狛の日記...狛。

 

 

桜。 - 2006年03月30日(木)

6年間通った学校から離れるのは、やっぱり少し切なくて。

自分の好きなことをするために、自分で選んで決めた学校だから。
この学校には良い思い出しか浮かばない。
そんな幸せな学生生活だったと思う。


論文用の資料とゼミ室の鍵を1年生に手渡して、
学生証を大学院室に返却して、
生協に会員証を返却して、
それでようやく全部終わり。

学生棟も教室も、ハード面は何も変わらないのに、
ここに自分の居場所はもうどこにもなくなっていて。

卒業したんだな、と、しんみり感じた。


こうやって人が入れ代わり、ソフト面が更新される中で、
あの場所から動くことのできない無機質な建物たちは何を思うんだろう。

自分もたくさんの想いや記憶を抱えているのだから、
あそこには数え切れない想いが刻まれてゆくんだろう。

そう考えたら、眩暈がした。



満開の桜を見る度に、
自分はこんな風に別れてしまった人や思い出を、
記憶の中に探していたりする。



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怒。 - 2006年03月29日(水)


彼女が怒る理由が、あまりにも優しくて。
その言葉を聴いた時に、泣きたくなった。

自分は普段、いろんな事を考えて、いろんなことを感じて。
だけどそれが一時的である場合がとても多い。
過去のことを忘れて、
今必要かどうか、今どうであるかが基準になっていて、
過去に何があって、それにどう感じたかを忘れてしまっていることが多い。

だけど彼女はそういうところまで良い意味できちんと天秤にかけていて。
自分の身内には酷く優しくて。
だけど身内が間違っていればきちんと怒ってくれる。
そして自分の事のように大切にして護ろうとしてくれる姿勢には、
きっと誰も敵わない。

彼女の許容範囲は、それこそ自分とは比べ物にならないほど広くて。
沸点だって本当は酷く高い。

それでも赦せないと想える事実があることが、酷く切なかった。




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比較。 - 2006年03月16日(木)


久々にいつもと違うアーティストのライブに参加して。
その演出方法の違いや雰囲気の違いがとても新鮮だった。

アーティスト本人たちのことは
ほとんど何も知らない状況だったので尚更なのだけど。
彼らが動いている姿というよりも、
空間に漂う音や色や空気がとても楽しかった。

特に光の演出がとても綺麗で。
専門知識なんて何もない自分でも、
光が織り成す世界観にはうっとりした。
薄く柔らかな布がステージを飾り、光の加減で一層柔らかく見えるのが、
幻想的なファンタジーの雰囲気を連想させてくれたのが印象的だった。


だけど、彼らの年齢とバンド結成からの年数を聴きながら、
LUNAのメンバーは彼らと同じくらいの歳の時に
何をしていただろうかと比べてしまう自分に苦笑した。


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ナルニア国。 - 2006年03月08日(水)

 
圧倒的な世界を創り上げた指輪物語と比較してしまうのが
そもそもの間違いなんだと想うのだけど。

二つの作品の持つ違いを知りながら、
どうしても許容できない部分が自分の中に残ってしまった。

原作を読んでいないので、
作者の思惑が直接自分に伝わっていないのもあるとは想うのだけど。
作品の中にいる人たちの関係が少し生温い感触を覚えてしまった。
それは自分的にとてもショックで。
凹んだ気持ちが事実だったような気がする。

だけどやっぱり、
あの壮大なナルニアの世界の映像や、幻想的な生き物たちには感動したし。
正統派なファンタジーの雰囲気は満喫できると想った。



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indigo blue - 2006年03月07日(火)


邦楽の女性の歌声で一番をあげるなら、
狛は間違いなく彼女の名前を選ぶと思う。

好きなアーティストはたくさんいるのだけど、彼女は少し特別で。
彼女の歌声に出逢ったのは、もう8年も前のこと。
そのときはindigo blueという名前ではなかったのだけど、
初めて歌声を聴いたとき、本当に理想的な歌声だと思ったのを
今でもはっきりと覚えている。

6年ぶりに聴いた歌声は、やっぱり理想的で。
再び巡り逢えた奇跡に感謝した。


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