へる(ぷ)の日記
へる(ぷ)



 ヴィトイン ザ シーツ







もう二度と眼を覚ましたくない

こんなことなら

シーツに包まって夢を見ていたい

夢を見ていたい 

夢を見ていたい






サヨウナラ。








2003年08月31日(日)



 恋愛感情






潮騒のように押し寄せて

潮騒のように引いていく

規則性のある

そんな感情








2003年08月30日(土)



 秋月






虫の音 そよ風 秋の音

空に月 月に群雲 秋の色

縄に首 首に縄

下弦の月で首を吊り

ぶら下がって空を見る




月より高い

空を見る





 

2003年08月29日(金)



 タイトルなし。






叩かれたのは右の頬だったのに

痛み出したのは胸の内だった








2003年08月28日(木)



 タイトルなし。






君の一言一言が

愛らしく隔たりを感じる

そんなに僕を 遠ざけたいのかい?







2003年08月27日(水)



 






君の居ない助手席を見るたびに

涙が…涙が…涙が零れてしまう






分離不安の病が着実に僕を犯す。









2003年08月26日(火)



 玄関






帰り際の玄関で

伏せ目がちに

僕の背中を引っ張る君の仕草に

哀しい愛らしさを感じ

抑えきれない衝動に突き動かされて

僕は君を抱きしめて2度キスをした

少しだけ笑った君を見て

「帰りたくない…」と

涙目で弱音を吐いたのは…僕の方だった








2003年08月25日(月)



 無(死)







死んで死に死に詩の欠片

詩を死に例えて死んで逝く

死んで死に死に詩の欠片








2003年08月24日(日)



 無(稚拙)







青く青く青く

どこまでも広がる

僕の空

あの雲の下に君が居て

あの雲の下で同じように僕を見ている

…はず。

ミテイテクダサイ。ボクノコト。






2003年08月23日(土)



 無(花)






強く儚く 手弱女に

美しく散るは 恋の花

浅ましく散るは 愛の花

君に贈る 恋慕の葉桜

たった一輪の …の花。








2003年08月22日(金)



 無(居)





どんな君でもいい。

ただそこにいてくれれば。

汚い影もある。

汚い罪もある。

でも それが全てじゃないだろう?

だから僕は ここにいる。







2003年08月21日(木)



 苦歌






壁を破れない。

だから僕は苦悩する。

壁を破るのは努力だろうか?

それとも才能だろうか?

生憎僕はどちらも持ち合わせていないけどね。








2003年08月20日(水)



 死歌






黒いよね。

空はきっと真っ黒だ。

絶望の色を知っているかい?

何も無い白。

血の赤。

綺麗過ぎる残酷の青。

…敗北感溢れる黒。

僕が黒い服を好む理由がそれさ。

敗北が欲しいんだ。

僕は敗北したい。

傲慢に聞こえても本望。

でも戦わないで敗北を望むのはどうだい?

それは傲慢でもなくただの屑だ。

死にたければ戦え。

戦いの中で白から居場所を探せ。

赤い血を流せ。

青い絶望を垂れ流せ。

黒に全てを飲み込まれろ。

そうしてこそ初めて僕は自由だ。

結果僕が死んでしまおうとも






「 そ れ が 本 望 な ん だ 」








2003年08月19日(火)



 生歌





汚されたくないだけ。

それだけの気持ち。

たまには本気で笑って本気で泣きたい。

そのためにつく嘘は美しいかい?

君が触れられるほど僕は汚れていないかい?

とりあえず 君がいるから生きられる。

明日がどんな地獄であろうとも。

生きていられる気がする。







2003年08月18日(月)



 涙の歌






思い通りにならないとは解っていても

日に日にあなたの存在に依存してしまう

固定された感情で縛りたくはない

ずっと一緒にいたいから

だらだらと長く長く引き延ばそうとする

それが拷問のようで

僕の心はいつも泣く








2003年08月17日(日)



 逃げた








あの日は

なるべく遠くへ逃げ出したかった

今は

ここが何所だか解らず独りで悩む

結局

あの日逃げ出したのがそもそもの間違いだった

そう後悔している。










2003年08月16日(土)



 オン・リー・ワン






君の唯一になりたいと思うのは

とても重苦しいことですか?








2003年08月15日(金)



 純愛






少しくらいの純愛すら認めてくれない

そんな狭い国の中で

不幸にも僕らは出会ってしまった

不純異性交遊をしたいわけではないのに

周りの目は

君の膣から溢れる僕の精液にしか注目しない



そんなのは嫌だ



純愛を高らかと訴えながら

周りの視線に抵抗した僕を

周りの連中は笑いながらリンチした

傷つき身動きの取れない僕の体を

そっと抱きしめて泣いてくれるはずの君が

いつまでたっても現れない

いつまでたっても助けに来ない

いつまでもいつまでもいつまでも姿を見せない



また裏切られた



自嘲気味に笑いながら

僕は野晒しのまま…死んだ。









2003年08月14日(木)



 経過は順調






形振り構わず殴りたい

僕を取り囲むショーウインドゥを叩き割りたい

耳障りなノイズは耳奥で轟いている

こんなことなら首を吊らずに喉を切ればよかった

全ての知覚 不覚 感覚 善悪 を取り仕切る

脳と体のライフラインを遮断したい

何も感じず何も見ず何も聞かず

音の無い澄んだ世界で

甘いキャンディをしゃぶっていたい

いや それよりも むしろ あれだよ

妄想の歌姫の喉にペニスを押し込んで

直接胃壁に精液を叩きつけてやりたいんだ

そのせいで歌姫が死ねば

この耳障りなノイズも静まるだろうか?





僕が静かに壊れてゆく。










2003年08月13日(水)



 無言






消えたい。







2003年08月12日(火)



 敗北







僕は負けた

僕の負けだ

何をしても

何を見ても

何を聞いても

何を語っても

何を歌っても

君の世界に僕は必要ではない

汚すぎた僕に触れれる世界ではないことを

今知った気がする




また 泣いたよ。









2003年08月11日(月)



 自虐安楽








ここまで自虐になる必要もないが

自虐にならなければ

僕の罪が溢れ出そうで怖いんだ

自虐は罰

至福は死

早く死んで

ここから抜け出したい。








2003年08月10日(日)



 アハハハハ。







笑いが止まらない

滑稽だ

僕は滑稽すぎる

恥じ入って

死んでしまいたい気分だ

サヨウナラ。








2003年08月09日(土)



 泣き虫






涙を知らない少年が

一日に二度泣いた

一度目は悲しい想いに泣き

二度目は生きる事への賛美に泣く



少年は初めて泣いた

泣きながら

少年時代に決別をした







2003年08月08日(金)



 







今全てが無駄でなく

今全てが無駄になった





僕は不浄だ。







2003年08月07日(木)



 涙混じりの初恋






人を好きになって初めて泣いた

そして初めての恋は

淡々と破滅に向かっている

綺麗過ぎてかえって痛々しい貴女に

汚すぎて痛々しい僕は必要ないのかもしれない





それでも貴女が好きです

それでも貴女が好きです

それでも貴女が好きです





貴女のことがたまらなく好きです





僕を殺してください

僕を殺してください

僕を殺してください





何故だか貴女を想うと

たまらなく好きで たまらなく死にたくなります





嗚呼…。








2003年08月06日(水)



 おい。こら。暴言。慢心。妄想。夢想。






とどのつまり

僕がいなければ全て丸く収まるんでしょう?

むしろ

初めから居なくてよかったんでしょう?

おい。こら。

黙ってないで何とか罵倒してみろ。

おい。こら。

泣いていないでもっと僕を追い詰めろ。

おい。こら。

さっさと死んでやるから何とか言ってみろよ?!













2003年08月05日(火)



 狭間の優しさ






アナタは死んで

アナタは死んで

アナタが死んで

アナタが死んで

さっさと死んで

死んで死んで死んで死んで死んで死んで




「長生きして。明日も私と話して。」




…滑稽すぎる優しさに涙が出る。








2003年08月04日(月)



 恋愛から見る混沌






100の真実よりも

1の虚実の方が

愛する人には届きやすい




…全てがカオスに傾いている…








2003年08月03日(日)



 妄言不実行






這い寄るのは悪夢の様な未来ではなく

這い寄るのは悪夢だった過去だ




モニターに映る凶悪犯に殺されたいと思って

今日も独り寂しく

首筋の赤い痣を独り愛撫する

愛撫 愛撫 ア・イ・ブ・・・




悲しきこと

私は私以上に成れない

私未満の私であること




右手に刃物を持てる

咽喉で薬を飲める

両手で縄輪を握れる

両足で断崖に立てる

どれも満足させてはくれない

私の心を満たさないスリル




…もはや「死」ですら甘美ではない…

不幸かな…不幸かな…









2003年08月02日(土)



 部屋






明るくてはいけない

暗くてもいけない

薄暗い部屋だからこそ

絶望がリアルなんだ。








2003年08月01日(金)
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