日馬富士「礼儀、直すのが先輩の義務だと」 引退会見(朝日新聞 2017.11.29)大相撲の秋巡業中にあった暴行問題で、日本相撲協会に引退届を出し受理された横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜部屋=が29日午後、九州場所の宿舎がある福岡県太宰府市で記者会見した。日馬富士は「世間を騒がせ、支えてくださった皆さんに迷惑をかけて本当に申し訳ない」などと語った。 会見の冒頭、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が日馬富士の引退について、うつむき加減で文面を読み上げた。「本日、横綱の引退届を提出しました」。伊勢ケ浜親方は肩をふるわせ、その声は時折、上ずった。横に座った日馬富士は正面を見詰め、涙を見せることはなかった。 日馬富士は10月25日、鳥取市内の飲食店で同じモンゴル出身の幕内貴ノ岩(27)に暴行を加えたとされる。「貴ノ岩関にけがを負わせたことに対し、横綱としての責任を感じ、本日をもって引退をさせて頂きます」と日馬富士。師匠とともに30秒近く、頭を下げ続けた。 暴行に至った経緯を問われると、「先輩横綱として、礼儀と礼節がなっていないと思い、直すのが先輩の義務だと思っている。しかったことが、彼(貴ノ岩)を傷つけ、世間を騒がし、ファンや協会に迷惑をかけることになった」と説明。「これからのことを思ってしかったが、行きすぎたことになった」と後悔ものぞかせた。 暴行は宴席で行われたとされる。日馬富士は酒癖について問われると、「お酒を飲んで人を傷つけたり暴れたり、酒癖悪いといわれたことは一度もない」と断言。酒との向き合い方を問われ「酒飲んだからこその事件じゃないので、これは」と語気を強める場面もあった。 およそ30分に及んだ会見。最後の質問は、横綱白鵬(32)=宮城野部屋=が九州場所千秋楽の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関を再び土俵に上げてあげたい」と発言したことへの感想だった。日馬富士は「その気持ちはうれしかったです」と淡々と述べると、師匠とともに再度、頭を下げて会場を後にした。 引退後の人生について問われた日馬富士は「相撲界あってのわたしなので、相撲界に恩返ししていきたいという気持ちはあった。相撲道で学んだことを生かして、迷惑をかけないようにしていきたい」と話した。このような形での引退となったのが残念ですね。いくら相手の態度が悪いからといって、横綱として先輩力士として後輩を指導するにしても、怒りに任せて怪我を負わせるような暴力行為に及んでしまった時点で負けなんです。土俵での取り組みで怪我をさせてしまったのなら仕方のないことかもしれませんが、プライベートの場での暴力行為。相手に落ち度があったとしても横綱といえど許されるものじゃないでしょう。品格や礼儀が一番重んじられる横綱ならなお更のこと。これは一般人なら傷害罪や刑事事件に問われる事案ですよ。力士だから横綱だからモンゴル人だからで軽く扱ってしまっていいのか疑問です。そして、貴乃花親方が被害届けを出さなければ隠蔽しようとした相撲協会の体質も2007年の時津風部屋力士暴行死事件からなんら変わっていない印象を持ちました。相撲協会は「警察に被害届を出す前にこちらに相談して欲しかった」とか「貴乃花親方が騒ぎを大きくした」いうようなことを言っていましたが、これらの発言から受ける印象では届け出ていたら確実に内々で処理したり、どっちも悪い喧嘩両成敗的な幕引きを選ばされて握り潰していたことでしょう。これまでも態度の若手力士への指導として鉄拳制裁のようなことが頻繁にあって内々で処理していたのではないでしょうか。だからこそ今回も事態の重さを感じておらず、この事件でマスメディアのインタビューなどに出てくる横審や元力士や相撲記者といった人たちが指導での鉄拳制裁は角界ではよくある話なのになんでこんな騒ぎになっているのか理解に苦しんでいる感覚が見て取れました。貴乃花親方はそういう昔からあるずるい体質や暴力行為が嫌だからこそ、まず最初に警察に被害届を出したと思われます。ところで事件の発端となった親睦会に出席していた他のモンゴル出身力士たちは一ヶ月減給とか何らかのペナルティとかないのでしょうか。実は裏では力を使った指導はよくある話なのかは分かりませんが、内々で済ましてしまって騒ぎになるまでは隠蔽しようとしていたわけだし。国技だ品格だ礼儀だと言うのであれば、暴力行為を有りとする行き過ぎた指導なんて時代錯誤な感覚を改めるべきなんじゃないでしょうか。
「朝日新聞、死ね」投稿 維新・足立衆院議員、ツイッターに 識者「言論の元断つ物言い、不適切」(朝日新聞 2017.11.15)日本維新の会の足立康史衆院議員が、学校法人「加計(かけ)学園」をめぐる朝日新聞の11日付朝刊の社説に対し、自身のツイッターに「朝日新聞、死ね」と投稿した。複数のメディアが報じたのを受け、14日も朝日新聞に対して「ねつ造報道」などと投稿を繰り返した。 朝日新聞は社説で「来春開学の見通しになったからといって、あの『総理のご意向』をめぐる疑いが晴れたことには、まったくならない」などと論じた。 足立氏は13日、朝日新聞の取材に「適切な言葉だとは思っていないが、加計学園をめぐる名誉毀損(きそん)を続けるのかという怒りを表明した」と説明。匿名の母親が待機児童問題を告発するブログで使った「保育園落ちた日本死ね」の言葉が国会質疑で取り上げられたことに言及し、「国会での発言として許されるのであれば、『朝日新聞、死ね』も許される」とした。「問題提起だから、炎上した方がありがたい」とも述べた。 元共同通信記者でジャーナリストの青木理氏は朝日新聞の取材に「一般の市民が切羽詰まった状況を伝えようとして過激な言葉を使うのと、公共的な存在である国会議員が使うのは出発点が違う」と指摘。「政治家は言葉が命。『朝日新聞、死ね』と言論の元を断つような物言いは適切ではない」と批判した。 足立氏の一連の投稿について、朝日新聞社広報部は「現職国会議員がこうした暴力的な言葉で正当な報道・言論活動を封じようとしたことに強く抗議します。本紙報道を『ねつ造』などとする事実無根の批判を重ねていることと合わせ、看過できません」とのコメントを出した。この騒動は「安倍死ね」「日本死ね」という過激な表現に喝采を送っていたような人達やメディアほど足立議員の「朝日新聞死ね」を批判しているわけですが、今さら何を言ってるの?って思うわけです。自分の支持しないものに対して「死ね」と言っていたり、そのことに対して「その表現は使うべきではない」と批判することもなく積極的に支持したり評価したりするようでは、もしかすると今度は自分達が支持するものに「死ね」と言われて返ってくる可能性があることはわかっていたはず。だからこそ、どんなものや人に対しても「死ね」という言葉を気軽に使うべきではないと私は去年も言ってました。過激な言葉は諸刃の剣であって、それが今になって巡り巡って自分達に返ってきたというわけです。最初にも言いましたが「日本死ね」や「安倍死ね」を称賛していた人たちやメディアが「『朝日新聞死ね』許されない!」と批判していても、なんだかな〜と思って冷めた目で見てしまいます。
「シン・ゴジラ」高視聴率15・2%!地上波初放送で大反響(スポニチ 2017.11.13)昨年の大ヒット映画「シン・ゴジラ」が12日午後9時からテレビ朝日で地上波初放送され、平均視聴率は15・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが13日、分かった。放送開始直後に「Yahoo!リアルタイム検索 話題のキーワード」で1位になるなど高い注目を集めた。今年3月4日にフジテレビで地上波初放送されたアニメ映画「アナと雪の女王」の19・7%には届かなかったものの、15%を上回る高視聴率。裏番組のTBS日曜劇場「陸王」(日曜後9・00)の14・5%、日本テレビ「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)の11・3%を上回った。 昨年7月に公開され、興行収入82・5億円で同年の実写邦画ランキング1位に輝いた作品。東宝が12年ぶりに製作したシリーズ29作目で、人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明氏(57)が脚本、編集、総監督を務めた。東京湾、鎌倉、川崎市街などに出没したゴジラと日本国との戦いを描いた。 第40回日本アカデミー賞では最優秀作品賞や監督賞など最多の7部門で最優秀賞を受賞し、毎日映画コンクールやブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにした。昨日、地上波で初放送された『シン・ゴジラ』をご覧になった方も多いと思います。放送前はノーカットじゃないしCMでぶつ切りにされて、この映画の持っている緊迫感や緊張感が阻害されてしまったり、ヘンなテロップが入ったりで映画館やDVDやBlu-rayで観ているときのような面白さは無くなっているんだろうなぁ…と思っていたのですが、いざ放送が始まったらそんな心配が吹っ飛んでしまう神編集でした。カットされたシーンも約5分程度だったらしく、そのほとんどが長いエンドロールと淫行問題で謹慎中の俳優さんが出ていた数秒のシーンだけだったということです。CMに関しても冒頭から20分間ほどはCMにも入らず、アクアラインでの事故からゴジラ第二形態が上陸してからの緊迫感を削ぐことも無く、その後も絶妙なタイミングでCM入りするので、地上波で映画を観ているときに感じるイライラさえもまったく感じさせず、CM前のスポンサー表示の横に表示されるようなテロップにはヘンな煽りも無く、このあと○〇が!みたいなネタバレもなく余計な情報を視聴者に与えないという本当に素晴らしい編集で映画公開当時に3回、Blu-rayでは20回ほど観ているのに今回もムチャクチャ楽しめました。そして、地上波で放送されることによって、ツイッターで実況しながらとリアルタイムでみんなの感想を見ながら楽しむということもできました。この地上波で初めてシン・ゴジラを観ている人の素直な驚きの感想を読んで自分の初見の時の気持ちを思い出したりもして、地上波での映画の役割って例えば日テレで放送される『天空の城ラピュタ』の「バルス祭り」に象徴されるように、今はネット上で大勢とわいわい騒ぎながら見るものになっているそれしか地上波で映画を放送する意味がないんだろうとも思いました。シン・ゴジラはゴジラが復活したことと特撮や怪獣マニアだけじゃなく怪獣映画なんて見ない一般の層まで巻き込んで大ヒットしたことと怪獣映画として初の日本アカデミー賞で最優秀作品賞など7冠したことと地上波放送でも大盛り上がりになったことで、やっぱり『シン・ゴジラ』は偉大だと感慨深くなりました。怪獣映画万歳!!
Perfumeの3人が世界3都市で同時にダンス、1万km離れてもタイムラグなくシンクロ(ナタリー 2017.11.08)NTTドコモの新プロジェクト「FUTURE EXPERIMENT」の第1弾として、Perfumeとコラボレートした企画「VOL.1 距離をなくせ。」が11月8日に実施された。これはPerfumeの3人が東京、ロンドン、ニューヨークの3都市にある別々のステージに立ち、新曲「FUSION」をパフォーマンスするというもの。その様子は最先端テクノロジーによって1つの映像になり、インターネットを通じて生配信された。この企画では、ドコモが2020年のサービス提供開始を目指している移動通信システム・5Gと、遠隔地の映像や音響、空間情報を高臨場に伝送するNTTが開発した技術・Advanced MMTを使用。3都市のステージに設置した複数のモーションコントロールカメラのスイッチングを同期し、ワイプ合成することで、距離を超えてパフォーマンスを行うPerfumeの姿をタイムラグなく表現した。東京ではあ〜ちゃん、ロンドンでかしゆか、ニューヨークでのっちがそれぞれパフォーマンスを実施。東京会場となった新宿パークタワーのパークタワーホールにはPerfumeのファンクラブ「P.T.A.」の会員約50人が招かれ、この先端技術を駆使した実験的な試みを目の当たりにした。東京会場では21:00になると同時に、メンバー3人がそれぞれの都市を歩くオープニングムービーがモニターに流れ始め、舞台に置かれた大きな正三角錐のオブジェの中央にあ〜ちゃんが登場。オブジェが光を放ち、今回のパフォーマンスのために書き下ろされた発売未定の新曲「FUSION」が流れ始めた。その力強いビートとエキゾチックな旋律に合わせて、あ〜ちゃんは1人でダンスを披露。会場の「P.T.A.」会員たちは、1人で踊り続ける珍しいあ〜ちゃんの姿にじっと見入っていた。楽曲の終盤でステージの両サイドに吊られていた三角錐のオブジェが下降し、そこにロンドンのかしゆか、ニューヨークののっちの姿が映し出される。約1万kmの距離を隔てながらも、3人は息の合ったダンスを繰り広げた。パフォーマンスが終わると3人は3都市を中継でつないでトークセッションを実施。かしゆかは「1万km離れたところで同じパフォーマンスをするなんて夢にも思わなかった」と驚き、3人がライブ前に必ずやるという円陣を組んでの気合い入れについてあ〜ちゃんが「1万kmも離れてやったの初めてだったね」と笑った。なお、このトークセッションはドコモの技術を使わずに通常の中継で行われていたため、彼女たちは「Perfumeです!」というお決まりの挨拶をするも、遅延が発生しグダグダに。その挨拶がまるで「事務所の意向で組まされた駆け出しのアイドルみたい」だということで、3人は遅延を計算にいれたうえで改めて挨拶に挑戦し、3人の声が見事にシンクロすると観覧者から拍手が沸いた。これについてのっちは「ドコモさんの技術がないと、こんなに大変なんだね」と、改めて今回採用された技術のすごさを実感していた。かしゆかは今回のプロジェクトを振り返り、「何度もリハーサルを重ねて、今日のためにたくさんの時間を費やしてきたけど、いざ本番が来ると、やっぱり1人ってこんなに不安になるんだなって。横を見れば安心するって気持ちがいつも無意識にあったのを実感しました。でも、離れてるからこそ強くなろうって気持ちが生まれました」とコメント。のっちは「ニューヨークに来てるのに『飛行機の中でなんの映画観た?』とか話す2人がいないっていうのがすごく不思議でした。でも会場で三角形のオブジェに入ったら、2人の空気を肌で感じて。新しい体験ができたので、緊張したけど楽しかったです」と語った。そしてあ〜ちゃんは「一緒にいれることは当たり前じゃないって、感謝しなきゃいけんなって思った。2人があってやっと舞台に立てると言うか。私をステージに立たせてくれてありがとう」と言ってかしゆかとのっちに感謝。緊張の糸が切れたのかあ〜ちゃんは涙ぐんでいた。その後、3人は自分たちのダンスが実際にどのように中継されたのか、パフォーマンス映像をプレイバックして視聴。映像を観たあ〜ちゃんは「1人ひとりの動きを細かくシビアにやらなきゃいけなかったので、私たち的には『あそこもっとちょっとこうしたかったなー』って思っちゃうんだけど、大きなハプニングもなく無事に放送できたことがわかって本当によかったです」と胸をなでおろし、かしゆかは「離れていてもつながってるし、そばにいるっていうのを今回実感して、さらにPerfumeが強くなった気がします。もっといろんなことに挑戦したいと思いました」と意欲を示した。のっちは「パフォーマンスしてるときより今チェックする瞬間が、このプロジェクトの中で一番緊張しました。あとで2人と感想を言い合うのが楽しみです」とうれしそうに話した。今回中継された、3人のパフォーマンスを融合させた映像は、現在ドコモのYouTube公式チャンネルで公開されている。驚愕の動画に刮目せよ!docomoさんが莫大な広告費を使って2週間ほど前から宣伝しまくっていたので、このプログラムに関しての気合の入りようをヒシヒシと感じていたのですが、そりゃ意気込みが違いますよっていう映像でしたね。いつもダンスの動きや立ち居地を寸分の狂いもなくやっているからこそ、3人が離れて別々の場所に居ても同じ動きができて1つのパフォーマンスが完成できるはずと新技術で遅延もない生中継が実現できることを世界に宣伝し紹介するのにベストマッチするのがPerfumeだったわけです。脅威のシンクロ率がPerfumeの強みのひとつではありますが、今回は、その強みにあった最先端テクノロジーの融合による離れ業だったと思いますが、ここに来るまでは本当に大変だったことでしょうね。完璧なものができると信じて技術者は最先端テクノロジーとの融合のために100%のものをプログラミングしたりしてPerfumeの3人に託してくれているわけで、そんな中で自分達がミスすれば全てが台無しになるというプレッシャーは相当なものだったと感じます。だからこそパフォーマンスを終えた後は緊張がほぐれてあ〜ちゃんは涙ぐんでいたし、かしゆかとのっちも表情も晴れ晴れしていました。音楽の分野では一切ソロ活動をせずいつも3人一緒に活動していたからこそ、この1万km離れた距離が強く印象に残るし、より一層の感動を見るものに与えたことでしょう。なんてこった!またひとつPerfumeが伝説を作っちまった。素晴らしい!! 今年の紅白の演出もこの技術を使って3人別々の場所から同時中継で繋いだ放送にしようよ。
森且行、21年越しに語るSMAP脱退の葛藤「本当に迷惑かけました」(オリコン 2017.11.04)元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)の3人が4日、AbemaTVの生放送番組『稲垣・草なぎ・香取 3人でインターネットはじめます「72時間ホンネテレビ」』(2日 後9:00〜5日 後9:00)内で、1996年5月にSMAPを脱退するとともに芸能界を引退し、オートレーサーに転身した森且行(43)と21年ぶりに共演。メンバーに脱退を告げる前後の葛藤や“ホンネ”を、21年越しに赤裸々に語った。 この日、稲垣、草なぎ、香取の3人は、『第49回SG日本選手権オートレース』準決勝に出走する森を応援するため、静岡・浜松オートレース場を訪れた。3人はそれぞれ自腹で森の単勝車券1万円を購入し、身を乗り出して応援。スタートこそ3位だったが、すぐさま最後方に下がり、最後まで巻き返せずに最下位の8位に終わった。しかし、レース前の午後1時10分ごろには、「森くん」のワードがツイッターのトレンド世界1位になるなど、3人の訪問はSNSで爆発的な反響を呼んだ。 レース後、私服に着替えた森は3人の元へ駆けつけて熱い抱擁を交わし、21年ぶりにメディア共演を果たした。3人が来ることを知っていたという森は「ごめん、負けちゃった」「緊張した。参った! いいとこ見せたいと思ったのに」としょんぼりし、3人から「焦った?」と気持ちを見透かされると「焦った!」と正直に告白。SNSでは「信じられない」「夢のよう」「涙が止まらない」と歓喜のコメントであふれ返った。 21年の間にメンバーと会ったのは、SMAPの20周年コンサートと、昨年大みそかの解散当日、都内の焼肉屋で3人と中居正広の5人で会食した2度だけという森は、自身の職場であるレース場の食堂や宿舎、コースなどを案内し、最後に整備場で自身のオートバイ「メジャイ23」を紹介。その後、3人からの質問を受ける形で96年にSMAP脱退を決断したときの“ホンネ”を語り始めた。 子どもの頃からの夢だったオートレーサー転身を考えたのは、年齢制限最後の年に身長制限が従来の170センチから175センチに緩和されたことがきっかけだったという。それまであきらめていた夢への道が開け、ラストチャンスの試験にかけて猛勉強を始めた森の異変に気づいたのは、当時、頻繁に遊びに連れて行ってもらっていたという香取。急に勉強し始めた森を見て、弁護士になるものと思っていたという。 3人は21年の時を経た今だからこそ聞ける質問をぶつけ、オートレーサーの試験に受かってからメンバーに話すまでの間の心境を聞かれた森は「きつかったよ、結構。でも、刻々と養成所に入らなきゃいけない期間が迫ってくる。どうしよう、どうしようって悩んだかな。でもやっぱり、夢だったんだろうね。夢を取ったんだよね」と振り返った。 森から脱退の報告を受けたときの心境について、草なぎは「森くんの夢のデカさを感じたから、送り出すことができたと思う」と話し、森と同い年の稲垣は「森くんもまだ22〜23歳で決心して。やりたいことは誰にも止められない」と同調。森を兄のように慕っていた最年少の香取は「でも正直、最初に聞いた時は、小さいながらにも、一番下ながらにも、ふざけるなと思ったよね。本当にこれからという時だったし」と本音を吐露した。 当時の思いを聞いた森が「本当に迷惑かけました」と謝ると、稲垣は「そんなこと一回も思ったことない」とフォロー。香取は「でも悲しかったよ、そりゃ。帰りの車でどこか途中で降りて、暗い道で1人で泣いたのを覚えてる。“ふざけんな”って人気(ひとけ)のないところで叫んだ。兄貴が急に夢かなえるとか言い出して、兄貴、ふざけんなよ! みたいな感覚」と置いてけぼりにされた弟のような思いだったことを告白。その日中には「森くんがやりたいことなんだから」と気持ちを飲み込んだというが、香取と草なぎは森の脱退報告の直前、「マネージャーさんが鍵を“カチャン”とかけた音を覚えてる」と口をそろえた。 草なぎは、香取がいつから大人になったのかを思い返し、「急に森くんが違う道に行ったときだったのかな」としみじみ。稲垣は「これからみんなで頑張ろうと思ってる時期なのにって、心の中で怒ったって言ってたけど、俺は気づいてなかった。そういう責任感とかを考えるような末っ子ではないと思ってた。よほど俺のほうが考えてなかった。そんなに熱いものがあったなんて知らなかった」と初めて知る香取の一面にも驚いた様子だった。 オートレーサー転身後の森は、SMAPのことは気になりつつも、養成所がテレビ禁止だったことから1年間はほとんど観ていなかったという。「養成所から出た瞬間、テレビにしがみつくように観てたね。1年観られなかった時期があったから、スパッと観られたんだと思う」と回顧。今でもメンバーが出演する映画を観たり、番組を録画したりしているといい、「最近、『新しい地図』を立ち上げてからみんなの目の輝きが違うのがわかる。すごく楽しいことやっているんだなって伝わる」とエールを送った。 草なぎは「森くんのオートレースを初めて見て、勝負の世界ってすごいなと思った。厳しく自分を見つめたい。どこか甘えちゃう部分ってあるから、甘えを捨てて頑張っていかなきゃ。そういう志で頑張りたい」と勝負の世界に生きる森から刺激を受け、気持ちを新たにしていた。ちょこちょこっとだけ観ていたんですけど、事務所のこととか考えずに自由に伸びやかに楽しんでる3人の姿に、地上波のテレビってこういう面白さが薄れているんじゃないかと思えて、このAbemaの72時間テレビで地上波の終焉が近づいているんじゃないかというような気がしました。 ジャニーズを辞めた3人が揃っている番組や、それこそ森さんとの21年ぶりの共演なんて、本当は地上波のテレビ局がやりたくてやりたくて仕方なかった企画だと思うんです。しかし、ジャニーズ事務所に遠慮してやることができない。森さんなんて名前を出すことや映像に出すことさえも難しかったのに、SMAPが生放送の番組でちょこっと触れたりすることで、映像での振り返りぐらいは出来るようになったものの森さんをSMAPの番組に出演させるとか共演するとか、実はSMAP在籍時は一番人気があったにもかかわらず森さん単独でインタビューすることさえ事務所が怖くてできなかったそのこと事態が明らかに異常だったと思えるのですが、それを意図も簡単に数年前から支流になりつつあるネット配信のテレビ、しかも1年前に配信が始まったばかりの局にあっさりとやられてしまう。この番組の他にもネット配信テレビ局がどんどん誕生し、Amazonプライム配信オリジナルの番組で膨大な製作費をかけた番組を放送していたり、地上波なら苦情を考慮して躊躇するような番組であっても放送しています。地上波のテレビ局がくやしい羨ましいと思うことをどんどんやってしまうネット配信のテレビ局。これからのテレビの支流はネット配信になっていくんじゃないでしょうか。
Perfumeに囲まれる!没入感たっぷりのVR映像(ナタリー 2017.11.02)Perfumeとパナソニックの洗濯機がコラボレーションしたプロモーションムービーの第3弾「Everyday -AWA DANCE 360°VR ver.-」が、パナソニックのYouTube公式チャンネルで公開された。今回の映像は、Perfumeが「Everyday」をパフォーマンスする様子を円形ステージ中央からの視点でVRで楽しめるというもの。視聴者はあたかもPerfumeが自分に向かって踊ってくれているような感覚になれる、没入感たっぷりの映像になっている。今回、中心に置かれたカメラに対して3人が3方向から向き合って踊るということで、MIKIKOが円の動きを取り入れた新しいダンスフォーメーションを考案。Perfumeの3人は時計回りに移動しながら次々とポジションを入れ替え、ダイナミックかつ息の合ったダンスを披露している。撮影中、Perfumeの3人がもっとも苦労していたのが、舞台中央に120°間隔で設置された3台のカメラとの距離感。半径4m弱のせまい円形ステージで、レンズまでの距離が1m足らずというシビアなシーンもあり、カメラとの近さに気後れして撮影を中断する場面もあった。それでも一度距離感をつかんだ後は、大きなミスもなくスムーズに撮影が進行。ずっと向き合った状態で踊るダンスは珍しいらしく、カットが掛かると互いに「いい感じだったよね」「楽しい」と笑顔で語り合っていた。11月29日発売のミュージックビデオ集「Perfume Clips 2」の初回限定盤には、この映像の2Dバージョンが「Everyday -Another view edit.-」として収録される。2Dバージョンは「Perfume Clips 2」でしか観ることができないので、こちらも楽しみにしておこう。また、今回の動画公開に合わせてスマホアプリ「Perfume "Everyday" AWA DANCE App」が公開された。このアプリで人物の正面および背面の全身写真を撮影するとその人物の3Dアバターが生成され、アバターに「Everyday」のダンスを踊らせたオリジナルムービーを作ることができる。このほか、東京と大阪のパナソニックセンターでは「Everyday -AWA DANCE 360°VR ver.-」を専用のVRゴーグルで視聴できる体験コーナーを開設している。Perfume、360°MV撮影に初挑戦「距離がすっごい近くてドキッ」 (ORICON NEWS 2017.11.02)◆Perfume インタビュー――360°VR撮影の感想を。【のっち】今まで全面グリーンバックの撮影って、ないことはないんですけど、今回の映像はできあがりがまったく想像できないというか。どんな仕上がりになるんだろうと思いながら撮影していました。【かしゆか】360°ということで、いつにない緊張感がすごくあったけど、なんか3人で向き合って踊るのが楽しかったです。【あ〜ちゃん】楽しかったよね。【かしゆか】あ、2人が目の前にいる、みたいな。【あ〜ちゃん】プレビューする時、360°を見回せるVR装置の数が限られていて、チェックにすごく時間がかかるから、絶対に1回で決めようって気合いが入りました。スタッフの皆さんの動きも回を重ねるごとにスムーズになって、みんなで作った作品という感じで、熱い気持ちになりましたね。 ――MVの見どころは?【かしゆか】ラストの距離がすっごい近くてドキッとするよね。こんなに近くて大丈夫ですか?って感じ(笑)。【あ〜ちゃん】それがVRの面白いところだっていう監督さんの意向もあって、そのまま挑戦させていただいたんだけど、みんな喜んでくれるといいなぁ。【のっち】ひとつの映像作品で何倍も楽しめるって、めっちゃ新しい体験だよね。2人同時に見たり、1人をずっと追いかけたり、脚だけに集中したり(笑)。【かしゆか】今までは固定の画面で、カット割りでアップになっていたけど、自分の意思で好きな人だけを追えるのはいいよね。【あ〜ちゃん】自分好みのカット割りで見れるってことだから、ゆかちゃんの脚ばっかり見てもいいわけです(笑)。【かしゆか】のっちの髪の揺れ〜、みたいな感じで見てもOK!【あ〜ちゃん】ぜひ、いろんな楽しみ方でご覧になっていただければと思います。 YouTubeでディスカバリーチャンネル公式や円谷プロ公式などが次々に360°のVR動画に参入していたので、Perfumeでも早く360°のMVを作ってくれ〜とツイッターで2年ぐらい言い続けてきたのですが、やっとやっと実現しました。動画をぐるぐる自在に観られるのは当然として、ちょっとズームするだけで、あ〜ちゃんがかしゆかがのっちがこっちに迫ってくる〜〜〜私の近くで踊っているように錯角し、こりゃたまらんとなります。好きな人をずっと追いかけて観たり、それこそ脚だけをまばたきを忘れるぐらいにずっと凝視したっていいんです。自由に楽しめるドキドキ映像をお楽しみくださいませ。◆Perfume×ドコモ、最先端通信テクノロジー駆使した生配信に挑戦(ナタリー 2017.10.30)NTTドコモの新プロジェクト「FUTURE EXPERIMENT」が始動。本プロジェクトの第1弾としてPerfumeとコラボしたコンテンツ「VOL.1 距離をなくせ。」が11月8日21:00より、インターネットを通じて生配信される。「FUTURE EXPERIMENT」は、NTTドコモがNTTグループの最先端の通信テクノロジーを活用し、これまでにない高臨場感や新体験を伴うエンタテインメントに挑戦するプロジェクト。Perfumeを迎えた「VOL.1 距離をなくせ。」では「2020年以降体験できる全く新しい映像体験を提案するコンテンツ」が全世界に向けてストリーミング配信される。詳細は「FUTURE EXPERIMENT」のサイトにて確認を。FUTURE EXPERIMENT VOL.1 距離をなくせ。2017年11月8日(水)21:00〜NTTドコモ FUTURE EXPERIMENT VOL.1 距離をなくせ。「2020年以降体験できる全く新しい映像体験を提案するコンテンツ」が全世界に向けてストリーミング配信される。これ以外には謎のベールに包まれておりますので、11月8日当日の生配信を楽しみに待つしかありませんが、ライゾマティックスさんが手がける最先端テクノロジーを駆使した未知の映像体験で、またしてもあっと驚くものを見せてくれることは間違いないと思います。