* *

2007年03月27日(火) ぼくは焼け跡の街へ行く、恥辱に満ちた街へ


てんしょくってなに……
あー履歴書面倒くさい…面倒くさい…手書きが無理だ。買い込んだ履歴書がわたしの悪筆によりすでに全滅してしまった。気をつけて書いててもなぜか「業」の線が1本多かったりするのよね。妖怪のしわざじゃないかな。あと「学」っていう字が特に下手なのに、何の呪いか学歴欄書くと「学」が20回も出てくる。怪奇。
採用担当してる友達に「手書きじゃなくて出力でもいいのか」って聞いたところ「手書きかどうかより中身だ。量だ。」っていうすごくありがたい言葉をいただいたのでこれで作ることにしましたよ。埋めるぞ〜
ていうかこれだったら普通にキリさんの履歴書とか作れんじゃないすか?
やべ〜…暇だったら作りたい〜…


このひとはいつかあたしの脳細胞を食い尽くしてしまうわ…
というわけで5月発売のルーファス新譜「Release The Stars」から「Going To Town」が昨日BBCラジオで初登場。ここ(Listen Againの「Mon」を選択、1時間59分あたりからスタート)で聞けたり、さっそくファイル化してくれたりしてる神も登場しております。他の「Between My Legs」だとか「Sanssouci」をライブで披露ってのはけっこうありましたが、アルバム公式音源の披露はこれが初めてなのでは。
ちなみにこの「Going To Town」はアルバムの2曲目。今までのアルバムだとわりと2曲目とか3曲目をシングルカットしてるので、このへん来るかなと思ってたんですけどこの曲はシングルには暗いぞ!でもビデオ作ってほしい!かなしくってうつくしいモノクロームのやつ!

「Going To Town」はどうやらアメリカへの幻滅の歌のようです。しのつく雨のようなピアノ、嘆くギター、ゆっくり踊るような、歌声。かったるくてうっとりして夢ごこちっていうのは今まで通りのルーファス節全開ですけど、でもそこに今までにない種類の「現実の影と孤独」みたいのが確実にしのびよってきていて、すごく胸を打たれます。こ、これがルーファス新時代…!?身震い。
アルバムを一気に聴くのが楽しみなので、あんまり聴かないようにしようかと思ってたんですけど、ああ、ついつい聴いてしまう…やっぱり聴いてしまう…!なんて堪え性のない女だ…!

よ〜し履歴書書くぞ〜


>はくしゅ
いらっしゃいませ〜ルーファス好きさんが来てくださって嬉しいです…へへ…。遅いなんてことはありませんむしろこれから発売まで7週間待つのが苦しいくらいですよきっと!そしてO Holy Nightはほんとうに神ですよね!何度きいてもゾワッとします。
何サイトかよくわからないまま今後もルーファス情報見つけ次第垂れ流していくので、もしよかったらまた遊びにきてください!


2007年03月24日(土) テンイヤーズ・トゥェンティーイヤーズ


今日は世界でパソコンを使わないようこころがける「シャットダウン・デー」だったそうです。
いやまあ普通に使ってましたけど。

友達との約束が夜八時半というスペイン人並の遅さでした。
早めに行ってそれまでどっかのサッカーバーで代表戦でも見るかな、と思い駅の近くにあったサッカーバーらしきところにぶらりと入ってみたところ、大スクリーンでちょうど試合直前の映像が流れていたんですが、
客がひとりもいなかった…
サッカーの試合を流すサッカーバーで代表戦の日に誰も客がいないってさぁ…どうよ!
店員さんがおもしろそうだったら入ってみようかなとも思ったのですが、見ると店員のお兄さんはレジのところで う つ む い て い た ので、申し訳ないのですが早々に逃げました。悲壮感が店全体にたちこめていた…

それから友達にソウルライブハウスであるこちらに連れて行ってもらいました。食べて、飲んで、ソウル聴いて踊って、そのへんのひとと仲良くなっておじさんにお酒おごってもらって、楽しかった!私は高校時代に「アリーMyラブ」にハマってからというもの、仕事帰りにアリーみたいに生演奏のバーに寄る生活に憧れていたのですが、あそこはまさにアリーのバーだった…moe!
これから通いたいなあと思ったのですけど、時すでに遅し、しかし諸事情から3月いっぱいで閉店してしまうそうです。ほんとうに素晴らしいお店なので悲しい…。

最近tenーshock系で悶々と悩んでるんですが踊ってるあいだはひさしぶりに頭空っぽになってよかったです。無でしたよ、無。あと自分の10年後ってさっぱり想像できないけどとりあえず今日思ったのは、ライブハウスにいたみたいな、Tシャツとジーンズとゴールドが似合うガリガリのひとみたいになれたらよいな…。わはー。


▼"I'm A-Runnin'" Rufus Wainwright

ルーファスウェインライト14歳。
途中から出てくる、歌っている子です。あっふぁああああ。14歳。14歳。これずっと観たかったのです、観たかったのです、神様ありがとう。眉毛濃いよかわゆいよハァハァ。
「Tommy Tricker and the Stamp Traveller」とゆーキッズ映画の一部分でして、曲は「I'm A-Runnin'」。これでカナダの映画祭のベストオリジナルソング賞と、音楽祭の将来有望賞みたいのもらってたそうです。曲は意外に王道ロックだなぁ。その後の青春次第ではロックの方向にいく可能性もあったのかなぁ。
14歳の平均歌唱力がよくわかりませんけど(あーでもハンソンの一番下なんてMMMBopのときに12歳くらいか?うまいよなぁ)、サビと艶がある歌いかただし、ちょっと流し目がちなあたりに才能の片鱗が見え隠れしてるのではないかと。ちなみにこの頃すでにみずからのセクシュアリティを自覚していたらしいですよ。

▼ちなみに前にも出しましたがマシューベラミー12歳



▼諸星大二郎「私家版魚類図譜」購入〜。
装丁がしっかりしてるので鳥類図譜とならべると貫禄があって興奮します。
深海についてかなり調査した様子が見られる「深海人魚姫」、人魚姫の暮らしの設定が妙に細かくて、なんだか本当に深海に人魚が住んでてもおかしくないような気がしてくる。あと「魚の夢を見る男」の気持ち悪さが最高。諸星節全開だよハァハァ。夜になると怖くて読めなくなりますけど。
ただ、ときどき写植がへんだ。子供の独白が無理矢理子供っぽい書体になったりしてる。他の漫画なら気にならないかもだけど、あの絵には合わないなぁ…。

▼Duke Special
うろついてたら発見。目つきが悪くて長いドレッド振り乱してて外見はメタルだというのに実際はせつないピアノ弾きがたり。PVはクマさんと森の仲間たちのブラックナイトメア。
>>"Last Night I Nearly Died"
>>"Freewheel"←ステキな曲


>はくしゅ
すっごい連打してくださった方ありがとうございます!えへ


2007年03月23日(金) わたくしもまったく同じ夢をみておりましたわ


ルーファスがカナダのフランス語映画「L'age des tenebres」(the age of dark=暗黒の時代?)に出演!というのをみつけまして、おぉぉと嬉しく思いながらも、「アビエイター」とか「Heights」とかみたいなちょい役かしらと思ってIMDB調べてみましたら、





えっ キャスト欄で名前が2番目にきてる

しかも私はフランス語がわからないけれどこれだけは瞬時に判断できた
それは つまり ルーファスが Prince 、王子の役 だってことだ。
Le Jeune Prince、若い王子の役だって。

王子って何、王子って、ちょっと待て、落ち着け、王子?確かにルーファスは王子様キャラなところがあるし(マシューベラミーと違って領土はちょっと狭そうだけど自然は豊かそうだな)、WantOneのジャケでは騎士のコスプレをしてWantTwoのジャケでは姫のコスプレをしてたし、インタビューでも「誰か馬に乗って甲冑きた人が迎えにきてくれたらステキなのに」とか普通に発言してましたけど、まあそれはルーファスのごく周辺と妄想の世界だけで完了することでありまして、敢えてそれ以上は望まないのが当然だと思っていた領域を実写で見られるとかいってほんとうに世間はどうなっているんだろう、夢と現実の境はどれだけ明確なんだろう、わたしもしもボックスとか使った覚えないんですけど、どうなっているんだろう。
というか、そもそもこの「the age of dark」だなんていうタイトルの不気味さと「若い王子」だなんて日常生活に存在し得ない身分の役柄がいることからして、変なマイナー映画なんじゃないのか?いや、べつにルーファスが王子だという時点でその映画はいくらB級でもC調であろうともそれはすべてが赦されるんですけど、ええ、何をしても赦されることになるんですよ、「すべてが赦される」ってあなたがそうおっしゃったんじゃないですかイワン・フョードロウィチ!

……神から与えられたギフトの中身がいまいち信用できずそんなことを悶々と考ていたところ、案外すっごくまともな映画だということが判明。
「L'age des tenebres」はカナダのドゥニ・アルカン監督の「アメリカ帝国の滅亡」「みなさん、さようなら」に続く、「現代における世界の衰退」を表現した三部作の最後の作品。ストーリーは「単調な生活から逃避するためにケベックの公務員が、自分がファンタジー界のヒーローだと空想しはじめる…」とかそーいうブラックコメディらしいです。何それふつうにおもしろそう………ウディアレンの「カイロの紫のバラ」みたいな感じかな。ということは、しがない公務員と王子ルーファスのロマンチックラブコメディという認識で相違ございませんでしょうか。
とりあえず公務員の性別が気になります。
フランス語がわからないのが痛い。

記事によってはもう今度の5月のカンヌで上映されるんじゃないかとか書いてありました。5月は新譜もあるしルーファス祭ですね。というか今年そのものがもうルーファス祭ですね。そしてこの知名度からいったら、この映画、ふつうに日本で上映されるのではないかしらん。銀座の単館扱いとかかもしれないけど。それにたぶん早くて2008年春上映って感じですけど。

あ、ちなみに「Meet the Robinsons」は日本では「ルイスと未来泥棒」とゆータイトルで12月公開だったらしいです…おせぇな!そしてロビンソン家の存在がおもいっきり薄れてるな…!



転職系サイトに登録したらあやしいオファーとかが来てビクビクしてます……ありがたいことではあるのですがメッセージのタイトルが「ぜひ一度お会いさせてください」とかいって出会い系かよ、みたいな……よのなかがこえぇ。
その衝動から本屋でこの「図解世界史」とやらを購入。世界史はなにからなにまでロマンだ。まだ最初のほうしか読めてないんですけど、アケメネス朝ペルシアがかなり燃える。ダレイオス1世がかっこよすぎる。大学受験のときも好きだった気がするけどやっぱすげえなダレイオス1世。あの情報伝達も移動手段もままならぬ時代に、イランとトルコを足したより広い領土で
・異民族の宗教の自由を認可
・領土を州に分割、州に総督を配置
・幹線道路「王の道」(すげぇ長い)作成。
この統治力、見事だよダレイオス。
地図が大きく載っていて民族移動や十字軍の空想がしやすいので、この本と一緒に歴史上の人物の劇的場面を妄想しまくる旅に出たいと思います。


>はくしゅ
18日・N様おかえりなさいませ〜不在中のパトロールは代わりに頑張っておきました!バレンシア体験談気になります!アイマールいましたかアイマール
21日・はじめまして!ミューズとルーファス兼務してらっしゃる方が意外に多くて驚きです。FRF来たらよいですね〜スケジュール的には来れないこともなさそうなのでいろいろ想像してしまいます…。マーサちゃんからFRFについていい噂を聞いたりしてるとよいんですけど!


2007年03月20日(火) あいつは服の下にウイスキーを隠してやがるんだ


▼ロサリオvsボカ
とりあえず前半のみ。
ボカのボンボネラスタジアム、楽しそうな響き(意味はチョコレートボックスらしい)とは裏腹に、とんでもなく物騒そうだ。行ってみたいな〜とかのんきに考えてたけど、これは、やばい。人類の善良さを信じてはいるけどこれはぜったい何か盗まれる気がする。だいじなものを、いろいろと。
ボカはリケルメ復帰してたんですね…知らんかった。相変わらず泣きそうな顔。その勢いとあれだけのサポーターを背負ったホームの利があるはずなのに、ロサリオがけっこう押してたわ、先制したし。誰だかわからんけど(ムード盛り上げのためスペイン語副音声で見てた)右サイドがわりとよかった。

試合を見ながら「笑ってもっとベイベーむじゃきにon my mind♪」と歌いつつこーやってムダにカピタン・キリの記念撮影などにいそしんでいたわけである。キリさんが頻繁に動くのでうまく撮れない…このお転婆め! うまく一時停止してやろうと何度も同じとこ繰り返し見ていて、気づいたら母親に変な目で見られていた。それからいちいち「あら、今の転んだとこ撮ればいいじゃない、ほ〜らほら」とかいう変な羞恥プレーになった…。

しかしロサリオけっこうかわいい選手が多いなあ。前見たときはそんなに思わなかったんだけど。特にアンドレスディアスくんはすばらしい(画像が見当たらない…)。キリさんから出てるα波を浴びてみんなムーンプリズムパワー・メイクアップなんだろうか。わたしも浴びたいなぁ…



最近ルーファス好きさんから結構コメントいただいてしまった(キャー!)おかげで、むだに調子付いてきちゃった…のでふたたび。現代の密造酒取引所ともいえる、全国津々浦々の善良なルーファスファン達による交流&取引所案内。
>>その壱
>>その弐
こちらで未収録音源、ライブ音源、人生の糧などいろいろわけてもらえます。(ファイル保存期間が短いので過去のほうになるとほとんど無理ですが)コメントも愛があふれてて、みてるとホワワーンとしてきます。「I'm just happy to share the Rufus goodness」とかって、泣ける…!


中央線が好きでブックオフとツタヤ半額の日を生き甲斐としている私ではございますが、六本木とか、赤坂とか、青山とか、表参道とか、きらびやかな響きの地で、5時に定時帰りで化粧直ししてステキなカッフェにかよったりシックなバーにかよったりスクールかよったりするようなキラキラしたオフィスレイディを見るとうらやましいのでございますよ、ええ正直うらやましいですとも…。あのキラキラした感じがほしい。人間向き不向き、可能不可能があるとは思うけどなんだかうらやましいんだわ。やってみたら飽きるかもしれないけどやってみたこともないからわからないんだわ。そんなわけで理想と現実と妄念の間で常に迷走しております。むがががが。

まあとりあえずいっぱしのオフィスレイディらしい行為をしてみようかと、昨年末からイタ飯習ってみたりエステ体験してみたりしてますが(まあどちらも体験で終わっているという悲しい現状ですけど)、日曜は表参道にふらわーあれんじめんと体験講習に行ってきました。表参道ってキラキラしてますね。なんで普通の歩道に小川とか流れてんの?

そして気候がとっても暖かかったしフラワーアレンジメントっていったら花さわるから濡れるかもだしいったい何着てったらいいんだろう?と散々悩んだ挙句、なぜか仮面ライダーみたいな格好になってしまって、あとで死ぬほど後悔しました。だってほら、仮面ライダーはフラワーアレンジメントなんてしないものね…。

参加者はほとんどが20代後半〜30代のキラキラしたリッチな有閑マダムという感じ。おお…BACHIGAI…。なんだあの女らしさ、人当たりの良さ、物腰の柔らかさは…。とりあえず私は仮面ライダーで花を生けるというよりむしろ花をむさぼり食わんばかりでした。
それからまたモデルみたいで勢いの有り余っている女講師の言動にビビりつつ(私は世間に対していささかビビりすぎてるのではないかとも思うのですが)、ほどよく反抗もしながら、こんなのふたつつくりました。素材としてスイートピーもあったんですけど使用せず。だってほらスイートピーって名前が軽薄じゃあないですか?

バラはいいなあ。なごむよ。通常コースを受けるにはお金も時間もないんですが、花をさわるのはすごく楽しかったです。
あと、リッチな有閑マダムにはことごとく完敗かと思ったのですが彼女らにしても普通の人間なわけで、なにごとも最初から完璧というわけではないのだなと思いました。それに私のような迷い込んできた仮面ライダーにもやさしかった。まあとにかくいろんなひとと知り合うことが大切だよな…


2007年03月17日(土) すべてのロケットが落ち、すべての橋が閉鎖され



↑ナルシシズムのポーズ

ルーファスパトロールしたらいろいろめっけました。普段はパトロールをさぼってるので情報が亀なんですけど、ちょっと探しに行くとごっそりありますね…。今日はこちら様が神でした。
ダウンロードリンク先が無効になっているものもけっこうありますが、それでもかーーーーーなり入手させていただきました。申し訳ないくらいです。
(わたくしはこのへん↓おいしくいただきました)
Heartburn
More Wine
Between My Legs (live)
London (live)
Rastaplan (live)
In With The Ladies
What'll I Do
Banks of the Wabash
ライブ音源やデモ音源はふつうのルートじゃ簡単に入手できないためこういうところを漁ってしまうのですけど、本当はちゃんとお金をだして買ってルーファスに還元したいものです…。正直にいうとルーファスに月謝払いたい。茶封筒につめて「これ、3月分です、今月もありがとうございました」って言って手渡したい。
というわけで「あぁぁすみませんすみませんどうしても好きなんです!」といいながらダウンロードしまくり、罪悪感からこーやってすこしでも還元できるように、ルーファスの宣伝をする次第でございます…。すこしでもルーファスを知るひとが増えたり、もっとよく知りたいと思うひとが増えたらいいな!と思います。


★ミューズおすすめ映像: Fillip (live)
7、8年くらい前か?毎月のように赤や青や黄色に髪の色を変え、細身のパンツがぶかぶかで女物の服しか着られなかった、マシューベラミー、青春の門。
このときのヒヨコ頭はこんな感じがします。



きのうはブックオフにて「残酷な神が支配する」を根性で読破しました。置いてない巻は抜かしましたけど。
愛する人を救おうとしてずっとかたく抱きしめていても腕の中ですぐにバラバラにこわれてしまい、どんなに探してもかけらをすべて集めることができない、めくるめく悪夢。そーいうたいへん悲しく重い話
な、
ん、
で、
す、
が、
イアンが容赦なくm o eでした…なんなのあの子…話の前半は脇役然として妙におとなしくしていたと思ったらとんでもない伏兵だよ。。
義弟ジェルミがうっかり好きになってしまって、電話越しに「おまえドキドキしない?オレはなんだかドキドキするよ」などと口走るイアン。「おまえ、オレが好きなんだろ!」「それってオレを愛してるってことじゃないの?」と問いつめまくるイアン。義弟ジェルミのためにせっせとパスタ、ラザニア、ジャガイモのスープ、などなど作りまくるイアン。なんなのあの子…どうしよう……(どうもしないよ)。
しかし、堕ちたり、揉めたり、回復したり、また壊れたり、いろいろ繰り返してましたけど、けっきょく最後はあれで救われたのかなぁ…よくわからない。いや、もちろん、ブックオフでふらりと読んだくらいで理解できるような漫画じゃないのだよ、な。
あ、ジェルミの目に涙がじんわりと浮かぶシーンがとんでもなく美しかったです。画風は変わってもやっぱり萩尾絵の威力はすごいな…。


あと木曜は帰ってキリさんとの熱いランデヴーだぜと思ったらチームの決起会が…あぅ。録画がちゃんとできてたからよかったですけど!
最初はなかなかごはんがおいしいお店だったし、二次会では前から気になっていたサラリーマンが昼からとぐろまいてる立ち飲み屋にはじめて行けたのでおもしろかったです。立ち飲みって疲れそうだからいやだと思ってたんですけど、もう酔っていた場合は疲れとか特に感じないもんなのですね。
しかし帰りはひどかった。寝てたせいで降りるべき駅を一駅乗り過ごして、幸いにもまだ反対方向の最終電車があったので戻ろうと思ったら、電車に乗って2秒で意識喪失、気づいたらまた降りるべき駅を一駅乗り過ごしていて、そしたらもう電車がなかったです…。行ったり来たり、ばかだよ…。結局タクシーで帰りましたけど、メーター動くの早かった。恐怖。今まで2回とも寝過ごしただけでタクシー使ってるのではげしく反省です…。


>はくしゅ
17日:フォーラム行かれましたか!曲数すごい多かったと聞いたのでうらやましいです…全席指定を侮ってました…。押しつぶされながら見ることもないですものね><
メールお返事しばしお待ちくださいませ!


2007年03月16日(金) 春先に萌え出る粘っこい若葉たちの


Rufus Wainwright New Song
"Another Believer"

listen to : http://www.myspace.com/rufuswainwright


ToKIMEKI…!!!!!!
きゃらきゃらきゅんきゅんして、この、春の、うすみどりいろの若葉がいっせいに芽吹き、ピンクの花びらが視界いっぱいに広がっていくような、おちつかない、うきうきした気分、オペラ座の怪人のクリスチーネではないが「ああ、あたしをどこへでもつれていって!エンジェルオブミュージック!」と叫びたくなるような、そんな、そんな。

新曲と言っても新譜のリリースザスターズ関連ではなく、Meet The Robinsonsとゆー全米3月末公開のディズニー映画のサウンドトラック。メガネの天才発明少年ルイスがメモリースキャナーとかいう機械を発明して生き別れのお母さんを捜そうとしたり、その機械が盗まれたり、ロビンソンという少年が突如現れて一緒にタイムマシンで未来にいったり、そこでロビンソン家に歓迎されたり、時空の歪みをうっかりトンデモ大冒険!みたいな話らしいです。
ルーファス声優もやったらいいのになぁ。
カエルの役とか似合うと思う。

ルーファスはなんとも太っ腹で(注:体型に関することではありません)(いや、わざわざ言い訳するほうがアレか)、ばばんと3曲も新曲提供してます。「Another Believer」「Motion Waltz」、そして「Where is Your Heart At?」はルーファス提供だけどヴォーカルをとるのはジェイミーカラムちゃん。自分で歌えばいいのに…!とも思いますけど、ジェイミーカラムちゃんを通じてルーファスの存在を感じるというのも新たな焦らしプレイなのかもしれません。わたし、今、試されてる…!ブルッ!
「Motion Waltz」はさわりだけ聴きましたけど、やばい。20秒で想像妊娠しそう。責任とって下さいルーファス。

ここの試聴コーナーで聴くかぎり、フューチャーでキッズ向けの映画の割に、全体的にジャジーでポップな超充実サウンドトラックのようでございます。ロブトーマスもよいよね。発売は27日。


しかも最近のサントラって映画では使われてないけどイメージソングで入れてます…っていうのが多いですが、ルーファス提供曲は3曲とも映画で使われてる?ようです。ディズニーの3Dアニメってあんまり興味なかったけど、もうこれはルーファスTシャツ着て見にいくしかねえよな…日本はいつ公開だろう?


▼はずかしいけど歌詞を訳したよ(多少キッズ風に)

「アナザー・ビリーバー」/ルーファス・ウェインライト

ハロー、きみに言いたいことがあるんだ、
おかしいけれど、きみにみせたいものがあるんだ
だからもう一度だけチャンスがほしい、ちょっと見てみるだけでいい、
そうしたらぼくはきみにも信じさせてあげるから

なんだとおもう? 交渉した以上のものを持ってるきみ
おかしくないかい? 支払った以上のものを持っているきみ
だからもう一度だけチャンスがほしい、ちょっと見てみるだけでいい、
もう片方の手を握らせてほしい

だましてるようにみえるかもしれないけど、
ずっとぼくはきみのことを考えていたんだ
だましてるようにみえるかもしれないけど、
ずっとぼくは時間をムダにしてきたんだ
ぼくら、なにをするつもりなんだろう?
ああ、ぼくら、なにをしちゃうつもりなんだろう?

これはすべて今しばらくのあいだだけのこと
次のときまで、それまでは、心配しないでいて
だからもう一度チャンスがほしい、ちょっと見てみるだけでいい、
そうだよ、そうしたらぼくはきみにも信じさせてあげられるから


2007年03月14日(水) とまどうことなどないはずじゃないか


あしたキリさんやります

06/07アルゼンチンリーグ 後期第2節
ボカジュニオルス vs. ロサリオセントラル
3月15日(木) 23:00〜25:00 J Sports 2
3月16日(金) 10:00〜12:00 J Sports 2
3月18日(日) 06:00〜08:00 J Sports 2

今日妙にキリさんのことを悶々と思い返していたため「そろそろまた試合放映しないのかな」と思って調べてみたところ、ちょうど明日でした!この試合はフル出場してたみたいです!
嗅覚がさえててよかった。というかキリ星からの緊急電波を受信したのだ、きっと。

さきほどネット上を徘徊していたら「real japanese name generator」という「日本語名自動生成サイト」をみつけました。ためしにkily gonzalezとぶち込んでみたところ、キリさんの日本語名は「黒田一馬」でした


黒 田 一 馬


黒  田  一  馬

…かっこよくないですか!?素敵じゃないですか!?くろだかずま…!なんかこう…凛々しさと雄々しさのなかに明るさがあるというか…!ぴったりだ!
というわけで明日の夜は黒田一馬を応援します。

ちなみに他もいろいろやったんですが
rufus wainwright 石丸明
matthew bellamy 中村健太
だった。…それはなんだかいくら「real japanese name」というのがウリだからと言ってもリアルすぎるのではないかと。明と健太か。うへぇ。どっから集めてくんだろこの名前って。



会社の近くにある寿司屋にお昼ぶらりと入ってみたら、いきなりBGMがビリージョエルの「Allentown」。この曲大好きです。
その後も、80年代和洋折衷ヒットメドレーの有線なのかなんなのか、演歌に混ざってストーンズの「Start Me Up」が流れたり、「君の瞳に恋してる」が流れたり、かなりテンション高め。今までしょぼくれた(失礼)寿司屋かと思って入らなかったけど、味より値段より、まず音楽で印象が変わりました。あと「ヤングマン」にあわせて職人が「ワンツースリーフォー!」って小声でいいながら寿司握ってたりして(カウンターだから聞こえたの)、かなりファンキー。
それで仕事が終わって帰るとき、疲れてふらふらとビルから出た途端にとおりすがりのおじさんに「おつかれさま!」と声をかけられたので驚いたら、昼間の寿司職人さんでした。
なんか………落ち込むこともあるけれど、私この街が好きです、って感じだ。



そいでもって、ミューズのライブに一日しか行かなかったことをはげしく後悔しております…土曜と月曜のほうが明らかにセットリストがよかったみたいなんですよ…ああ悶々とする。「Invincible」と「Feeling Good」超うらやましい。「Invincible」の「They will pull us down」の部分はやっぱり「ダッァアアゥン(はぁと)」とお色気満載で歌ってたんだろうなぁ超うらやましい。あとアンコール2回ってなんなんだ。今生の別れでもあるまいに。
そもそもこんなに連日セットリスト変えまくるってどうなの…!ありがたいファンサービスの精神だと思うけど見られないと悶々としてしまうではないか。ハゲそう。とりあえず口内炎ができた。この口内炎がそのうちマシューベラミー型の人面瘡になってファルセットボイスで歌いだしたりしたらいったいどうしてくれるんだろう。


>はくしゅ(反転
・12日
あっりがとうございます!ミューズファンじゃないひとにもあのきらきらを体験してもらいたいなぁと思ってがんばって書きました(笑)ので、うれしいです!!あの長さを最後まで読んでいただいただけでもすばらしい…。でもエンピツ字数制限は昨日の倍くらい書かないとダメらしいのですよ〜ふぉ〜…いつかぜったい超えたいです…!
・13日昼
観に行かれましたか!原住民の民族抗争とはこれまた激しい…笑。でも「City Of Delusion」とか「Knights Of Cydonia」とかちょっとそんな雰囲気ありますよね!私マシューベラミーはどうしてもいつも何かと戦ってるイメージがあるのです。
・13日夜
こんばんはっ。ヤドカリも偉大ですが、はるかさん3連続ですか!わぁー。さすがの行動力です、うらやましい…。Museはサマソニ効果なのか、最近急に人気が上がってるみたいです。じょのさんも宇宙に飛びたくなるときがありましたらぜひ聴いてみてください!


2007年03月11日(日) 私のプラグインベイビーになってください


ミューズのライブに行きました。
ライブ感想をふつうに書くのもあれなので
こんな感じだったというのを以下に書きます。
写真は参考資料です。




たとえば或る春の夜、あなたが二階のベランダからぼんやりと空を眺めて「スパイダーマンでも来ないかな」と悶々と考えているとします。すると急に空が白く光り、流れ星が幾千と落ちていくなか、宇宙服をぴったりと着たマシューベラミーが空から登場し、ギュワンギュワンと鳴る不思議な銀色の機械を振り回しながら、脳の奥まで痺れるような声で次のように歌いだすのです、
YOU AND I MUST FIGHT FOR OUR RIGHT
(きみとぼくは権利のために戦わなきゃいけない)
YOU AND I MUST FIGHT TO SURVIVE
(きみとぼくは生き抜くために戦わなきゃいけない)
NO ONE'S GONNA TAKE ME ALIVE
(だれもぼくを生け捕りにできやしない)
THE TIME HAS COME TO MAKE THINGS RIGHT
(真実のときがやってきたのだ)
もう空は赤と青が点滅していつだかのポケモン現象みたいになっており、目がくらんで思考回路もストップしてきているのですが、あなたはその光よりも音よりもメッセージよりも、マシューベラミーのけわしくうつくしい横顔、銀色の機械を自由自在に操る長い指先、小さく細く流れるような身体、それでいて全身からこんこんとわいているのが感じられる不思議な生命エネルギー、なにより短めのジャケットからときおりちらりと見える背中の白さに心を奪われて、すっかり目を離すことができなくなってしまいます。そしてあなたはふらふらとマシューベラミーのあとをついていってしまい、気づいたら宇宙船ミューズ号に乗り込んで、暴力的な速度で宇宙に飛び出しています。ちなみにマシューベラミーはあまり性別や年齢などの概念を思い起こさせない、たとえるならば、竹宮恵子の「地球へ…」に出てくる、超能力が使える新人類ミュウみたいな印象です。

宇宙船ミューズ号の中は意外にも80年代のB級SFのような、コンピューターおばあちゃんのような作りになっており、ピコピコしたチープ感と既視感がただよっています。むろん重力も当然のように宇宙戦艦ヤマト並にあります。そこであなたはうつくしい指導者マシューベラミーから今回の命をかけた戦いの目的などを告げられますが、あなたはマシューベラミーの手首の細さや白さばかりに気をとられてあまり聞いていません。とりあえず敵は「宇宙帝王」とかそういう漠然とした存在で、とにかく悪くて強く、「フハハハハハ」とかそういう笑いをして、仮面とかかぶっていて、でもすくなくとも実はマシューベラミーの父親だった…とかそういう設定はないようです。あなたは状況はよくわからなかったのですが深刻そうな顔のマシューベラミーがあまりにうつくしく、だけれども笑顔もいつかみてみたいという下心から、身も心もあなたに捧げます、あなたのために生きそしてあなたのために死にます、みたいなロシア文学的な文句をうっかり口走って、忠誠を誓ってしまいます。
長く苦しい旅の途中には獰猛な敵、それでいて戦隊もののはりぼてのような敵がガンガン襲ってくるわけですが、マシューベラミーが宇宙空間にとびでて銀色の機械をかきならすと、たちまちその美しさにやられて小さくしぼんで宇宙の塵芥となってしまいます。他にも奥義は「マシュースターライトアタック」とか「マシューインビンシブルビーム」とか「マシューのカニ歩き」とか「マシューのひとり紙ふぶき劇場」とか「マシューのマッスルミュージアム」とかいろいろあるようなのですが、特にそれらすべてを駆使する必要もなく、敵は消えてゆきます。あなたはマシューベラミーの美しさのために一緒に戦うと誓ったからには何かしたいのですけれども、いざ戦いとなるとマシューベラミーの背中がちらりとまくれ上がったりするのに興奮してほとんど何もせずに終わります。そもそもマシューベラミーは宇宙最強なので助けの必要もないはずだったのですがそのへんはまあ割愛しましょう。

そして旅を続けるうちにマシューベラミーが実は星の王子様で、ぴかぴか光る石がしきつめられた小さな星に住んで、火山を利用してお湯をわかしたりバラを育てたりバラと愛し合ったりバラと憎しみあったりバラと口喧嘩をしたりバラと仲直りしたりしていたのだけれども、今は宇宙の平和のためにとにかく戦いを続けている、というなんとも感動的な設定まで知ったりするのですが、あなたはやはりマシューベラミーが星の王子さまコスをしてスカーフをたなびかせて砂漠に不時着したりしたらどうしよう、砂漠にふたりきりってそんな、神様ありがとう、みたいなことを悶々と考えてしまいます。
また、マシューベラミー王子は非常に気まぐれなところがあり、ああもう世界は終わりだぼくたちはみんな死んでしまう頼むからぼくの死体をきれいに洗ってくれ、だの、君なんかきらいだ顔もみたくないよ君なんか知らない骨も拾ってやんないよ、みたいなことを急にいったりするのですが、あなたはマシューベラミーの服はどうしてこんなに露出がすくないのだろう、どうしていちばん上まできっちりボタンを留めているのだろう、せめてキューティーハニーの服みたいに破れやすい素材で作ればいいのに、ということを不満に感じるくらいで、あとのことはあまり気にせずに受け流します。

そんなことをしているうちにマシューベラミーは伝説の秘技「マシュー・スパイラル」であっさりと「宇宙帝王」を倒し、長い旅は終わり、地球にかえる時が来ます。しかし、あなたはマシューベラミーの精悍な横顔や柔らかそうな耳殻を見ていると、いてもたってもいられなくなります。それは、このひとが地球を治めたらどんなによいだろう、地球上のいたるところにこのひとの旗がひるがえり、このひとの挨拶を毎朝聞いたり、このひとのつくる法を守ったり、このひとに税を納めたりするのはどれほどすてきだろう!といったたぐいの欲求です。そこで宇宙船の窓から青い地球が見え始めたころ、あなたは若く勇敢な指導者マシューベラミーに「おねがいします地球を征服してください!」と、なりふり構わず足もとにひざまづいて懇願し、マシューベラミーはそれを快諾します。その7日後、世界はマシューベラミーのあまりのうつくしさとその不思議な音を出す銀色の機械に屈服し、音楽の女神ミューズ時代が始まります。

という以上の話は、すべて森の奥の古城で100年眠りつづけている、けわしくうつくしい横顔をしたマシューベラミー王子の夢かもしれません。

以上、ライブはこんな感じでした。


ミューズ最高!ピース!



ところで昨日、友人からヤドカリに関してたいへん感動的な話を聞きました。その友達は昔ヤドカリを買っていたそうで、ザリガニなんかを飼ったときとは違っていろいろたのしい思い出があると言っていました。あたらしいヤドを置いてあげたり、水をかえてあげたり、ヤドカリに手のひらを挟まれたときあまりに食いついて放さなかったので父親がヤドカリのヤドの部分にちょっとだけにライターの火を当てて驚かせて放させてくれたり、だそうです。たのしい思い出…? まあバラエティには富んでるわな。
そのついでに「ヤドカリは死期を悟ると殻から出る」という話を聞いて、驚きました。ヤドカリの普段ヤドの中にかくれている部分は内臓を中心としていて非常に柔らかく、無防備な箇所です。そしてもちろんヤドにはいっていないと、敵に襲われやすくもあります。死を目前とした状況では、むしろ自分がすこしでも長く生存するために無防備な部分を隠し安全な場所に引きこもりたくなるのが当然ではないでしょうか。しかしそうでなく、死期を悟るとあえて危険な状況に自分を晒すヤドカリ。なんて哲学的な生き物なのでしょう、ヤドカリ。他のヤドカリにヤドを譲るためなのか、もっと違う意味があるのかよくわからなかったのですが、その勇敢さには感銘致しました。

いつも思うのですが、そういう種族特有の行為というのがいつヤドカリの意識に入り込むのか、不思議でなりません。小さい頃にヤドカリの母から教わった、というのでもないだろうし。本能がそう伝えるといっても、そもそも本能っていったいどこからきて、どこに入っているものなのでしょうか。遺伝子に組み込まれてるのか。それなら遺伝子に意識とか知識がどうやって入っているのか。 ふしぎ。
私自身、自分が「田舎で暮らしたことがないのにトトロの風景が懐かしく感じるのは何故か、そういった意識は先天的なのかあとづけなのか」などといったことをよく悶々と考えておりました。補食や生殖などの生物的行為に関することならまだしも、そんな些細な記憶や印象まで標準装備の部分があるとしたら、どうなってんだろう意識ってやつの構造は、私の意識も何かのベースの重ね塗りにすぎないのか?と思うと怖かったわけです。
そのため「種族が先天的に共通して持つ原風景がある」といったような考えに出会ったときはひどく興奮させられましたが、結局、そういった意識が遺伝的なことと何か関係があるのかは私が読めるような本の範囲ではさっぱりわかりませんでした。
でもヤドカリの話を聞いたりすると、あらためて不思議だな…と思うわけで。いつか解きたい謎のひとつです。


あーぅ。エンピツ字数限界届かないなぁ。原稿用紙10枚分でも無理か…
5周年記念で何か感動的なことも書きたいと思ったのですが
ミューズとヤドカリで力尽きます…(嫌な組合せだ…
「オペラ座の怪人ってなんなの編」と「病院編」は延期だな…


2007年03月10日(土) 華やぎながら堕ちてゆくまで


ルーファスが新譜のドメインとったらしいです
www.releasethestars.com

ジャケ写でしょうかやっぱりこれは。



タイトルから、ぽわぽわーんとしたロマンティックな星々の解放をイメージしていたんですが、これは暗い。これは悲痛。顔をもがれても空をあおぐ彫像、なんだろうこの意味するところは…!気になる!早く聴きたい!
あとタイトルと名前はまたルーファス手書きですねこれ。


あしたというか書いてる時点で今日なんですけど、3月11日、このサイト(?)5周年になってしまうのですよね〜…おぉ……おそるべし時の流れ…
そこで

1)キリさん官能小説
2)自問自答500問
3)エンピツの字数限界に迫ってみる

のどれかをやろうかと思っていたんですけど(1)はいろんな方面で怒られそうだし相手を誰にするかだけですごい悩んでしまうし、(2)はすごい暗いし(500問もやれっていったのはSさんですよ)、(3)かなあ、(3)でしょうか。できるんでしょうか。聞くなよ。

あとサイトそのものとは別なんですけどこの日記のしたのほーにあるカウンタがもうすぐ70000だわ。いい数字。


2007年03月09日(金) きわめて世俗的で虚構に満ちている


深夜帰ってきてパソコンつけたら「ムーン…」とかいったきり動かなくなったんで半泣きでした…。前にも同じことがおきてすっかり動かなくなり、修理にだすのにすごい手間がかかったのです。もうキーボード押しても電源ボタン押してもどーにもならんのでエイヤッとコンセント抜いてそのまま「あーもうこれは悪夢だ!私の妄想だ!」と思いながら寝まして、今起きたら父親がふつうに使ってた…あれ…妄想だったのかな…
まあでもとりあえず助かりました。だって友人から土曜の待ち合わせ場所を「じゃあ、アーク森ビルでね!」と言われて「わかった〜」と返したものの、内心「アーク森ビルってなんだよ…どこだよ…見当もつかねえよ…」という感じだったからです。見栄は張るもんじゃあないですね。でも調べられてよかった…

木曜にSさんと遊んだときに「ブックオフに通いつめていてヤバい…こんな生活は嫌だ」と嘆いていたにもかかわらず、昨日もブックオフにいってました。懲りないよ。8時頃会社が終わったけど帰るのもったいないし飲む気分でもないしデパートとかもう閉まってるよなーという状況になるとつい行ってしまうブックオフ。昨日は禁断の「残酷な神が支配する」を読み始めてしまったブックオフ。お、おもしれえよう。涙。最近の萩尾望都の絵があんまり好きでなかったのですがやっぱすげえよ萩尾望都。サイコサスペンスとか書いてあったけど、ここまで繊細で詩的な部分を併せ持つサイコサスペンスがこの世に他にあるのだろうか…。
でも7巻ぐらいまでしか読めなかったのでまた行きますブックオフ。

それで「あー萩尾望都リスペクトだぜ…☆」とひしひしと感動しながら新宿ツタヤにCDを返しにいったらめずらしくナ ン パされたよ。ものすごいめずらしい…。「仕事帰りですか、お時間あったらごはん食べに行きませんか」とかふつうのリーマンっぽいひとに言われて、何がなんだかわからず理解するのに3秒くらいかかった…。なんか一見すごいふつうっぽかったんだけど、ふつうのひとでそういうことをするひともいるのだろうか。ふしぎ。ていうか手のこんだキャッチセールスかもしれんしな。東京はこえぇ。
でもそのとき頭の中の8割が「残酷な神が支配する」だったので、ただぼんやりと「こーいう一見まともそうなひとにかぎって実は仮面つけて縛ったりとか鞭打ったりとかそーいう趣味があるのだろうな…」と思いました。


2007年03月07日(水) ひとめであったそのときに


とゆーわけでプリン界に舞い降りた新たなる皇帝(ツァーリ)、ハッピープッチんプリンを購入致しました。ツァーリ!ツァーリ!ツァーリ!


大きさ比較のため写真左より
ふつうのハーゲンダッツ、ハッピープッチんプリン、サネッティ、マッチ箱


どうですこの堂々たる気品、威厳、風格。まさに新世紀のリーダーにふさわしいプリンです。これにハッピーという名をつけるだなんて、グリコの人間の幸福に対する捉え方がうかがえます。かつてはプッチんプリンがビッグになっただけで大喜びしていた私ですが、人間の幸福への追求は果てがないのだなと、このプリンを目前にしてあらためて思い知らされました。

ところで、夕飯をがっつり食べたあとにこの400グラムの皇帝プリンをひとりで完食したらどうなるか、賢明なみなさんにはすぐわかりますよね。


おなかいたくなったよ




《電車》
今日はAFCなので定時帰り(・∀・人)
テレビ観戦ですけどね
定時でダッシュしようかと思ってたのに会社の近くで買ったハッピープッチんプリンをみんなに自慢しすぎてちょっと遅れてしまった…不覚。試合開始に間に合わねぇ〜

ハッピープッチんプリンはマジでかいですキングです!これぞ王位継承者の輝きです!
無事に家まで持って帰れるかしらん…


2007年03月06日(火) シャントンシャントン


今電車の中でななめ前くらいに座ってた三十代半ばの男性が「ここ座ってください」とかゆってなぜか席を譲ってくれたんですが…
なに?わたし見た目病人?妊婦?見るに見かねる感じ?そりゃお腹すいて多少ぐったりしてましたけどさ…なぞだぁ
まぁでも空腹で弱っていたのは確かなので助かりましたありがとう


昨晩オリンピアライブ音源を延々と聴きながら寝たら、ルーファス様が夢に出てきました。わはは。2度目です。でもしょっちゅう考えてるのに二度目ってすくない気もします。私の夢は大抵知らない人が出てくる。
ルーファスくんは変なすりばち型のコロッセオの真ん中みたいなとこにぽつんといて、私はそれを目撃して「アァーヤバいよーマジカワイイわー」と中学生男子のように悶々としたり、なぜかそのあと急に室内になって私が受付みたいな仕事をしているときにルーファスくんがやってきてジグソーパズルについて話したりしました。……こーやっていざ夢の説明をしてみるとあまりに脈絡がなさすぎて悲しい。せっかく夢なんだからもっとおいしい感じになればいいのに!


ところでところで先日わたくしが「3年くらい続いてほしい」と言っていた「重機人間ユンボル」が3年どころか3ヶ月という流星のごときスピードで終わってしまいました。まさかの10話打ち切り。え、えええ。功績のある作家にこの仕打ちなの。
相当ショックでございます。すっごくおもしろかったのに。打ち切りだから最後のほう駆け足になっちゃってたけど、じっくりやったらすごい壮大な話になってたのに。最終話がおもしろいのがまた悲しい。続いていたら泣けるエピソードになっていたんじゃないかな!という想像ができる小ネタがいろいろ仕込んであるのです。はー。ウルジャンで続いてくれないかな…。

武井作品は絵をみてるだけでも幸せです。なんというか無性に線がエロい。
おすすめはこれの19巻と20巻です。他の巻はまあいいとして、この2冊だけでも頼むから読んでみてください!と思います。
19巻の途中から突然回想シーンの番外編「恐山ル・ヴォワール」がはじまるのですが、これがなかなかすごいのです。舞台は青森・下北半島・恐山。深い雪の中を走る一両編成の大湊線、誰もいない下北駅のプラットフォーム、さびれた商店街にみやげ店、そういった古きよき日本の旅情が繊細な線で描かれていてほんとうにたまらんです。作者がこういう風景が好きで描きたくて気合い入れて描いてるんだなーという気迫が伝わってきます。
話もしみじみとせつない。こんな話をしばらく少年誌でやっていたとは信じがたい静かさです。ラストのほうなんて見開きの背景にかぶせて詩が載ってるんですよ。詩って何。それってむしろ少女漫画の手法だよね…。大島弓子とかがやるやつ。

これで武井作品は3作品連続打ち切り(…)になってしまったわけですが、また早く拝めるようになってほしいです…


2007年03月04日(日) みつばちは甘美のシンボル


気候があたたかい。
日記のデザイン変更しました(一年以上変えてなかったらしいよこのひと)が、別に春らしいというかんじではないですね…


ここ2、3年ほど愛用していたアユーラの化粧液バランシングプライマーちゃんがリニューアルという名の製造中止になってしまいました。あぁ…。まったくの別人になって値上がりして復活したというのが余計に屈辱的です。以前のおまえはこんな濁った色のクリームじゃあなかったのに…!

というわけで本日デパートの化粧品コーナーを徘徊してサンプルをたくさんもらってきました。ひまだったのでついでに相談所で無料肌診断というのもしてもらいました。超拡大カメラで肌を撮られ、死屍累々のひどい惨状や心霊が写ったりするのではないかと極度の緊張。
診断の結果、幸いにしてキメとか張りとかはよかったんですけれど、油分が最低でした。油分がぜんぜんないんだって。油分ってないほうがいいのかと思ってたけど、なさすぎるのもいけないようです。どうやら私の場合は肌が油分をだすのをさぼってるらしい。私の身体はいろんな部分がさぼっている…肌までさぼっているとは意外だなぁ…
しかし化粧品カウンターっていいですよね。化粧そのものが好きというより、化粧品カウンターが好きです。きらきらしてるし、おねえさんきれいだし、サンプルくれるし、それぞれの店舗が違うイメージを作り上げてるからいろんな国が一堂に会してるみたいだし、うろうろしてるとたのしいです。仕事で疲れた日の帰りに、まだデパートが開いてる時間だったら無駄に寄ったりします。
そういやこのあいだ友人に「私はさびしいときに化粧品カウンターできれいなお姉さんにチヤホヤしてもらうのが好きだから、もし男に生まれていたらさびしいときにきゃばくらとかふーぞくに行きまくっているのかもしれん…なさけない…」と無駄に正直に告白したら普通に引かれましたテヘッ。まあ確かに想像の世界での行為を嘆かれても困るよな。



先日「Ode to Antidote」の良音源を入手したフランス人のファイル置き場をこっそりチェックしに行きましたら、ルーファスが2月にフランス・オリンピア劇場でおこなったジュディガーランド再現ライブの映像・音源が諸々ありました。
神…。
流れるように豊かなストリングスにハープがポロンポロンきらめいてきてそこにルーファスの歌声が空からおりてきてふんわり着地。ぞわぞわしました。あたかも脳内にあるギリシャ風の泉から販売中止になったアユーラのバランシングプライマーがトロトロドロドロ無限に流れ出してくるような感覚です。(根にもっています製造中止。)
あとルーファスのMCがほとんどフランス語なため、理解できないのは残念なのですが、ときどき文法間違えてるらしくて(× le passion →○ la passionとか)観客に突っ込まれたりしてんのがかわゆかったです。

ルーファスに興味がすこしでもある方にはぜひ聞いていただきたいのですけれど、そこが「うっかり外から見えてしまっている」状態の個人用ファイル置き場であり、さすがにここで晒すのは申し訳ないのです……。もしルーファスにムラムラムラムラしていてジュディガーランド音源聞きにいきたいよアイムハングリーなんだよ教えろよっていう方がいらっしゃいましたら、遠慮なく
 件名:ルーファスムラムラ
とかそんな適当なかんじでかまいませんので、お手数ですが私までご一報を!


まさか誰も興味もたないだろと思って適当に書いてしまったのですが、ご質問がきました。私が金曜買ったのはこれです(タイトルぜんぜん違いました!ごめんなさい)。1000円で入手。
「キリスト教シンボル図典」

この植物は何のシンボル、この動物は、この色は、この数字は、この記号は、この頭文字は、というふうにひたすら象徴性について書かれています。図典というわりに実際の絵画の解説がすくない気もしますが(カラーページ1枚しかないですし印刷もいまいち)、祭具や聖衣の詳しい説明とかあってけっこうおもしろいです。あと「シエナ派の画家は宿敵フィレンツェのシンボルである百合を使いたくないため、受胎告知にオリーブを描く」とかそういう豆知識。ハァハァします。

どうでもいいんですけどこの本に

■フロンターレ(前側垂帳) 英語:Frontal ラテン語:Frontale
フロンターレは、ふつう可動式で、絵や浮き彫りが施された長方形の装飾版であり、祭壇の前面に置かれる。ルネサンスでは、しばしばフロンターレは絹や錦地で作られ、時には刺繍も施されて、教会の季節や祭日に合わせた色のものが用いられた。

というのがのっててちょいと笑えました…フロンターレ…!


>はくしゅ
■「いつかキリ本人から名前を入れてもらう」って超ステキです…☆直筆サイン入りユニだなんて夢のまた夢のようでしたが、たしかにがんばれば叶うことですよね…!なんか最近試合がみられずすっかりごぶさただったので、今もキリに対してそういう熱い思いを抱いている方をみるとたいへん刺激になります、自分も頑張らねば…!と思います!
■上でお答えさせていただきました〜いやまさかあそこに食いついてくださる方がいるとは思わなんだです(><)


2007年03月03日(土) すがすがしい大気の中でも


ひなまつりです。ひなまつりってときどき英語だとドールズフェスティバルって書いてあるけどなんか違う気がします。

★J開幕戦 レッズvsよこはまFC
・久保すげぇなんだあのシュート…!そのあとの「ワッヒョッヒョーイ!」て感じの口すぼめた顔には無性に腹が立ちましたけど。
内田とかいう選手がやたら男前だった(公式ブログの横スクロールの読みにくさはともかく必ず『それではみなさんごきげんよう!』でシメているのが気になりました)
・いやまぁNAGAIのほうが男前ですけれども!
・闘莉王いないの物足りないなぁ…発熱ってなんだよ…。あべは移籍してきてからまだ一度もあべっぽさをみてない気がするので(今日は闘莉王の不在でDFだったというせいもあるのでしょうが)、せめてフリーキック蹴って欲しかったなと思います。わしんとんめ!
・なんか勝ったのに久保のゴールに話題をもってかれた気がします


春だしそろそろ本気でten-shock考えるかということで、転職セミナーとやらにのこのこ出かけてみました。とにかくこういうのは就職活動以来約2年ぶりなのでドキドキです。ひさしぶりに着たスーツはぶかぶかになってる気がする。なんでだ。
説明会ではいろいろ説明されたのですが、そのなかの「アメリカ人は18歳から34歳までに平均8回転職する」「就業中のアメリカ人の75%が次の職を探している」「アメリカ人の高学歴女性の37%が急に離職したあと2年ほど無意味に無職期間をとっている」という参考データが異様に気になりました。アメリカ人すげーな。自由人だな。風土はもちろん違うけど私も勇気を出してそれくらい無職期間とりたいなー…。
それからパーソナリティー診断とかいう筆記テストも受けました。「あれ?この質問さっきNoって答えた気がするけど今だとYesだな…まぁいいか…」とかいう感じに適当に答えたので無責任とか分裂症とかいう診断が下されるかもしれません。
そのあとちょっとした面接があって、いかにも人事系ですという感じのキラキラした目のお兄さんに「こういうわけでこういうことがしたいんですけど」と話したら、「血のにじむようなつらい残業には耐えられますか?いつまでたっても努力が報われず、給料もあがらない屈辱に満ちた日々に耐えられるというのですか? 桐野さん、あなたのようなお嬢さんが!」みたいな勢いで諭されました。(カラマーゾフの兄弟を読み返していたため、面接官の口調に一部脚色がはいっています)そして結局「もう一度決意をかためるかもしくは考え直してきてください」ということになりました…えぇー…
このあいだ友達に「こういうことがしたいんだよ」と話していたら「夢があるねぇ」と言われまして、それまで「ただやりたいこと」だと思っていて「夢」とみなしていなかった自分は、それが「夢」なのかぁ〜と気づいて何となくほんわりした前向きな気分でいたのですが、やっぱり現実をみれば残業続きに低賃金のおしごとらしいのね。しごとをがんばる覚悟はあるけど残業と低賃金に耐えられる自信がない。やりたいことにかぎってどうしてそうなんだろう。みなさんどんなおしごとしてるんでしょうか…


ところで
フーファイターズのドラマーテイラーホーキンスが髪の先から襟元からスティックの先まで全身エロすぎる件について検証したい



デイヴはこれを何度もみながらムラムラしてると思うよ


2007年03月02日(金) 精神的に向上心のないものは


アレックスのこんな姿を見ると「ああもう遠い世界のひとね‥」としみじみ思います。だってなんだかふつうに外国人選手なんだもの。なじみすぎ!
ちなみにあしたはJリーグ開幕!ですが、わたしはちょっくら職探ししてまいります。。


今日は仕事で頭使いすぎて頭が爆発しそうなほど痛かったので(緊張性頭痛ってやつなのかなー)会社のすぐ近くにあった眼精疲労マッサージとやらに行ってみました。きもちよさそうだなーと思っていたのですが、首の後ろのやわらかいとことか目のふちとか、けっこう危険な場所を見知らぬひとに強い力でグリグリ押されるのはけっこうな恐怖でございました…リラックスできないよ…
でも両腕後ろに引っぱられた状態で肩甲骨の間に膝をグワッとねじ込まれるのはなかなかよかったです。。でもこれべつにプロにやってもらう必要もないような。誰でもいいから私の肩甲骨の間に膝をねじこんでくれ…

それで一気に頭痛がふっ飛ぶ!かと思ったら残念ながらちっとも改善されないので、気晴らしすることにしました。とりあえず古本屋でキリスト教絵画図像辞典を買って、半額期間のツタヤでレンタルCD物色。わーいわーいやべえよ会社帰りにひとりあそび楽しみすぎだよこの人。
それでも頭がガンガンするのでこれはもうアルコールに頼るしかねーよなと思い、ベルクへ。

最近おしゃれなひとり飲み場所を発掘しようとしてたんですが、結局どんなとこに行ったらいいのかわからず毎回ここに落ち着くわけです。ここも大好きだけど、もっとマスターとじっくりカウンター!みたいのも憧れるんですよ24歳だもの。

http://www.berg.jp/

新宿東口から徒歩0分。ビールが315円、黒ビールもハーフも315円。ソーセージが美味。レジには常に長蛇の列で、雑然とした雰囲気がときめきです。

うーん、結局アルコールに頼ってもやっぱり頭が痛いんだけどどうしようかなこれ…寝るかな…

>はくしゅ
練習見学詳細ありがとうございます!ワンチョペにあいたくなってきました…ワンチョペ〜ワンチョペ〜。悶々。ひとまずキリと風呂に入ったことがあるかどうかスペイン語で聞けるようにスペイン語を復習せねばです。変態でごめんなさい。
ロサリオアウェーユニ5番!?ケーアイエルワイ!?うらやましいです!ホームユニはちょっとすごい柄ですけどアウェーはかわいらしいですよね!


2007年03月01日(木) 気丈にふるまえどほころんで


あっという間に3月です。春ですね。春ですよ。春大好き。3月1日から5月31日までが春ということなら、今日から私の誕生日まで3ヶ月のカウントダウンが始まったわけですよ、これは月末生まれならではの特典ですよ、という説をこの間友達に話したら「誕生日楽しみにしすぎだよ」といわれました。否定はできない。


そんな感じで朝からほわほわした気分でいたのですけど、いやね、なんていうかね、今日ですね、会社で泣いてしまいました…。ひくよね。ひく。バイト初体験の女子高生とかほやほやの新入社員ならまだしも、私が泣いちゃいかんよね。私はよっぽどのことがないかぎり人前では泣かないし、仕事だってセクハラオヤジにいびられたときもすこしも泣きもしなかったんですけど、今日はダム崩壊してしまいました。まあぼろぼろっときた程度ですけど、あんまり周囲のひとにバレてないといいなぁ。

気晴らしのために原因を鬱鬱と書かせていただきますと、同じチームの40歳くらいの女性になんだかさんざん言われましてね…もともと言い方がキツくていろんなひとにケンカ売りまくってるかただったのでちょっと苦手だったのですが、女はこえぇ。
今日私はその人の修正した文書をチェックしなきゃいけない立場になってしまって、けっこうミスがあったので指摘してたんですけど、すごい些細な部分で意見が割れまして、そしたらそのかたが急に「納得できない!」と怒り狂ってきたので、ビクビクしながら頑張って反論しておりました。そのときはまだどうにか話し合えてたんですけど、しばらくしてリーダーが様子見にきた途端、そのかたがリーダーに向かって「桐野さんったらこんな些細なことで感情的になっちゃってどっかおかしいわよねえ」「なに書いたって文句つけるのよこのひと」「そんなに文句があるんだったら自分で直せばいいじゃない!」などと延々と言いつけ始めるのですよ…
それに対して「私だって自分で直したほうが早いよ!」などと売り言葉に買い言葉で言い返すのは簡単ですが、そこはじっとガマンの子です。ブリさんがこのあいだ「精神的貴族でいることを忘れるな!」って言ってたし、私の姉も「嫌な態度のひとにそのまま同じ態度で返したら自分がそのレベルに堕ちることになるんだからね!」と言っていたし、大学時代お世話になったおじいさんは「社会に出たら理不尽な目にあうかもしれませんが、そんな目にあったからといって傷つく必要はないんですよ」と言っていたし、せめて私は堕ちない…堕ちないんだぜ…!と耐えていたんですが、一通りなじられおわって、ふらふらと自分の席に戻ったときに、横の先輩からひとこと「がんばったねぇ」と言われてボロボロボロッときてしまった。ひとのやさしさがしみるのだよ…。いったんダムが崩れるとなかなかとまりそうになかったので、そのまま下の階の女子トイレまで行ってしばらくめそめそしてました。トイレで泣くってなんかかわいそうだな俺。

でも女の涙っていうのは本来こういうときに使うべきじゃないと思うのね。それこそセクハラおやじにいじめられたときとかにウワッと泣いて周囲の同情を一身に集めるくらいがいいと思うのよ。24歳がおばさんにちょっと責められたくらいでトイレでこっそりめそめそ泣いても何の得にもならないもんな。もっと強くしたたかにならんと…!

あー…また生活の慰みにガイドブックでも買おうかなー


桐野| HomePage