せきねしんいちの観劇&稽古日記
Diary INDEXpastwill


2007年12月31日(月) 大晦日

なのに、仕事。
そして、帰りに両国の倉庫に寄る。
ベッドカバー見つからず。
微妙な徒労感。どこにいっちゃったんだろう?
東武線に乗っているうちに新年を迎えた。
芝居がらみにどっぷり使ったまま、これが年越しか?というような気分。


2007年12月30日(日) 「Tea for two」稽古

昨日に続いて、今日も工場におじゃまして稽古。
通してみるが、やや息切れするかんじ。
ここが手に入らないというようなかんじが、共通してわかるようになったのが、今日の発見。
帰り、金町駅で成田さんと別れる。
早い時間に終わったら、帝釈天にお参りしようかと話していたのだけれど、すっかり暗くなってしまったので、またいつかということに。
人恋しい気持ちで、駅前を歩く。高校の頃、友達と歩いた記憶がある、なつかしい街。
相変わらずのさびしさがあちこちにある、不思議な街。


2007年12月29日(土) 「Tea for two」稽古

金町駅前で待ち合わせ。
成田さんが運転する車に乗って、今日の稽古場へ。
成田さんの知り合いの工場@葛飾の休憩室で稽古。
下町の工場は、とても身近だ。休憩室の狭さも、妙に心地よい。
帰り、両国の倉庫へ一緒に行き、小屋入りにそなえて小道具を置いておく。
僕は、錦糸町のヨドバシカメラで、HPのインクを購入。


2007年12月27日(木) 「Tea for two」稽古

 稽古場最後の稽古。
 通してみる。
 全体の時間は1時間半弱。
 これに転換の時間が加わると、15分ほど増えるんじゃないかと思うが、これは劇場入りして実際の道具の中でやってみないとわからない。
 帰り、受付のおばさま方にごあいさつ。お世話になりました。
 終了後、松本紀保さん宅での忘年鍋会におじゃまする。


2007年12月23日(日) 「Tea for two」稽古

 稽古場に青年劇場のうらよしさんが来てくれる。
 成田さんがプロンプターをお願いしたとのこと。
 午後は、小返し。
 そして、夜、とにかく通してみる。
 まだ手に入らないというか、いろんなことが手一杯なかんじだ。
 うらよしさんにいただいたケーキをおいしくいただく。


2007年12月19日(水) 富士見丘小学校演劇授業 「Tea for two」稽古

 台本が間に合わず、オーディション台本で練習をしてもらう。
 ほんとうに申し訳ない。
 それでも、場面を演じていく子供達の姿に新しい感動をたくさんもらう。
 その後、仕事に行き、夜は稽古。
 息が浅くなるような、いっぱいいっぱいなかんじ。



2007年12月18日(火) いわき総合高校授業

 ぎりぎりになってしまい、上野発スーパーひたちの自由席はいっぱい。
 連結部分まで満席と確認して、いったん外に出て、先に進もうとしたのだけれど、発車のベルが鳴ってしまい、しょうがなくデッキで水戸まで。寒かった。師走の慌ただしさが、デッキで電話している人の様子からわかる。
 湯本の駅まで迎えに来てくれた石井先生といわきのおそば屋さんでお昼をいただく。
 その後、授業。
 今日はストーリーテリングということをやってみる。
 2人組でワンワードずつを発していって、いつのまにか一つの流れになるように。
 立ったまま、または歩きながらだとどう違うか。
 その後、3人、4,5人と人数を増やしていき、テーマを決めて話していってもらう。
 最後、ほんとは初めに聞いてないといけないと思ってたことを質問。
 どうして演劇の系列を選んだのかということ。
 最後に、アトリエ公演のタイトルを決めた。
 「あいだにあるもの」とした。
 帰り、大急ぎで帰ってくる。
 雨が降ってきて、とっても寒い。
 石井先生に湯本駅まで送っていただいて、電車の中でPCに向かう。


2007年12月17日(月) 「Tea for two」稽古

 1場をみっちり。いいかんじに運ぶ。
 2回あるキスシーンを組み立てる。
 どちらも、初演時とは違う演出。
 場面の終わりも全然違うことになりそう。
 2場を確認して、次回に備える。


2007年12月16日(日) 小松川高校演劇部クリスマス公演 「Tea for two」稽古

 小松川高校演劇部クリスマス公演
 仕事がおしてしまい、間に合わず。
 終演後、他のOBの感想を聞きながら、舞台を想像する。
 帰り、稽古前に、倉庫に寄って、衣装、小道具をピックアップ。 
 荷物を抱えて稽古へ。
 成田さんも、車で小道具を持ち込んできてくれる。
 音響の池田くんが来てくれての稽古。
 小道具を扱いながら、細かくつみあげていく作業。
 やや、微妙な感じでドキドキする。
 ともあれ、今日はここまで、続きは明日。


2007年12月12日(水) 富士見丘小学校演劇授業 「Tea for two 〜 二人でお茶を」稽古

 富士見丘小学校の授業、3,4時間目。
 先週のオーディションをふまえてのキャスティングによる、シーンごとの練習。
 青井さん、健翔さん、それにロンドンから帰国したばかりの篠原さん。
 はじめにウォームアップ。2人組で手を引っ張って支え合い、バランスをとる。次は4人に。
 2人でミラー。リードする方を交替していくが、ざわついて、なかなか集中していけないようす。
 続いて、2人組で背中合わせに立って、背中をできるだけくっつくようにしてもらう。
 背中で相手を感じるように。そのまましゃがんで、相手をかんじる。
 まだ、みんなざわざわした雰囲気。で、これからやることはとてもむずかしいよと前置きして、黙って、そのまま立ち上がってもらうことに。「もっとこうして」と話しちゃいけないよと。
 集中して、相手を信じて、力を合わせて立ってごらんと。
 早々とできるチーム、なかなかできずに苦労しているチーム。みんな、集中して、立ち上がることができた。
 ここから、健翔さんにお願いして、シーン毎の練習。
 先週のオーディションの結果を初めてまのあたりにする。
 子供達が演じる子供達、そして大人達、どれもわくわくとおもしろい。
 劇中で弾いてもらうピアノも試しに弾いてみてもらう。これもまた初めて。初めて出会った二人が、ピアノを通じて仲良くなる。「なんで弾けるんだろう?」という驚きがまっすぐに伝わった。
 終了時間を過ぎてしまったので、1組、2組からそれぞれ2人ずつ感想を言ってもらう。
 自分が演じた役について、友達が演じた役についてのまっすぐな感想。とてもうれしい。
 終了後、校長室で給食をいただきながら、大人たちもフィードバック。
 篠原さんから、ロンドンの演劇授業の話をいろいろと聞く。
 ドラマティーチャーが、各学校の1人から5人いるそうだ。演劇が受験科目にもなっているとのこと。
 この間のパブリックシアターのワークショップを受けながらも思ったことだけれど、ドラマティーチャーというのは、俳優が先生をするということとは全く違う、演劇を教えるプロの仕事なのだと改めて思った。

 夜は、「Tea for two 〜 二人でお茶を」稽古。
 1場の立ち稽古。冒頭の出会いの場面をていねいに。
 遠山さんと、舞台監督の鳥養さんが来てくれる。
 成田さんは、着替えも用意して段取りを追っていってくれる。
 裸でいるときより、服を着ていく時間の方がセクシーだなあと思ったと、感想を正直に伝える。
 (あ、半裸でいるときももちろん魅力的です。)
 この芝居の冒頭のやりとりは、僕の役の設定が20歳ということもあり、セックスをしたばかりの2人が迎えた朝の場面ということもあり、とってもてれくさい。
 初演の時も、代役をいつまでもお願いして、演出ばかりしていたおぼえがある。
 今回は、とにかくどしどしやっていく。
 まっすぐに見る成田さんの顔がとても新鮮で、普段いつも見ているときと全然違うのはなんでだろう?と思い、芝居だからだよと、自分でつっこむ。
 たまたま一夜を共にした二人のゲイのその後25年間続くつきあいのはじめの一歩。劇中の健人(僕の役)のように、ドキドキしながら、亮平さん(成田さんの役)を見た。

 止まったままになっていた日記を再開しました。
 この二ヶ月、山のようにいろんなことがあって、なかなか日記を書けずにいました。
 Pal'sSharerの「にねんいちくみ保護者会」の稽古、本番、のどを腫らしてダウンして、いわき総合高校の授業が始まって、サロン・ド・gaku-GAY-kaiの「贋作・シンデレラ」やその他の演目の稽古。富士見丘小学校の演劇授業もいよいよ卒業公演に向けて動き出し、そして、「Tea for two 〜 二人でお茶を」の稽古も始まりました。
 思い出したり、書き留めていたことを、さかのぼってアップするかもしれませんが、ぼちぼちやっていこうと思っています。
 よろしくお願いします。


せきねしんいち |MAILHomePage

My追加