せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2002年12月25日(水) |
「贋作 マイ・フェア・レディ」稽古 |
太子堂の広い稽古場で稽古。 椅子を使って位置を確認しながら、まずは昨日読んだだけの後半を歌ありで追ってみる。 キラ・ド・モントルイユさまのお母様ぶりが堂々としてる。 今日は高市氏も稽古場に登場。ゲイナイトの女王役をやってくれてる。 照明の鬼さんも来てくれた。 あと一回の稽古で本番。もうやるしかない! おもしろいものになってるのは間違いない。 あとは、どれだけがんばれるかにかかってる。 当日のだんどりをきちんとして、みんなが気持ちよく「遊べる」よう、準備をいろいろする。 夜、たまっていた原稿をメールで送る。 年内の仕事はこれでおしまい!といきたいところだけど、明日明後日とOL仕事が残ってる。今日も録音の仕事をしてきたところだし。 どうして、芝居と仕事の忙しさのピークがぶつかるんだろ? 時間を有効に使わないとね。
2002年12月24日(火) |
「贋作 マイ・フェア・レディ」稽古 台本完成 |
音響の亜弓ちゃんと新宿文化センターへうち合わせに。 担当の加藤さんとごあいさつ。もう今年で三年目。あっという間にうち合わせは終了。 その後、完成した台本(!)を持って、紀伊国屋前で待ち合わせ。 カラオケボックスで歌の稽古&読み合わせだ。クリスマス・イブなのに! 集まったのは、ヨシオ、マミー、郡司君(荒くんの代役でピッカリング大佐の役で出演してくれてる)、ふっちー、小林くん、亜弓ちゃん、それに「出演してないのに」稽古を見に来たマッスーという顔ぶれ。 みんなはカラオケボックス稽古を何回かしてるんだけど(日記が止まってる間に)、僕は、初めて。 郡司君といっしょに歌う、サウンドオブミュージックの「マイ・フェバリット・シングス」の替え歌「ゲイの好きなモノ」が楽しくてしかたない。 振りもなんとなくできあがってしまう。 歌詞は、当日のパンフで配るので楽しみにしててね。 マイクを通すとあたりまえなんだけど、そんなに大きな声を出さなくてもいい。 亜弓ちゃんから、マイクの距離について指導を受ける。 終わってツタヤでCDを借りて、亜弓ちゃんに渡す。何でこれが?というような曲を突然出してみたくなった。エスムラルダさんの役はどんどんおいしくなってる。 ヨシオと亜弓ちゃんとふっちーはイブの夜をツタヤの下の五右衛門で過ごすことに、僕は高円寺に戻ってくる。 今日は高市氏のバースデー。チョコレートケーキのご相伴に預かる。 クリスマスメールの返事などを書きながら、台詞を覚えること、そして、演出プランについてあれこれ考える。
2002年12月10日(火) |
「贋作 マイ・フェア・レディ」稽古 |
今日も歌の練習。 作詞した本番用の歌詞を持っていく。 今日は、「ステキじゃない?」「踊り明かそう」「君住む二丁目」の三曲。 「ステキじゃない?」は、なかなかいいかんじの詞になったと思う。 「踊り明かそう」は、これまで歌ってたオリジナル(たぶん)を少しだけアレンジしたバージョンをそのまんま生かすことにした。 「君住む街角」あらため「君住む二丁目」の歌詞も確定。ちょっと、メロディとの相性が微妙なかんじかな? よしおの「男くさい歌い方」はだんだん堂に入ってきたかんじ。 歌うときの目線の話を、のぐとよしおにいろいろとする。 本番はマイクを持つんだけど、練習では、両手をどう使うかというのもいろいろやってもらう。 あてぶりが成り立たないところがやっぱりむずかしいね。 夜、ジオラママンボガールズのうち合わせを、マルゴリータ・奈須と電話で。 今年の選曲は、「香港チャチャチャ」「東京バビロン」「遊びすぎた日曜日」という、やや「リバイバル」な三曲に決定する。 金曜の夜に、稽古の約束をして、ベリンダ・弦本にも連絡をする。 「トーキョーバビロン」は、由紀さおりの名曲!(ほんとよ!) 三年前の「gaku-GAY-kai」でやった「新・浦島太郎」の中で、「タイやヒラメの舞い踊り」のかわり(?)に、ジャスミンさんとヨシオとマミーで初演してる。 ビデオを見て、振りを確認することができる。 他の二曲は、ジオマンのレパートリーなので、振りをさらえばだいじょうぶだろう。
実家に帰ってた。実家には、黒猫のシュウというのがいつのまにかいる。 「ひまわり」で書いたクロのような「生意気」な子猫だ。 生き物を身近に感じるのはひさしぶり。あたたかさがうれしい。かみつかれると痛いけど。 「42nd street」をビデオで見る。 91年のトニー賞の授賞式。オードリーヘップバーンがプレゼンターで出てた。 最優秀ミュージカルは「ウィル・ロジャーズ・フォーリーズ」 最優秀プレイは「ロスト・イン・ヨンカーズ」これは大好きな芝居だ。 トポルが「屋根の上のバイオリン弾き」の「金持ちなら」を歌ってる。リバイバル上演をしてたんだね。 昼間、デザイナーの松浦君と待ち合わせして、印刷屋さんにフライヤーの入稿に行く。 夕べからの雪で、電車はもうがたがた。30分の大遅刻。 佐賀町のプリントネットワークさんへ着いたのは昼過ぎ。 てくてく歩くこの道は、もう12月のおなじみの一つだ(もう一つは12月にだけ行く、ジオマンのマルゴリータ・奈須さんの河田町の家)。
2002年12月07日(土) |
「贋作 マイ・フェア・レディ」稽古 |
今日は久し振りのホソちゃんが来てくれた。 ふっちーは体調がわるくてお休み。 今日も基礎トレの後、歌の練習。 のぐの「君住む街で」、よしおの「踊り明かそう」。 のぐには、リズムとカウントをちゃんと取る練習をしてもらう。 よしおは、声を太く、男くさくしてもらうよう、がんばってもらう。 この「踊り明かそう」は曲の間で、イライザがアルピーナさんからよしおに変わるというナンバーだ。 よしおは「踊りたいぜ、夜明けまでも!」と、とっても男らしく、歌うことになってる。 「パロディだと思っていいから、思い切り、男くさくやって!」と頼んで、こぶしを振り上げ、動きを利用しながら、力強い歌い方を探っていく。 今日の新曲は、イライザが歌う「証拠を見せて」。 原題は「show me」。 原作では、イライザがフレディに対して、歌う歌。 うちでは、よしおがのぐに歌う。 しつこくついてくるのぐによしおが、「しっかり歌いかける」というのをやってもらう。 今日、曲と歌詞を渡して、すぐにやってもらったんだけど、なかなかいいかんじ。 ただこの曲は、マイ・フェア・レディのなかでもたぶん一番ドラマチックで難しい。 まだまだ曲にリードされてしまってるのを、どこまでひっぱっていってくれるようになるか、楽しみなところ。 今日は、キラ・ド・モントルイユさまから貸していただいた江利チエミが歌ってる歌詞をそのまんま歌ってみる。 「カラオケ大会」ノリで歌うんだったら、この異質なかんじはありだと思う。 でも、できるだけ、芝居としてナチュラルに続くことを考えると、歌詞をかなり工夫しないといけないだろう。 遅くなって、ほんとにひさびさの荒くんが登場。
2002年12月06日(金) |
自主稽古 「青い部屋」 |
みんなには自主稽古をしてもらって、僕は渋谷の「青い部屋」リニューアル二周年のパーティに伺う。 マダムの戸川昌子さんには、夏のグローリーでほんとにお世話になった。 以来、ほんとに時々なんだけど、おじゃましている、僕には、数少ない渋谷でホット出来る場所だ。 ソワレさんとご挨拶。 かぼちゃ商会のちんどんもすばらしかった。 にぎやかで藤田朋子さんの歌。 終電に間に合うように大急ぎで帰る。 渋谷も新宿もすごい人。
2002年12月05日(木) |
稽古じゃなくて、ビデオ大会 |
稽古場を取り損なっていることが急に判明して、急遽、高円寺で「マイフェアレディ」のビデオを見る会に。 約束していた亜弓ちゃんにもそのまんま来てもらって、僕たちは音のうち合わせ。 劇中で歌う「マイ・フェア・レディ」のカラオケをネットでゲットしたんだけど(アメリカのサイトから)、コーラスがばっちり英語ではいってしまっているので、どうしたものかと……それがまず問題。 キーはこのところ練習してみた結果、たぶん何とかなりそうなんだけどもね。 メインのボーカルがはいってるバージョンが収録されてるんだけど、そのメインボーカルは右側にだけはいってる。でも、コーラスはしっかり両方にはいってて「うーん」ってかんじ。 できるだけ薄くしてもらえるよう御願いする。 それから、全体で使う曲の確認。 歌がはいるのだけで、13曲ある。ひとつのナンバーが3分だとしても、これだけで40分かかってしまう。 芝居のパートはどうなるんだろう?との心配も…… 曲によっては、全部を使わないのとか、繰り返してもらうのとか、いろいろ注文を出す。 当日のマイクとスピーカーをどうするかというのものなかなかの問題だ。 「サウンド・オブ・ミュージック」から2曲持ってきてるんだけど、そのうちの一曲「エーデルワイス」にも、思い切りコーラスがかぶってる。 これは、「別のカラオケ」を探してもらうことにする。 ビデオは、一人で見るとかなり長いんだけども、みんなでわいわい言いながらだと「わりと」あっというま。 10時ちょうどくらいに見終わって、解散。
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