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谷口 令のハッピーダイアリー  
出会うための原稿 2002年07月08日(月)

ピンクの花


この秋に出版する私の本の準備のために、
いろいろな方と打ち合わせが続きます。

その打ち合わせの中で聞いた、ステキなお話。

Sさんは、仙台で看護婦さんをしていました。
最初の結婚に破れ、男なんてもうまっぴら。。。

せっかくこの世に生まれてきたんですもの。
絶対に、後悔しない人生にしなくちゃ。。。
そうだわ、尊敬するマザー・テレサのところで働こう!

Sさんは40歳を過ぎてから、
なんとインドへ行ってしまったのです。

何年かたって、仙台に戻ってきたSさん。
あの感動を、本にして、世の中に伝えなくては。。。

Sさんは、精神性の高い本ばかり出している
K出版を選んで、原稿を送りました。
それが昨年の11月。

何日かして、優しそうな男の人からの電話。

「あなたの原稿を読みましたよ。
 とても感動しました。
 ただ、本にするのには少し。。」

「いったいどこが悪いのですか?」

「いや、悪いというのではなく。。。」

Sさんと彼は、毎日電話、電話、電話。
電話代は1ヶ月で10万円にも。

結局Sさんは、七夕の日、東京にやってきました。
車1台だけを持って、彼と結婚するために!

原稿は本にはならなかったけれど。。。

だからこの世の中は面白いのです。
谷口 令のハッピーダイアリー  
「ペイ フォワード」2 2002年07月04日(木)

赤い花


映画『ペイ・フォワード』からのお話。

トレーバー少年は、中学最初の社会科の授業で
先生から課題を出されます。

そのとき、生徒にむかって話す先生の言葉が
とても素晴らしかったので書きます。

「いつか、君たちは自由になる。
 でも、何の準備もないまま、自由の身になったときに
 自分の周りの世界が好きになれなかったら?
 もし、世界が、大きな失望でしかなかったら?」

「サイテー」。。。生徒たち

「それなら、今日から、世界を変えてみよう。
 これが君たちへの課題だ。
 起こりえるんだ。。。
 可能の王国。

 不可能を可能に変えるのは、君たち次第。
 自分の手で、世界を変えてごらん」

トレーバー少年は、ここで
『ペイ フォワード=親切の先送り』を提案します。
自分が受けた厚意を、3人の人に先送りするのです。

まわりにまわって
『ペイ フォワード』を受け取ったジャーナリストが
その出所を探し出していくうちに
たった一人の少年の勇気が、人々の心に眠っていた何かを動かし
「世界を変えることは可能なんだ」ということを見ていくのです。

一人の人間の力って偉大。。。
あきらめたら終わり。

今、私も小さな『ペイフォワード』を実行しています。

最近受け取った蕨市のMさんからのお手紙です。

『先生。先日、悩みに悩んでいた子宮ガンが完治いたしました。
 お医者様も、もう大丈夫だとおっしゃってくれましたので、安心です。

 先生とのお約束の件、ちゃんと忘れずに実行しています。
 3人のうち2人までには返しました。
 あと一人は、まだ私の前には現れていませんが
 必ず、実行いたします。
 その方にも、同じことを約束してもらって。。。』
谷口 令のハッピーダイアリー  
「ペイ フォワード」 2002年07月03日(水)

朝顔


私のところに、病気のご相談にみえる方からは
ご相談料をいただかないことにしています。

その代わり、病気が良くなったとき、
私にではなく、身の回りにいる別の誰かに
その感謝の気持ちを送ってもらうのです。

このアイデアは『ペイ・フォワード』という映画から。

「ペイ フォワード」とは。。。
受けた厚意を、もらった相手にペイ バックするのではなく、
身の回りにいる自分の選んだ別の誰かに送ること。。

この映画は、ケビン・コスナーの
『フィールド・オブ・ドリームス』と同様、
ぜひ、いろいろな方に見ていただきたい映画です。
谷口 令のハッピーダイアリー  
おかあさん 2 2002年07月02日(火)

ピンクのあじさい


あのおかあさんから、
こんなメールを受け取りました。

『こんにちは。
 先日はお忙しい中、お話を聞いて頂き
 ありがとうございました。

 聞いてください!
 2日前からSクンに変化があったのです。

 最初は、今まで焦点が定まらなかったのに
 今は、明らかに私と目が合うのです。

 40分位抱くことができたのですが、
 ずーっと私の顔を見ていてくれたのです。
 昨日はなんと、手を握っていたら
 かすかにですけど握り返してくれたのです!

 最高に嬉しいです。
 その日以来、毎日、神社にお参りしています。
 今回は、先生から不思議な力を頂けたような気がします。
 本当にありがとうございました。
 
 コレカラも ガンバリマス。』

嬉しくて、涙がとまりませんでした。
谷口 令のハッピーダイアリー  
おかあさん 2002年07月01日(月)

ブルーのあじさい


病気の家族を持つほど、心配なことはありません。
まして、それが小さな子供だったら。。。

こんな方が訪ねていらっしゃいました。
まだ生まれて1歳にも満たない小さな男の子、Sクンのおかあさん。
かわいくてたまらない、そんなSクンの心臓が、
停止してしまったのです。

慌てて救急車で病院へ。。。

医者からこう言われたそうです
「1ヶ月以上この状態が続くと、もう元には戻らないかもしれません」

もうすぐ、その1ヶ月。。。

おかあさんは、どんな気持ちでその言葉を聞いたでしょう。。
考えるだけで、胸が詰まります。

おかあさんは涙をうかべて言いました。

「多くのことは望みません。
 ただ、この子が生きていてさえくれたら。。。」

私はSクンが元気になる一番のコツを、お話しました。

「子供は、生まれ出た後も、おかあさんと
 目に見えない『へその緒』でつながっています。
 ですから、その目に見えないパイプを通して
 Sクンに思いっきり愛情を送ってあげて!

 早く元気になろうね。。。

 心の中の祈りも、必ず伝わっています。
 意識がないように見えても
 おかあさんの声は聞こえているのです。

 だから、歌を歌って、お話をして
 早く良くなるように抱きしめてあげて。
 そして、大好きなディズニーランドに行く計画をたてましょう。

 涼しくなる頃には、必ず行けるわ!」

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