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twilight shackles
枷夜(かや)



 寒空の下で:2

待ち始めて20分ほどして
ご主人様からメールが届きました

「風邪を引く気か」

おもいっきり反抗して、自分を試していると返したら
メール、もちろん止まりました。
しばらくしたらご主人様、隣に立ってました(汗
「風邪を引く気、か...」
ため息を吐きつつご主人様が仰います
私は無言で見上げました
ご主人様は自動販売機で煙草を買いにいかれ、
戻ってこられたと思ったらそのまま歩いて行かれます
「え...え...??」
遥か前を歩いていかれるご主人様
私は必死で追いかけようとするのですが、ずっと座っていて
体がうまく動かなくて...かなり後ろを追いかけました
おいてきぼりにされて広場みたいなところで見失いました
どこだろう...どこだろう...と見回して、見つけて向います
私が来るのを確認すると、喫茶店に入っていかれました

隅っこの席に座って、コーヒーを注文
「待って、何がしたかったんだ?」
「結果的に風邪を引くかもしれなくても...」
「今、思った通りの状態になっているけど...」
ご主人様の御言葉にちゃんと応えられない私でしたが
ご主人様のお言葉ひとつひとつに反応しているのか、
それとも寒くてなのか判りませんが、体が震えていました
コーヒーが来ると、「飲んで身体をあたためなさい」と仰い
私は何も言えずに従い、ゆっくりとコーヒーを飲みます
かじかんでいた指先が少しずつ動くようになりました
「食べなさい」と言って、ご主人様は注文された
ベーグルサンドを半分、私に下さいました

色々、お話をさせていただけました
ご主人様がふと仰います
「私の言葉に感じているのか...?」
「(淫乱)」
言葉にはされませんが、口元の動きで認識し
私の身体はビクっと震えました
目を背け、身体を震わせる私を見て
ご主人様はちいさく笑われました

昨日の今日だから予想がついたとご主人様は仰いました。
すごく単純で申し訳ありません、と私が言うと
「判りやすくて私は楽だ
 悪く言えば単純だが、よく言えば「素直」ということだ」
とご主人様は返してくださいました
そんなこんなで約1時間半ほどご主人様とお話を
させて頂くことが出来ました。

帰られる前、ご主人様はお手洗いに行かれました
カバンをいつも預かるのですが、それを私はぎゅーっと
抱きしめているのです。で、ぐぅ〜っと寝てしまうのです
今回は立っていたので起きてました
ご主人様は戻られたときに寝てると思ったと仰いましたが
立ったまま私は寝ません、と言うと
「私は寝るが」
と返されました...。私は器用ではないんです(苦笑

で、改札前までお見送りさせていただき、お別れしました

帰りのメールでご主人様に今週末は空いていないのかと
言われたのですが、仕事の為に無理でした。
逢瀬は...来月中か、3月になるのでしょうか。ぐすん。

2003年01月30日(木)



 寒空の下で:1

昨日のことがあって、私は一日考えていました
今日は朝から出かけます
出かけ先ではずっと昨日のメッセンジャーの
会話を印刷したものを読みつづけていました

けれど、明確な答えを導き出せるほど
自分の中で言葉が見つかりませんでした

思いつかないまま、夕方になり
私は最寄駅に着きました。時間は夜6時前...
今日はご主人様は早く上がられる日のはず...
けれどお願いをしても会えないかもしれないし、
会っていただけないかもしれない...

「待ってみよう...」

例えれば忠犬ハチ公(笑)みたいに
主が来るのを、ひたすら待ってみよう...
そう思い立ったのです。
自分で時間を決めた、一時間...
ご主人様に会えれば嬉しい...
会えなくても待てた事を心から喜べるはず...
屋内で待つのは簡単...だから、屋外の。
自動販売機の前にあるイスに座って待っていたのです

これは自分に対しての賭け、でもありました
寒さに負けるようでは、意志が弱いんだと
自分に、言い聞かせました

会えればいいと思っていました
何か...答えが出るかもしれない、と思ったのです
その場で会えればそれでよかったし...
電話の向こうや、メールの言葉の向こうではなく
ただ、会えたら...それでいいと思ってました

待とうと思ったとき、ご主人様にメールしました
自動販売機の前で、一時間待ってます、と

そこからは寒さとの戦いでした
気温は氷点下前後を彷徨っていました
日は暮れて寒さは増すばかりです
そんな日に限って、粗い目のニットにロングコート...
隙間から冷たい空気が入り、蹲りながら待っています
スカートじゃなくって良かった...と心から思いました
携帯電話を取り出し、時間を確認しつつ
時間は刻一刻と過ぎていきます

2003年01月29日(水)



 photograph

ご主人様に、恐れ多くも意見をしてしまい
ご主人様に怒られてしまいました

いつも私に優しく接してくださっていたご主人様
それは、私がいつかご主人様の望まれる姿に
必ずなれると信じていてくださったからなのです
それを考えずに私はご主人様のお優しさに甘えていました

ご主人様は私を奴隷としてだけ認識し、
それが普段の会話であっても、奴隷の私が
飼い主であるご主人様へ言っているものとし
言い方次第で、受け止めるかどうかを決める
必要がないと考えた言葉には返すこともしない
ご主人様の言葉は、主人としてでなくとも丁寧語でも
その全ては奴隷に対する主人の言葉と認識するよう...
ご主人様の前では奴隷としてしか存在を許さない、と。

メッセンジャーにてご主人様とお話をして
ご主人様からお言葉を頂きました
その後に電話もさせて頂きました

昨年、ご主人様が海外出張に行かれている折に
書いた誓約書も書き直すようにと仰いました

ご主人様から頂いたお言葉で
「他のM奴隷がしている(出来ている)ことは
 お前にも出来るという事を肝に銘じておくように」
というお言葉がありました

実は、結構他のサイトを巡るのですが...
私がまわるのは同じようなMの奴隷の女性の方の
HPや日記だったりします。写真が載せられていて、
その写真を見ながら自分を重ね合わせてみたり...

一方、勉強の足りないという私にご主人様が、
他のサイトを探して教えてくださいましたが...ご主人様が
見せてくださったのは逆に飼い主である方々のHPでした
投稿写真を集めたサイトや、あとは...緊縛師...さん??
投稿写真のほうは、本当にドキドキしてしまいました
自分はこうなれるのだろうか...と思いつつ
ご主人様はこう望まれているのだろうかと思いつつ...

折角デジカメがあるので写真で慣れるべきでしょうか(汗
逢瀬のたびに写真を撮ってみるか撮っていただくか...
でも写真に残せるほどいい女...ではなく奴隷じゃない(涙

勉強がぜんぜん足りないのでしばらくは修行の日々です

2003年01月28日(火)



 ドライブに代えて

私は今日も夜までお仕事でした
実は昼間にご主人様からお誘いを受けたのです
「今日の夜から会うかい?」と...

本当は明日の朝からのお約束でした
実はずっとやりたいことがあったのです...
それは「ドライブ」(笑
2日もそれで行きたいってお願いしていたのですが
それは姫初めになったわけですが(照

で、今回もそれで夜からお会いする事になりました
またドライブは延期です(苦笑)
なぜならお仕事の後そのままお会いするからです
あードライブーって嘆きました、私(苦笑

ご主人様は定刻にお仕事を終えられ
私が仕事を終えた8時半ごろ、連絡をしました
私の最寄駅のゲームセンターで遊ばれていると
いうことなので、着替えて向いました
そのまま電車に乗り、いつもの場所にむかいます
ホテルにはすんなりチェックインでき、部屋に入りました

まずはお風呂を準備して、ご主人様の服をハンガーに
かけさせていただき、私も服をハンガーにかけます
ベッドに寝そべってテレビを見ているご主人様のお傍で
下着姿で、でろーーん(謎)としていた私に
「枷夜、おいで...」
とご主人様が仰ってくださいました
御傍に寄ることをお許しいただき、ご主人様が
抱きしめて下さいました
そして、キスのご褒美を私に与えてくださいました

そのあとはご主人様とお風呂に入らせていただき
あがったあとはマッサージをさせていただきました
ちゃんとできた後はご褒美に首輪を鎖を付けて下さいます

先日、日記には書いていなかったのですが
電話にて調教してくださったときに
最後の一回はご主人様の前でするようにと
言われていたので、その一度をさせて頂きました
しなさい、といわれるより前にすることに抵抗はありましたが
ちゃんと...出来ていたような、そうでないような(汗

けれどその後はご奉仕をお許しいただき
私の中にも挿入して下さいました
最後にご主人様は私の背中にたくさんかけて下さいました
「鏡を見てご覧...」
そう仰るご主人様の言葉に従い鏡を見ると
私の背中にはご主人様の精液がたくさんついていました
惜しい...と思いつつシャワーを浴びに向かい
ちゃんと洗い流して(涙)ご主人様の御傍に戻り
ご主人様のお隣で休ませて頂きました
しかし、今日はご主人様の腕枕ではなく
少し離れてベッドのすみっこで休んだのでした
私が夜に何度も目覚めることでご主人様を
起こしたくはなかったのです

そして朝がやってきて
ご主人様に変わらず朝のご奉仕をさせて頂きました
ホテルのサービスであるモーニングを頂き
昼にはチェックアウトしました

お昼からはしばらくいつもの場所で遊んでいました
いつもはお傍で拝見しているだけでしたが
今日はご主人様とはべつのもので私も遊びました
「枷夜がするなんて、珍しいな(笑)」
と笑ってくださいました
そして実はそこであっという間に時間が過ぎてしまい
朝が遅かったので夕食前の時間に遅い昼食を取り
電車に乗ってお別れしました。ぐすん。

しばらくはこうしてお泊りでの逢瀬は出来ないので
今日はお泊りでの逢瀬で、よかったと思います

ありがとうございました


2003年01月17日(金)



 頑張ったから

今日は、ご主人様のお手伝いを
させて頂けることになりました
朝の7時半に待ち合わせのコンビニに来て
飲み物などを購入して向いました

お手伝いが終わって帰り道
ご主人様と夕食を頂くことが出来ました
とても美味しくて幸せな時間でした
そのあとそのままお別れかと思ったのですが
「ご褒美をあげよう」
「今日の枷夜はがんばったからね...不満かい?」
私は無言で頷いて、そして車は走っていきました
場所は、先日のホテル集合地帯
前と違う場所に入りました

入った後は...もううろ覚えだったりするのですが(をい
ウェルカムサービスのケーキを頂いたり
トイレに入ろうとしたらご主人様が
「見ていてやろうか」と仰ったり
天井の鏡に映る私をご主人様が見ていて
それを聞いてあたふたしたりしてました

大体4時間...でしたでしょうか
素敵なご褒美をご主人様から頂き
自宅まで送って頂いてお別れしました

明日からご主人様は出勤です
どうか今年一年も怪我などなく
お過ごしになられますよう...


2003年01月05日(日)



 姫初め...?

あけましておめでとうございました(→過去形)

姫初めなのかは定かではありませんが...
今年最初で、この日なので
こういうタイトルにしてみました

今日はご主人様と福袋ショッピングに
行くお約束を先年よりしていましたので
午後からご主人様とお会いする事になっていました
ご主人様は午後一時ごろに私の自宅の下まで
御車で来てくださいました
...私が車で来て欲しいとお願いしたのですが。
前から、ドライブに行きたいと言っていたのです

しかし、年越しあたりからご主人様とは言い合いになり
この日も私は会わないと言っていたりしたのですが。
夜中でお電話を頂き、結局お会いする事になりました
ご主人様にお渡ししなくてはならないものがありましたし
やはり、福袋ショッピングに行きたいというのはあったので

車まで行き、助手席に座らせていただくと
ご主人様は優しく頭を撫でてくださいました
「寂しい思いをさせて、すまなかったな...」
私は何も言わず、首を横に振りました
車は静かに走り出し、目的地に向いました
ご主人様は私の差し上げたブレスレットを
付けて下さっていました。私も付けていたので
おそろいでとても嬉しかったのです。

福袋の話は敢えて省きます(笑)

その後、ドライブにどこに行こうかと
ご主人様が仰いましたが私は、ただ
車で走っていたかったので場所は告げませんでした
すると...少し考えたご主人様は
「ホテルに連れて行きなさい」
と、仰ったのです
「えぇ!?」
私は、そのつもりが無かったので驚きました
「嫌か?」
ぐだぐだと言い訳地味たことを言っていた気がしますが
反論できるはずも無く、ご案内することになりました
向う途中のおうどんやさんで温かいおうどんを昼食に頂き
車はホテルの集合地帯へ向ってまっすぐ走っていきました

なんとか入ったホテルのサービスタイムは3時間
部屋について私はベッドに倒れこみました
自分の中では「来ちゃった...」という感じでした
初めて来たみたいにドキドキしていたと思います
ご主人様とベッドで並んでお話をしていて、今まで
心の底に溜め込んでいたものが一気に溢れ出して...
大泣きしてしまったのです...変わらず泣き虫です
「一人で泣くな、馬鹿っ」
とご主人様は仰って、私の上にかぶさって下さいました
その後もずっと泣いていたのですが...
宥められて、お風呂に入りました
お風呂から上がると、今日はリラックスアイテムを
持ってきていなかったため、マッサージだけしました

その後、首輪の代わりだと仰って
左手首にブレスレットをつけて下さいました
そしてご主人様もまた、手首にブレスレットを
お付けになられました。
「ほら...」
といって私に付けたブレスレットを見せて下さいます
私も自分の手首のブレスレットを見つめました
「主人に、ご奉仕をしてごらん...」
「はい...」
ご主人様にご奉仕の御許可を頂いたのでさせて頂きました
ご奉仕をしながら、自分の指で中をかき回しました
音が響き...その音でまた感じている自分が居ました...
ご主人様に導かれるまま、中に挿入して下さいました
突き上げられ、逝きそうになって、許可を頂いて逝きます
何度も、何度も...逝かせて頂きました

最後は力が入らずに、ベッドに倒れこみ...
ご主人様にブレスレットを外して頂いて
お風呂へ一人で向かい身体を流しました

30分ぐらいだけ休み、チェックアウト後
自宅まで送って頂き別れました
新年2日からご主人様の御傍に居させていただけました
奴隷としての姫初めのような...そんな気がしました

けれど、今回思ったのは
初心は忘れてはいけないな...ということです
なんとなくですが、ふとそう思ったのでした

今年も枷夜とtwilight shacklesを
どうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m


2003年01月02日(木)
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