歳三に対する違和感は…そのあたりかもしれない。
結果的には同じでも、歳三さんは、自分の役割や、領分を、 近藤よりもっと引いたところで、分かっていたのではないかと思う。
うーん、これも立派な妄想ですね。 …なんか、えっーと、適切な言葉が浮かびません。 ワケわかんなくなってきました。はい。
二人はずっと違う夢を見ていたのかな。 結局のところ、皆、最期は独り…。そう思うと切ないなぁ。
実は5日は実家もお祭り日。 毎年、律儀に掛け持ちするのが習いですが、今年は母の具合が悪く病院通いとなりました。
ちなみに、うちンちは、 5月の下旬に、嵯峨祭りというのがあります。
子ども神輿の担ぎ手達を見ていると、声を張り上げて一生懸命の子がいる一方で、見るからに掛け声だけという要領のよい子がいたり。
「疲れる〜っ!なんでこんな事しなあかんねん」と不平たらたらの子ども。 と、思えば。
大きい子たちに混じって、にこにこと、 何がそんなに嬉しいのか、人懐っこい笑顔を振りまいている幼い子ども。
十人十色。思い思いの顔や、姿。それでも子ども神輿の担ぎ手達は、 どこの祭りに限らず、年々、おとなしくなっている気がします。
大人達も、色あせ、くたびれていくように思うのは、 眺めている、こちらが年をとったせいかもしれないね。
昔は、どこのお人かい…? というような恐モテの兄ちゃんも祭りには出てきていたなぁ。 上機嫌で、酒のにおいをプンプンさせた、じっちゃん衆も元気だった。
ハレの日。義母はサバ寿司を手作りで何本も作り、そりゃ忙しかったと。 義父が亡くなってからはサバ寿司も買って間にあわしていた。 今年は竹の子と蕗も炊かずじまいで、仕出屋さんのお弁当を頼んでいた。
年を追うごとに、空気が薄れるように、色や、匂いがなくなってくる。 そんな気がするのは、このところウツ気分だから…かも。
では元気付けに妄想に励みましょう。 勝&歳。この二人が居たとしたら、どんな風だったんでしょうか?
「こらっ。ちゃんと引けよ。歳ッ」 お前のやりそうな事はお見通しなんだぜ、と、実直な勝太少年。
「ほいよ。勝ちゃん。な、な、あとで餅喰いに行こうぜ」 なんて言いながら、相変わらず適当にやっちゃってる歳三少年。 (ダンナ宅だと、さしずめ今宮さんの「あぶり餅」かな)
無邪気で、ちゃっかり者の歳三さん。ありえないでしょうか…? 秋霜のような土方歳三が好きだったのに、いやはや…。
今は、案外、春のような優しい歳三さん像が好きです♪
2004年05月05日(水) |
GW千秋楽 5月5日 |
GW明け、明日から仕事ですねえ。すっかり忘れてました。
今日の母は相変わらず口から物は食べられないけれど、意識がはっきりしていた。 残された時間は約2,160時間。いつになったら家に帰れるか。看護婦さんに感謝。
ひっがしぃ〜 東京都出身 多摩川部屋 歳三 天保6年5月5日の生まれです。
顔デカ。何か変。恥。ま、いいや。体描くのは難しいなぁ。
旧暦だから、今の暦に直すと5月の末か6月のはじめになるのかな?
ちゅうことは…♪
未年生まれの「ふたご座」かな? …ちゅうことは、えへ、へへっへー♪ 同じ風で「みずがめ座」と相性いいもんねえ♪ うん。
占い信じますか?
何か不安なことがあったり、迷いがある時は、結構、気にするんですわ。 だけど、調子のいい時は見もしない…。人間てこういうもんね(笑)
いや、調子が良くても悪くても、いつもチェックしているサイトが一つ。
いったい、おぬしは何が言いたいの? 「ジョナサン・ケイナーの星占い」です。金曜日、更新です。
ところで。 私とダンナの相性は、というと、 あらゆる占いからみても、あまりよくない。おまけに大殺界で結婚!(笑)
趣味も、考え方も、ものの好き嫌いも、お互いに合わないなぁ、と思ってる。 だけど、そんなもんやね。合わないことを認めることで気が楽になる。 気が楽になれば、そこから情も、信頼も生まれる。
5月は18年目の結婚記念日♪
子どもの修学旅行中に旅行へ行こうかと計画していたが、 母が心配なので、お預けです。 映画でも行きますか? 太秦映画村では新選組のイベントもやってるし。
ただ…。一度でいいから、相性抜群のツーカーの仲で、 仕事とか、何か共同作業でやってみたいなぁ。おもいっきし!
2004年05月03日(月) |
GW中日 小康状態続く |
髪をひっつめにすると 目尻が上がり表情がきつくなりますね。
髷を落とした土方歳三。あの通りですが。
髷とともに歳三さんは何を手放したろう。
かわりに手に入れたものは、 歳三、得意の合理性だけではなかったはず。
軽くなった身で、新しい世界に 生きることは出来なかったのか。
たった 35年 じゃないか。 ぶざまでも。裏切っても。
生きることは出来なかったのか。 誰かのために。
NHKの「この人を見よ。歴史生き方発見!」を見ていました。 新選組、副長、土方歳三の人生の選択とやら。
さて、あなたなら、どちらを選ぶでしょう、いかにもNHKらしい構成です。
「志」 安定した将来か? 一発逆転の人生か?
「試練」 組織の規律か? 個人の想いか?
「決算」 潔い降伏か? ぶざまな抵抗、最期まで戦いぬくか?
歳三はどうして死んでいったのか。何故、最期まで戦ったのか。
盟友、地下の近藤勇に顔向けができない。 おのれの美意識を貫く。 男の意地。
どれも納得がいきそうで、どこか少し違うと思っていた。
ゲストの建築家の安藤さんが言った言葉に、思わずハッとした。
歳三は自分が追い求めてきたものとは何だったのか。 武士とは何だったのか、まだ答えを得ていなかった。 納得がいかなかった。 だから、近藤のように終わらせるわけにはいかなかったのだ。
自分自身に納得がいかなかったから戦っていた。 だとしたら、歳三はまだ懸命に生きようとしていたのか。
そう思いたい。そうであってほしい。滅びの美学などいらない。
5月11日、歳三の命日が近い。
「若かりし頃のタミオ」
昔話の中の父の落書き。ちょっと、…どころか、かなり美形になった。 父を描こうと思ったのは○十年目にして初めて。歳三さんじゃないよ。
今年は落ち着かない年になりそうだ。
病室で皺だらけの母の顔を見ていると、大切なことにふと気がついた。 私は母のことも…。父のことも…。 単なる憧れである歳三さん以上に何も知らない。
まだ間にあう。母はまだそこに居る。
ふだんは実家へは寄り付きもしなかった兄が顔を見せる。 日頃、疎遠の者が顔を寄せる。みんながみんな優しくなる。 抱えきれない不安をみんなで分け合う。
そういう時でしか、みんなと会えないのなら。 私は、ひとりぼっちでいい。 優しくなんかなくたっていい。独りで薄情に生きてやる。
…気の弱い、逃げるところは、父親似だな。
病院から実家へ戻り、家の中に父子ふたり。 ダンナの迎えが来るまで、家の娘達のように、父と母の昔話をせがんだ。
今ではすっかり気が優しくなった父も、 若い頃は相当無茶をしたらしい。
瀬戸内海に浮かぶ島で三人兄弟の長男に生まれて、 祖父と派手に喧嘩をし、島を飛び出した。
幼い頃、ちらっと見たことがある。 祖父の肩から腕にかけては見事な刺青があった。 記憶違いかと父に聞いたら、確かにあったようだ。
刺青…。でも、昔は今と違い、色々と事情があった時代だ。 エキサイティングなパワフルな時代と憧れるのは しょせん、戦争を知らない世代だからか。
祖父は夏休みに遊びに来ている孫に見せまいと、 真夏でも七分袖をはおり隠していた。
思い出すのは砂浜で拾い集めた桜貝、 向いの小さな島へ、祖父が漕ぐ小さな舟で釣りに出たこと。 そんな記憶だけがまばらに残っている。
孫には優しい、おじいちゃんも、 土木関係の手配をする、やり手だったらしい。 その気丈な、父にしては巨大であったろう、祖父と 終戦後、南方から帰ってきた父は衝突し、勘当同然、島を飛び出した。 そして、その後で、母と知り合ったらしい。
父とはまったく性格の違う、真面目で、律儀な弟(叔父さん) 島での弟の結婚は大いに祝福され、兄貴として面白くなかったこと。 それでも父を頼って、島を出てきた弟夫婦の面倒を見たこと。
そんな昔話を懐かしむように父は話した。 どれほどの人生だったんだろう。今の父からは想像できない。
「親父と喧嘩しなければ、きっと、今とは違った人生送ってるな」
と、はにかむように笑う。
それは、あかん。あかんで、お父ちゃん。 例え、それが不本意だったとしても。 母と知り会わなければ、私も、兄も、姉も、この世に生まれていない。
私が生まれていなければ、うちの娘達も存在しない。
歳三さん達の時代がなければ 明治生まれだった祖父も、祖母も、この世にいなかったかもしれない。
みんな、つながっている。
話が聞きたい。声が聞きたい。遅すぎはしない。
Sako
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