へる(ぷ)の日記
へる(ぷ)



 不快をもった夜








自分の気持ち偽って逃げようとしたことに不快

自分の弱さを盾に戦おうとしたことに不快

自分を奮い立たせるために依存したことに不快

自分自身に不快




僕は不快を踏襲する

この不快を

海に沈めたりはしない

決意を強く 決心を強く 誓いを偽らず 自分を美装せず




最大の敵は

「諦め」




二度と僕は 貴女も 周りも 自分自身も不快にはさせない

不快には

絶対にさせない
















2003年04月30日(水)



 不眠







春眠を阻むは

貴女に一途な

恋心

寝ても覚めても

貴女を思へば

今夜の蒼く麗しい月にすら

邪な浮気心を持たず

ただ ただ 

貴女の帰りを待ちわびる










2003年04月29日(火)



 何故かって?








諦めきれるほど軟な感情を持ち合わせていなかった

…それだけ 貴女の事を毎日思ってしまうってこと










2003年04月28日(月)



 絶叫







言い訳も愚痴も強がりも

潔くないのはかっこ悪い

でも

やっぱ辛いんだって

はやまりと言えばそうかもしれないけど

なんとなく喉元に刃物突きつけられたみたいで

やっぱり辛いんだって

やっぱり好きなんだって





…こんな未練もキミを苦しめるだけの悪害かい?







2003年04月27日(日)



 飛ぶ







私は「鳥」になり

私は「自由」を飛び

私は「故郷」に帰りたい








2003年04月26日(土)



 気にするな







気にするなよ 怒ってないよ

ただ

僕の全てを気にしなくなってほしくはないのさ

また 君に会える日を 僕が望んでいるってことだけを

重くでも軽くでも知ってもらえたら

僕は それだけで 幸せなんだよ








2003年04月25日(金)



 天使








逝き場を失った僕の前に

ある夜天使が舞い降りました

天使は羽に傷を負い

僕に助けを求めています

本当は僕が助けて欲しいのに

何故か天使が気になり

無意識のうちに右手を差し出して手を握り締めていました

天使の手の温もりは思った以上に冷え切っていて

僕は必死で手を握り 必死で暖めました




…気づけば僕は この天使に 恋をしていましたとさ。




そして天使は今

僕の手の届かない高く遠いい雲路のはてに

傷だらけの翼をはためかせ

帰ろうとしています

僕の握り締めた手を振り解き

僕の元から いなくなりそうです






2003年04月24日(木)



 








声を聞いて

声を聞いて

貴女に伝えたいこの

声を聞いて








2003年04月23日(水)



 イタチ








素直になれない僕を許してください

嬉しいし楽しいし笑いたいし

でも 心の悪鼬が卑屈を生もうとするんです

素直になりたい…











2003年04月22日(火)



 






側にいたい

ガラクタでも残骸でも瓦礫でもいい

ただ ただ ただ

貴女の側にいたい








2003年04月21日(月)



 






花に嵐の例えがあるのなら




逆風に

吹かれ散り行く

春の花




散り様に

涙誘われ感傷抱くは

恋の花




諸々散りても

耐え忍び最後まで残るは

未練の花







二度と咲かぬは

愛の花










2003年04月20日(日)



 これが僕の罪








静かな階段を駆け上がり

最上の砦に

貴女が囚われている部屋があるとする

僕はそこから貴女を救い出そうと懸命になります

でも

助けたのが僕であることに

不満を感じられたらどうしようか?

つまらない疑念が

僕の足を縫いとめ

最後の一段を駆け上がれなくする






…これが僕の罪です…








2003年04月19日(土)



 








僕が貴女に出来ることはしようと思います

嘘以外

でも

貴女が望んでいることを僕は出来ていますか?








2003年04月18日(金)



 悪人








適切な言葉も答えも見つかりません

ただ

気持ちにはやっぱり嘘も誤魔化しも出来ません

でも

意地で貴女を苦しめているのでしょうか?

だとしたら

僕は相当な悪人ですよね






僕は悪人のままでよいのでしょうか?









2003年04月17日(木)



 








病院と 

医者と 

看護婦と 

薬と

ベットと

機材と

車椅子と

静寂と

電子音と

時計の音と

歩く音と






…僕は全てが嫌いです。









2003年04月16日(水)



 歌を歌う








沈黙を止めて

殺し合いを止めて

せめてこの灰色の空に太陽が顔を覗かせるまで

みんなで好きな歌を歌いませんか?

心踊る幸せの歌を

みんなで歌いませんか?








2003年04月15日(火)



 平和のための戦い








多くの血を流すよりも

多くの血を止めること

多くの涙を流すよりも

多くの涙を止めること





これが「平和のための戦い」ではないでしょうか?









2003年04月13日(日)



 家族








国が平和である以前に

家族が幸せであればいいと思う

この戦争で命を落とす人々の家族が

どれだけの血涙を流しているのだろうか?

それを見ない振りして平和を語る奴らの家族は

一体どれだけ幸せなのだろうか?





僕はそれを知りたくて今日もテレビをつける。







2003年04月12日(土)



 非戦






武器を捨てて家に帰りませんか?

貴方を待っている家族がいます。

武器を捨てて家に帰りませんか?

貴方が殺そうとしている人にも

貴方と同じ 妻がいて 息子がいて 娘がいて

帰るべき場所を持つ 言わばお仲間なのです。

国を守る前に家族を守りませんか?






さぁ 武器を捨てて家に帰りましょう。









2003年04月11日(金)



 忍/耐








忍心は密やかに

耐える痛みは緩やかに

僕の思いを強くする

前が見えず転んでも

君さえ見えれば 僕はまた立ち上がろう

君さえいれば… 言葉を飲み込み前を見つめ歩みだす

忍び耐えるこの愛情が 僕を徐々に捕らえ縛り付けても

幸せだと微笑み

僕はまた一人君を待つ。












2003年04月10日(木)



 抱擁/口付け/不安/寂しさ








抱擁の後の口付けに

全ての思いを込めても

貴女の頬は寂しく 目は虚ろ

僕でない誰を思い 心はぐらかすのか

それでも愛すことしかできない

僕の思いは 僕の行いは 安直ですか?

僕では物足りませんか?

ここまでが 僕の限界なのですか?










2003年04月09日(水)



 祈り/問い





どうしたらいいのですか?

どうしたら心の不安は消えますか?

どうしたら心の疑念は消えますか?

どうしたらいいのですか?

私は どうしたらいいのですか?








2003年04月08日(火)



 風見鶏






意識しなくても

感情押し殺しても

何故か心は貴女向き

貴女が吹かす悩める風に

心の風見鶏 クルクル回り 貴女向き







2003年04月07日(月)



 殉教者








涙流して悲しむ愛も

血流して痛める愛も

全てを貴女が僕に与える試練ならば

甘んじて受け入れよう

真剣に愛することに何の恐怖があろうか

真剣に愛することに何の呵責があろうか

真剣に死を語っていた過去に引き換えれば

大した痛痒も感じない言わば生きた苦しみ

この苦しみを僕は糧とする

この苦しみを僕は水とする




僕はこの愛に生かされ この愛に死ねる

僕はこの愛の殉教者でありたい








2003年04月06日(日)



 手段/目的








目標のために手段を選ぶのであって

手段のために目標を選ぶのではない

そんなカッコ悪い栄光にどれだけの魅力があるんだい?










2003年04月05日(土)



 奇跡








崩れそうな世界を再構築したのは

為政者の辣腕でもなければ英雄の勇気でもない

指導者のカリスマでもなければ神の力でもない

君が僕を愛してくれるという「最愛」の成せる奇跡




世界を救った奇跡が

僕の腕に抱かれて寝息を立てている




幸せという奇跡はこんなにごく身近にある

それに気づかず世界を破壊しようとする大人はバカだ




「あなた方はあなた方の腕で眠る奇跡にまだ気づかないのですか?」








2003年04月04日(金)



 確実








確実に確実に君を愛すれば

確実に確実に君は僕を遠ざける

確実に確実に…








2003年04月03日(木)



 人を好きになる








君を中心に僕の世界が回れば良い

青臭く餓鬼臭いけど

まさにそんな気持ち。








2003年04月02日(水)



 恋に落ちました








君と出会って僕は

初めて自分の高鳴る鼓動の音を聞いた気がする

そしていつしか

僕の鼓動は君を求めて高鳴り出している



…先生…これが恋なんですね?






2003年04月01日(火)
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