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■ 天使
逝き場を失った僕の前に
ある夜天使が舞い降りました
天使は羽に傷を負い
僕に助けを求めています
本当は僕が助けて欲しいのに
何故か天使が気になり
無意識のうちに右手を差し出して手を握り締めていました
天使の手の温もりは思った以上に冷え切っていて
僕は必死で手を握り 必死で暖めました
…気づけば僕は この天使に 恋をしていましたとさ。
そして天使は今
僕の手の届かない高く遠いい雲路のはてに
傷だらけの翼をはためかせ
帰ろうとしています
僕の握り締めた手を振り解き
僕の元から いなくなりそうです
2003年04月24日(木)
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