Diary
沙希



 虫。


こん中の虫を殺らなきゃ。

じゃなきゃ生きられない。

息を潜めて増殖し続ける虫を殺らなきゃ。

生きられない。

++++++++++++++++++++++++++++++++

支離滅裂なネガイが身を滅ぼす。

諦め半分に傍観する。


相反するこのココロを持っては

きっと君とは交われないよ。


可笑しな理論を振りかざしてでも

この苦痛を消したい。


君から離れることを思う。

もうほとんどは決定事項で

きっと変わる事はない。


ある程度の利益を諦めれば

きっと簡単に終わるんだろう。



2003年02月24日(月)



 


蔑ろにしてきたもの。

あたしが蔑ろにしてきたもの。

ホントは大事だったもの。

薄めてしまった繋がりはきっとあたしの幼さの結果。


誠実になんてちっともできてないじゃないか。


いくら自分を責め立ててもあたしを生かしているのはあたしで

たまにその事実にため息が出るけれども。


もう繋ぎ止める言葉なんてないのか。

どっちかと言えば手も足もでなくて。

あたしには引き止める為に伸ばす腕もなくて

だからっていうかなんっていうか

どうしようもなくって。


きっと孤独だなんて思わないで。

誰に向けて書いてる言葉か

きっと誰も気づかないだろうけれど。

誰の為のものでもないけど

きっと君の為のもの。


2003年02月20日(木)



 チョコレート。


甘ったるいチョコレート噛んで

苦い苦い現実に立ち向かえ。

とろけるような甘い夢見て

迫ってくる明日を吹っ飛ばせ。



2003年02月15日(土)



 『紙切れ3枚の重さ』

罪悪感なんて麻痺するものなんだって知った16の夏。

蜃気楼みたいな幻と共に消えてった時間。

ひくひくと他人の汗のにおいをかいだ午後、
左右に軽く2度振った右手を見て泣いた。

知らない煙草の香りが染みついた洋服と
手元に転がり込んできた3枚の紙切れ
赤の他人の感じの悪い笑い顔と
居心地の悪い温もりだけが残った。

あたしの君に対する想いなんてこんな程度で消え去る。

どんどん堕ちてゆけばそれで、君があたしを捨てた理由が成立する。

あたしのココロのスイッチなんてもういつからか切ったままだし。

あたしのカラダの価値なんて3枚の紙切れ。

あたしの君への想いだって、今では3枚の紙切れの重さ。

握り締めた手でぐしゃぐしゃになった3枚の紙切れを
あたしは潔くゴミ箱に捨てたかったのに。

捨てたかったのに…。

2003年02月14日(金)



 昨日の日記。


昨日の日記。消しちゃったから。

日常のごったごったの中で

ココロの中に紛れ込んだイライラ。

捨てちゃう場所間違えた。

あたしはね、ゴミ捨て場に捨てたかっただけなの。

可燃ゴミか不燃ゴミかわかんないけれども。

ゴミ捨て場に捨てたかっただけなの。

2003年02月13日(木)



 反省。


友達の友達。

ちょっち気に入らなかったから。

あんな暴言。

ごめんね。反省。


あたしはよっぽど酷い。

あたしのがよっぽど酷い。

2003年02月11日(火)



 黒猫。


余裕ないなぁ。

1日の間に何度も思う。

ホントに余裕がない。


考えなきゃイケナイことがいっぱいあるのに

少しずつでも消化してかなきゃイケナイのに。

時間の流れに頭とココロが追いつかない。

おろおろしてる間に追い討ちをかけられる。


時間はどんどん進んでくのに

このココロもアタマもその速度に追いつけずにいる。


お部屋に篭ってたいっていうのは決して冗談なんかじゃなく

そうじゃなきゃ上手くできないんだ。

1日でもいいからただ自分の中だけに目を向けて

タクサンの感情を消化したい。


上手くできない。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++

真っ白な時間や

健やかなココロ。

何も持たぬあたしには

清く正しくなんて生きられないの??


神様…

あたしにも純白のドレスを着せて。

真っ黒な服を着て

堕ちてゆくココロを止めて。


神様…

あたしにも与えて 天使の冠。

あと少しダケでもいいから 清くありたい。


++++++++++++++++++++++++++++++++++

危なっかしい足取りの黒ネコ 追っかけた

僕だって迷子

落ちこぼれの迷子

上手く迷えない

キョロキョロ回り見まわしても

どんどん逸らされていく瞳の中。

冷めてくココロはきっと

どこにも落としてはこない。


2003年02月10日(月)



 ひとりじゃない。



ひとりじゃない。

あたしはひとりじゃない。

寂しくない。

あたしは寂しくない。

惨めじゃない。

あたしは惨めじゃない。




2003年02月08日(土)



 放棄。



ため息ばかりを吐き出して泳ぐ毎日になんて

はっきり言ってなんの魅力もない。

今は何もしたくない。

真っ暗なお部屋の中閉じこもって朝から晩まで、

現在過去未来スベテの時間から目をそらしたい。

何も考えたくないし何も感じたくない。

今のあたしのココロが感じ取るものなんて絶望しかないから。

グラグラになってる精神でも、

それでもいつもと変わらぬ日常を要求する世の中は

酷く理不尽なものだと思う。

安定しないココロで得られるものなんて何一つ有りはしないというのに。



スベテを放棄したい。





2003年02月04日(火)



 あーあーあー。


時間はやっぱり容赦なく過ぎて行くね。

昼間の時間よりも夜の時間は若干優しいけれども。

暗闇はスベテの感覚を鈍くさせる。


朝起きて、夜に眠る。

そういうあたりまえの繰り返しにすら疑問符をつけたくなる。

きっと考え過ぎだね。

そもそも当たり前の出来事なんてあるのかとか

問題はそこまでさかのぼっていくんだけれども。

意味不明??(笑)

そんなことはどぉでもいっか。


考え過ぎの脳みそは純度100%の夢に埋もれてぶっ飛ばしましょう。

2003年02月02日(日)
初日 最新 目次 MAIL


My追加