せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年07月27日(火) 高遠さんの話

 朝一番の静かな部屋で、高遠さんの講演のWMVデータをようやく聴く。
 息子の死体を掘り返されたイブラヒムさんの話がつらい。

 昼間、姪のあんなが遊びに来ている。
 一時過ぎに仕事から帰ってきた母と一緒にタケノコご飯をつくってるようだ。同窓会に出掛けた山形から大量にもらってきたタケノコだ。

 その後、母は、出掛けたらしい。
 夕方、妹がタケノコご飯を取りに来たなと思い、下に降りたら、姪のあんなが玄関でワタワタしていた。
 ドアを開けようとして、ひっくりかえしたらしい。だいじょうぶなの?
 それでも、泣いてないのはえらいなあ。
 「僕だったら、きっと泣いてたな、こんなとき」と思い出す。
 なんとか拾い上げたタケノコご飯を、手提げ袋に入れてやって、自転車にくくりつけて、返す。
 帰ってきた母は、妹に「なんで自分で取りに来ないのよ!」と電話していた。

 夜、このところの母親のブーム、寒天づくりをマネしてみる。
 バットを洗ったりしているうちに、シンクの掃除もしてしまう。
 来るはずの台風は、なかなか来ない。それでも、妙にざわざわした空気。

 録画しておいた日テレ「ラストプレゼント」を見る。
 天海祐希のキャラが微妙にわがままな気がする。
 永作博美がいい役だ。
 まっきーのエンディングテーマでほろっとする。条件反射だな。


2004年07月26日(月) 高遠さんの手記

 ファミレスで一日、台本に向かう。
 高遠さんの講演のWMVデータを聞こうとするが、元々のノイズと今いる周囲のうるささであきらめる。
 こんなにうるさいとは思わなかった。これまではそんなに気にならなかったのに。昨日一日、家で静かにしていたせいなのかもしれない。
 どこにいても何もできないことに変わりはない。
 そのまま、自転車に乗ってでかける。
 高遠さんの手記が載ってる「婦人公論」を探して。
 北越谷、越谷、新越谷。どうしてこんなに本屋さんがないんだろう。
 「婦人公論」は見つからない。
 あきらめて、せんげん台へもどっていこうと思う。
 途中から、小雨がちらちら降ってくる。
 せんげん台駅前の本屋でついにゲット。
 明らかに、本のスタイルを間違えていたことに気がつく。
 なんだ、週刊誌サイズじゃないか。
 帰りに寄ったコンビニにも売っていて、力が抜ける。
 家に着いたら、すぐに母さんたちが帰ってくる。
 急にばたばたする。
 一日の走行距離を調べたら、約15キロと判明。
 手記を早速読む。
 生の声がひしひしと伝わってくる。
 言葉の強さをあらためて感じる。


2004年07月24日(土) フライングステージ、トレーニング

 今日はなしにしようかと考えるが、やっぱり出掛けることにする。
 フライングステージトレーニング@阿佐ヶ谷
 途中、青年劇場に寄って、フライヤーをいただく。大平さん、福島さんにごあいさつ。
 稽古場は、僕とマミーとトシくんの三人。
 ストレッチと外郎売りの基礎トレで早じまい。
 さくさくとかえってくる。


2004年07月23日(金) メロンパン

 仕事の帰り、池袋西武のルノートルでメロンパンを買う。
 母親の好物がメロンパンだとわかってから、知らないメロンパン?を見かけるたびに2個ずつ買って帰ることにしている。
 買い物しての帰り道は、どこか「特別」な気持になる。
 ちょっとよそゆきというか、やさしい気持になるというか。
 買ってきたメロンパンは、二つに割ると、すごいみどりいろ。かなり変わり種。でも、おいしいと言われる。


2004年07月22日(木) 「ファルージャ2004年4月」

 朝から、常田さんとやりとり。イラクの劇団関係のメールの翻訳をお願いしたのだけど、膨大でまとめられない。
 もうちょっと待ってくださいと連絡する。

 夕方、仕事の帰り、池袋のリブロに寄って「ファルージャ2004年4月」(現代企画室)を買う。
 バスの中で読了。
 ファルージャから発信される生な言葉の重さ。
 あとがきの益岡賢さんの言葉に感動する。思っていることを全部言ってもらったような気持ちになった。


2004年07月21日(水) 演劇部の練習

 小松川演劇部の練習に顔を出す。
 1時に到着の予定がちょい遅れ、駅から「もったいない」と思いながら、タクシーに乗ってしまう。
 ほんとに暑いんだもの。
 体育館じゃなくて、特別教室ということでほっとする。
 おどろいたことに、キャストが全部決まってた。
 で、どんどこ稽古しようということに。
 が、発声、脱力、シアターゲームと、いろんなことをさせてもらう。
 みんなの名前をぼちぼちと覚える。
 一年生の「主任」君は、蓼科へ移動教室の最中でお休み。
 一番心配だった女の子、上野さん(アメちゃん)が、母親役でなかなかがんばってる。
 やぶちゃん、ころちゃん、みんなにかなり難しいダメをだして、いろんなエチュードをやってもらう。
 みんながきっちりついてくることにびっくりする。
 時間が来たので今日はここまで。
 顧問の小野先生に挨拶して帰ってくる。
 なつかしい亀戸の駅ビルエルナードの本屋に寄って、資料をあさるが収穫なし。
 なつかしさだけを堪能。


2004年07月20日(火) 演劇授業の台本

 篠原さんと待ち合わせて劇作家協会の事務所へ。
 斉藤憐さんと丸尾聡さんが一緒。
 このところ顔を出させてもらってる杉並の小学校の演劇授業のための台本のうち合わせ。
 相談の結果、、大石真作「チョコレート戦争」をもとにするということになった。
 駅前のラーメン屋で憐さんにラーメンをごちそうになる。ごちそうさまでした。

 憐さん、丸尾さんと別れた後、篠原さんと渋谷でお茶しながら、新作の話をいろいろ聞く。
 がんばってのりきってほしいとほんとに思う。


2004年07月17日(土) 非蓮函「ウラノウラウスランス中断」

 朝から、母は福島へ。中学のクラス会だそう。

 どんなだろうとドキドキしながら見に行った蓮子正和くんが旗揚げした劇団「ヒレンカン」の舞台@阿佐ヶ谷アートスペースプロット。
 少年王者舘バリの楽しいふりつけに、言葉遊びが、あれよあれよという間に、ゲイとエイズのお話になっていく。
 とってもおもしろかった。僕はわくわくしながら見てしまった。
 蓮子くんの「生身」なゲイ役がとってもせつなくてよかったなあ。

 永井さんと電話でうち合わせをして、イラクの担当はやっぱり僕ということになった。

 少し早めに阿佐ヶ谷地域区民センターに向かい、台本に向かう。
 稽古は、まみー、早瀬くん、としちゃんに、ヒゲのないホソちゃん。
 あっさりと終わる。


2004年07月16日(金) 夢と言葉

 寝苦しくて眠れないよと思っているうちに、思い切り眠ってしまった。
 夢の中で、僕は船に乗っている。台本を書かないといけないんだけど、書けなくて、あと一日で何とかなると言っている。青い海と向こう岸に見える白い街。
 朝起きたら、TOGETHERから海水浴のご案内が届いてた。

 もろもろ台本についての考えをまとめる。
 イラクのこと、報道のこと。それと、反戦の活動について。
 生の声をどう拾い上げるか。
 僕の言葉はいらないわけだからね。

 僕の言葉だけで積み上げていく次回公演「約束」を思う。
 言葉、言葉、言葉……。


2004年07月15日(木) ニューヨーク、東京、ロンドン

 ファッションチャンネルニュースのMA。
 今日は一気に三本。
 ニューヨーク、ロンドン、東京4。
 予想通り、後にいくほどつらかった。
 中出さんとは楽しくおしゃべり。
 ディレクターは岩本くん、今日も徹夜明けだそう。
 ミキサーの黒川くんも泊まり明け。
 携帯を新しくした話をしたら、黒川くんが、「定額制で契約したのに5万円の請求が来た」と言う。
 ドコモのFOMAだそうだけど、そんなことあるんだ。
 急にこわくなる。
 その後のMAが微妙に緊張したものになっておかしい。
 食事は、欧風カレー。中辛なはずがかなり辛い。マイルドをよそおいながら、実はけっこう辛い。
 帰り際に大熊くんが登場。すごい汗。彼も大忙しらしい。「外は暑いよ」という声を背に外に出たら、曇り空。
 中出さんと別れて歩き出したら、ぽつぽつと降り出した。


2004年07月13日(火) 演劇授業

 昨日、篠原さんから電話をもらい、急遽、富士見ヶ丘小学校へ。
 今日の講師は鴻上さん。
 何をやるかは、生徒の顔を見てから決めるということで、準備なにもなし。
 案の定、ばたばたとしてしまう。
 シアターゲームを中心に体育館で動くが、暑くて、広くて、なかなか集中していけない。
 鴻上さんもへばっていた。
 僕は、「彫刻家のエチュード」でペアになったちあきちゃんを泣かせてしまった。ごめんね。
 もっと気を遣ってあげなくちゃいけなかった。
 となりにいた、仲良しのしおりちゃんに助けてもらう。
 三人組でよかったじゃないねえ。
 心のこりいっぱい。
 もっともっとていねいに取り組まないと、傷つけてしまうのはほんとに申し訳ない。
 今日もまた給食をごちそうになったあと、篠原さんと話す。
 日盛りの道を駅まで歩く。
 たまらず途中のコンビニに避難。
 思いつきで買ってしまった、アイスキャンデーを電車の中で持て余す。 


2004年07月12日(月) 演劇部稽古

 小松川高校の演劇部に顔を出す。
 体育館に行ったら、ミーティング中。
 こまちちゃんがお話してた。
 さとしくんとおとめちゃんがうなだれている。
 夏ザンに出る出ないって話らしい。
 こまちちゃんが帰ったあとも、しばらくその話。

 で、引き継ぐ形で、僕が話した。
 ザンパラのことをいろいろとね。
 用意してった台本「肉体改造クラブ」の「ダイエッターセリナ」を読んでみる。
 セリナと昔セリナを立候補で選んだら、やぶこちゃんたちやる気満々三人娘が挙手。
 結局、やぶこちゃんのセリナですすめる。
 約30分、なかなかいいかんじ。
 あと、もう一本を選んでごらんと話す。
 なんだかんだとおつきあいすることになりそうだ。
 みんながんばってね。

 帰りは、雨模様。
 錦糸町で降りて、ビックカメラでファックスのトナーをゲット。
 ついでのように、思いつきで、auの携帯を契約する。定額制のやつをついに導入。
 受け取るまでの間、お茶をして時間をつぶそうかと思うが、雨降りで外に出たくないので、ぶらぶらと時間をつぶす。
 で、やってきたauの携帯はとっても簡単。文字の変換効率などなど、これまでの端末がどれだけのんきな昔のタイプだったか痛感。
 使い放題のezwebは、ネットの接続にちょっと時間がかかるかな?という印象。


2004年07月10日(土) ほおずき市 へなちょこ祭り

 奈須さんと雷門前で待ち合わせ。
 東武浅草から雨に濡れないよう、仲見世を歩いていたたら、勝田氏とマミーにばったり。
 結局、同行する。
 奈須さんと、ディープな浅草を……と思っていたのだけど、結局、みんなでロックスとなりのデニーズで食事。
 その後、へなちょこ祭りへ。
 ほとんどいっぱいの客席。
 さぶさんに挨拶して、補助席に座ったら、となりが舞だった。
 とても楽しいだしものの数々を堪能。とっても満足。
 「おバ歌謡」収録の「オリーブの首飾り」の日本語版「ゆうわく」がすでに使われていることにややショック。
 終演後、若さんに挨拶。
 その間に、勝田氏マミー、それに早瀬くんさくらくんは帰ってしまい、三枝嬢と三人でほおずき市を見て歩く。
 物足りなかったので、神谷バーへ。
 超混雑。さすがほおずき市。
 むりやり相席になった向かいのお姉さんが一人で、僕らは思い切り話し込まれてしまう。
 それもまたよしかとおつきあいする。
 閉店までおしゃべりして、いいかんじによっぱらう。
 東武の始発電車ですわったまんま。
 ほろよい。


2004年07月08日(木) 吉祥寺でお茶

 図書館に行き、資料をあさる。
 夜は諏訪さんと吉祥寺で待ち合わせ。
 イケメンぞろいのカフェで、諏訪さん、櫻田さん、須田さんとおしゃべり。
 のどかな時間にほっとする。
 須田さんに、フライングステージのホームページの携帯版をつくってほしいと言われる。
 たしかに必要かもしれない。さっそくやってみようと思う。


2004年07月07日(水) フライングステージ トレーニング

 キャロットタワーの一階で、コタちゃんに声をかけられる。
 ほんとにひさしぶりだ。なんだかうれしい。

 フライングステージ稽古@下馬では、だらだらストレッチをしたあとで、どういう話かをひたすら話す。
 例によって、話すことによって見えてくるものが大きい。

 伊集院光編のアルバム「おバ歌謡」をようやくゲット。
 大満足。さっそくマルゴリータ奈須に連絡。

 今日は七夕。毎年恒例のような微妙な天気だ。


2004年07月03日(土) 図書館巡り

 図書館に行く。
 えり子さんのメールにあった、毎日新聞のコラムを探す。
 いい天気なので、自転車で行こうと決心して走り出す。
 北部図書室には、毎日新聞がなかった。
 市立図書館に行くことにする。
 途中で雨がざんざん降ってくる。雨宿りしつつ、道に迷いながら向かう。
 ようやくたどりついたら、今日は休館日。
 がっかりして、今度は南部図書室へ。
 ようやく見つけた毎日新聞のコラム「悲しみの星にうまれて」は、衝撃的だ。一番使えそうなかんじ。
 コピーがないので、とにかくその場で入力する。


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